オタクの備忘録

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初心者向け解説ラブライブ!サンシャイン!!のアニメとライブ【オタクプレゼン再編集版】

数日前、知人グループの間で「オタクオンラインプレゼン大会」なるものを開催しました。複数名のオタクがオンライン上で集まり、それぞれに資料を用意し好きなテーマで話したいものをお互いにプレゼンするというとても面白い催しでした。

 

その第1回大会、私の参戦テーマは「ラブライブ!サンシャイン!!のアニメとライブ(基礎編)」としました。

アニメやアニソンが好き・声優やライブが好きという界隈では非常に知名度が高くファンも多い作品ですが、1作目のラブライブ!しか見てないとか、Aqoursという名前は知ってるけど詳しい中身は分からないとかいう人も結構多いと思うんです。そのようないわゆるミリしら的な方々向けを想定した布教用資料、スライドにして全9ページにまとめたこれがそこそこ良い感じに出来上がったと手応えを感じましたので、より広くいろんな方々に見ていただきたく内容を加筆・再編集してブログ記事という形に残しておこうと思います。

 

要するにオタク全人類もっとAqoursのこと知って欲しいな!!!!!!!!!って話です。今すぐ好きになってくれとは言わないのでとりあえずこのブログを最後まで見てくれたら嬉しいです。拡散してくれたらもっと嬉しいです。

 

なお、アニメ放送から時間が経ってることも踏まえまして、そのネタバレをガッツリ含みますのでご了承ください。勝手ながら多少のネタバレを踏んでからでも充分に楽しめるだけの魅力あるコンテンツである、という私の想いもあります。

 

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1.ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursとは?

ラブライブ!シリーズの2作目にあたる作品。μ'sの活躍で知られるラブライブ!(無印)の続編であるが、基本的には前作を詳しく知らなくても楽しめる。

リアルでは声優ユニットとしても活躍する9人組のスクールアイドルユニット「Aqours(アクア)」の物語を中心に、アニメ・ゲーム・ライブ・コミカライズ等多方面に展開しているメディアミックスコンテンツである。

2015年に企画がスタートして、今年2020年で5周年を迎える。(←2代目だけど活動歴は結構長いことに驚く人もいる様子。)

 

今回は、その中でも軸となる「アニメ」と「ライブ」を中心に解説させていただく。

 

2.アニメの基礎:スクールアイドルの世界

ラブライブシリーズのキーワード「スクールアイドル」。

作中では高校生の女の子たちが、アイドル研究部など主に学校ごとの部活単位でアイドル活動に取り組んでいて彼女らがスクールアイドルと呼ばれている。中でもその全国大会である「ラブライブ!」はスクールアイドル界の甲子園とも呼ばれ、現実のスポーツや文化系の部活と同等の人気・地位を築いている。特にサンシャイン!!の世界はかつて爆発的な人気を誇ったμ'sが伝説となった後、その数年後の世界とされておりスクールアイドル界が更に盛り上がっている。

 

【推しポイント】:いわゆる「職業アイドル物」のアニメ作品とは趣の異なる爽やかな作風、高校生たちの成長と絆を描いた青春スポ根ドラマが大きな魅力のひとつである。女の子たちが可愛いというだけではない、熱い物語がここに詰まっている。

またサンシャイン!!独自の魅力としては、舞台となった地方から東京へ打って出る町おこし的な面白さと、キャラクターたちを包む雰囲気の素朴さや良い意味での泥臭さなども加わっている。

 

3.アニメ本編概要

【第1期】2016年7月~9月放送

舞台は静岡県沼津の郊外にある海辺の町・内浦。(実在の聖地として注目されている。)学校の名前は「私立 浦の星女学院高校」。

 

μ'sに憧れる2年生の高海千歌(たかみ ちか)と親友の渡辺曜(わたなべ よう)は、μ'sの母校である東京の音ノ木坂学院から転校してきた桜内梨子(さくらうち りこ)と出会い、スクールアイドルになることを目指し始める。引っ込み思案な自分を変えたい1年生たち3名、かつて挫折を経験してバラバラになっていた3年生たち3名を仲間に加えて、9人でAqoursを結成する。

 

そんな中、学校の生徒数減少による廃校問題が浮上したり、参加したスクールアイドルイベントでは函館から来た姉妹2人組のライバルユニット「Saint Snow(セイントスノー)」と出会って実力差を見せつけられたりする。

地方の学校であることの苦労や、憧れのμ'sと自分たちとのギャップなどに悩みながら、それらを乗り越えた「Aqoursらしさとは何か?」を見つけてラブライブ地区大会に挑むまでの物語。そして第2期へ続く。

 

【第2期】2017年10月~12月放送

Aqoursの頑張りで手応えは掴みつつあるものの、未だ続く廃校危機にはタイムリミットが迫る。大会で注目を集めるため、より高いレベルの楽曲ライブパフォーマンスの練り上げに奮闘するAqours

 

しかし、浦の星女学院正式に廃校が決定してしまう。一般生徒たちの応援を受けて下したその後の決断と、Saint Snowとの交流の行く末、そしてラブライブ全国大会優勝を懸命に目指した9人の軌跡を描いた感動の物語。

(ちなみに私は2期で号泣してハマったタイプのオタク。ここまで視聴することを強くおすすめしたい名作。)

 

【劇場版】2019年1月公開

統合先の学校にて部活の存続に悩む1年生2年生の6人は、イタリアへ卒業旅行に出かけた3年生が音信不通になったという連絡を受け追いかけることになる。

紆余曲折を経て無事に帰国した後、先の公式大会で叶わなかったSaint Snowとの直接対決を行い、そして在校生6人による新しいAqoursの道筋を決める。アニメ完結の物語。

 

4.主なライブについて

1stライブ:2017年2月

アニメ1期をなぞる始まりのライブ。ナンバリング1stのライブにして会場は横浜アリーナ緊張とプレッシャーがひしひしと伝わってくる初々しいライブであり、それらを乗り越える大きな感動が生まれた。

 

2ndライブツアー:2017年8月~9月

名古屋公演、神戸公演、(その後にアニサマ)を経て埼玉メットライフドームへ。新たな楽曲複数のライブ経験を得て厚みを増したライブ。

 

3rdライブツアー:2018年6月~7月

アニメ2期後のライブ。2度目のメットライフドームと、大阪公演・福岡公演の3箇所。アニメの世界観を丁寧になぞったセトリ・演出の構成と高いライブパフォーマンスから繰り出されるAqours流のラブライブに磨きをかけた完成形。ここからSaint Snowもゲスト出演し始める。

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4thライブ:2018年11月

ラブライブ聖地である念願の東京ドーム公演。多くのファンが詰めかけた満員の会場に、ここまでの歩みが詰め込まれた物語性の高いセットリスト。生オーケストラによる劇伴楽曲演奏やステージセットの巨大な船Aqoursシップ登場など豪華な演出も注目された。ファンとキャストの想い、会場がひとつになった。

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5thライブ:2019年6月

3度目のメットライフドームアニメ劇場版による物語の完結と、そこから一歩先を行く声優ユニットとしての新生Aqoursの片鱗を見せられた。ファンの意志が揃ったペンライトにより客席に9色の虹が架かった場面が伝説のひとつとして語られる。

 

その他、トリオユニットライブファンミーティングツアーアジアツアーほか海外公演、ラブライブフェス(μ's・虹ヶ咲との合同ライブ)などが開催されてきた。多数のライブがパッケージ化されており、どこから観ても楽しめるが個人的オススメは3rdか5thYouTubeに公式ダイジェスト動画有り。

 

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5.楽曲とユニットについて

Aqoursシングル曲は現在4thまでリリース済み。全てアニメーションPV付きで、2nd以降はファン投票により楽曲センターが決められている。

シングル以外にアニメ主題歌や劇中歌、アニメBD特典曲やライブ・ファンミ等のテーマ曲など多種多様な楽曲がある。9人曲だけでなくデュオ曲、トリオ曲などもさまざま。

 

中でもトリオユニットのGuilty kiss(ギルティーキス)、CYaRon!シャロン)、AZALEA(アゼリア)は3者それぞれ個性豊かな楽曲とキャラクター性で人気があり、単独イベント展開や外部のフェス出演などもある。また、これら3ユニットと並ぶ形でSaint Snowも活躍を広げており1stシングルのリリースや単独ライブ開催も予定されている。

 

6.私が思うAqoursのライブの魅力【重要!】

2次元と3次元の徹底的な摺り合わせが第一の魅力。本編映像や劇伴なども交えたアニメ世界の再現、フルアニメーションPVによるダンスのシンクロ、物語をなぞる上で楽曲と衣装の一致に限界までこだわったセトリが構成される。(1回のライブで7~8回衣装を替えることもある。)

・・・ライブのコンセプトがはっきり見える面白さがある。類似ジャンルの他作品とも真っ向から戦える独自の力を持っている。

 

顔の表情から指先の角度、キャラの細かい癖まで完璧な一致を目指す芸術性と声の表現力の高さがある。特にダンスにおける圧倒的な精密性、一糸乱れぬ9人の統率が他に見られない強み。

・・・ライブを支えるの柱としてキャスト9人の高い技術力があり、ライブビューイングやブルーレイなど映像越しでも楽しめる魅力がある。

 

9人固定メンバーで戦ってきたことによる結束とライブ経験。μ'sの伝説や他のアーティスト・2次元アイドルコンテンツがひしめく世界でAqoursらしさを獲得してきた、その努力と成長がライブに詰まっている。

・・・キャストの技術力という柱の下に、キャラクターと二人三脚で困難に立ち向かってきた熱い想いが土台にある。これら3段構造がAqoursのライブを形作っていると私は思う。

 

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7.Aqours2020年の現在とこれから

・アニメは劇場版で完結したため、キャスト活動重視にシフトしてきている。アニメ側では3年生が卒業したがリアルでは9人で健在、その転換点として5thライブがあった。

 

・他にゲーム(スクスタ)やラジオ等が活発。ラブライブシリーズ全体では10周年を迎え、後継作も出てきているためどう差別化していくのかが興味深いところ。また、作品外でキャストのソロ活動も広がってきている。

 

・1月のラブライブフェス、2月のユニットライブ以降ライブイベントは中止・延期などで止まっているが、6thライブがドームツアーであることが発表されている。(日程、会場は未発表。)その他、関連CDのリリース予定が複数あり。Aqoursはまだまだ終わらない

 

 

解説は以上です。

 

✄------キリトリ------✄

 

既存のファンから見たら今さら当たり前と言われそうな内容ですが、私自身もこの資料をまとめ上げることで自分がなぜAqoursを好きになったのかという気持ちを改めて整理することができました。また、実際にプレゼンした後で「こいつ本当にこの作品が好きなんだな、と伝わってきた」と評価されたのがとても嬉しかったです。

 

プレゼン大会は既に第2回も予定されており別のテーマで参戦します。それもまた整理してブログに残せたらいいなと考えております。

#ぼくたちのかくめい DIALOGUE+ほぼ初見でオンライン1stライブを観た感想

DIALOGUE+ 1stライブ配信「ぼくたちのかくめい!オンライン」を視聴しました。

 

既に私のツイッターTL周りでも旧W界隈のオタクを中心に多くのファンがいるDIALOGUE+ですが、実は私自身は勉強中というかまだまだにわかに分類されるファン未満の状態であります。そんな中立的な立場から配信に飛び込んでみて感じたこのオンラインライブの感想、思ったことを取り急ぎざっくり書いておこうと思います。私のにわか知識と主観による不正確な話も含まれますがご容赦ください。なおメンバー打ち上げとスタッフ打ち上げの配信を観ながら並行してこれを書いています。

 

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↑これは僕が現在持ってる唯一のグッズで友人のオタクと飲んで布教された時に貰いました

 

~6月21日追記~

まさかの公式アカウント様にリツイートいただきまして大変驚いております。素晴らしいライブを見せていただきありがとうございました。

 

上で述べた通りファン未満の野良オタクによる雑文でございますのでログっ子の皆様どうかお手柔らかにお願い致します。いつか来る次の現場等でお会いできる機会を楽しみにしております。

~追記おわり~

 

 

無観客ライブであることについて

・メインステージにメンバー8人、その外側にバンドがいるという構成がまず目をひいた。

・バンドを下に降ろしたのも現状の無観客ライブならではだと思ったが、もう少し演奏中のバンドメンバーも見たかったのでゆくゆくは背中にバンドを背負った生ライブも見てみたい。

・後方の客席も含め、会場を広く使う構成が良かった。ホール会場ながらも疑似的にアリーナ級ステージのような高低差のある立ち回りも見られたのが面白かった。

・カメラアングルの寄りと引きの使い分けが良かった。ステージそのものはスクリーン等もなくシンプルな構成だったため(ライブビューイングでよく見てきた大型のライブコンテンツと違って)メンバーの姿を映すのに集中した映像構成だったと思う。

・MC少なめの構成とそれを補う合間合間の映像演出が上手い。連続で歌い続けることによる全体的なスピード感が強く、それを支えきれるメンバーの体力も見事。

・カメラ目線は楽しめたが、いわゆるファンサ的な動きが入ったら各メンバーがどう立ち回るのか気になった。客有りのライブを観られる日が楽しみ。

・いわゆるコールのないライブだったが、それでもここまで楽しめたというのがD+的にも他の界隈的にも様々な面で今後の良い指針になった。

・少なめのMCをライブ直後の打ち上げ配信で補完するのは面白いと思った。(厳密に言えばそれがライブMCだと呼べるのかは微妙だが...)ライブ中はメンバーの個性や関係性の要素が薄めに感じたのでそれも補完する媒体だった。

・オンラインライブゆえにライブ中に思った感想をすぐ手元のPCでメモすることができた。この感想ブログはほとんどがメモを元にした書き写しである。

 

DIALOGUE+というコンテンツについて

・ライブ序盤の第一印象としてはまずアイドル色がとても強いユニット。だが声優らしい声の表現力が乗った場面も複数見られた。

・上記の特徴を踏まえ、自分が過去~現在に推してきた声優ユニット系コンテンツ(仙台のWとか横浜のMとか沼津のAとか)とは全く別物のように感じた。

・ビジュアル面での偏差値は高めで8人8色それぞれの魅力は感じた。但し、良くも悪くもこのライブで「推し」を決めるまでには至らなかった。

・歌とダンスはまだ荒削りに見えたが、それも1stライブの良さ。何よりちゃんと生歌と精一杯のダンスで勝負してるところに信頼が置ける。(配信ライブゆえの見え方聴こえ方の違いもあるが、言ってしまえば現状もっとレベルの高い声優ユニットはたくさんいる。だからと言ってそれが致命的な要素ではないことも確か。)今後に大いに期待。

・そもそも楽曲と振り付けの難易度が相当高いことも抑えておきたい要素。だからこそ完成形を目にするときへの期待が残る。

・バンドのサウンド、ギターもベースもひとつひとつの癖がめちゃめちゃ強い。特徴的な楽曲も含めこのサウンドを受けとめられる唯一無二のユニットを育てようとしているんだと感じられた。ユニットと音楽を総称して「コンテンツ」と呼ばせてもらいたくなった。

・楽曲の歌詞を読みながらライブを観ていたのだが、単純に歌詞の文量がとても多く感じた。言葉の多さは情報量の多さという強みでもあり、言葉ひとつの比重が軽く感じる欠点でもあり。それらも含めて田淵氏の作る世界観なんだろうと思った。

・ステージセットと衣装の思いのほかシンプルだったことが特徴的に感じた。ステージの方は多様な楽曲に対応するための構造だったと思う。衣装がシンプルであったことも生身の音楽で勝負する感があって良かった。

・1stライブまでの道のりをなぞるようなストーリー仕立てのライブであることが初見でもはっきり分かった。コンセプトがはっきりしてるライブは単純に強い。

・ライブ直後の打ち上げ配信で自分たちのライブ映像を観てかわいい!と言えるところ、この強気さも他のユニット(自分が通ってきた界隈)ではあまり見られないものに感じた。

・スタッフ打ち上げにおいて裏話をバンバン表に出していたところも他のコンテンツにはない面白さ。

 

全体的なまとめ

・スピード感あふれるセトリと全体の構成、そしてメンバーのパフォーマンスがお見事。良いライブだった。

・にわか知識しかない初心者にもDIALOGUE+というユニットの色がはっきり見えてくるライブだった。3500円の価値は間違いなくあった。

・無観客ならではの強みを詰め込んで逆に無駄なものを徹底的に省いたライブ、「かくめい」と呼ぶにふさわしいものだったと思う。

 

 

 ✄------キリトリ------✄

 

~以下6月24日追記~

たぶん4周くらい見た後、アーカイブ配信終了直前の一斉視聴実況でまたいくつか感想ツイートが浮かんだのでそれもここに残しておきます。

 ↑「はじめてのかくめい!」の感想。

 

 ↑「Domestic Force」の感想。

 

↑「好きだよ、好き。」

 

 ↑バンドソロ回し~インビテーションの辺りについて。

 

 ↑インビテーションからの大冒険をよろしく、について。

 

 ↑「ぼくらは素敵だ」の歌詞を噛み締めながら。

 

↑結論

 

以上です。 ありがとうございました。

ランガちゃん1stアルバムRun Girls, World! 感想と考察とオタクの感情

 

前置きは省略。Run Girls, Run!(ランガちゃん)の1stアルバムRun Girls, World!に収録された全14曲の独自考察です。楽曲そのものの感想というよりは背景と物語についての感想多め、かなりごちゃごちゃしてますがご容赦ください。はやまる推しランナーですがWUGのオタク兼プリチャンのオタクも自称しています。

 

01. カケル×カケル

Wake Up, Girls!新章」劇中歌、ランガの始まりの曲。1stシングルより前なのでゼロ番目の楽曲とも呼べるか。「走る」というユニット名と曲名を体現するような疾走感のあるロックナンバーである。何者でもなかった普通の少女が夢に向かって駆け出す一歩を描く歌詞が尊い。始まりを描いた曲ながら、トップアイドルを目指す道程は決して明るく楽しいだけではないという現実の重さがほんのり香ってくるところはしっかりWUGの世界観を継承してるように思える。タチアガレ!と同じく劇中の作曲はTwinkleであり、経験を積んできた彼女らの新境地と言われている。現実でも神前暁氏の作曲だが、編曲は広川恵一氏であることが後のランガ楽曲に彼が深く関わっていることを考えると重要なポイントだと思う。2020年現在、I-1clubのキャストや一部のカバー案件を除いて事実上「ライブでオリジナルフルメンバーで歌われることがある」唯一のWUG関連楽曲として表舞台に残っていることもこの楽曲が持つ重要性のひとつである。

 

02. スライドライド

デスマーチからはじまる異世界狂想曲」OPテーマにしてランガの1stシングル。作編曲の広川恵一氏が全力でランガちゃんをブン回しに来たような、率直に言って「難しい楽曲」だと感じる。アニメはいわゆる異世界転生モノと呼ばれる作品であるが、未知との遭遇や仲間との出会い、持っている力をうまく使って未来を切り開くことなどの作品テーマが歌詞からも感じられ、それはランガ自身の姿勢にも通じるように思える。まだ見ぬ仲間、ランナーが今後も増えていくにつれてこの曲が持つ意味も少しずつ変わっていくのだろうと想像する。

 

03. りんごの木

林鼓子ソロ曲。「はやまる」「ここ」「林檎」といった本人の名前メンバーカラーの赤を歌詞に含むギミックはさすが只野先生である。はやまる自身が好きなジャンルだと言うロックな楽曲であることも嬉しい。少々重めな歌詞を含みながらも明るく前向きに歌い飛ばしている印象なのは彼女が持つ歌の力によるものか。デビューしてから初のソロ曲を歌うまでに2年ほどかかったが、その間の多くの経験が存分に歌に込められているように思う。はやまる自身も言っていたがストリングスのサウンドがとても良い。

 

04. キラッとスタート

ランガちゃん3rdシングル。プリリズ、プリパラに続くプリティーシリーズ作品「キラッとプリチャン」最初のOPテーマ。主にi☆Risが担当してきたプリパラOPテーマを引き継ぐような位置付けのタイアップ曲である。カケル×カケル、スライドライドと並んで初期のランガの主力路線を決定づけた1曲だと思う。そして自分がオタクとして「ランガちゃんとは長い付き合いになる」と確信したのもこの曲から。作品のテーマ「やってみなくちゃわからない!わからなかったらやってみよう!」と、新しい一歩を踏み出す桃山みらい達キャラクターの前向きな姿勢が詰め込まれた歌詞がとても良い。青葉りんかや紫藤めるのデビューしてからの展開を観てこの曲の印象もまたひと味変わった感じがある。ライブにおけるコールがi☆Ris現場式に極めて近い1曲でもあり、独特の盛り上がりが熱い。

 

05. Go! Up! スターダム!

プリチャン第3クールOP、3rdシングル。キラスタと比べると大人っぽさを感じる曲調である。もし自分が女児だったら憧れてるお姉さんたちって感じ。プリチャンアイドルとして物語を進める中で生まれた葛藤や仲間とのすれ違いなどが歌詞に表現されているように思える。そしてそれはランガの活動にも重なる。1stツアーにおいてははやまるの口上を入れてから歌うなど、当時のランガの中でも重要度の高い楽曲としていたことが伺える。時期的には「WUGの解散が正式発表された後」のリリースであることを意識して聴くのも深いものがある。

 

06. Break the Blue!!

「ガーリーエアフォース」OP、4thシングルの1曲。プリチャン以外ではスライドライドに次ぐアニメタイアップ楽曲。森嶋優花がメインヒロインのグリペン役で出演しており楽曲センターを務めることも見逃せない。強大な敵に対して絆の力で立ち向かうというアニメの物語がランガ自身の姿にも重なるように見える。現在でもWUGやi☆Risと比べて見られることも多いランガが、その縛りを振り切ってランガだけの色を掴んだ1曲でもあるんじゃないかとも感じた。

 

07. Darling Darling

森嶋優花ソロ曲。アルバムではBtB!!の次に並べてるのが良い仕事してる。3人の中でも個性が強く、推してるオタクも個性が強い(偏見)、彼女にぴったりな曲である。王道ガチ恋アイドルソングなのに新しく見えるのは、この界隈がどれだけ重いものを背負ってきたんだという話。(恋愛テーマを含む曲は四季シリーズもあるが、あちらはもっともどかしくて切ない。)だからこそ、締めの歌詞でもあるI love youというシンプルでストレートな言葉に強さを感じる。

 

08. never-ending!!

BtB!!と同じ4thシングルのもう1曲にしてプリチャン第4クールOPテーマ。物語のクライマックスを感じさせる美しい曲ながら、タイトル通り「まだ物語は終わらない」という言葉を力強く歌い上げている。「やってみなくちゃわからないんだ」に込められた想いが熱い。曲名が全て小文字表記であることも、この曲が物語や文節の途中にある通過点でしかないことを示しているように思う。新たな展開のプリチャン2年目に繋ぐ希望の曲であり、一方でWUGの解散直前にリリースされた楽曲であることもオタクの感情を震わせる泣きの1曲。

 

09. ダイヤモンドスマイル

プリチャン2ndシーズンOP、ランガの5thシングル。ランガの2019年を代表する曲だと思っている。2年目を迎えて加速するプリチャンの物語を象徴するような前傾姿勢が感じられ、2段階に盛り上がっていくサビなどが気持ちいい。アニメおよびゲーム筐体ではジュエルチャンスにも用いられる曲であり、これぞプリチャン2年目そのものの1曲である。キラッツやメルティックだけでなく、リングマリィの2人やだいあちゃんの背中を力強く押す曲にも感じる。

 

10. 水着とスイカ

アルバム発売前から話題になっていた問題の1曲、只野菜摘石濱翔タッグによる四季シリーズ最後の曲。「夏」をこれほど柔らかい音と切ない歌詞で表現するのがさすがランガ作曲陣営である。歌の中に語りを挟んでいるのは、3人がアイドルではなく声優であることによる表現力の高さを存分に活かしているように思える。アニメタイアップを中心に戦ってきたように見えるランガがノンタイの曲でもこれほどまで存在感を示せるのは、彼女たちが声優ユニットの枠に収まらずアーティストとしての実力もつけてきたことの証明と言えるだろう。

 

11. 逆さまのガウディ

厚木那奈美ソロ曲。はっきり言うとこの曲をちゃんと考察できる自信がない。あまりに難しい曲であり、那奈美さん自身が底知れぬポテンシャルを持ってるということ。なんというかひたすらにオシャレ、そして声が良い。オタクの手に負えないほど深い楽曲をアルバムの中のソロ曲に投入してくるあたりが強いユニットだった。ちゃんとした感想はライブで聴いてからかな。

 

12. Share the light

6thシングル曲。アニメ「アサシンズプライド」OPテーマ。楽曲派界隈ではリリース当初から散々話題になってる完全神曲のようだが、オタク達もっと歌詞について語ってくれやと前々から思ってたので少し語りたい。暗闇に包まれた世界で武器を取って戦うこと、力をシェアすることで主人公たちの運命や弾圧に立ち向かうという作品世界のテーマが歌詞や音楽に存分に込められていると思う。1人ではなく仲間と想いを共有することで前に進むという歌詞がランガの姿勢も示している。曲名に含まれる「light」のLが大文字ではないところにも意味を感じる。

 

13. イルミナージュ・ランド

本アルバムが初収録のプリチャン3rdシーズンOPテーマ。これまでのプリチャンの積み重ねを感じる曲調ながら、タマゴやヒヨコ育てるといった歌詞や成長というテーマが物語の原点を感じさせる。まさに「始まりの予感」がする、新シリーズの幕開けにふさわしい1曲である。

 

14. ランガリング・シンガソング

アルバムのラストを締めくくるリード曲。約2年半の間アニメタイアップOPテーマを歌い続けてきたランガの“今”を象徴するのがノンタイアップ曲かつEDテーマっぽさのある曲であるところに熱さがある。カケル×カケルを踏襲した疾走感のある前向きな曲調ながら、歌詞には「まだたりない」「もどかしくもつれて かすれていく」「理想はまだ遠い」といった重めの言葉が目立つ。「とどいて とどいて」と繰り返し噛み締めるような願いの言葉に心を寄せずにはいられない。展開としてはまだまだこれからに見えるランガちゃんが「バトンを繋ぎきった時」「ゴールで」という言葉を歌っていることには重い中身が詰まっているように感じる。歌詞に出てくる一人称が「私」であることはカケル×カケルと共通しているが、この曲においては強さと弱さが混在した等身大の人間を表現してるように思う。「赤 水色 オレンジ色さ」とメンバーカラーを言い切ることは、この曲がランガの3人にしか歌えない曲(Run Girls,Run!としてしか歌えない曲)であると宣言しているように聞こえる。「好きだよ 好きだよ 叫んでいる」→「(Run Girls, Run!)」の一節は、只野さんが我々ランナーに授けてくれた言葉とも解釈できる。歌詞のひとつひとつを掘り下げればきりがないが、この曲が今のRun Girls, Run!の全てを象徴する1曲であることは間違いない。

 

総括

自分としてはできるだけ簡潔に書いてきたつもりでしたが、かなりの文量(ここまで約4000字)になってしまいました。アルバム1枚14曲にこれほどの情報量と物語が詰まっているというのが今のランガの持つ質量なのでしょう。曲順は基本的に時系列をなぞっていますが、ソロ曲や水着とスイカの並べ方が絶妙で良いと思います。

 

タイアップ曲はタイアップ先のアニメ世界観をしっかり表現した上でランガ自身の物語も乗っていて、ノンタイ曲はランガ本体とは異なる楽曲ストーリーを歌いながらも声優として持ちうる表現力を存分に活かす楽曲が多い・・・という傾向でしょうか(アルバムに入ってない楽曲も含め)。そしてランガリング・シンガソングだけは例外的にド直球にランガ自身の今と未来を歌っているという。

 

これまでのランガの集大成であり、そして入門編でもある1枚。もっと聴き込んでいけば違った感想も湧いてくるかもしれませんが、今の自分はランナーとしてここまで来たという記録の意味も込めてこの感想文を残しておきます。

徳井青空さんFC「ぐーもる荘」公式アプリを使ってみた感想

皆さんこんにちは。突然ですが、声優・徳井青空さん公式ファンクラブ「ぐーもる荘」はご存知でしょうか。ラブライブミルキィホームズほか多数の人気作に出演されており、千葉県南房総市観光大使や漫画家・イラストレーターなど多方面でも活躍されている人気声優そらまる。1年前の2019年4月に設立された公式FCぐーもる荘は、今年4月からスマホアプリ版としてリニューアルされました。

 

lineblog.me

 

先月プレオープン、そして4月1日に正式スタートしてから2週間ほど経ちました。私も早速ダウンロードして会員登録したのですが、アプリ版ぐーもる荘は私含めファンの間でもかなり好評の様子です。とはいえ会員以外の方にはなかなか中身が伝わりづらいのではないか?と思ったので、個人的な感想ではありますがアプリ内の様子について書ける範囲でご紹介してみたいと思います。すごく楽しいから布教させてください。みんなで入会しよう!⊂(^ω^)⊃

 

 

有料登録=ファンクラブ入会は年額6000円ですが、アプリのダウンロードのみ(お試し)は無料。上記の徳井さんのツイートから、またはApp StoreGoogle Playで「徳井青空」を検索すると1番上に出てくるはずです。(余談だがオープン当初は「ららマジ」や「ごちうさアラーム」アプリの方が上に出てきていた。)無料ダウンロードだけでもFCの雰囲気は伝わるはずなので興味ある人にはおすすめです。

 

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ファン投稿機能が楽しい

アプリ版ぐーもる荘の最大の特徴は、「ファン投稿」の機能です。これはFC内限定のTwitterのようなもので、会員の皆が気軽に好きなことを呟いたりハッシュタグを付けたり写真をアップしたりできます。徳井さんが出演されているアニメやラジオの話題にキャラクターグッズの写真から、日常的な食べ物や天気の話まで自由な交流が楽しいです。特に最近はアレの影響でリアル在宅の人が多いのか、美味しそうな料理の写真(飯テロ)がやたら多くて愉快です。

 

ラブライブ、ミルキィ、ごちうさ、プリチャンなどファンの由来もさまざまのようです。投稿を眺めてみると皆が同じ寮やシェアハウスに住んでいるかのような和やかな空気が流れており、朝起きて「ぐーもる!⊂(^ω^)⊃」と挨拶するだけでも皆がお互いに「いいね」を送り合ってます。これだけで癒される優しい世界

 

「いいね」やコメント書き込みの他に「アプリ内専用のスタンプ」でも返信することができ、これは徳井さんの写真やオリジナルイラストを用いたもので結構な種類があり楽しいです。後述の会員限定コンテンツであるFC公式写真は、アプリ内に限り投稿が許可されています。動画コンテンツは「何分何秒のこの場面」という切り取り方でスクショのように貼りつけることもでき、これらの写真のここが好き!といった話題も自由に投稿できるのが楽しいです。

 

そらまる本人からレスを貰えることもある

そして何より、徳井さんご本人もファン投稿と同じ場所に投稿されています。ファン投稿もなかなかの頻度で見られているらしく、運が良ければ徳井さん自身からのいいねやコメントを貰うこともあります。もちろん、こちらからコメントやスタンプを送ることもできます。ファンとの距離の近さも魅力のひとつ。

(※徳井さん曰く返信は「気まぐれ」なので必ずしも反応をもらえるわけではありません。また、この場にそぐわない発言や著作権的にNGな画像の投稿なども直接見られてしまうので注意したいところ。ファンとして節度を持って楽しみたいですね。)

 

写真・動画コンテンツがすごい

アプリ版にお引越ししてからはまだ日が浅いのですが、サービス開始と同時に投稿された公式写真は2000枚以上です。旧FCページや過去のブログにアップされていたものなどを含め、プライベートやお仕事の舞台裏など、デビュー当初から最近に至るまで多種多様な写真を全て見ることができます。これまでの出演作やイベントがたくさんあるため、キャラクター衣装やライブのお写真も多くてすごいです。お気に入りの写真をブックマーク登録できる「コレクション」機能もあり、これをそのままアプリ内投稿に貼りつけることができます。写真の他には徳井さんオリジナルのマンガ「魔法少女自宅ちゃん」FC限定動画などがあり、これからどんどん充実していく予定とのことです。

 

その他、昨年度までのFCでは会員限定グッズの発売やイベントの開催などもありました。今後の展開にも期待したいです。(アレが終息してからでしょうか・・・)

 

 

おわり

「ぐーもる荘」アプリの紹介は以上です。徳井青空さん好きだけどファンクラブはどんな感じなんだろう?と思った方、まずはアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。面白そうだなと思ったらぜひご入居お待ちしております。

 

既に入居している方へ

「よねぽん」という名前で住民登録しております。もし投稿などお見かけした場合は仲良くしてください。同じ名前でTwitterもやってますので(@yonepon_pp_idol)もし良ければこちらもよろしくお願いします。

 

プリパラ&プリチャン Winter Live 2019をセトリから振り返る

ヤバすぎたライブ。記憶力は死んだのでこれから掘り起こす。

 

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↑完全燃焼したライブ後のオタク

 

 

M1.キラリスト・ジュエリスト

初手は我らがRun Girls,Run!、安定の現行OP曲から。衣装も初披露。無限に小ジャンプし続けるようなダンスが相変わらずエグい。1曲目からあまりにも強すぎた。そして画面も強い。

 

M2.(昼)Go Up スターダム (夜)ダイヤモンドスマイル

昼公演がちょっと意外な選曲、ランガ単独以外には若干久しぶりの披露だったので嬉しい。ちょうど1年ほど前のアニメJAM2018でもこれを歌っていたのが懐かしくてエモい。

夜公演は替わってダイスマ。ジュエルチャンスでも流れるなど、気づけばプリチャンの代名詞的な楽曲になっていた印象。ライブの始まりを飾るにふさわしい選曲だった。

 

グリフェス以来の幕張イベントホールに立ったランガちゃん、あの日より何倍も立派に成長した姿が胸熱だった。ってライブ当日は無限に言い続けてた。


M3.トンでもSUMMER ADVENTURE

ウインターライブで夏曲をぶっこむという最強の出落ち。好き。メンバーは揃ってたしプリスマス2016等でも前例があったので予想はしてたけど、3曲目に突っ込んでくるのは意外だった。最高。


M4.ハートフル♡ドリーム

メインステージから後方ステージに移って、間髪入れずにマイドリーム登場というのも上手い構成。プリパラ後期、アイドルタイム世代のマイドリームもすっかりおなじみの出演者になりましたね。


M5.(昼)かりすま~とGIRL☆Yeah! (夜)スパイシー♪ホット*ケーキ!!!

ノンシュガーの出番も今回だいぶ早かった。しかもいきなりトロッコ。特に夜公演の高まりがヤバかった。妹分のユニットながら、ライブパフォーマンスは抜群の安定感。

 

M6.(昼)ぷりっとぱ~ふぇくと (夜)TRIal HEART~恋の違反チケット~

俺含む全みれぃ推しが昇天。雨宮春希になった。夜公演はメガネまで追加されて完全にオーバーキルだった。ありがとうございました。水色1色に染まるかと思いきやピンクのサイリウムもちらほら見られたのがプリパラアイドルの皆さん分かり手だった。


M7.(昼)Brand New Dreamer (夜)ぱぴぷぺ☆POLICE!

昼も夜も「今回1番聴きたかったヤツ」のコーナー。ここで真中らぁら神が降臨。そふぃ不在でSoLaMi SMILE揃わずの穴を埋めるならこれしかないという選曲だった。優勝。


M8.(昼)ワン・ツー・スウィーツ (夜)TOKIMEKI ハート・ジュエル♪

プリパララッシュが終わってプリチャンのターン、先陣をきるのは主人公桃山。そうなんだ。まあ間違いないところでした。みらいの歌声を聴くと安心する。


M9.(昼)キラリ覚醒☆リインカーネーション (夜)夢色エナジー

M10.(昼)乙女アテンションプリーズ (夜)SUPER CUTIE SUPER GIRL

みらいの次はりんか。からの2人でキラッツ曲。えも不在でキラッツ曲聴けると思ってなかったので嬉しかった。メインステージと後方ステージに分かれて2人で対面してたのがかなり熱かった。ここで黄色を灯す客席も分かり手。


M11.じゃんけんキラッと!プリ☆チャン

みらいCV林鼓子の出番が増えて嬉しかった。全力で振りコピするのが楽しい。


M12.(昼)嘘つきはTomorrowの始まり (夜)純・アモーレ・愛

ロッコ上から会場全体を支配するひびき様が圧倒的に強かった。


M13.コノウタトマレイヒ

オータムライブ大阪でも聴いた安定の楽曲。一面の緑に染まったパルプスの高原が、幕張のような広い会場によく映える。


M14.君100%人生
M15.Burn! Cosmic Liberty

コスモさんが想定以上に強かった。まさかの新曲まで。レーザー演出が効きまくっててコズミックだった。


M16.Play Sound☆

プリパラとプリチャンのターンを交互に回すのが面白い構成だな、と気づいたのがこの辺り。ステージ両サイドから詰めていく立ち回りが最高にカッコ良かった。


M17.シアワ星かわいい賛歌

茜屋さん、真中らぁらと金森まりあの歌い分けが本当にすごいと思った。トロッコ上からかわいいシールを周囲に飛ばしていたが、射線上のオタクが複数崩れ落ちてたので貫通レーザーだった。


M18.スペース!スパイス!スペクタクル!

昼も夜も後方ステージに近い席だったので、これを近距離で見られたのがとても良かった。前側と後側、どちらから見ても楽しめるステージングだったのがさすがめるめる。


M19.My Secreat heArtbeats
M20.ヒロインズドラマ

続くメルティックスター、それぞれの個性を全面に押し出したソロ曲がやはり強い。歌唱、ダンス、そして表情の作り込みまで両者とも100点満点だった。


M21.アメイジング・キャッスル

M22.シュガーレス×フレンド

ガァルマゲドン3名が三方向に散った位置から始まって後方ステージに集まるのがとても面白かった。安定の1曲。続くノンシュガーもステージを幅いっぱいに広く使っていたのが上手かった。


M23.Believe My DREAM!

かなり印象深い1曲。アイドルタイム世代の主人公ユニットとしての存在感が抜群だった。


M24.(昼)CHANGE! MY WORLD (夜)Get Over Dress-code

昼夜の選曲分けが絶妙な神業、まさにゴッドだった。ドレシは最強。

 

M25.(昼)Miss.プリオネア (夜)メイクマニー・メイクドリーム

今回は出番の少なかったしゅうか様も、しっかり役目を果たしていた印象。ゴージャスな衣装が広い会場によく映える。


M26.リンリン♪がぁらふぁらんど

今回の目玉楽曲・・・いや今回は目玉が多すぎるけど、間違いなくその中の1曲。プリパラからアイドルタイムプリパラまで積み重ねてきたものを象徴するかのような素晴らしい1曲でした。

 

M27.フレンドパスワード

今回のライブで最も気合いの入った演出だった。この1曲のためにライブ全体が構成されていたと言っても過言ではなかった。本編映像の振り返りを挟んでからのデビューライブ・・・2016年サマーライブのガァルルを思い出しました(=曲が始まる前からもう泣いた)。歌そしてダンス、表現力、全てが期待以上の完璧なライブでした。


M28.(昼)寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL (夜)COMETIC SILHOUETTE

オータムライブのときと同じような感想なんですけどやはりメルティックスターは強かった。3人のシルエットを映してから曲に入るのが上手い演出だった。特に夜の部、センターにめるが立ってることに気づいてイントロ前から叫んでしまった。(隣の連番者の方が一瞬早く反応してて負けた...)やはりRun Girls,Run!のリーダー、森嶋優花さんは凄まじい存在感を見せつけてくれましたね。予備のブレードも点灯して紫4本持ちで全力で応援した。気付いたらここだけ4連番全員紫振ってた。


M29.La La Meltic StAr

これも今回かなり聴きたかった曲のひとつ。いや僕もともとミラクルキラッツ推しなんですけど、ここは完全にメルティックにひれ伏した。赤城財閥万歳。


M30.Make it!
M31.Crew-Sing! Friend-Ship♡

幕張イベントホール、会場が一体となって歌うMake it!は感無量でした。ありがとう。続けてフレンドシップツアーのテーマで締めるというのも、2019年のプリティーシリーズを締めくくるにふさわしい選曲でした。各チーム代表の挨拶が揃いも揃って熱かった・・・

 

ショート版も含めたトータル31曲、昼夜で62曲。非常にボリュームがあり息もつかせぬスピーディーな展開が最高のライブでした。キャストの皆さんもそれぞれが最高のパフォーマンスを発揮してた。これがプリティーシリーズのライブだ。

公式ブログとともにランガちゃんの衣装を振り返ってみる。2019年12月版

ランガちゃんの衣装どんなのがあったかな~と思ったので簡単に振り返ってみました。ほぼ自分用。名称は適当に付けたやつなので公式ではありません。情報漏れとか誤りがあるかもしれないので見つけたらツイッターの方で教えてください。引用元にはやまるのブログが多いような気がするのは、多くのイベント直後の月曜担当だからであって推しを贔屓してるわけではありません。

 

1.制服衣装

2017年7月のお披露目のときから着用している始まりの衣装。その後はショーケースイベントやグリフェス、2周年ライブ京都公演などでも着用例あり。WUG新章のキービジュでキャラクター3人が着ているのもこれ。

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2.スライドライド衣装

スライドライドのジャケおよびMVでおなじみ。ライブでの初披露は2018年2月のアニマックスネクステージか?他に6月のデスマイベなど。カケル衣装より披露が早かったというのがちょっと意外なところ。

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3.キラッとスタート衣装

2ndシングル、キラッとスタートの衣装。プリティーシリーズの系譜を継ぐ「カワイイ」を全身に纏う衣装。2018年3月のアニメジャパン内、プリチャン放送直前イベントで着用されたらしい。サークルファイヤーやアイドル横丁、ランガ1周年記念イベントにアニサマけやきひろばなど2018年の夏頃に着用例が多く見られる。

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4.カケル×カケル衣装

アニメWUG新章、最終話のアレ。ユニットカラーのピンクがアクセントになっているためランガちゃんの基本装備とも言える。グリフェスや2周年ライブ東京公演など。

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余談だが、WUGの青山先輩もこれを着たことがあるらしい。衣装自体はあっちゃんが着てるもの。

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5.Go Up スターダム衣装

3rdシングル、Go Up スターダムの衣装。鮮やかなピンクのスカートが眩しい。2018年9月のリリイベが初披露とのこと。プリチャンでは紫藤めるが参戦してようやくランガ3人が揃った時期であり、それを反映して森嶋のタイが紫になってる。

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6.Break the Blue!!衣装

ガーリーエアフォースのOPにふさわしく、ミリタリー要素が取り入れられた衣装。曲名通りに青ベースになってる。初披露は「WUG新章のスタートから約1年経った頃」の2018年10月ですって。え?ランガちゃんBtB!!まで辿り着くの早くない??

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ちょっと休憩

2018年11月にはランガちゃん1stツアーが、12月にはプリティーライブとアニメJAMがあったらしい。この辺りも振り返ると結構熱かった。

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7.アニマックスCF衣装

2019年1月のアニマックスミュージックス大阪。前年のネクステージにて出場権を勝ち取ったランガちゃん、公式のクラウドファンディング企画によって新衣装が作られた。その後もわぐりすらんとかで着てるのでアニマ専用ではないらしい。またの名をオタクの課金コーデ。

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8.ダイヤモンドスマイル衣装

初披露は今年5月頃。現在のブログトップ写真もこれ。スカートの大きなダイヤモンドが目をひく一方、上半身はすっきりとした色味で清楚な印象。2周年ライブでは東京でも京都でも着用してた。2019年のランガと言えばこの衣装。

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9.Share the light衣装

楽曲と衣装ともにライブ初披露は仙台アニメフェス(10月)。直前の名古屋でのイベントにて初披露予定だったとも噂されているが、台風によってイベント自体が中止になったため聖地仙台に持ち越しとなった。アニマックス神戸でも着用。なお、生で見た人の感想は9割がエッッッッッになると言われている。これ女児に見せたらダメなやつ

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10.キラリスト・ジュエリスト衣装

アニマックス神戸や2周年ライブ京都のアンコール衣装などでスカートのみを見せていたが、先日のプリパラ&プリチャンライブ幕張にて完全体を披露。今年の夏に正式に決まった赤・オレンジ・水色の3人のメンバーカラーを全面に押し出した初の衣装である。青じゃなくて水色だよ ジュエリストの名にふさわしく頭には煌めくティアラを装備している。

 

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ちょうど10着ってところでしたね。どの衣装も良いものです。スタイリストさんいつもありがとう。ここに書いた以外にもプリチャン発表時の服とからんがばんのジャージとかプリチャンでの各キャラ衣装とか音泉女子高生の大仏とかいろいろありました。今後もどんな姿が見られるのか楽しみです。

ワグナーとして生きること。2019年12月12日

皆さん初めまして。初めましてじゃない人はいつもお世話になってます。

ワグナーのよねぽんと申します。

改めてワグナーを名乗るというのも少し気恥ずかしい感じがします。

今回のブログは「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019」の12日目の担当記事になります。

例年は読む専で楽しませてもらっていましたが、今年はちょうど枠が空いていたのでお邪魔させていただきました。素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。今年もここまで多種多様な記事が続いていて非常に面白いですね。

adventar.org

 

今回、私には何が書けるのだろうかとすごく悩みました。私のブログでは「ワグナーとして生きること」と題して、WUG界隈を中心としたオタク活動を通しての今までの想い出や私が最近考えていることなど、今書きたいことを書きたいだけ書いていこうと思います。

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このブログを覗いてくれた皆様に感謝。

 

ワグナーとしての始まり

さて、まずは私がなぜこの「12月12日」を選んだのかという話から始めます。これは私がWUGちゃんを初めて生で見たのが、2015年12月12日の幕張メッセWake Up, Girls! Festa.2015 Beyond the Bottom EXTEND」だったからです。もう4年も前の話なんですね、冬の幕張は懐かしいものです。私にとっての記念すべき日にブログを書けることを嬉しく思います。

 

少し当時の話をすると、ちょうどアニメが続劇場版のBtBで一区切りだったじゃないですか。なのでライブも「最初で最後かもなあ・・・」くらいの気持ちで参加したんですよ。今思うとなんだかよく分からないライブでしたけどそこでは赤色を背負うセンターが「まだWake Up, Girls!を終わりたくない!」と涙ながらに叫ぶのを聞いて、まさかあれから4年も経ってまだワグナーやってるとは思いませんでしたね。(なお、この話オフ会とかで30回くらい話してます。)

 

アニメWUGとの出会いは更に少し遡って2015年の夏頃、地元で参加したアニメオタクのカラオケオフ会でWUG楽曲を聴いたのが最初でした。アニメ映像付きのカラオケだったので確か7GWと極スマあたりだったと思います。当時の私はラブライブ(無印)、ミルキィホームズアイカツプリパラ等を通ってアイドルアニメのオタクとして目覚めつつあったのでWUGにも興味を持ちました。そこからアニメ本編を観て号泣して、当時放送していたわぐばんを観て、別の友人から「なんか幕張でライブあって一般販売でチケット買えるらしいぞ」と誘われたのが私のワグナーとしての第一歩でした。

 

今にして思えば、メンバーの声優の名前を1人たりとも知らない状態でアニメWUGを見るというのも結構貴重な体験だったのかなあと考えたりしてます。(現在の推したる田中のみにゃみさんがプリパラやハナヤマタにも出てる人だったというのは、WUG1期を完走してから気づいた。)(ついでに言うと監督の名前も作曲家や作詞家の名前も全然頭に入ってなかったし当時は仙台が東北のどの辺りにあるのかすら曖昧。完全に予備知識ゼロ。)

 

「アイドルアニメのオタク」として

そこから北へ南へ山あり谷あり、時が経って現在の私はと言うとWUGや上記の作品群に加えてラブライブサンシャイン(Aqours)、ナナシスプリチャン等の影響を大きく受けたアイドルアニメ全般のオタクであると自称しています。男性アイドル系作品では主にキンプリアイナナドリフェスなどに触れています。元々アニオタになる以前から趣味で楽器をやっていたので、音楽が物語の中心にあって劇中歌の充実してるアイドルアニメにハマった・・・というのが表向きの理由ですね。全ての作品を100%均等に愛しているとは言いませんが、「み~んな友達!み~んなアイドル!」がオタクとしての私の座右の銘です。ざっくり言えばDDです。

 

ライブ現場に足を運ぶこともそこそこ多いのですが、基本的には在宅型のアニメ特化オタクであると思っています。突き詰めた話をすれば、原則としてアニメのオタクであって声優のオタクではないというスタンスで生きています。自分で言うのも変ですが2019年現在も生きてるワグナーとしてはちょっと珍しいタイプかもしれません。「ワグナーなのにユニットの7人は好きじゃないの?」と聞かれそうですが、もちろんユニットもライブも大好きです。そうでなければ1年で全国12箇所+αを飛び回って追いかけるなんてできません。逆に言えば「アニメのオタクをこれほどまで現場に連れ出したWUGのライブがすごい」ということにもなります。

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最後まで走りきれたことが奇跡。

 

WUGは「特別なアイドルアニメ」ではない

色んなアニメ、ライブに触れる中でひとつの思いが生まれました。それは「WUGは特別なアイドルアニメではない」ということ。作風やコンテンツの方向性が変わってるとかで良くも悪くも何かと特別視されがちなWUGですが、根底に流れるアイドルアニメの文脈はあらゆる作品に繋がってると思うんです。むしろWUGほど王道を行くアイドルアニメはなかなかないんじゃないかとすら思います。(単一ユニット型かつ職業アイドル型で、明確なSF要素もファンタジー要素もないという話。)「WUGはアイドルアニメが苦手な人にも刺さる」という話はよく聞くのですが、私はあえて逆を言います。「特定のアイドルアニメが本気で好きな人なら、どんな界隈からでもいいから一度はWUGに触れてみて」と日頃から言い続けています。

 

WUGに触れて自分の中で変わった事として、「どんな評判のあるアニメでもライブでもできるだけ自分の目で確かめに行きたい」と思うようになりました。これは「WUGというコンテンツの中身をもっと多くの人に触れてもらいたい」という気持ちの裏返しでもあります。そうして色んなアニメを観てライブにも行きましたが、一方で「ワグナーとしての自分」がどこに行っても身体の半分に付いてきている感覚があります。ワグナー的に見るとここがエモい、みたいな。知名度の高い大型コンテンツでもワグナー視点だとだいぶ感想が変わるんですよ。もちろんそれぞれのコンテンツを単体として愛している(そうでなければ安易にファンを名乗らない)んですけれども、それらが自分の中では全て繋がってる感覚があります。今はこれがすごく楽しいです。

 

WUGは「質量が重い」コンテンツである

特別な作品ではない、無数のアイドルアニメコンテンツのひとつにすぎないWUGが、なぜ私をここまで引きつけるのか。これを一言で表現するなら私は「WUGは質量が重いから」と言います。重いというのは暗くて辛い逆境展開が多いとかそういう話ではなく、コンテンツ全体としての中身が詰まっているという意味です。中身とは何か?ハイパーリンクにより2次元3次元を重ね合わせた厚みのある物語と、ユニットの7人、周りで関わる人たち、追いかけるオタク達の熱意・愛・人生が詰まっています。もちろんWUGのルーツである東北、被災地復興への思い、日本全国に広がったHOMEへの郷土愛もこもっているでしょう。命懸けで向き合ってる人間が、全体の比率として明らかに多すぎる。物語の密度が高いんです。

 

ただ、質量というのは見た目だけではなかなか分かりづらいんですよね。野球のボールかと思って持ち上げたら実は鉄球だったみたいな。近づいて、触れてみないと分からない。そして重ければ重いほど高く遠くには飛びにくいという面もある。周りを見ればWUGよりも大きくて、綺麗で、煌びやかなコンテンツは無数にあります。しかし様々なコンテンツそれぞれの深いところを知れば知るほど、やはりWUGの「重さ」だけは群を抜いて唯一無二であると感じざるを得ません。ここで言う重さだけがコンテンツの良し悪しを決めるものではないという前提も踏まえつつ、それでも私はここが好きです。「好き」の前には勝ち負けも優劣も関係ない。だから私はここに生きています。

 

「生きる」って何だろう

重いコンテンツに触れていると、「生きる」とは自分にとってどういうことなんだろうか。そう考えるときがたまにあります。自分で言うのも恥ずかしい話ですが、私は子供の頃から運動はダメ、頭も良くない、人づきあいも苦手という弱い人間でした。最初は現実からの逃避としてアニメを視聴し始めて、今は地方でオタクやりながら表向きは会社員の皮を被ってかろうじて生活してる程度です。そんな自分が「生きる」を実感するのは、やはりアニメを観たりライブに行ったりして感動しているとき、心が動いてるときなんです。

 

かつて我々のリーダーは、ことあるごとに「生きててえらい!」「みんな生きて!」と声を上げてきました。笑って流してた人も多いですが、今の私はその言葉にだいぶ救われてる感覚があります。生きるというのは、ただ仕事してご飯食べて寝て起きて、というだけではないのだと思います。面白いアニメをもっと観たい、熱いライブに行きたい、そういう気持ちが活力になって私を支えてくれています。だからオタクとしてもワグナーとしてもまだまだ頑張って生きていかなきゃいけないなと思っています。「推しがSSAワンマン行ってくれたら死ぬ」というわけにもいかなかったみたいです。

 

WUGの「ハイパーリンク」について

WUGと言えば切っても切れないのが「ハイパーリンク」というシステム。2次元のアニメと3次元のユニット活動が相互にリンクするというこのコンテンツならではの仕組みです。虚実混合とも言われる。自宅でアニメしか観ていなかった私がライブ現場へ連れ出された大きなきっかけでもありますが、特に終盤のWUGにおいてはもうひとつ大事な要素もあるというのが私の持論です。それは「コンテンツの外側にある人や出来事もWUGの物語としてリンクする」という考え方です。「2次元のアニメ」「3次元のユニット」そして「コンテンツ外のもの」の3つが相互に繋がっているのが完成形のハイパーリンクだと思っています。

 

例えば「メンバーが出演した別アニメやラジオをきっかけにWUGを知ってライブに来る人がいる」とか。「イベントで共演した人がWUGちゃん大好きになった」とか。「フェスで同じ日に出てたのがきっかけで他コンテンツとオタク同士が行き来するようになった」とか。もっと大きな括りで言えば、「東北でどこかの復興が進んでニュースになった」とか「オフ会で知り合ったオタクが転職したらしい」とか「今日は別の声優ユニットのライブが盛り上がっている」とかも物語の一部として捉えられるんです。だから今も私は、これを読んでいるあなたも、街ですれ違う誰かも、みんなWUGという物語の中で生きている1人です。私にとっては。

 

他現場にもいるワグナー

ここ数年、WUG以外にも色んなライブに行きました。私の守備範囲で基本的には2次元アイドル作品に準じたライブなのですが、その範囲だとどこに行ってもだいたいワグナーがいるんですよね。「熱狂的なWUG信者でありながら他のコンテンツにも触れている」という人が妙に多いのもワグナーの特徴のひとつだと思います。(メンバー繋がりの有無に関わらず。)もともと他の何かでオタクやってからWUGに辿り着く人が多いとも言われていますね。

 

他現場にいるワグナーの装備品問題もしばしば話題に上がりますが、これも元を辿ればWUGのコンテンツ特性から来るものだと考えてます。コンテンツ外のフィールドもWUGの物語として捉えることができてしまうというもの。とは言え非ワグナーからするとそんな事情はなかなか分かりづらいものなので、これを自覚してバランスを考えていくことが良いオタク活動への一歩だと私は思っています。自戒も込めてここに記しておきます。

 

ランガちゃんのライブで思ったこと

直近の参加イベの話です。先月のRun Girls,Run!2周年京都公演に行ってきました。(詳しい感想は別の記事にて。)私はプリチャンも好きなので半分はプリの魂として行ったんですけど、やはり残り半分はワグナー魂でした。現場で会ったオタクもほとんどワグナー仲間。だってリス勢は横浜行ってたし

 

「ライブ前日にオフ会やろう」とか「夜公演終わったら打ち上げ行こう」とか、物販待機中はオタク仲間と喋る時間になるとか、すっかり当たり前になってしまった行動もワグナー界隈を経験した人以外ではなかなか無いことだなあと改めて思います。特定の個人グループではなく界隈の文化と呼べるレベルで輪が広がっているのがおかしい。言葉で言うと普通っぽいんだけど本当にこのノリはワグナー以外だと全然見ないですね。なんでこうなったのかはなんとなく分かるんだけど理屈ではよく分かってません。

 

アニメのオタクであって声優のオタクではないと自称する私がなぜランガ単独ライブに惹かれるのか、これについても考えたことがあります。理由としてはアニメWUGからスタートしたユニットであることと、今現在はキラッとプリチャンで中核を担っているということ。そしてもうひとつは、ハイパーリンク論で言うところの「WUGの内側と外側の境界」に立っててそこを行き来できるのがランガちゃんなんじゃないかなと思うところです。これらをひっくるめて言うと、ランガちゃんはユニットとしてたくさんの物語を持っている。だからキャラクター名を背負っていないライブにも行きたくなるんです。例えばSHIFTや地下ラビを歌ってもランガちゃん自身の物語が乗っていて、Break the Blue!!やShare the lightを聴いても奥底の方に故郷の風をほんのり感じたりしています。

 

ワグナーオフ会の話

ローカルな話になってしまいますけれども、つい数日前には「新潟ワグナーオフ会」に参加してきました。私の戦友であるとあるワグナーを中心に始まった会で、数年前に開催した初回は3人しかいなかったのですが今ではトータル20名近くが参加しています。今回も9人はいました。

 

幹事の予約名がモリシマだったり卓についたらすぐ草ブレードがたくさん生えてきたりベトナム土産が配られたりなぜかドリカトモチケが飛び交ったりする不思議な会なんですけど、かつての全国ツアーから1年近く経った今でもこうしてワグナーに会えるのは嬉しいですね。地方の小さなオフ会でありながら、やたら黄色が多い以外は推しのバランスも良くて、推しだけではなくアニメが好きな人アイドルが好きな人ライブが好きな人声優ラジオが好きな人、ハロプロ生まれからアイカツ育ちまで様々なオタクがいるというところでワグナーの多様性WUGの世界の広さを実感しています。

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そんな繋がりができたことを形に残したりしました。

 

ライブ円盤、みんな観ようぜという話

普段あまり言ってない話なんですが、私は今でも定期的にWUGのアニメBD(七人のアイドル~新章)を観たり、ライブのBD(主にHOMEツアー123とSSAが多い)を観たりしています。周りの話を聞くと、特にHOMEツアーやSSAの円盤は買ったけどまだ観られていないという人も多いようで、それはそれで良いなあというか、個人的にはそういう話も大好きだったりするんですけども。

 

誰がいつ何を観ようと自由だという大前提を踏まえて、それでも私は「今すぐに」ライブ円盤を観ることを無責任に勧めています。というのも、「今」は「今」しかないんです。同じ映像であっても今観るのと半年後に観るのは意味が違います。映像の中身が同じでも受け手の心や周囲の環境は刻一刻と変化していて、未来はどうなるか誰にも分からない。WUGのライブ映像は今この瞬間に観るのが常に最高に面白いというのが持論(それだけのパワーがあるライブだったことはワグナーなら知っているはず)なので、再生するのをなんとなくためらっている人がいたら、思い切って視聴してみるのを勧めます。だって今観たからと言って半年後に観ちゃいけないなんてことはないんです。過去のライブ映像から「何か」を受け取るのが少しだけ怖いという人も、勇気を出したらきっと画面の向こうのWUGちゃんたちは時間も空間も越えてその気持ちに応えてくれるはずです。

 

ワグナーは生きている

2019年3月8日はSSA、ファイナルライブ想い出のパレード。あの日を越えてからも、特にメンバー7人の名前を含め、広義でのWUG関連のワードをツイッターTLで見かけない日は全くありませんでした。平日も休日も毎日誰かの活躍が聞こえてくる、まさにHIGAWARI PRINCESS。ワグナーの方も、個人差はあるものの、自分の周りでは概ね元気な人がTLのほとんどを占めています。たまにWUGの亡霊だのなんだのって冗談めかして笑い合ったり少しだけ泣いたりヒリついたりすることもありますけど、みんな確かに生きています。ただ生きているだけではなく、心が動いてる。私だけじゃなくてみんながそう感じているんじゃないかな、そうであればいいなと願っています。

 

最後に。私にとっての「ワグナーとして生きる」とは

まだ目覚めない夢が、永遠に続くならば...」なんて一節があります。確かに今もまだ夢の中にいるみたいです。が、一切振り返らず進むなんてことはなく、時おりこうして過去を振り返ることもあります。WUGちゃんから貰った思いを胸にワグナーとして真摯に正直に一生懸命に・・・とは望むものの365日24時間いつも真っ当に生きるなんて私にはできません。仕事に行くのが面倒なときもあります。見逃してるアニメもラジオもたくさんあります。メンバー7人の出演イベントにもあまり行ってません。たまに他にイベントに行ってもほとんどワグナーとしか喋ってません。でもなんというか、決して綺麗なだけじゃない、楽しいだけじゃない、泥に汗にまみれても転んでも前に進むというのもWUGらしくてワグナーらしい生き方なんじゃないかなと思います。

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仙台とWUGが、これからも私のホームです。

 

私がワグナーであること、アイドルアニメが好きな気持ち。これらを忘れるのは当分先になりそうです。一生忘れないとは言いません、いつか上手に忘れると思います。それでも今はまだ、ワグナーとして生きる人生第二章を私なりに精一杯楽しんでいこうと思います。

 

おわり。

 

 

 

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最後まで読んでいただいた皆様ありがとうございました。

WUG関連では他に以下のようなブログも書いてますのでご紹介させてください。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

 

WUG以外ではこんな話も書いてます。よければぜひ。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

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