オタクの備忘録

アニメとかライブとかの感想や考察を書いています Twitter垢→@yonepon_pp_idol

2次元作品系ライブイベントのタイプ分けの話。あなたはどんなライブが好きですか?

アイドルアニメのライブ、2次元音楽作品系のライブなど・・・いろんな呼び方がありますが、昨今は「声優さんがキャラクター名を名乗って歌うライブイベント」が大小様々な会場で無数に開催されている時代であります。(このブログを書いてる今日は在宅なんですけど)私もそこそこのDDなオタクなのでいろんなライブやライブビューイングに行ったり映像を見たりして楽しんでいます。その中で独自のカテゴリ分類みたいなものが頭の中に浮かんできました。それを簡単な表にしてみたものが、数日前にポロッとツイートしたこちらの画像です。↓

 

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雑すぎるだろとかそういうツッコミは無しで。

 

注意:こちらはあくまでも独自に作成した一例です。「このコンテンツはそのタイプじゃない」とか「俺の好きな○○が入ってねえぞ」とかそういう話は一旦置いといてください。バンドリやミルキィはアイドルじゃないとかナナシスはアニメじゃないとか、2次元じゃなくて2.5次元だとか五次元だとかそういう話も保留で。また、これ以降の考察は独断と偏見および情報不足の箇所も多く入ってるのを前提として書いていきます。ご了承ください。

 

上の表には男性向け女性向けを混ぜて、例として自分が思いつく限りを挙げたのですがこういった視点で並べるとまた違った面白さが見えてくるよねという話をしたいのです。この表を元に、それぞれ特徴を持った3つのタイプについて考察していきます。

 

タイプA:単ユニット型

文字通り、単一のユニットがライブするタイプ。グループ名を冠した単独ライブですね。例としては私の好きなミルキィホームズWake Up, Girls!(なんでどちらも一区切りついたユニットなのか)を挙げます。最大手としてイメージしやすいのはラブライブシリーズのμ'sやAqours。これらのユニットは(i☆RisTrySail等の)キャラ名を背負わない純粋な声優ユニットと比較されることも多いと感じていますが、私としては良い意味で全くの別物だと捉えています。どちらも違った強みを持っていて面白いと思っていますが、どちらかと言えば専門外なのでここでの考察は割愛します。

 

派生として「主役ユニットを軸としてライバルユニットや後輩ユニットも出てくるライブ」がありますが、これもこのタイプに入るとしています。(AqoursSaint Snow、DearDreamとKUROFUNE、ミルキィとフェザーズなど)

 

このタイプのライブには、共通する特徴として以下のようなものがあると思います。

長所ライブ全体に渡って主要メンバー全員がステージに立ち続けるため、1人当たりの出番が長く満足度が高い。多くの楽曲をひとつのユニットが歌い分けるため様々な表情やフォーメーションが見られる。比較的少数のキャストでもライブ開催できるため、開催頻度を上げたり地方公演をやりやすい。(→開催頻度が上がればキャストやオタクの練度も向上する。)

短所:キャストの負担が大きく、連続で歌ったり踊ったりする体力が要求される。対してMCや水飲み休憩を挟むと流れが切れることもあるのが難しい。衣装替え等で舞台裏に下がると演者不在で間が空いてしまう。

 

後述の2タイプと比較すると、やはり「推しを見られる時間が長い」のが最大の強みだと思いますね。この基準で見ればコスパ最強と言えます。長く見られる分、ユニットに対する思い入れも深くなるという効果も。個人的には、短所である「衣装替えで間が空くこと」をどう補っているかがこのタイプの見どころのひとつだと思っています。幕間映像や影ナレを工夫しているとか、部分的にゲストやライバルを呼んで時間を作るとか、そもそも衣装替えを少なくするとか。このタイプのみに限っても本当に多種多様な構成のライブがあります。時期によって違うところもありますし。

 

タイプB:複数ユニット型

複数のユニットが入れ替わりで出てくるライブ。野球で例えるとタイプAは先発が完投する試合なのに対してタイプBは継投で勝つ試合って感じ。2組~4組程度が少ユニット、5組以上が多ユニットかなと思いますがこの境界は曖昧です。

 

長所:単純にたくさんの出演者を見られるという点でコスパが良い。ステージに立つ人が頻繁にバトンタッチするため、キャストの体力に比較的余裕があり力強いパフォーマンスが見られる。各ユニットの色や得意分野に特化した楽曲を展開できる。ユニット間のバトル・対バン的な側面で特有の盛り上がりがある。

短所:特にユニット数が多い場合、ひと組当たりの出番が短いため特定のキャラやキャスト目当てで行く人はやや物足りないこともある。ユニット間の繋ぎが難しく、ブツ切り感が残る場合もある。サイリウムの色替えが多いため慣れないと大変。ライブ全体のボリュームが大きく客側の体力消耗が激しい。出演者が多いとライブ開催頻度が下がりがち。

 

実際のところ、単ユニット型のライブとはだいぶ雰囲気が異なるというのが私の感想です。少ユニットの例としてアイドリッシュセブンのナンバリングライブは1stが3組・2ndが4組構成でしたが、ひと組当たりの曲数も結構あり全体のボリューム感も大きいというバランスの取れた布陣だと思いました。特殊な例ではありますがライブレボルトも2人組×4ユニットとしてここに分類されるか。

 

一方、プリパラやナナシスといった多ユニット型では5組~8組以上という大ボリュームで、アニソンフェスさながらのお祭り感もあり各ユニットに特化した様々な音楽を楽しめます。アニサマとかアニマックスミュージックスに近い感覚。 

 

ひと組当たりの出番の短さを補うために楽曲がギュッと詰め込まれたハイスピードな展開で密度の高いライブにしているところが多い印象で、これが最大の魅力です。言わばジェットコースター型。その分こちらもめちゃくちゃ疲れるのですが、終演後の疲労感すら気持ち良いのが強いライブの楽しいところだと思っています。

 

Aqoursシャロン・アゼリア・ギルキスのようにユニット内ユニットを持っている場合、単ユニット型から部分的に複数ユニット型に近い挙動を見られることもあります。逆に複数ユニット型のライブで全ユニットが一斉に歌うことも当然あります。

 

タイプC:ソロ・個人重視型

ユニットよりもキャラ・キャスト個人が重視されているタイプ。ユニット曲も入れながらソロ曲多めというパターン。出演者の発表もユニット名ではなく個人名の羅列である印象です。(外部のフェスに出るときも個人名が列記されることが多い。)更に細かく分けると「単ユニットベースのソロ重視」「多ユニットベースのソロ重視」「ユニット概念のない完全ソロ型」等と言えるか。

 

長所:多ユニット型よりも更に入れ替わりが激しく、キャラの個性の塊みたいな楽曲がバンバン聴ける。特に出演者が多い大型コンテンツにおいて、ユニット全員が揃わなくてもライブ開催しやすい利点がある。ユニット名義に縛られにくく意外な組み合わせでの歌唱も聴けたりする。推しや担当アイドルのソロステージには特有の感動がある。

短所:ユニットならではのフォーメーションダンスやかけ合い歌唱などが少ない。特定のキャストが不在でもライブが開催されるためやや寂しいときもあり、チーム感に欠ける場合も。人数が多いとMCが長くなりがち。

 

代表的なところだと業界最大手のひとつアイマス系列がこのタイプっていう印象ですね。そもそも全員揃うのを前提としていないところに強さと面白さを感じます。その分レアなユニット曲がオリジナルメンバーで来たときなんかはテンション爆上げですね。

 

現時点でプリチャンはプリパラよりもソロの比重が大きいと感じていますが、逆にアイカツは無印・スターズと比べてフレンズでは2人組を重視しているという。作品のテーマや方向性によってライブが変わるのも面白いところです。

 

まとめ

お読みいただきありがとうございます。いかがだったでしょうか。こういった視点でライブを考察している人をあまり見かけない印象だったので、頭の中にある考えのひとつを整理してブログに展開してみました。きっかけは、タイプAの主現場から新しくタイプB・Cに来た友人がライブに参加して衝撃を受けたという話を数件聞いたことからでした。複数のライブに触れることでそれぞれの良さが見えてくるというのが持論でありまして、私もオタクとしてはまだまだ知識不足・経験不足・修行中の身なのですがここに今の考えを置いておきます。

 

最初に挙げた表もごく一部の例ですので、他にもこういうコンテンツがあるよとか、今イチ押しの作品はコレ!とか、あとやっぱタイプ分類違ってるでしょとか、ツイッターの方でいろいろ教えてもらえたらいいなあと無責任に言っておきます。(布教されたものを全部履修できる自信はないと断っておきます。)

 

最後に、大好きなある作品から教わった私の座右の銘を書いて締めさせていただきます。

「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」