オタクの備忘録

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「パチスロWake Up, Girls!」が生み出した7つの輝き

皆様こんばんわぐ。Wake Up, Girls!アドベントカレンダー2021の10日目の記事です。今年も盛況の様子で皆さんの素晴らしい記事をたくさん読ませていただいております。いや今年のアドカレもだいぶ熱くないですか??本当にありがとうございます。

adventar.org

 

昨年に続き世間はオタクにとってまだまだ厳しい1年間だったと思いますが、ツイッターや各地の現場で見かける亡霊ワグナーあるいはメンバー7人やその他関係者、皆さんがいろんな場所で元気に過ごしている姿を今年もたくさん見ることができました。ですが、2021年のWake Up, Girls!を振り返るならば今年最大の出来事、注目するテーマはこれしかないと私は考えています。そう、パチスロWUG」についてです。

 

 

最初は「これ誰か書いてくれないかな~w」と考えてたのですが、しばらく経っても見当たらない様子なのでこりゃ自分で書くしかないなと決意しました。(と思ったらスロットの話題に触れてる方がちらほらいらっしゃいますね。ありがとうございます。)とはいえ私自身WUGスロ実機には少し触れた程度でその他のパチンコやスロットは未経験、パチスロ全般について専門知識はございません。女児向けアイドルゲーム筐体しか遊んだことないようなパチスロ素人のただのオタクですが、その視点だからこそ書けるものがあるのではと開き直って語れる範囲で語らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※パチンコ・パチスロは18歳になってから。パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

 

 

はじめに:パチスロWake Up, Girls!とは?

遊技機メーカー「カルミナ株式会社」によって製作されたWUG版権のスロット機、「パチスロWake Up, Girls! Seven Memories」。製作者による解説動画などで語られたところによると、開発はWUGのユニット解散が決まるよりも前だいぶ昔から進められていたらしいです。その後法律上の規格変更やWUGの解散そしてコロナ禍の影響などを受けつつ、現在の仕様で完成したスロットが今年5月10日から全国のパチスロ店に導入されました。本ブログのアップ日から数えてちょうど"7"ヶ月前のことでした。カレンダー10日にエントリーしたの偶然なんですけどこれエモくないっすか?

 

※参考動画↓

【パチスロWUG !】パチスロ Wake Up, Girls!製作者にワグナーが直撃インタビュー 前編(全3部作) - YouTube

 

導入前のパチスロ新台を、開発者直々に解説してもらった - YouTube

 

本機の製作は前々からウワサされていたようですが、その情報が実質的に広く出回ったのは2月22日のティザートレイラー公開からと記憶しています。この日から「#全遊技者大田化計画」が始動しました。

 

 

アニメ終了どころかファイナルライブから2年も経ったまさかのタイミングで、世間的にはあまり良くないイメージもあるパチスロ化で、ぶっちゃけ知名度やファンの数もすごく多いわけではないのになぜWUGなのか......などと界隈の内外から賛否両論さまざまな声が飛び交う中で現れたパチスロWUGでした。しかし、これの登場によって2021年のWUG/ワグナー界隈には多大なる恩恵がもたらされたと私は思っております。今回はその中から主要な7つの要素に注目して語っていきます。

 

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↑「7つ」と言えば、北斗七星が光るやつもカッコよくて好きです。

 

1. 発売記念特番によるメンバー再集結

まず最初の出来事と言えばこれ。今年3月19日26日に公開された記念特番にWUGメンバーから5名が出演しました。メンバーが公にWUGの名を背負った形で現れるのが約2年ぶり、それがまさかのパチスロ案件であるという事でワグナーたちにも衝撃が走りました。

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】ワグナー必見!久しぶりのWUG!トーク - YouTube

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】WUG!キャスト大興奮!パチスロ初挑戦! - YouTube

 

スロットに初めて触れたメンバーの様子、ファイナル当時の想い出語り、そしてWUGスロの遊び方や演出などが観られる盛りだくさんな内容でした。動画が公開された時の反響を軽く掘り返してみるといろいろな感想が見られましたが、とにかく今この時代になってWUG公式供給の媒体で盛り上がるオタクたちを見られたという事実が面白かったなと3月頃を振り返って思います。

 

また、5月7日14日には吉岡さん&田中さん出演の初心者救済特番も公開されました。内容の面白さもありますが実際にパチスロ店へ行く際にも良い勉強になる動画でした。ライブ会場でもパチスロ店でもマナーは守りましょう。

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!講義編 - YouTube

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!実践編 - YouTube

 

2. WUGの熱さと面白さが込められた究極のスロット機

先の体験動画などを観ればだいたい分かると思うのですが、実際のスロット機もただWUGの名前を冠しているだけではない、WUG愛が詰め込まれた凄まじい内容のスロットに仕上がっていました。「これ絶対ワグナーが作ってるでしょw」と多くのワグナーが思ったはずです。

 

主にアニメWUG本編の世界観が詰め込まれた通常時と、リアルのライブ映像が流れるボーナス時の「WUG!LIVE」モード。2次元と3次元の両方を行き来することで感じられるハイパーリンク要素が熱いというのは他にはないWUGスロならではの面白さだと思います。知らない人から見たら「なんでアニメのスロットに実写の映像が???」ってなるらしいですけど、これがWUGだからの一言に尽きるというのが私の持論です。おそらく他のコンテンツやユニットで同じようなスロットを作るのは難しいはず。

 

「これがWake Up, Girls!だ!!これがWake Up, Girls!のライブだあーーー!!」(4thライブツアー東京公演より、吉岡茉祐さん)

 

アニメパートでは各話のエピソードに沿って、WUGの7人だけでなくライバルのI-1Club、丹下社長とマネージャー松田に早坂さん白木さんなど大人組、なまはげーずに磯川のおばあちゃんなどだいぶ細かいところまで登場人物たちが出てきます。下側の画面にはメンバーのプロフィールも表示されて初心者にも優しい仕様。そしてワグナー代表大田邦良氏はおなじみのファミレス会議だけでなく、ボーナス継続アンコール時の「虹色に発光しながら大号泣するオタク」として彼の全集中の叫び(CV下野紘さん)と合わせてかなりの注目を集めました。

 

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↑WUGで最も有名な男の顔面もパチスロで超進化。何度見てもインパクト抜群。

 

「誰もが、アリーナ最前列。」というキャッチコピーの通り、ライブパートはとても臨場感あるものになっています。上下2枚の高画質大画面をフルに使ったライブ映像はさながら現地の視点。音質にこだわって多くのスピーカーが積まれたと言われる筐体からは迫力ある実際のライブ音源でWUGの名曲たちが流れ、客席にいたワグナーのコールまでそのまま収録されています。機械本体の振動やコールに合わせて吹き出す空圧でオタクの呼吸が感じられるなんてもう限界オタクの発想。ライブの進行・ワグナーのブレード色に合わせて筐体のフレームも7色や白色に発光、曲の中でソロパートが来るとそのメンバーの色に光るという徹底ぶりにも驚きました。

 

また、ファイナルライブSSAの映像はブルーレイに収録されてないパチスロ専用アングルも入っているとのウワサも。それ以前のツアー映像などでは初期のライブと終盤のファイナルツアーなどが同時に流れ、その間のメンバーたちの成長具合を比較しながら観られる超絶エモ仕様も搭載。

 

私はスロット界隈の方には詳しくないのですが、今年導入されたスロットの中では筐体の新しさや実際の遊び方・当たり方とかも含めてそこそこの注目を集めたらしいという話も流れてきました。一部では「誰もがハマるわけではないが刺さる人にはすごく刺さる」なんて評価も見られて、そんなところまで含めてめちゃくちゃWUGらしいなって思います。

 

 

人気投票の企画「パチスロ大賞2021」途中経過のニュースによるとWUGちゃんだいぶ頑張ってるみたいです。投票は12月21日(火)まで誰でも無料で受け付けているそうなので、よければ必ず投票してみてください。

www.pachimaga.com

 

【続報】

本当にキングオブパチスロ大賞2021人気投票第1位になったとの発表が12月27日にありました。ファンとしても率直に言って驚きの結果です。投票結果もですが、記事で紹介されている投稿コメントの内容が熱いですね。関係者の皆様おめでとうございます!

 

 

maga-free.com

 

【以上、続報おわり】

 

3. 令和のWUG公式グッズ発売

カルミナ社の提供によりいくつかのWUGグッズが新規製作されました。WUGスロ販促の一環ではあるのでしょうが、どんな理由であれ令和3年にもなって新たな公式グッズが出るのは驚きと喜びがあります。

 

アンケート回答によるプレゼント企画などで配られたマスクホルダーが個人的にお気に入りです。メンバーの2次元と3次元両方の姿が描かれて背景イラストがSSAのステージで客席側に草ブレードを持ったワグナーまでいるという、コンテンツ全体としてのWUGの世界観が極限まで詰め込まれた歴代最高クラスのWUG公式グッズではないかと個人的には思っています。

 

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↑普通の棒型ワグナーブレードに混じって右下あたりにW型の草ブレードが見える。

 

そしてワグナー待望のメンバー実写アクリルスタンド、それもポーズ別で2パターン。スロットの演出「WUG!タッチ」に用いられた姿をグッズ化したものですが、こちらもWUGの中では特別な意味を持つPolaris衣装であることが素晴らしいです。今になって初めてのアクスタが発売されたという希少性もあって7人セットで購入した人も多いような気がします。(オレモー)

 

 

更に我々の大好きなブロマイドまで新作が発売されました。11月23日・24日に開催された「東京雪祭2021」というイベントにカルミナ社が仮設ショールームを出展。WUGスロを含むパチスロ試遊台設置と7台連動アンベール映像の実演、そしてブロマイドセットの販売にアクスタの再販がありました。もはや令和のWUG現場ではないかとの声もあり、私も会場に向かいましてもちろんブロマイドも購入しましたがそれなりの数のワグナーが集まっててその賑わいを感じられただけでも行って良かったです。なおアクスタは開始すぐに枯れた模様。ワグナー元気すぎる。

 

 

4. カルミナ社がWUG愛を必要以上に大声で訴える公式ツイッター

製品のPRで活発に動いている様子のカルミナ社ですが、公式ツイッターではWUGに関するツイートがかなり熱くなっています。3月5日の菊間夏夜&奥野香耶さん誕生日から始まった各メンバーの誕生日祝いツイートに、ハッシュタグ#全遊技者大田化計画」「#愛WUGの祭典」の発信、そして新作グッズのプレゼント企画などさまざまな展開がありました。

 

 

メンバーの誕生日やその他の記念日にしっかり反応してるところは今となっては本来のWUG公式以上にWUG公式してるのではないかと思いますし、オリジナルのハッシュタグを作って盛り上がろうとするところがすごくワグナーらしいなと感じています。(#3月8日はSSA とか #ワグナー○○部 みたいな感じ。なんなら #WUG_ADVENT もそう。)

 

いいねやリツイートでWUGスロについての感想なども積極的に拾っているようで、いろんな人の感想が見られてとてもありがたいです。カルミナ公式様、本当にありがとうございます。

 

5. 舞台WUG青葉の軌跡、期間限定配信とグッズ再販

忘れてはならないのが「舞台Wake Up, Girls!青葉の軌跡」の展開についてです。2018年に上演されたこの舞台の運営チームとカルミナ社が連携していることは以前から知られていましたが、その繋がりによって舞台映像がYouTubeカルミナチャンネルで配信されました。期間限定とはいえまさかの無料公開という大盤振る舞いスーパービッグボーナス。

 

 

6月6日から19日の2週間の配信、3年前の実際の上演期間が6月7日~10日だったためそれに重ねたような形になります。最終日の19日には有志のワグナーにより「#青葉の軌跡同時再生」が企画され、非公式に開催された同時再生実況が盛り上がりました。ちなみに非公式のはずだったのにカルミナ公式の中の人も普通に混ざってたみたいです。映像配信に加えて当時の舞台会場で販売されていた公式グッズと、「#青葉の軌跡円盤化を諦めない」の声によって発売されたブルーレイの再販も実施されました。

 

当時を知るワグナーが再び舞台WUGを観るきっかけになったというのもそうですが、ファイナルツアー以降あるいはSSAよりも後の新しいワグナーがようやくこの舞台を観られたという声も聞こえてきました。(2018年舞台上演直後の6月15日にWUGの解散が発表されたというのも当時の忘れられない大きなポイント。)そういった意味でもこの配信には非常に大きな価値があったのではと思います。

 

6. パチスロ店に入ったことないオタクが人生初のスロット打ってみた

これは個人的な話になりますが、私自身も実際に近くの店舗に行ってパチスロWUGに触れてみました。これまでパチスロ店の入り方すら知らなかったオタクが、です。

 

収支負けてるじゃないかというツッコミはやめようね。WUGに会えただけで優勝だから

 

実機の演出や仕様についての細かい感想はほぼほぼ上の方に書いた通りなんですけども、店舗に足を運んでWUGの音楽に触れるという行為そのものがライブ現場を思い出しました。途中少しだけ困って店員さんに助けを求めたりもしたんですが、その前に予習しておいた初心者救済講座がとても参考になりました。

 

かつて自分がWUGのアニメやライブや舞台に初めて触れたときの気持ち・・・「これ本当に面白いのかな?」と思いながら半信半疑で触れてみたものが想像を遥かに超えて面白かったという経験に限りなく近い感覚をパチスロで再び味わうことができました。打ち終わったあとに「もう一度アニメとライブ全部観てえ・・・」って思ったのも印象的でした。"WUGの本当の力"を思い知った気分です。

 

 

パチスロWUGを打った感想というのは人それぞれですが、きっと私と同じように初めてスロットに触れて面白かったねって思ったワグナーさんも少なからずいたはずです。こうして新たにスロットという文化を知った人間を生んでくれたことも、パチスロWUGの恩恵だと思っています。

 

7. パチスロきっかけで新たなワグナーが誕生

最後に、これがパチスロWUGの最も大きな功績と言ってもいいでしょう。「パチスロからWUGを知って、WUGを好きになった」という新規のワグナーをYouTubeコメントやツイッターなどで想像以上に多く見かけるようになりました。楽曲を聴いたり関連動画を観たりだけでなくアニメ全部観たとかライブのブルーレイ買ったとか、だいぶ深く沼に落ちた人間もいるようです。ここまで来たらもう新規だのスロットだの関係なく普通にワグナーの仲間ですね。WUGに出会ってくれてありがとうと言いたいです。

 

また、パチスロライターと呼ばれるプロの中にもWUGにハマった方が何名かいるようで、めちゃくちゃ楽しそうにWUGスロ打ってる様子を彼らの配信動画で観ることができました。特にWUG!LIVE始まった瞬間のテンションの上がり方がほぼ完全にワグナーのそれになってて最高です。こうして見ず知らずのお兄さん方とWUGを通して同じ感情を共有することができたのも、パチスロのおかげです。

 

更に私が2週間ほど前に仙台へ行ったときに、パチスロYouTuberの方がWUG聖地でおなじみ餃子の天ぱりさんを最近訪れていたという書き込みもワグナー交流ノートで拝見しました。パチスロから広がるワグナーの輪が本当にあるんだと実感して嬉しくなりました。

 

まとめ

以上、私なりの視点で観測した「パチスロWUG」と、その影響で生まれた今年の出来事についてまとめてみました。WUG界隈には多種多様な広がりがあるのでこれが全てだとは言えないのですが、やはり2021年のWake Up, Girls!を語る上では避けて通れないほどパチスロの存在が大きかったのではと感じています。

 

私からのお願いなのですが、このブログを読んでくれた皆さんの中に「パチスロをきっかけにしてWUGが好きになった」という方がおられましたら、ブログでもツイッターでもなんでも構わないのでWUGに対する想いやいろんな感想など小さなことでもぜひ積極的に発信していただきたくお願いいたします。(このブログを読まれた感想でも嬉しいです。)それと、熱心にWUGの良さを広めようとしているワグナーが今も昔もたくさんいるのは事実ですが、それはいったいなぜなのか?という理由について少しでも考えたり想像したりして一歩踏み込んでもらえたらよりいっそう面白いんじゃないかと提案します。今からでも追いかけられるWUG媒体パチスロで登場するアニメやライブ映像の他にもたくさんあります。私も1人のワグナーとして、同志の皆さんのWUG推し活動(とスロット活動)を応援したいと思います。

 

約束の地SSAに辿り着いたあの日からおよそ2年半、こうしてまた新しい想い出や仲間を得られたことに感謝しまして、本日のブログを完走させていただきます。ありがとうございました。

 

 

 

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ちょっと追記:番外編

先週4日に開催された青山吉能さんソロライブ「よぴぴん家」は皆さん観ましたでしょうか?私は配信で視聴しまして、このライブ開催にもまさかのパチスロWUGから繋がる遠い縁が関係しているという話が出されて驚きました。

 

ライブの開催にあたって青山さんがその相談を持ちかけた相手であるバンドのギター担当おじさん木原良輔さん。(2018年にソロイベツアー青森公演にも出演された方、超凄いギタリスト。)この方が「WUGのパチスロが出た」というウワサをどこかから聞いて、その流れでツイッターでたまたま見つけた青山さんをフォローしたのが交流の始まりだったらしいです。つまりWUGスロがなければ青山吉能ソロライブもソロデビューも実現しなかったかもしれないという説もあるのです。衝撃の追加情報でした。

 

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