オタクの備忘録

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Aqours 6th LoveLive!埼玉セカンドホーム帰省を終えて

2022年3月5日・6日の2日間。「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>」と題されたライブに参加してきました。Aqoursにとっての6番目のナンバリングライブで、2月の名古屋公演と3月の埼玉公演が開催されたうち埼玉の方。会場は今年3月から名称の変わった旧メットライフドームことベルーナドームで、私個人としてはAqoursのライブ2DAYSに両日現地参戦するのは今回が初めてでした。

 

こうして文字にすると簡単になってしまいますが、実際にはここに辿り着くまでいろいろありました。最も大きな出来事としては、本来の6thで開催予定だった2020年のドームツアーが完全消滅してしまったこと。最後に開催されたナンバリングライブである5th(2019年6月)から現在までに2年9ヶ月も経ってしまいました。

 

もちろんその間にAqoursの展開全てが止まっていたわけではないのですが、実際のところ私はAqoursから、特にライブ現場からは少し離れていた期間がありました。ユニットライブにはCYaRon2ndのみ現地参加、それ以外は昨年末の横浜なども不参加で配信を観たり観なかったりというところ。直近の名古屋公演には別件のイベ被りもあったり......結果その週の別件イベントもコロナ絡みの状況悪化で延期されており、先月の時点では名古屋まで遠征するというのもなかなか難しい時期でありました。去年だったらLiellaで名古屋行ってるんですけども。

 

前置きが長くなりました。そんなわけで5thライブからちょうど1000日ぶりAqours単独ライブ現地にようやく参加してきました。毎度のことながら2日間とも本当に素晴らしいライブで、来られて良かったと心から思います。感想らしい感想や人が読んで面白いライブレポートのようなものは書ける自信がありませんが、今回思ったこと感じたことを以下に書けるだけ書き残しておこうと思います。

 

 

会場と座席など

会場のベルーナドームに来るのも1000日ぶりでございまして、屋根が付いてるだけの実質野外ドーム、毎回暑かったり寒かったりが大変ですが今回はもう寒かったです。比較的暖かかった初日に比べガチで冷え込んだ2日目は本当に死ぬかと思いました。通常の現場ではライブTシャツにマフラータオル程度の軽装ですが、手持ちの防寒具を全て着込んだ上からみかん色ビブス(昨年末に発売された応援トップス)を装着したヤバいスタイルでライブに臨むのは今回限りにしたいところです。

 

座席は両日スタンド上段、初日は三塁側のほぼ外野席でステージ真横でした。距離も角度も正直厳しいところでしたが規制退場でだいぶ早めに順番が来るのは助かりました。2日目も三塁側でしたがだいぶバックネット寄りの奥に移動しまして、こちらはステージ正面で画面も見やすくなかなか良い席でした。

 

座席の話をもうひとつすると、初日は隣の席についた人と少し話ができました。その彼はなんと高校生で今回がAqoursのライブ初参戦だという男の子でした。Aqoursに興味を持ったのが2~3年ほど前の中学生の時で、AZALEAの単独にも行こうとしたが延期したりして今回が初めてになった・・・との話。埼玉や東京から多少距離のある近県から来たとのことで高校生にはなかなか大変なことだろうと思います。こんな若い子が新しいファンとしてAqoursに会いに来てくれたと知っておじさんは開演前からとても嬉しくなってしまいました。

 

初参戦の高校生くんは曜ちゃん推しとのことで、実際に曜ちゃん/斉藤朱夏さんがこちらのスタンドに近づいてきたときには全力で水色のブレードを振っていてとても良かったです。そんな姿を見ながら自分自身も初めてライブに参加した頃の気持ちなんかを思い出したりして、改めて真摯な気持ちでライブに向き合うことができました。終演後にもそんな話をしましたが「一緒にライブを楽しんでくれてありがとう」と伝えたい気持ちでした。

 

今回のライブは当日券も出てたとのことで少し心配していたのですが、空席はあまり見当たらず自分の周りはだいたい埋まってたように見えました。むしろ周りのオタクの皆さんの士気が高いというか、「全力で楽しんでやるぞ!Aqoursちゃん応援するぞ!」みたいな空気感が以前のライブよりも強く伝わってきて非常に良かったと思います。

 

私はAqours現場に来る知り合いがあまり多い方ではないのですが、ツイッターで繋がってる人たちと現地ではなかなかお会いできなかったのがちょっと反省点でした。いつも楽しくツイートを拝見してますので、もし会ってくれる方がいましたら次の現場ではぜひよろしくお願いしたいです。

 

印象に残った曲

ライブの内容について、セトリ全部振り返るのも難しいのでまずは印象に残った曲だけ挙げていきます。

 

まずはDREAMY COLORです。昨年リリースされた中でも特に好きな1曲をようやく生で聴くことができました。アニメと5thライブまでの物語に区切りを付けたあと、更に1枚殻を破った現在のAqoursを象徴する楽曲であると思います。注目したのはダンスとフォーメーションの質の高さです。刻々と形を変える水や海のようなイメージで優雅な表現と抜群にキレのある振りが交差して、9人ぴったり揃って寸分違わぬダンスと精密かつダイナミックなフォーメーションのあまりの美しさに呼吸すら忘れました。純粋なライブ技術の高さに殴られたという感覚です。特に2日目の席ではラスサビ辺りの前方ステージを斜め上方から抜群の眺めで見ることができて、本当に感動しました。

 

次にスリリング・ワンウェイです。直前のAqours Pirates DesireとDaydream Warriorから続くかっこいい曲セクションの締めですが、かつてのAqoursが必殺コンボとしていたデイドリ→スリワンがここで復活したのが激熱でした。さすがにこの曲ではだいぶ暴れました。周りの迷惑にならない範囲で。終始クソ寒だったドームの中でこの時だけは汗をかきました。ここの連続3曲は黒とピンクを基調とした新衣装のおかげで今のAqoursの持つ新たなかっこ良さが表現されてたと思います。APDの重心低めの力強い構えとかデイドリ間奏のダンスパートとかスゲー良かったです。バチバチのレーザーに光と影をうまく織り交ぜた照明演出も100点満点でした。

 

生身のAqoursで駆け抜けたようなこのパートの直後に来るHAPPY PARTY TRAINも印象深いところでした。この曲をテーマとしていた2ndツアーでここ西武ドームに初めて立ったという文脈もありますし、長い間Aqoursの代名詞とされてきたアニメーションMVとのシンクロ演出が歌もダンスもより洗練されて帰ってきたような印象を受けました。

 

最後に外せないところはWONDERFUL STORIESでした。ライブのクライマックスである涙×の後に、この曲が来た瞬間リアルに頭を抱えて崩れ落ちてしまいました。私がラブライブサンシャインに深くハマったのがアニメ2期、Aqours単独の現地初参戦が3rdツアーからというオタクなのでそれはそれはもう本当に印象深いターニングポイントにある楽曲なんです。アニメ2期までの集大成という位置づけの曲ですが、それ以降も形を変えて現在まで続いてきたAqours、アニメとリアル両方のストーリーと9人の今までの想いがこの曲に込められているような気がしました。このベルーナドームで聴けることが死ぬほど嬉しかったですし死ぬほど泣きました。顔面拭くことを諦めて((あとでマスク替えればいいか・・・))ってなりました。涙と鼻水を吸収してくれてありがとうびしょびしょのマスクくん。花粉症じゃないです。

 

ソロ曲について

上記のような楽曲以外に、今回のライブでは2日間の入れ替わりで9人分のソロ曲が披露されるセクションがありました。これも3rdツアーを彷彿とさせる構成でエモいんですよね。私の推しである千歌のNever giving up!を初日に回収できた時点で勝ちでした。全身から高海千歌の魂を放出しているかのように見えた伊波杏樹さんの圧倒的表現力が尊敬に値します。一流のプロフェッショナルと呼ばせてください。それと並ぶレベルで100%の渡辺曜を表現していた突然GIRL斉藤朱夏さんも凄かったです。やはり「ようちか」しか勝たん・・・本当に「アニメで見ていた彼女たちがそこにいる」というステージは何度見ても感動します。

 

そして2日目、今回のライブで最も期待され注目されたと言っても過言ではないコットンキャンディえいえいおー!の凄さは圧倒的でした。降幡さん、小宮さんの黒澤姉妹がベルーナドームのMVPと言ってもいいかもしれません。強烈な世界観のMVを120%表現していたステージパフォーマンスがあまりにも凄すぎて最後ちょっと泣きました。ライブ構成スタッフとメンバーの本気を感じました。逢田さんが号泣していた(?)というのも納得です。MVだけが話題になりがちですがシンプルに曲も歌詞も良いんですよ。何かと不穏な現代社会にいま最も必要とされてるメッセージがこの曲に詰まってるんじゃないですか?それを黒澤ルビィ/降幡愛さんが歌い上げているという事実が素晴らしいんですよ・・・最高でした。そんな神曲の直後にあこがれランラランが来るのはズルでしょう。理屈抜きで泣きますよそれは。国木田花丸というスクールアイドルに高槻かなこさんが寄り添っている本当の理由がようやく分かったかもしれません。

 

タテホコツバサもっとね!はトロッコでの披露でした。ちょうどトロッコに付いてるアクリル板に小林愛香さんの姿が反射して2人いるように見えて、善子の二面性が表現されてるみたいな感じになって良かったです。衣装もすごく良い。松浦果南/諏訪ななかさんの歌うもっとね!も歌詞が好きですね。声や雰囲気ともベストマッチしていて私はソロ曲の中ではこれが1番好きかもしれません。スタンドマイク付きで披露された小原鞠莉Shiny Racersも圧巻でしたね。衣装も"シャイニー"の具現化かと思うくらいギラギラしてて良かったです。ただ、これを力強く歌い上げたあとに小走りで捌けていく鈴木愛奈さんの動きがちょこちょこして可愛かったです。そんなギャップ萌えが許されていいんでしょうか。すこ。

 

アンコール

5th以来のAqours Rainbowが今回もベルーナドームに架かりましたね。私は初日の担当色がイエロー、2日目がサクラピンクで、推し色ではないもののどちらのメンバーにも少なからぬ思い入れがあるのでこの色を灯すことができて良かったです。以前も経験しましたが再びあの虹の一部になれたことが嬉しかったですし、今後もライブ初参加勢なんかもいると思うのでそういう人たちのためにも毎回の定番として残していってもいいんじゃないかと私は思います。

 

アンコール1曲目はnot ALONE not HITORI。ライブのクライマックスは楽しかった1日を振り返りながら泣くみたいな雰囲気がシンプルに良いんですよ。優しく染みるような曲調に「1人じゃない」というメッセージが令和の厳しい時代を生きてきた今の自分たちに刺さります。ライブに来られるようになって本当に良かった。。。

 

オーラスはSUKI for you, DREAM for you!、メンバーみんなと客席が全力で「楽しい!!」を発散したような空間が最高でした。花道を広く使って9人が散らばった結果、アンコールの虹とは違う形で再びドーム全体が9色に分かれたのがとても良かったと思います。これを上が眺められるのもスタンド席の強み。2日目はアドリブでコットンキャンディのモーションを混ぜてきたのもめっちゃ笑えました。そして泣きました。2日目の夜はこの時点でもう本当に凍えそうなくらいの寒さでしたが、それでもこのライブに来られてよかったと心の底から思いました。最高でした。

 

その他の感想と総括

駆け足で書いてきたのでなかなかうまく感想がまとまらないのですが、印象深いところはだいたい書けたかなと思います。青空Jumping Heartのラスサビ前、ブレイクでドーム全体が完全な無音状態になったところとかも今のライブだからこそだなあと思えてとても良かったです。青ジャンで思い出しましたが全体的に振りコピ勢も結構いたように見えまして、振りコピ大好きな私は楽しかったですね。今後も周囲に配慮しつつ楽しんでいきたいです。青ジャンの後のWake up, Challenger!!もめっちゃ聴きたかった曲のひとつでようやく現地回収できました。その後のStep! ZERO to ONEAqoursHEROESみたいな初期曲もなんだか久しぶりでしたか?こうして振り返った結果だいたい聴きたい曲しかねえってことに気付いて笑いました。

 

結論やっぱAqours大好きなんですよね。楽曲もメンバーも物語も。前線から離れたり足踏みしていた期間にもその裏で新しい物語がたくさん生まれていたりして、それらを積み重ねた数年間の集大成が今回のベルーナドームだったんじゃないかと私は思います。ここまでの航海を綺麗さっぱり清算した上で、次に向かうのはAqours7周年そして二度目の東京ドームでの追加公演であることが発表されました。もうAqoursが立ち止まることはないでしょう、もし壁にぶつかることがあっても絶対にそれを乗り越えてくれるはずだと確信しました。あらゆる限界をぶち破って、まだ誰も見たことのない景色を彼女たちが見せてくれることを期待しています。

 

本日は本当に!!ありがとうございました!!!!!

 

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