Liella! 2nd LoveLive! 横浜公演Day1感想
みなさんこんばんは。およそ2週間で5現場7公演というライブ集中期間を無事に乗り越えて疲労困憊のオタクです。短い間にあちこち行かせていただきましたが、今回のブログは2022年3月12日(土)開催の
「Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~<横浜公演> Day1」
に現地参戦してきた感想になります。
ラブライブシリーズ現行最新作「ラブライブ!スーパースター!!」発の5人組スクールアイドルユニットLiella!(リエラ)のライブでございます。昨年のアニメ1期放送と1stライブツアー開催から凄まじい勢いで売り出し中のユニットですね。私が現地参戦できたのは1stツアー名古屋公演以来の数ヶ月ぶりでしたが、ラブライブ系現場としては先週のAqours6th SUNNY STAGEから続く連戦でした。その辺りの感想文も残してありますのでよければどうぞ。これを踏まえつつ横浜当日の感想を振り返っていきます。
ライブ全体的な感想
1stツアーに続く2ndということで、1stの良いところを引き継ぎつつ正統進化させたようなライブに感じました。もともと良かったライブが更に進化したわけですからそれはもうとてもとても良いライブでした。見事です。
Aqoursの例を出すと1stがアニメ準拠のライブ/2ndがアニメ外でユニットの魅力を前に出すライブという明確なコンセプト差があったと思うのですが、今回のLiellaはアニメ準拠だった1stの文脈からそのまま地続きで広がった世界観を2ndで表現しているように私は思いました。ライブタイトルにも引用されている最新の1stアルバム「What a Wonderful Dream!!」に収録された新曲群も注目でしたが、それらが従来の楽曲とうまく馴染んで今のLiellaの表現に加わっていました。
デビュー1年未満のメンバーを含むキャスト5名+2名のライブパフォーマンスレベルは1stツアーの頃から目を見張るものがありましたが、メンバーそれぞれが順当にレベルアップしていて安心して見ることができました。1stから積み重ねてきた時間の濃さと、それによるユニットとしてのまとまりがライブ中のMCなどにも強く出ていて、この成長をリアルタイムで追えることに感謝したいです。
会場まわりなどの話
今回の会場はぴあアリーナMM。2020年に開かれた比較的新しい会場ですね。(個人的には昨年夏のナナシスで初来訪。ラブライブ的には年末のAqoursドリコンやカウントダウンなど。)約1万人規模という広さと全体的な設備が綺麗なこと、最寄り駅から近いアクセスの良さなどが魅力だと思います。そして私の地元が横浜でございまして、自宅からも近いここにLiellaちゃん来てくれてありがとうという気持ちです。同じ首都圏とはいえ先週の埼玉所沢がだいぶ遠かったので。ヨコハマいちの名探偵を追っていた時代から大好きなホームタウンです。
物販の受け取りなどもあって早めに会場へ向かったのですが、以前の別現場から繋がりのあった遠方の知人が来られるというので久しぶりにお会いすることができました。私は前からAqoursのオタク、その方は主にラブライブ外の界隈でオタクやっていたという経歴でしたが、お互い新たにLiellaを追いかけるようになって数年ぶりに現場で再会することができました。アニメの内容や1stツアーの感想、お互いの好きな曲などを思いきり語り合えてすごく楽しかったです。知人いわく「こんなに若い娘(※ペイちゃん)を再び推すオタクになるとは思わなかった」と言っていたのが良かったです。クゥすみ好きですよ私も。
Liella横浜来たぞ!!!!! pic.twitter.com/iQU2THrO2Q
— よねぽん (@yonepon_pp_idol) March 12, 2022
そんなわけで無事にグッズも受け取って入場。今回の座席は4階席中段でした。前回の1st名古屋も4階席だったのが笑いどころです。(誤解なきように言っておくと私は席の良し悪しで一喜一憂するタイプのオタクではございません。本当に良いライブはどこから観ても神席なので。)もちろんそこそこの距離はありますが眺めは良く、センターステージも客席の様子も含め全体的に見やすい席でした。開演前に流れていたCMで先週のAqoursを思い出しつつ、しっかり集中した状態で開演を迎えられました。
開幕セクション
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01. GOING UP
02. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!
MC
03. What a Wonderful Dream!!
04. 1.2.3!
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開演直前に流れた映像がアニメ本編のStarlight Prologueで、自然と客席が5色に分かれていったところから始まった今回のライブ。ステージ全体に上から幕がかかっていて、GOING UPの特殊イントロとともに幕が切られて5人が登場するという演出には非常に興奮しました。開幕を告げるギターとチャイムの音、そして伊達ちゃんのタイトルコールが最高です。1stではかのんソロ披露だった曲を5人全員で歌うというのも良いですね。ノータイムでDancing Heart La-Pa-Pa-Pa!に続くのも完璧なスタートダッシュでした。アップテンポでかなり運動量の大きいダンスに見えますが、これを笑顔で序盤にぶつけられる自信と体力がすごいと思います。コレで1年目のユニットがやる2ndライブっていうのは本当なんだろうか。
最初のMCでは5人の挨拶の後「What a Wonderful Dream!!」というタイトルとアニメ・1stツアーに触れつつ、「夢」というキーワードについて語られました。ここまでに叶えられてきた夢と、2ndライブを通じてこれから叶えていく夢。ライブのテーマが分かりやすく提示されていて良かったと思います。そして新曲What a Wonderful Dream!!。Liellaでは初めて実写のMVが製作された楽曲であり、アニメと並行してリアルで活動する声優ユニットとしてのLiellaのストーリーが込められているように感じます。良い曲です。4曲目の1.2.3!はかのん・すみれ・恋という1stとは違う組み合わせでの披露。歌唱メンバーが変わることでまたライブで受ける印象と楽曲の意味合いが変わってくるような気がしました。1.2.3で4曲目っていう数字には何か意味があるんですかね?一歩先まで踏み出す的な。
序盤から中盤へ
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05. 水色のSunday
06. Flyer's High
07. だから僕らは鳴らすんだ!
MC
08. HOT PASSION
09. 常夏☆サンシャイン
10. Till Sunrise
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アルバム収録のソロ曲初披露が来ました。クゥクゥちゃんソロの水色のSunday、衣装良すぎ&傘を使った振り付けが良かったです。その傘にカメラを仕込んでガチ恋距離の映像を流すという徹底したオタク殺しに圧倒されました。続くFlyer's Highも千砂都のキャラクター性がよく表現された曲で、軽快なダンスに惹かれるものがありました。複雑なステップの足さばきが凄かったです。
だから僕らは鳴らすんだ!のクラップバトルもすっかり定番になりましたね。コールができない現環境では貴重なコミュニケーションのひとつだと思いますし、公演ごとに変化させやすい便利なパートだと思います。それから、この曲で5人がセンターステージに出てきましたね。1stツアーの会場では設置されてなかったセンターステージと花道の使い方がライブ全体を通して特徴的に見えました。センステ専用に組まれた新しいフォーメーションを難なくこなしていたことにもLiellaの凄さを感じました。
MCを挟んで登場したサニーパッションさん、HOT PASSION。曲も衣装もめちゃくちゃアイ○ツっぽいなあ・・・ってずっと思ってた。生で見るのは初めてのお2人でしたがパフォーマンスには安定感がありましたね。元気が出る曲で好きです。黄色い方のパァ!の人(聖澤悠奈役の吉武千颯さん)が終始笑顔で踊ってたのが印象的でした。続けて常夏☆サンシャインというのも納得の繋ぎ。とにかく楽しい。先週のサンシャインと違って寒くない。今回は専用衣装ではない新衣装でしたがこれはこれで印象が変わって良かったです。岬なこさんがダンスも歌もキレキレで良かったです。サニパの2曲目Till Sunrise、想像以上にライブ映えする楽曲でアリーナにもバチバチにキマってました。センステでの披露お見事でした。コンビの対称性、シンメ感が気持ちいいです。
ライブ中盤
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11. 青空を待ってる
12. 微熱のワルツ
13. Tiny Stars
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澁谷かのんソロ曲「青空を待ってる」。スタンドマイクから手持ちマイクへ、目いっぱいの感情を込めて歌を聴かせることに特化した構成に心打たれました。今回最初に泣いたのたぶんここ。花道を一歩ずつ確実に進んでいく伊達さゆりさんにかのんの姿が重なってエモの塊でした。葉月恋のソロ微熱のワルツは曲名通りのワルツで、青山さんのしなやかなバレエダンスが映える1曲でした。
ここで予想外の曲、Tiny Starsが突然流れて驚きました。「駆け抜けるシューーーーティングスターーーーーーー」で横転。心臓破裂するかと思った。しかもちゃんと専用衣装に着替えているのが熱いところ。後からよくよく考えてみたら伊達ちゃんの衣装替え相当忙しかったんじゃないすか??正直今回は聴けないと思ってたので予想外の収穫でした。
後半戦へ
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14. みてろ!
ダンスバトルパート
15. ノンフィクション!!
16. Day1
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ここからが今回の山場、スーパーペイちゃんタイムでした。ソロ曲ラッシュのラストがすみれのみてろ!だとは思ってませんでした。これもまためちゃめちゃライブ映えする1曲でかなりテンション上がりました。・・・え!?っていうかその衣装ノンフィクションじゃね!?ノンフィクション確定!?!?って、双眼鏡を覗きながら興奮してました。花火の特効まで使ってたの相当気合い入ってましたね。続けてノンフィクション、と思いきや急に千砂都VS恋のダンスバトルが始まって、マジでLiellaどこまでガチなん!?すごくね!?という感想になりました。ソロダンスをかっこよく見せるライブ、どちらかと言うと男性アイドル・男性声優系ライブの文化なイメージがある。
そして始まるノンフィクション!!、衣装まで揃った完全版の披露を待ち望んでいましたが期待以上でした。センター平安名すみれ/ペイトン尚未の威力がとどまる事を知らねえ・・・という感じです。そのままDay1、これはもう100点満点の繋ぎで優勝でしょう。ライブで聴くDay1は本当に良いんですよ歌詞も曲もダンスも。コールがなくてもブレードの振りだけで高まれる曲というのは強いですね。衣装とのベストマッチ具合も素晴らしかったです。今のところLiellaではDay1が1番好きな曲ですね。
クライマックス
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MC
幕間映像
17. 私のSymphony
18. 始まりは君の空
MC
19. Dream Rainbow
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MCを挟みつつライブは終盤へ。ノンフィクション!!の感想戦ではペイちゃんがセンター0番にいて背景照明がグリーンだという細かいところが嬉しかったです。で、ここにサニパの2人が加わると伊達ちゃんが0番に来るというのも良くできた並びでした。サニパ2人のMCも、キャラクターのイメージそのままリアルに出てきたような雰囲気でとても良かったです。柊摩央役の結木ゆなさん、ナイトセクシーかっこいい担当ではあるがスクールアイドルらしい年相応の可愛さも表現したいとおっしゃっていたのが解釈一致でした。
幕間映像はアニメ本編の振り返りダイジェスト。最初の白い羽が降りてくるところからもう泣きそうでした。メンバー1人1人の心情・それぞれの「夢」にスポットが当たっていくのが改めてグッとくるところ。直前にAqours6thを見ているからこそ刺さる部分もあって、「スクールアイドルは、お母さんの最高の想い出」でガチ泣きしました。そのまま私のSymphony、花道に並んだメンバーに1人ずつ順番にライトが当たっていって、5人全員で歌うという新しい演出によってこの曲の良さが更に深まりました。Liellaの物語が最も熱く詰まってるのはこの曲だと思います。さっきDay1が1番好きって言ったけど私のSymphonyが超えたかもしれん・・・もうコレがラストでいいじゃん。
でもライブは終わりません、始まりなんです。5人の物語が前進していることを力強く示した直後、Liellaの原点たる始まりは君の空が来るという・・・まさしく「私を叶える物語」とはこういうことだったのかと理解できました。ここまで来るともう、Liellaと出会って1年弱、今日を迎えるまで生きてきた自分自身の歩みとも重なってくるような気がしてくるんですよね。これが俺の物語なんじゃないかという。そんなことを考えていたら最後のMCでも再び「夢」に触れてくれました。「ついてきてくれますか?」ではなく「一緒に夢を探してくれますか?」であるという言葉が出てきたところにも、Aqoursとの対照性が見えて興味深いところでした。ライブ本編のラストはDream Rainbow、これも良い曲なんですよ。虹を架ける振り付け、虹と言えば先週のベルーナドーム、というところまで繋がってしまって感情グッチャグチャになりました。
アンコール
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幕間アニメ
20. START!! True dreams
21. Dreaming Energy
MC
22. ユニゾン
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なんだか感想もグチャグチャになってきました。アンコール中には幕間アニメで生首システム復活、これだけでちょっと興奮しました。特別ぶっ飛んだトンチキ展開ではありませんでしたが、逆にLiellaの日常感が溢れていて良かったです。しかも地元横浜のローカルネタに触れてくれて嬉しい。余談ですが私の横浜おすすめスポットは山下公園と揚州麺房さんですかね。ラブライブ関係者も縁ある場所です。餃子食え餃子。
幕間アニメは横浜から原宿へ、ラストには国立競技場を彷彿とさせる背景が。もっともっと大きなステージに立ちたい!という夢を語った直後に披露されるのがSTART!! True dreams。本当に素晴らしいですね。「本当の夢はとまらないんだね いま心が駆け出すんだ」歌い出しの1フレーズに今の自分がLiellaを追ってる理由全てが詰まってる気がします。やっぱ1番好きな曲コレにします。俺が死んだら葬式で流してください。続くDreaming Energyもライブのテーマである"夢"に寄り添っていてアンコールにぴったりな選曲でした。
最後の挨拶(※現実です)を挟んでオーラスは「ユニゾン」。あまりにもライブの締めくくりにふさわしい、むしろここ以外に歌われることが考えづらい曲。曲と歌詞の良さは当然ですが、生で披露されることの良さを噛み締めることができました。円陣を組んでメンバー同士顔を見合わせるところが本当に良い。これは泣くやつです。このためのセンターステージだったんですね。そこからステージ全体に広がって歌が終わるフォーメーションも、まだまだ大きくなっていくLiellaの夢を象徴しているかのように見えました。
まとめ、その他感想
書ける範囲で駆け足(書き始めて2時間)でしたが、なんとかここまでの感想を書き残すことができました。ライブ全体を通しての話ですが、とにかく5人全員の歌もダンスも光る物があり、まだデビューから1年経ってないとは思えないくらいの凄まじい伸びを感じることができました。1stツアーと比べて会場が大きくなったのもあり、よりダイナミックなダンス、フォーメーションと演出を楽しむことができました。フォーメーションはスタンド4階席から見られたというのも良かったです。あとは花道とセンターステージを使った演出の全て、これに尽きますね。まさしくLiellaが進む「道」を示しているようで、これから先もっともっと長く大きくステージが広がっていくことを期待させてくれました。ちょうど1週間前にAqoursが立っていたドームのように。
Liellaの楽曲群とアリーナ級ライブでの音響の相性。これも抜群に良いと思います。生楽器系の音もシンセ系の音も5人の歌声によく合ってて良いんですよLiellaの音楽は。この日の客席は両隣や前後との間隔が少し狭く感じましたが、周囲のファンの雰囲気も良くて気持ちよくライブを楽しめました。(オタクお気持ち表明ばっかしてないで良いときは良いってしっかり褒めよう。)逆に苦労したのは開演前、会場周辺に待機できるスペースがなかったところですかね。これはまぁみなとみらいという土地が悪い。でも物販はスムーズで、Liellaウォーターも買えたりしたんで良かったです。
最後はライブ全体のテーマ性の話をしましょう。1人1人の「夢」に向き合うという構成がとても刺さりました。アニメにおけるラブライブ!スーパースター!!という物語が軸にあって、その世界観がリアルと繋がって更に拡大していくような感覚にワクワクさせられます。キャストとキャラクター、両方をバランス良く大事にしてくれる姿勢が嬉しいですね。この物語に寄り添ってLiellaを追いかけていけば、私も私自身の物語を叶えていくことができるんじゃないか。そんな期待に溢れるライブの1日でした。以上です。ありがとうございました。
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ちょっと思い出したところ書き足し
・ライブパンフの1ページ目、キャラクターたちのやり取りだけでだいぶエモくなるんですけど、そこから1枚めくった次のページがエモすぎて死んでしまいました。オタクは円陣に弱い。(ヒント:ナ○シス武道館のキービジュ)
・全体的なセトリ構成と衣装の組み合わせが絶妙でした。大事な曲は大事な衣装で披露するというこだわりが感じられて素晴らしいです。一方で複数回の衣装替えを挟む割に流れが切れる感じは少なく、そういった部分にもラブライブシリーズ特有のノウハウ蓄積を感じました。
・序盤から中盤にかけて、ライブの世界観にグッと引き込まれていく感覚が凄かったですね。アニメのストーリーを中心軸としながらも2次元に頼りすぎず、3次元側でも生身の物語を展開していくようなLiellaの戦い方が私は好きです。
・キャラとキャストの関係性がもうホント好き。これがいわゆる2.5次元系コンテンツの真骨頂でしょう。メンバー同士の関係性もそうですが、この辺りがグッと縮まってきた印象があります。特に今回は、すみれに対する憧れと今度は自分がすみれの背中を押したいという決意を語ったペイちゃんが良かったです。
・最後の挨拶伊達さゆりさん。「好きなことを追いかけて突き詰めて、好きであり続けることは難しい」という言葉に深く共感しました。他ならぬ彼女が言うからこそ意味がるんですよね。Liellaやラブライブに限った話でなく、今後の自分のオタク人生を進めていくための良い指針になるモノを受け取りました。
・メンバー全員の傾向として、一流のパフォーマンス力を持ってる割にやたら謙虚なところが印象に残りました。見ているとなんだか応援したくなってくるような気持ちは、こういうところから来るのかもしれません。
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