オタクの備忘録

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Aqours 6th LoveLive! WINDY STAGE ライブ感想【後編】

Aqours 6th LoveLive! WINDY STAGEのライブ感想。【前編】からの続きとなる記事です。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

先のブログでライブ全体の感想をまとめました。こちらの【後編】ではセットリストを順に追っていく形で主に個別の楽曲についての感想を、配信アーカイブも観ながら振り返っていこうと思います。

 

※なお、【後編】はものすごく長いものになってしまいました。時間のある方向けですのでご注意ください。

 

 

 

 

 

開演前アナウンス~交響楽団入場

今回のライブでは、開演前にアキバレポーター(CV:高森奈津美さん)によって公演注意事項などがアナウンスされました。一般的な観賞ルール(録音撮影は禁止、応援は声を出さずに拍手で、など)を説明するだけでなく、司会/前説の役割も兼ねてAqoursのライブを盛り上げようとする熱のこもったアナウンスを聴くことができました。ここがラブライブの会場である、ということを強く印象づける粋な演出でした。

 

アナウンスの終わりに合わせて浦の星交響楽団が入場。もちろん盛大な拍手で迎え入れられたのですが、比較的スッと入ってきたDAY1の後、DAY2では奏者の皆さんもカメラに向かって決めポーズを取る堕天する、男性同士でハートマークを作るなどかなりノリノリで入場してきたのが印象的でした。

 

整列が終わってわずかな静寂。礼とともに再び湧き起こる拍手。ドームクラスのライブでこれほどの緩急を感じられたことだけでもグッときます。

 

今回のライブ0番目の楽曲とも呼べる最初の生演奏、

Main theme of LoveLive! Sunshine!!」にて開演が告げられます。

 

1stライブの頃から幾度となく開演の合図になってきたこの曲を聴くと、一瞬にして無数の現場の想い出が蘇ってくるような感覚があります。巨大スクリーンに映される指揮者カトタツと各種楽器演奏者の皆様。Aqours9名のメンバーが紹介される映像とそれに合わせて次々に変わる客席のブレードの色。最高の景色とともにライブの始まりを迎えることができました。

 

開演

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01. なんどだって約束!【生演奏】

02. 未体験HORIZON【生演奏】

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WINDY STAGEのテーマソングとして制作された最新曲なんどだって約束!が1曲目に披露されました。当然ながらオーケストラによる生演奏を従えての歌唱です。この曲に合わせた新衣装での登場。メンバーの姿が映し出される9分割映像スクリーンが冒頭から大活躍でした。初披露楽曲ですが、サビの振り付けが比較的分かりやすいものだったので初日から振りコピ余裕でした。楽曲のテーマ性を考えても、むしろ一緒に踊ってほしいという意図が込められてるように見えました。

 

イントロから繰り返し演奏されるギターリフが耳に残りますね。これを元にしたと思われるBGMがOCEAN/SUNNY STAGEでのオーバーチュアになっていました。同じフレーズを繰り返す構成自体が「なんどだって約束」を象徴するものに思います。そしてまた歌詞が良い。今のAqours、WINDY STAGEを象徴する楽曲としてこれ以上にふさわしいものはありませんでした。

 

スクリーンに映し出される、国木田花丸の姿から始まるMV。2曲目は未体験HORIZONでした。花丸がセンターを務める4thシングル曲。これを東京ドーム単独で披露するというだけで大きな意味があり、更に生演奏での披露だというのが嬉しいサプライズでした。

 

「WINDY STAGEへ!ようこそーーー!!」から始めるところも良いですね。2020年のラブライブフェスでも開幕1曲目に置かれた特別な1曲でした。一方ラフェス以降の披露機会にはなかなか恵まれない曲でもありました。そんな苦しい時期を乗り越えて、更なる未来へ向かおうとする今のAqoursが歌うからこそ深く刺さる歌詞があります。この日のために作られた楽曲なんじゃないかと思ってしまうくらいにイマをそのまま歌う歌詞に思いました。一言一句全てを引用して語りたいくらいの気持ちですがそれはまたの機会に。一時的な活動休止期間を経て表舞台に戻ってきた高槻かなこさんが笑顔でセンターに立つ姿にも溢れてしまう想いがあります。ラスサビではオーケストラをバックに無数の黄色い蝶が舞う特別な光景に感動しました。

 

2曲を歌い終えて最初のMC。「ただいまーーー!!」の第一声で始めるところが既に熱いです。”約束”通りに戻ってきたんだな、東京ドームに...

 

「前回の東京ドームに来た人」と「今日初めてAqoursに会う人」のどちらにも問いかけるのが良かったかなと思います。リピーターが多い印象でしたが初めての人も結構来ているようで嬉しかったです。

 

序盤の日替わりセクション

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(DAY1)

03. DREAMY COLOR

04. Awaken the power【1年生】

05. 未熟DREAMER【3年生】

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Aqours初の実写MVでおなじみとなったDREAMY COLOR。個人的には前回のSUNNY STAGEでも強く印象に残った曲のひとつです。近年のAqoursを象徴するものとして大好きな曲です。前回とは違ってメインステージでの披露だったのがまた良かったです。巨大スクリーン9分割で映されるメンバーの姿もこの曲によく合っていました。

 

次の曲のイントロが聴こえてきてかなり焦りました。Saint Aqours Snow11人の楽曲であるAwaken the power!!しかもAqours1年生の3名のみで歌うという特別版でした。(正直Saint Snowのサプライズ出演も警戒してました、が結果的に今回は不参加。)本来の歌唱メンバーとは異なる顔触れで歌うことで、楽曲にまた違った文脈が乗るというのが私は本当に大好きなやつです。これユニットライブでも見たパターンじゃないですか?あとLiellaでも見ました。過去の経験から良かったものを引き継ぐやつどんどんやっていきましょう。しかもAtpに1年生というのが文句なしに完璧な正解でした。

 

続く未熟DREAMER3年生で歌うやつでした。いやいやいやいや待て待て待て待てお前お前お前!!ご丁寧に専用の描き下ろしイラストまでご用意してスクリーンに流す徹底ぶり。危うく泣き崩れて2階スタンドから滑り落ちるところでした。ファールボールにご注意ください。Aqoursの運営はいつからオタクの殺し方を覚えたんですか。

 

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(DAY2)

03. Future flight

04. ハミングフレンド【1年生・2年生】

05. 空も心も晴れるから【2年生】

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話は変わってDAY2。DREAMY COLORだと思っていたところにFuture flightが来てまたもや驚かされました。ここまでの6thツアーで両日固定してきたドリカラを切ってFfをぶつけてくるという大胆なセトリ構成に脱帽しました。これ考えた人にボーナス払ってください。この日DAY2のライブ全体が持つ文脈を考えれば確かにピッタリの選曲だと思います。「君を信じる僕を信じてよ」「僕は信じる君を信じるよ」の歌詞が特に好きです。現在地では満足することなく更なる未来新しい世界へと進んでいく、前向きな姿勢を象徴した1曲でした。

 

ハミングフレンド。CYaRon2ndやドリコンなど最近の採用率が上がってきた初期曲のひとつ。桑原聖(Arte Refact)......マジで良い曲なんだよな~~~!これの良さが分かるオタクこそ本物......みたいなこと言っておけば古参イキリできる雰囲気あります。青ジャンのカップリングながら実際根強い人気のある名曲です。今回はあえて1年生2年生のみの6人で歌ったところも深いです。学年ごとの3人ずつが固まってわちゃわちゃしながら歌ってたのがとても良かったです。

 

2年生のみでの歌唱になったのが空も心も晴れるから。また良いところ突いてきましたね。アニメ2期7話のオタクとしてもぶっ刺さりです。ゆっくりと進むトロッコで歌う姿、晴れやかな表情、優しい目と歌声がとても素晴らしく印象に残るものでした。

 

ソロ曲セクション

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DAY1

06. OKAWARI Happy life!【千歌ソロ】

07. Love Spiral Tower【梨子ソロ】

08. 1STAR【ルビィソロ】

09. MOTTO-ZUTTO be with you【ダイヤソロ】

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連続してソロ曲披露のセクション。高海千歌が、桜内梨子が、そこにいました。ドーム規模のライブで、9人どのメンバーが出てきてもソロのステージが完璧に成り立つという、個人の力の強さが存分に発揮されたところでした。それこそソロ主体で活動する虹ヶ咲にも引けを取らない強さだと思います。

 

センターステージからバックステージへと高速移動リフトで駆ける伊波杏樹さん。会場中のオタクに椅子になりてえと思わせたセクシーすぎる逢田梨香子さん。こうした特殊ギミックの面白さもあるセクションでした。

 

巨大スクリーン全面に広がる青空をバックに歌う黒澤ルビィ/降幡愛さん。EDMと和のイメージを融合させたというダイヤソロ曲では尋常じゃない量のレーザー照明が飛び交っててスタンド2階席からの景色もとんでもないことになっていました。こんなにすごい量のレーザーは過去どんなライブでも見たことありません。DJとしても活動の場を広げる小宮有紗さんのかっこよさと美しさが表れていた気がしました。

 

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DAY2

06. RUN KAKERU RUN【果南ソロ】

07. やあ!行雲流水!?【花丸ソロ】

08. Paradise Chime【曜ソロ】

09. Love is all, I sing love is all!【鞠莉ソロ】

10. 迷冥探偵ヨハネヨハネソロ】

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DAY2は松浦果南/諏訪ななかさんのソロから。軽やかなステップを踏みながら花道を進む姿がこの曲のテーマと雰囲気によく似合っていました。

 

注目の1曲。アコースティックギターを抱えてメインステージに上がった高槻かなこさんの姿に驚きました。時おり左手のコードを確認しながらスタンドマイクに向かって歌う姿に、笑顔と背景の青空がよく合っていてとても感動的でした。作中で楽器を弾く描写はない国木田花丸のソロ曲ですが、今回のステージにはぴったりの演出でした。高槻さんが弾き語りをするというのを発案した人とそれに許可を出した人、素晴らしい采配だったと思います。

 

渡辺曜/斉藤朱夏さんの軽快な楽曲に合わせたパワフルなダンスの安定感はさすがの一言でした。このようなダンスパフォーマンスで魅せられるメンバーがいるというのもAqoursの大きな強みになっています。一方で歌唱力に定評のある小原鞠莉/鈴木愛奈さんのソロ披露も見事なものでした。トロッコから全方位へ、そしてカメラへと向ける視線の使い方も素晴らしいと思いました。

 

リリースのタイミングゆえに試聴動画すら公開されていない状況で初披露された完全新曲「迷冥探偵ヨハネ」を歌った津島善子/小林愛香さんがソロ曲セクションのトリを飾りました。"ヨハネ"らしいダークなかっこよさと"善子"のポンコツ可愛い面の両方が表現されたような歌で、ロングスカートからショートパンツへの衣装パージも見られました。ガーター絶対領域が見えた瞬間に双眼鏡を覗きこんだオタクは自首しましょう。はい。

 

大サビでは巨大スクリーン全面を使ったクソデカい漆黒の翼が生えて究極完全体最強堕天使ヨハネ様が東京ドームに降臨なされました。いやデケェェェェェェ!!カッケェェェェェェェ!!レーザー照明もバチバチに飛び交っててめちゃくちゃ興奮しました。このための巨大スクリーンでしたか。演出、歌唱、全てにおいて最高の1曲でした。

 

 

きょうのAqours~劇伴パート(1)

交響楽団の生演奏による劇伴「前回のラブライブ!サンシャイン!!」を挟んで小休止。千歌のモノローグから「きょうのAqours」パートが始まりました。

 

DAY1は曜・果南ペアが海釣りを行うシーンから。なかなかうまく釣れずに嘆く曜に対して、果南の語った「広い海で狙ったお魚が釣れることが奇跡。思わぬお魚に出会えるから楽しい」という言葉が印象的でした。いろんな作品や現場界隈を渡り歩く中でラブライブサンシャイン/Aqoursに出会えた私自身の経験とも重なるように思いました。(隙あらば自分語り)

 

DAY2はダイヤ・善子ペアが古着屋へ買い物に行く場面。大人っぽい雰囲気やスタイルの良さを褒められて満更でもないダイヤと、ちょっとくらいは謙遜しなさいよと言う善子。2人の性格や関係性がよく見えるエピソードでした。「おそろっち」というワードが出てきたことはLiellaのオタクとしてもじわじわくるところ。ダイヤルビィ善子で、おそろっちおそろっち~!してくれ......

 

浦の星交響楽団による劇伴演奏のパートへ。楽団についてはライブ感想【前編】にも書きましたがここの演奏も素晴らしいものでした。

 

舞い降りた奇跡(1期)Hello New Season!(2期)梨子の想い、千歌の想い(劇場版)など、いろんな時期の曲をバランスよく披露してくれたのも良かったです。また、カトタツの煽りで観客の手拍子が入ったりしたところも、一般的にイメージされるオーケストラコンサートとは違った雰囲気があって面白いと思いました。

 

DAY2で演奏された北国の空(2期)ではテンポの速いソロ回しのようなパートもあってプロの演奏力を存分に味わうことができました。私たちの輝きはそこに(2期)...アニメの劇伴として大事な場面の曲であると同時に、3rdライブ終盤に流れていたことがとても想い出深い1曲です。これを生演奏で聴けたことが本当に嬉しかったです。

 

ライブ中盤

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11. KOKORO Magic “A to Z”

12. GEMSTONE “DE-A-I”

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ライブは中盤へ。2019年にリリースされたスクスタコラボ楽曲KOKORO Magic “A to Z”はなんと今回のWINDY STAGEがライブ初披露でした。リリースから約3年。(ちょっと信じられなくて過去のデータを確認しましたがマジでした。ココマジだけに。魔法でぶっ飛びワッチャッチャって感じですね????)

 

これに合わせて専用衣装も初お披露目。さすがに衣装の肌面積まで完全再現とはいきませんでしたが、透け感のある生地からお腹をチラ見せしているなど、ちょっとお姉さんになった9人の大人の魅力溢れる上品な衣装に仕上がっていました。

 

衣装、楽曲ともにアラビアン系の独特なイメージを持つ曲。ライブ現場特有の重低音がよく響いてシンプルに高まりました。未知の存在との新たな出会いというのが歌詞テーマやMVの世界観に含まれ、それがスクスタのテーマ性にも合っていると思います。そんな曲をここWINDY STAGEで披露したことにも強い意味があると感じました。特徴的なダンスもライブでは初披露でしたが、よく考えたらCGの方をずっと見てきたんですよね。振りコピ余裕で楽しかったです。完璧に息の合った9人のフォーメーションワークもやはり素晴らしいところ。

 

スクスタをベースにした3DCG付きMVもスクリーン中央で流れ、それに対してカメラアングルを完璧にシンクロさせた映像がスクリーン両サイドに流れていたのが強く印象に残りました。今までのAqoursのシンクロパフォーマンスとはまた一線を画す、相当な完成度を見せていたリアルタイムでのカメラスイッチングが圧倒的でした。(配信アーカイブではこれがあまり見られなかったのがちょっと残念なところ...スクリーンだけを映した固定アングル映像くださいよ運営さん)

 

ココマジと同じく初披露のGEMSTONE “DE-A-I”が続きます。ブルーレイBOX付属CDに収録された最新リリース曲のひとつ。疾走感あるロックサウンドに合わせた力強い歌声とダンスが映えます。これまでの道のりを振り返りながら、これからの未来へ向かう意志を歌うようなストレートな歌詞が熱いです。間奏部分のロダンス回しも含め、全体的に激しく跳ねるような振り付けが印象的でした。ココマジ衣装ともよく合っていた気がします。

 

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13. Next SPARKLING!!

14. i-n-g, I TRY!!

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MCを挟んで始まった次の曲で平成の亡霊が成仏しました。(なんどだって成仏!)

5thライブのサブタイトルでもあり、それ以来の披露となった

Next SPARKLING!!です。

 

劇場版のクライマックスを飾る曲ですけれども、あれなんですよ。5thライブのオーラスを飾った1曲でもありまして。2019年6月のメットライフドームあの日あの年の全ての想い出が一瞬にして蘇ってくるような感覚に押しつぶされて、もはやブレードを振る事すらできずにひたすら泣きました。ただひたすらに重い。(DAY1)(ちなみにこの日私が現地に着て行ったTシャツがちょうど5thライブのものでした。DAY2にWINDY STAGEのTシャツを着たため。)

 

DAY2はもう少し落ち着いて聴くことができたんですけど、メインステージ下段に1年生2年生、上段に3年生という特殊なフォーメーションでの披露でした。もちろんアニメ本編の映像ともシンクロしています。で、在校生組と卒業生組をそれぞれ映したカメラ映像を半透明に重ねることで、離れているはずの全員が手を繋いでいるという構図になりまして。泣きました

 

 

忘れない 忘れない 夢があれば

君も僕らもなれるんだ なりたい自分に

忘れない 忘れない 夢見ること

明日は今日より夢に近いはずだよ

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

あああああああああああああああ!!!!!!!!!

(声なき叫び)

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

拍手すらできないままひたすら大号泣。アウトロのフェードアウトともにステージ裏へ下がっていくメンバーたち。ただ、ここで終わらないのが2022年のAqoursです。

 

i-n-g, I TRY!!では3年生が再び登壇。サビの部分ではアニメの場面を切り取った写真の数々がスクリーンに流れてきます。そして1年生2年生も合流。

 

いつか思い出に変わるの?変えてない

現在進行形だよ "ing"だよ

 

人の夢は!!!!終わらねェ!!!!!!!ドン!!!!!ONE PIECE

 

Next SPARKLING!! に i-n-g, I TRY!! を繋げてくる構成。この2曲がセットだったわけですね。ストーリーの完結を迎えて集大成で終わることはなく、まさに現在進行形でまだまだ進んでいくんだと高らかに宣言するようなステージでした。(この夢が、DAY2ラストに現実となることを知ります。)

 

かつての5thライブは擬似的なファイナルライブで、終わりを越えていくための儀式だった。という認識でしたが、その膨大な文脈をたった2曲に詰め込んで再現してしまった。そういう風に見えました。見事としか言いようのない、完璧な構成でした。

 

 

きょうのAqours~劇伴パート(2)

再び「きょうのAqours」パートへ。

DAY1では鞠莉・花丸ペアにスポットが当たります。小原家の所有する馬、スターブライト号のお世話を2人でしています。鞠莉の愛馬が!!

 

ダイヤ・善子ペアもそうでしたが、1年生3年生の関係性が見えるエピソードがとても好きです。花丸とともにティータイムを楽しむ鞠莉の優しい声色がすごく良いんですよね。下級生はどんどん甘やかされてほしい。お互いがキラキラしていて見てて飽きないという関係性にウオォ・・・と唸りました。

 

DAY2では、今回の核となる梨子・ルビィのエピソードが明かされます。2人で相談するために3年生をそれぞれ各メンバーから遊びに誘ってもらった、と語るルビィ...めちゃくちゃ大事な役割を担ってますね...お前がMVPだ......

 

こうして梨子の机の上に置かれた1冊のノート、「約束の歌(仮)」と書かれてた場面で鳥肌が立ちました。リアル側で作られた楽曲なんどだって約束!にこうしてアニメ側のエピソードも乗っていることを示唆してくれたのが熱いですね。

 

浦の星交響楽団によって演奏される曲は「DETERMINATION」。アニメ1期の劇伴であり、11話の想いよひとつになれや13話MIRAI TICKETの披露前など最も重要なシーンで流れていたことが印象深い曲です。そして私個人としては3rdライブの開演直前に流れていた想い出が強く心に残っています。今でもAqoursのライブ現場へ行く日は必ず聴いていて、劇伴の中でも特に好きな1曲です。

 

2期ONE FOR ALL、劇場版Everything is here...最重要シーンで流れる名曲のオンパレードといったところです。ラストは起こそうキセキを!でした。またしても3rdライブに強く印象付けられた楽曲で泣きました。アニメ2期~3rdライブ前後の2018年のAqoursのオタクである私を確実に殺すセトリでした。劇伴音楽を通して物語と想い出を辿るという貴重な経験ができました。浦の星交響楽団の皆様、本当に素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

ライブ終盤

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15. KU-RU-KU-RU Cruller!

16. Deep Resonance【生演奏】

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ここへ来てようやくツアータイトルを冠するKU-RU-KU-RU Cruller!の出番です。モンストのコラボ曲ということで、ゲーム的な世界をイメージしたような独特な雰囲気のアニメーションPVを持つ楽曲です。そしてここでメインステージ中央のムービングステージが動き出しました。ちょっと現実感の薄い近未来的ギミックが楽曲イメージとマッチしていたように思います。未来ずら。

 

(実は人力でステージを動かしてたというウワサを見たんですがどうなんですかね?だとしたら動力的にはぬまづフェスの富士山神輿と同じじゃないか・・・)

 

オーケストラピットの前まで移動したステージで披露されるは

Deep Resonance

なんと生演奏付きでした。今回のライブ中でもトップクラスに盛り上がったクソカッコイイ1曲でした。白1色に染まった会場で正直UOもめちゃめちゃ焚かれててブチ上がりました。センターを務める善子/小林愛香さんの歌もダンスもバチバチに仕上がってて最高です。キレのあるストリングス、ギャンギャンに歪みの効いたギター、そしてカトタツの熱い指揮まで揃ってこの曲の強さが抜群に引き出されていました。これ1曲だけで現場に来た価値がある、そう思います。

 

MCを挟んで次の曲へ。事前に楽曲投票を実施していた「浦の星交響楽団の生演奏付きで披露してほしい楽曲」が、投票の結果1位と2位がほぼ同数になったためDAY1・DAY2でそれぞれ1曲ずつ歌うことになったとの説明がされました。

 

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(DAY1)

16. 心の羽よ君へ飛んでけ!【生演奏】

17. Brightest Melody【生演奏】※投票採用曲

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「皆さんに届くように、一生懸命に歌います」という言葉から始まった心の羽よ君へ飛んでけ!オーケストラサウンドのよく合う曲です。2021年にsssSのカップリングとしてリリースされた曲、ゆえにとても重いメッセージ性が乗る歌です。

 

すぐに会える君と 会えるよすぐに

空と海の境界の夜明け

 

暗い闇のような世界を乗り越え、夜明けを望むAqoursの、皆の願いが込められた歌のように思いました。「すぐに会える」これをライブ会場、東京ドームで歌うことに意味がありました。

 

投票楽曲の1曲目は

Brightest Melody

でした。間違いない。納得。素晴らしい結果です。劇場版においてSaint Snowとの決着をつけた「もうひとつのラブライブ勝戦」楽曲。Aqoursにとっての切り札中の切り札、最高最大のカードです。これをラブライブ本戦の会場たる東京ドームで披露する意味なんですよね。"Brightest"ですよ。最上級なんです。この輝きは。

 

Ah! どこへ行っても忘れないよ

Brightest Melody

歌うたびに生まれ変わるみたいで

Ah! いつまでもいたい

みんなの想いは きっとひとつだよ きっと...

 

「どこへ行っても忘れない」んです。4thライブから3年7ヶ月、多くの苦難を乗り越えて、Aqoursは約束を果たしにここ東京ドームへ戻ってきました。私自身も、そして周りのファンも、みんなそうです。どんな状況にあっても心の奥底に刻まれた想いを忘れることはありませんでした。

 

「歌うたびに生まれ変わる」。これまでに開催されたライブ、歌われてきた歌。何ひとつ同じものはありません、常に生まれ変わり続けてきたのです。そうした積み重ねの上に今このWINDY STAGEに辿り着き、そしてまた新たな未来へと歩き出しました。

 

この曲を浦の星交響楽団とともに披露する。最高の場面、最高の形で繰り出すことになりました。ラブライブサンシャイン/Aqoursの持つ全ての物語を象徴する歌と言っても過言ではありません。こうしてAqoursが最も輝く瞬間を見届けることができました。

 

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(DAY2)

17. キセキヒカル【生演奏】

18. 想いよひとつになれ【生演奏】※投票採用曲

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前日の内容を受け、どんな曲目で来るのかと期待しながら臨んだDAY2。その期待に完璧に答え、超えてくれました。

 

キセキヒカル。劇伴曲起こそうキセキを!をベースとして作られ、アニメ2期の物語を内包した裏テーマ曲とも呼べる存在です。その特殊な立ち位置から、4thライブでは唯一Aqours交響楽団が共同で披露した楽曲です。その幻のステージが再び東京ドームに帰ってきました。

 

劇伴曲とアニメ/ライブ/物語の親和性が極めて高いラブライブサンシャインのコンテンツ特性を象徴するような存在に思います。「あきらめないことが夢への手がかり」「やまない雨はないと走って来たよ」どんな逆境においても決して諦めることなく足掻くことを肯定し続けた、サンシャインAqoursの哲学がまるごと込められた歌です。そこに今までのAqoursが歩んできた年月が重ねられ、更に重く深く、力強い歌へと進化を遂げました。

 

そして、DAY1で披露されたBrightest Melodyと双璧を成すもうひとつの投票楽曲。それは

想いよひとつになれ

でした。

 

アニメ1期11話1stライブ、そして4thライブへと形を変えながら多くの物語を紡ぎ感動を生んできたこの曲。桜内梨子/逢田梨香子さんのカラーであるサクラピンクのブレードを振る手に力が入りました。

 

ブラメロの採用がある程度想定できた一方この曲が通るとは正直思ってなくて、自分も思い入れの深い他の曲(WBNW)に入れてたんですけど、いざ来てみればここで歌うならやっぱこれしかないじゃんという完璧な正解でした。投票企画でこういう答えを出せるAqoursのオタクが大好きです。投票してくれた人マジでありがとうございました。

 

 

でも、そうなってくるとDAY1にブラメロ/DAY2に想ひとを配置したという采配にびっくりするんですよね。今回のセトリには本当にものすごいファインプレーがいくつも発揮されていました。

 

巨大スクリーンを惜しみなく使って流されるアニメ本編の映像。その映像にはいない9人目が立つ実際のステージ。これがラブライブシリーズ内でも特に異質なんですよね。アニメとリアルのシンクロを目指しながら、あえてその縛りを破ったことで生まれた物語がありました。これがまた私の好きなAqoursの一面でもあります。

 

そして、オーケストラアレンジでピアノの音が明らかに存在感マシマシにアレンジされていました。そういうとこなんだよなあ!!浦の星交響楽団!!!!好き!!!!!!になりました。そこに弦楽器や管楽器の音も映えます。もちろん生演奏にAqoursの歌唱も負けていない。

 

ここに至る全ての要素と、メンバー"18人"楽団スタッフ観客全員の想いがひとつになって、過去最高打点を叩き出した奇跡のステージを観ることができました。

 

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19. smile smile ship Start!【生演奏】

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DAY1:Brightest Melody、DAY2:想いよひとつになれの後、ライブ本編ラストで披露されたのはsmile smile ship Start!でした。

 

2021年にリリースされた5周年記念楽曲。本来開催されるはずだった幻の6thライブ、ドームツアー2020のオープニング曲Main theme of Aqours 5th anniversary!!を原曲としていて、イントロにはMain theme of LoveLive! Sunshine!!から引用されたフレーズもあります。sssSのベースとなった5周年メインテーマ。それが実際に使用されたのはドームツアーではなく無観客オンラインライブLOST WORLDの冒頭でした。「ワン!ツー!スリー!」のかけ声に合わせて「AZALEA 1st」「PERFECT WORLD」「ドームツアー2020」の3つのライブがLOSTするという衝撃的な映像が今も目に焼きついています。

 

 

そんなコロナ禍の負の記憶を背負ってしまったsssS。実際の曲調としては非常に明るく元気なものであり、まだ見ぬ広い世界へ航海に乗り出そうというAqoursの前向きなエネルギーがこれでもかと詰まった歌詞が特徴的です。

 

もともと交響楽団との共演を想定された楽曲でもあり、踊るように歌うように奏でられる軽快なサウンドが自然と笑顔を呼び起こします。一言で言えばお祭り感。この場にいる全員でAqoursの新たなる船出を祝うような、そんな雰囲気が溢れました。ライブ本編のラストを飾るにふさわしい1曲でした。

 

アンコール

鳴り止まない拍手は、やがてアンコールのAqoursコールを模した手拍子へ。

 

そのアンコール明けは「きょうのAqours」の映像から始まります。ここまでの4つのエピソードを経て千歌のもとへ全員が集合しました。わいわいと賑やかな9人の姿が印象的です。

 

そして夕焼けに染まる海を眺めながら、千歌のモノローグ。

ずっと同じではいられない。

大きな海を渡ってやってきたこの風は、またどこかへ吹いていく。

キラキラの太陽が昇ったり、沈んだりするたびに、いろんな形になって。

ときに厳しい向かい風になったり、背中を押す優しい風にもなる。

巡り巡って、また帰ってくる。

そう、なんどだって。

 

WINDY STAGEと名付けられたこのライブがどういう意味を持つように作られたのか。その答えがこれらの言葉にあるような気がします。「巡り巡ってまた帰ってくる」と表現されたの在り方は、Aqoursを追いかけてきた私自身の人生、オタクとしての生き方にも重なるように思いました。

 

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20. 君のこころは輝いてるかい?【生演奏】

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アンコール1曲目は君ここ。ライブTシャツにメンバーカラーのスカートというシンプルな衣装で歌われました。Aqours始まりの1st楽曲をこの大事な場面に持ってきたということ。もはや何も言うことはなくこれが全てです。4thライブの1曲目が君ここだったことにも繋がるでしょうか。この東京ドームはゴールではなく通過点、新たなスタート地点として位置づけられました。

 

Aqoursのライブは...やっぱり"君"と"僕ら"の物語なんですよね。一方通行ではなく1対1。君ここを筆頭に、なん約も、未ホラも、ブラメロも、想ひとも、全部そう。「客席にいるそこのお前も当事者なんだぞ、本気でかかってこいよ」と強く叩かれたような衝撃を確かに感じました。

 

今 みらい 変わりはじめたかも

そうだ僕たちは まだ夢に気づいたばかり

 

どんなに大きいステージに立っても、何度素晴らしいライブを作り上げても、絶対に忘れないAqoursの初心がここにありました。きっとこの先に何があっても折れることなく進んでいくだろう、と確信することができました。

 

最後の挨拶

DAY1では、「不安」をこぼすメンバーがいました。2度目の東京ドームというものに対するプレッシャーをかなり重く感じていた様子が印象的でした。一度は消失してしまったドームツアー、次はここに帰ってこられないかもしれないと思っていた不安も口にしていました。斉藤朱夏さんに至っては「ライブに観客がいない夢を見た」とまで語られていました。とても"重い"言葉がありました。

 

二度あることは三度ある、それからなんどだって約束!に掛けて、3回目の東京ドーム公演を必ずまた実現したいという宣言、約束をしました。小宮さんの言葉で、配信で観ている人も次は現地に来てほしいという約束もありました。これはDJとしても活動する小宮さんならではの言葉かなあと思いました。

 

コール封印環境でのライブを「サイレント東京ドーム」と称した高槻さんの言葉選びが面白いなと思いました。いつか必ず声が出せる現場へ、行きましょう。これもまた約束です。

 

逢田梨香子さん。この方は誰よりも冷静に、AqoursAqoursを取り巻く環境を見ている人なんじゃないか。そう感じました。DAY1で最も印象に残ったのがこの方のMCでした。「アニメーションが無い」ということに言及したのは、もしかしたらDAY2への布石だったかもしれません。

 

一方、ラストを締める伊波杏樹さんの挨拶は、誰よりも真っ直ぐにファンに向き合うものだったと思いました。「誰か1人でもライブに足を運んでくれるのであれば、私たち9人はその1人のためにパフォーマンスをする」という熱い言葉に感動しました。

 

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DAY2では、9人の挨拶の前にチャイムが鳴り、特報が発表されました。今回はスクリーン中央で特報映像を流しながら、両サイドにメンバーの表情を映してくれたのがとても良かったです。これもまた巨大スクリーンの恩恵。最後まで本当に大活躍でした。

「OCEAN STAGE / SUNNY STAGEのライブブルーレイ発売」

「沼津地元愛まつりのキービジュアル発表」

「来年2月/3月のEXTRAライブ開催」が発表されました。

 

そしてもうひとつ。最大の特報となった

"幻日のヨハネ"シリーズアニメ制作決定」が発表されました。

このとき現地の拍手のデカさが本当にすごいことになっていました。

ヨハネ役、小林愛香さんの涙に私も泣きました。

 

 

「皆さんの声が聴けるまでライブやめません!」降幡愛さんの言葉が頼もしいです。「(新作アニメについて)発表できたからね!もう誰も逃がさないから!発表したもん勝ちだから!」と話す小宮有紗さん。DAY1の「なんどだって約束」に続いて力強いMCでした。そして目力も強いから説得力がすごい。さすが生徒会長です。

 

「この9人で」「9人欠けずに」を繰り返した諏訪ななかさんの言葉にも深いものを感じます。逢田さんが「想いよひとつになれ」について触れてくれたことも良かったです。

 

斉藤朱夏さん。しばらく封印していたという「いっぱい汗かいたーー!?」が久しぶりに出ました。そして、Aqoursのステージでは常に笑顔を見せていた彼女の目から、零れる涙がありました。私が思うに、渡辺曜ちゃんも同じ気持ちだったんじゃないかな、と見えました。すかさずティッシュとタオルを差し出す伊波さん。感動的な姿がそこにありました。

 

続く伊波さん。「曜ちゃんからもらったこのティッシュ、食べちゃおうかなと思うくらい、なんかちょっとふざけようかなと思ったんですけれども、やめときます!」というヤバい発言で場を和ませてくれました。これAqours史に残る名MCでしょ。(?)

 

続く言葉が本当に名MCでした。スタンド席の一角を指差しながら、「私も、ちょうどあの辺りで、伝説のステージを観ました。憧れのステージを観ました。」

 

「一回目、東京ドームに立ちました。今回は二度目です。責任も、プレッシャーも、たくさんそれぞれが抱えながら」

最高のパフォーマンスをするために。私は千歌ちゃんと。メンバー1人1人、それぞれが二人三脚でやってきて」

この9人の力が、パフォーマンスに発揮できていたんじゃないかと思います」

 

やはり、Aqoursのリーダーはこの人しかいないと改めて強く感じた言葉でした。

 

クライマックス

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21. SUKI for you, DREAM for you!

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最高に盛り上がった雰囲気そのまま、ライブは最後の曲へと進みます。

 

イントロでガッツポーズ&号泣。ライブ用のロングイントロで静かに力を溜めながら眺める、花道・ステージ全体へ広がっていくメンバーの姿。この瞬間が本当に大好きです。

 

スキドリだああああああ!!!フェスティバルの時間だあああああああああ!!!!!

 

 

今の環境でなければ、本当にこの日1番の大声で"咆哮"が出ていたと思います。例え声がなくとも、それに匹敵する熱量が私自身からも客席全体からも溢れだしていました。(とくにDAY2の盛り上がりが圧倒的でした。)

 

Aqoursぬまづフェスティバルのテーマ曲。もはや何も言うことはありません。このイベントに参加した人たちはみんな同じ感情を共有していると思います。「Aqoursが好きだ」「沼津が好きだ」と。

 

「Aqoursぬまづフェスティバルinよみうりランド」参加感想 - オタクの備忘録

 

花道含むステージ全体に広がったメンバー、その動きに応えるようにメンバー周囲のブレードがその色に染まります。スタンド席から見るその景色はさながらのように綺麗でした。

 

「好き」という感情を100%さらけ出して、決して音源通りとは言えないパワフルな歌声で全力ではしゃぐ9人。極限までアドリブを突き詰めた中、それぞれの個性的なダンスや表情を見ることができました。あれは...黒澤ルビィコットンキャンディえいえいおー!だ!!!ダイスキだけのお祭りがそこにありました。

 

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DAY1ではここで最高潮のままライブは終わりを迎えることになります。しかし、DAY2は少し様子が違いました。

 

ダブルアンコール

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22. なんどだって約束!【生演奏】

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スキドリの後、通常よりもやや早めにステージ裏に捌けた9人。そして、会場の暗転とBGMは止まりません。何かを予感した客席からこの日1番の分厚い拍手が起こって、再び9人が登場しました。ダブルアンコールです。

 

デカいの拍手?(偽リーちゃん)

 

かつての4thライブで伝説のひとつとなったダブルアンコールの再現とも言えるものでしょう。これが最初から予定されていたものだとか、声が出てないから本当のアンコールではないとか、そんなことは関係ありません。この日、この場所で感じた拍手の強さと、会場全体の熱気と、溢れ出た感情は、間違いなく本物でした。それが全てです。私はそう思います。

 

本当のラストは、この日2回目のなんどだって約束!でした。大事な曲は何度だって歌っていいですからね。とはいえ私もこれは想定外で、嬉しいサプライズになりました。

 

 

1回目とは違いトロッコで移動しながらの歌唱でした。歌い方も、歌に込められた想いの強さも、1回目とは全く違うものに仕上がっていました。

 

さあ元気に!」「明日へと!」「泳いで行くよ!

タイヘンでも!」「なんとかなる!」「なんとかする!

迷ったら!!」「一回転!!!!」「新しい!!!!

 

「「「約束しよう!!!!!」」」

 

もはや聴き取れない音割れレベルの絶叫心からの叫びでした。それがドームいっぱいに響き渡りました。

 

 

込み上げる嗚咽を抑えながら、絞り出すような声で歌うメンバーも時おり見られてグッときました。1フレーズ1フレーズを大切に噛み締めるような想いが全員から伝わってきました。っていうのも、今更ながらやっぱり前提として生歌だからなんですよね。口パクや被せだけでは生まれない感情の歌というのがここにあります。

 

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歌い終わって、トロッコ上で、ステージ上で涙ながらに抱き合うメンバーたち。まさに青春の輝きと言ってもいい、本当に熱く美しい姿を見ることができました。

 

「本日は!本当に!!」

「「「ありがとうございました!!!!!!」」」

堂々たる礼に応えて、会場全体から最大級の拍手が起こりました。これが東京ドームの、Aqoursのファンの本気なんだという迫力を最後の最後で感じることができました。

 

こうして、Aqours 6th LoveLive! WINDY STAGEは最高にアツい2日間の幕を下ろしました。

 

まとめ

ライブ参加後の感動そのままに、1週間近くひたすら書き殴ってきた感想文もいよいよ終わりです。【前編】だけで8400字、そして【後編】はここまで17000字というとんでもない長さで過去最長のオタク怪文書になってしまいました。これ誰が読むんですかね。読んでくれた人は本当にありがとうございます。そしてクソ長くてごめんなさい。

 

【後編】ではセトリ順に振り返ってみたのですが、こうして全体を眺めるとアニメ1期~劇場版1st~5thの各ライブの文脈を要所要所でほぼ全て回収しているように思います。一方でWINDY STAGE単体で見ると歌ってない曲がたくさんあるという。これほどの満足感がありながら青ジャンすら歌ってないというのは未だ信じられないところです。歌っていない曲がたくさんあるおかげで、また次のライブにも行きたいと思うのもオタク心理の常です。完成度と未来の可能性を両立させた不思議なバランスのセトリでした。

 

どんな言葉を並べても評価しきれないのですが、実際に、過去最高クラスの衝撃を受けたライブだったと私自身は感じました。演出面、パフォーマンス面、大枠から細部に至るまで、全てにおいてとにかく総合的なクオリティが高い。そこにラブライブサンシャインAqoursというコンテンツの膨大な文脈(と、私自身の特大感情)が乗っかって、こうしてとんでもない量の感想文を残すライブに至りました。

 

【前編】の冒頭に書いたとおり、このライブの記憶、自分の中に湧いた感情をなんとか記録に残したいという想いで感想文を書き始めました。その熱量は今しばらく冷めることはなさそうですが、今日6月30日、Aqours7周年の記念日をひとつの節目として、私の中でのWINDY STAGEはひとまずここで終わりにしたいと思います。現時点で抱えているほぼ全ての感情をここに書き残すことができました。本当にありがとうございました。

 

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