オタクの備忘録

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Liella! 3rdツアー宮城公演 ライブ参加感想と仙台遠征記録

皆さんこんばんは。

2022年12月3日(土)に開催の、Liella3rdツアー仙台初日に行ってきました。

念のため正式名称で書いておくと

ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~」<宮城公演>Day1

の話です。

 

去年の秋冬に1stツアーやってたと思ったらもう3rdツアーが始まるなんて、時が経つのは早いですね。いや速すぎるだろLiellaの成長速度が。なんなら私が最初に現地参加した1stツアー名古屋公演からまだギリギリ1年経ってないらしいです。「えっ、うそ!」って感じですよ。本当に。

 

そんな1年の間にラブライブスーパースターはアニメ第2期が放送され、2期生を迎えて9人体制になったのが現在のLiellaです。とりあえず9人のLiella、最初のナンバリングライブにふさわしい見事なステージを観ることができました。こちらの感想を取り急ぎ振り返っていきます。かなりの駆け足で書き上げたためいろんな感想が抜けてることをご了承ください。

 

 

 

ツアー開幕までの話と全体的な感想など

アニメ第1期をきっかけにLiellaを追い始めた私も、気づけばリエライバー歴2年目になりました。「5人のLiella」の集大成となる2ndライブ大阪公演まで遠征して以降は現場へ行く機会がなく、アニメ2期を完走して、「9人揃ったLiella」を生で観るのは今回が初めてでした。

 

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2期の内容については......正直なところ、私自身まだ解釈の追い付いてない箇所がいくつかありました。特に中盤以降の展開においては、手放しでは受け入れがたい部分もありました。ただ、そんなアニメ2期のストーリーをなぞって再構成したような3rdライブの中身を実際に観て、劇中の展開や楽曲の位置付けにもかなりの部分で納得がいくようになりました。

 

「アニメの内容をライブが補完してくれる」あるいは「アニメとライブを両方観ることで物語が完成する」というのは、Aqoursなどにも共通するラブライブシリーズの面白いところのひとつだと思っています。私はこれが大好きです。(※この辺の解釈は私の主観的な話であり、諸説あります)

 

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上記のようにアニメ2期のストーリーに寄り添った構成・演出がとても良かったというのが今回のライブ第一の感想。それから歌やダンスのクオリティ含め9人体制のLiellaを違和感なく受け入れられたことと、この9人が本当に仲が良さそうな様子が見られて良かったというのが全体的な感想のひとつです。あとは思ったよりもMC短め/歌多めで濃密なライブだったということと、そんな中でも曲と曲の間にある余韻アニメ等の映像演出衣装の使い分けはしっかり活かされていて深みを感じるライブだったのが非常に良かったです。

 

 

今回の3rdツアー、最初の開催地は宮城県:仙台でした。個人的にはこの街に強い思い入れがありオタク人生における第二の故郷とも呼べるほど大切な場所なのですが、1stツアーのときにはどうしても現地チケットを当てられず訪れることができませんでした。そして3rdツアー、前回よりも少しだけ多くCDを積んでなんとか初日のチケットを掴むことができた私は、前回の因縁にケリをつけるという覚悟を持ってホームタウン仙台へ向かいました。

 

ライブ前の話と会場について

そんなわけで前日の2日(金曜)に現地入りした私は、ライブ当日の昼過ぎまで時間をフルに使って仙台観光やグルメを満喫しました。はっきり書いておきますが観光の主な目的は、アニメ「Wake Up, Girls!シリーズの聖地巡礼でした。それに関連して「奥州仙台おもてなし集団 伊達武将隊」の皆さんにも会いに行きました。この辺りの話は詳しく書くと長くなるので後述します。

 

ついでに書いておくと翌日の4日(日曜)は朝から東京行きの新幹線に飛び乗り、別現場の幕張メッセへと向かうハードスケジュールだったので全体的にはなかなか過酷な旅でした。この2泊3日が濃厚だったぶん、本当に幸せで本当に満足できるライブをたっぷりと楽しむことができました。道中でお会いできたオタク仲間との打ち上げまで含めてすごく楽しかったです。

 

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↑「翌日の別件」の話も書きました。

 

 

 

今回の会場はゼビオアリーナ仙台。仙台駅から数分ほどの長町駅を最寄りとするこの会場には初めて訪れました。JRでも地下鉄でも近くてアクセス良好、会場前には大きな広場があって良い立地でした。キャパは4000~5000人程度とのことで、スタンド後方からでもステージがだいぶ近く見えてとても良い会場でした。客席まわりの設備や音響もだいぶ良かったです。1stツアー仙台も最初からここの方が良かったんじゃないすかキャパ的に

 

余談ですが、長町に向かう電車の中で見かけた小学生くらいの女の子とお母さんが、普通に地元の親子連れかと思ってたら恋と千砂都の缶バッジ付けてて驚きました。Liellaの現場にはいろんな層のファンがいるみたいで嬉しかったです。

 

 

物販で予約していたグッズを受け取ったり限定パッケージのLiellaウォーターを調達したり、フォロワーさんに声をかけてご挨拶したりといったところであっという間に開場時間に。入場特典の銀テープや、会場内のフラスタを見てだいぶ気持ちが高まりました。

 

今回の私の席は2階スタンド最後列ステージほぼ正面で見晴しのよい位置でした。席は両隣含めギッシリ埋まっていたので少々手狭でしたが、後ろに人がいないので少々高めの位置でブレード振ったり振りコピしても問題ない席で良かったです。幅の広いステージに大きなスクリーンとLED付きの階段、さらに花道とセンターステージが設置されているなどかなり豪華なつくりのステージセットに感動しました。トロッコもだいぶ近くに観られて良かったです。

 

ライブ開演~序盤

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(開演前BGM:ニゾン

(オープニング映像:Main Theme of LoveLive! Superstar!!

01. WE WILL!!

02. スター宣言

(MC)

03. Welcome to 僕らのセカイ

04. Butterfly Wing

(アニメ映像)

05. Go!! リスタート

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開演前の注意事項アナウンスなどが流れ、準備を済ませて待っていると、会場には「ニゾン」が流れてきました。これ、2ndライブでStarlight Prologueが流れてきたパターンと同じじゃないですか。前回の締めの曲が最初に流れるやつで、あの日の大阪の感覚を一気に思い出してライブの始まりに向けた心の準備が整いました。客席にも一斉にブレードの光が灯り、気持ちが一体になったのを感じました。素晴らしい選曲です。

 

続くオープニング映像、劇伴のMain Theme of LoveLive! Superstar!!とともに流れてきた映像は9人バージョンに進化していて、1期生5人の紹介のあと、5色の光を追いかけるように4つの新しい星が流れてくる映像に心が震えました。ちょっともうこの時点で泣きそうになりました

 

アニメのOP映像とともに始まったWE WILL!!は、リリイベでも披露されましたが私が生で観るのは初めてでした。軽快なギターやドラムの音が今回のライブ音響にもバチバチにハマってて素晴らしいスタートでした。ダンスやフォーメーションのキレの良さも高度に完成されつつありますね。2曲目のスター宣言も映像演出がかなり凝った仕上がりで、観客側のクラップも含めて最高に盛り上がりました。

 

最初のMC、2期生4人のコーレスを初めて聴くことができました。少々緊張気味の2期生メンバーに対して、1期生は隣のメンバーに便乗してカメラに映り込もうとするなど余裕ある姿の対比が見られて面白かったです。

 

宮城県に来たのは初めてだが、山形県に行く"経由"で通ったことはある」と語る大熊和奏さんのMCでさっそく笑いました。エピソードがピンポイントすぎる。やっぱこの人めちゃくちゃ面白くて存在感ありますね。あとトロッコで近づいてきたときに生で見たら、映像で見てきた印象以上に可愛かったです。(率直な感想)

 

アニメ第1話のWelcome to 僕らのセカイは1期生5人の曲ですが、そのラストできな子(鈴原希実さん)がステージに現れてかのんが手を取るという演出が良かったです。Butterfly Wingで、今回のゲストであるウィーン・マルガレーテ役:結那さんが登場、だいぶ早いタイミングに思いましたがアニメの時系列通りでしたね。手足がめちゃくちゃ細長くてシュッとしていることと、綺麗なハイトーンの出る力強い歌声が印象的でした。

 

幕間で流れたアニメ映像は2期3話から。ウィーンのステージに圧倒されたLiellaに対して、結ヶ丘の仲間たちが背中を押してくれる展開は私の好きなエピソードのひとつです。1期生にきな子を加えた6人のGo!! リスタートは専用衣装で、アリーナ席に囲まれたセンターステージでの披露というのも丁寧なアニメ再現で良かったです。メイも限界オタクと化して最前で大号泣していることでしょう。

 

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(アニメ映像~リエラのうた)

06. パレードはいつも(四季・メイ)

07 迷宮讃歌(恋・夏美)

08. Dreamer Coaster (かのん・きな子)

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リエラのうたセクションは、各楽曲ともデュオでの披露になりました。映像演出も含め、どのペアも2人の関係性やお互いの感情が表現された素晴らしい曲でした。ライブ全体を振り返って、リエラのうたは期待以上に良かったポイントのひとつです。

 

ロッコで二手に分かれた四季&メイが合流して手を取り合うところなんか高まりましたね。恋と夏美、この2人はLiellaに出会ったことによる変化が特に大きいペアですね。ちょっと意外なペアですが歌と演出にガッチリとハマっていました。かのん・きな子ペア、どことなく姉妹感のある2人も息ピッタリで楽しそうな歌声がとても良かったです。

 

ライブ中盤

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(アニメ映像)

09. ビタミンSUMMER!

10. POP TALKING

11. ユートピアマジック

12. Chance Day, Chance Way!

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中盤のアニメ映像は四季メイ加入の4話からスタート。メイ→四季の「かわいい」、そして2人が手を握る場面で客席が温かい拍手に包まれて笑顔になりました。1年生たちの特訓合宿からオニナッツ加入の流れも、ダイジェストで見ると少し印象が変わりますね。私自身、遠征先であるところの仙台でこの映像を観るというのもなんだか熱い気持ちになりました。

 

そしてついに、リアルでもアニメでも正式にLiella9人が揃いました。アニメ映像+専用衣装による完全版のビタミンSUMMER!は今回のライブの中でもトップクラスに盛り上がる1曲になりました。事前にアップされていたダンス動画から予習しておいた振りコピも、ノリの良いサウンドにハマって楽しかったです。

 

ビタサマ衣装......めちゃくちゃ良かったっすね......トロッコで近づいてきた際、青山なぎささんのお尻と太ももが視界に入った瞬間に一瞬だけ手元と頭が狂ってしまいました。双眼鏡も大活躍です。比較的動きやすそうな軽装で元気な感じとポップさが表現されてる一方、身体のラインもだいぶはっきり見えるためメンバーそれぞれの個性も際立っていました。

 

そう、POP TALKINGユートピアマジックはトロッコで4組に分かれての披露でした。ここで全員の衣装や表情を近くで見られて良かったです。アリーナ席のペンライトがざっくりと左右に4色・5色に分かれていたのも綺麗でした。ただ、全てのトロッコを同時に視界に捉えるのは難しく、メンバー同士で手を繋いだり抱きついたりという高まりポイントが多数発生してたので全てを把握することはできませんでした。

 

メインステージに戻って、予兆なく急に始まったChance Day, Chance Way!に驚きました。ライブ音響のパワーで、和楽器を含むロックサウンドバチバチにノれる1曲に仕上がっていました。アニメ本編での映像と、劇中の「道」になぞらえてセンターステージに繋がる花道を進む構成も良かったですね。意外なことにビタサマ衣装もこの歌のお祭り感にマッチしてる印象でした。

 

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(MC)

13. 揺らぐわ

14. 色づいて透明

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ワチャワチャした雰囲気を引きずるようなトークLiellaウォーター給水タイムから始まったMC、全員が同時に喋っててだいぶ面白かったです。この娘たちほんとに仲良いな!ってなりました。初披露ビタサマ衣装の紹介、特徴的な尻尾を触ったり宇宙人っぽい触角が付いてることをイジったりと情報量が多かったです。ここのトークで触れてましたがLiellaがトロッコに乗るのは初めてだったんですね。トロッコ上でのパフォーマンスやファンサもあまりにも自然だったのでうっかり気づきませんでした。

 

カップリングの中でもかなり強い楽曲である揺らぐわ色づいて透明。この辺りを間を置かずに速攻で叩き込むスピード感が良かったです。揺らぐわの、炎をイメージしたような赤い照明と映像演出が熱かったです。これベルドだったらリアルに炎を噴いたりするんですかね?会場全体からかなりの熱気を感じられました。色づいて透明の爽やかな透明感も際立ってて良い繋ぎでした。

 

ライブ終盤

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(アニメ映像)

15. エーデルシュタイン

16. Sing!Shine!Smile!

17. 名前呼びあうように

18. 私のSymphony

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幕間映像を挟みつつ、いよいよ"ラブライブ"決戦のステージへ。先手はウィーン・マルガレーテのエーデルシュタインでした。ステージ上のLEDで「LoveLive!」のロゴが表示されているのが丁寧なポイントで良かったです。アニメ2期におけるLiella最大のライバルとして、歌もダンスも演出も、迫力ある圧巻のステージを見せてもらいました。

 

やべえ、これは勝てねえ......と思ってしまうほど力強いパフォーマンスに盛大な拍手を送ってしまいましたが、しかしこの日のLiellaはひと味違いました。

 

Sing!Shine!Smile!のイントロとともに起こったクラップの音が綺麗に揃っていて、会場の一体感を感じるには充分なものでした。Liellaの想いが込められた歌詞と9人の息の合ったパフォーマンスにぐいぐいと引き込まれて、私は自然と涙を流していました。「この勝負はLiellaが勝った」と、無意識に納得した瞬間です。

 

 

率直に申し上げて、アニメ2期10話を最初に観た時点ではこの展開にいまいち納得いっておりませんでした。主な要因としては劇中で観客の様子がほとんど描写されてなかったことと結果発表が11話に持ち越されたことだったかと思いますが、その辺りの認識をリアルのライブに補完されるような形でこの曲に込められた本当の力を感じることができました。歌い終わったあとの拍手の大きさを振り返っても、やはりLiellaが本当の意味でウィーンに勝ったのだと思っています。

 

名前呼びあうように、この時点でのLiellaメンバーの内面的な心境を静かに描写したかのような歌詞も心に沁みました。メンバー9人の(アニメ・リアル両面における)結束力とその意味がこの1曲に込められていたように感じました。

 

そして...私のSymphonyが9人バージョンで披露されました。しかも壮大なオーケストラ調の新規アレンジだったのが本当に素晴らしかったです。この曲はもうラブライブスーパースターの裏テーマとも言えるほど重要な1曲ですね。アニメにおいてもリアルにおいてもLiellaの在り方にピッタリと重なる歌詞が、本当に良くて...この歌を仙台で、生で浴びて泣かないのは無理でした。1番のパートを1期生の5人が引っ張っていき、そこに2期生が続くという構成も完璧な解釈でした。3rdライブにおける最高クラスの山場だったと思います。

 

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(アニメ映像)

19. 未来の音が聴こえる

(MC)

20. 追いかける夢の先で

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直前までの余韻そのままに、幕間のアニメ本編映像もクライマックスへ。かのんとウィーンの対峙、かのんの留学まわりの話と、彼女を取り巻く仲間や家族とのやり取り。この辺りもダイジェストで観ることにより、ラブライブ勝戦に向かう緊張感と臨場感を彼女たちの目線そのままに感じることができました。そこから伝わってくるメンバーの想いが、ダイレクトに楽曲に込められたように感じました。

 

クライマックスとなる未来の音が聴こえる、もちろん専用衣装での披露でした。9人それぞれのメンバーカラーが印象に残る衣装、そして千砂都(岬なこさん)がついに頭の団子をほどいた瞬間でもあります。直前にかのんとのやり取りがあってからの"その髪型"ってさあ、つまり"そう"いうことなんですよね......(クソ重感情)

 

ラブライブ勝戦。伝統の大舞台、究極のスペシャルステージであります。かつての私にとってもあの沼津発のスクールアイドルに魅せられたターニングポイントでした。全身全霊で真っ直ぐに挑んだ者たちだけが辿り着ける頂点へ。この場所で勝ちたいという気持ち、絶対に負けられない理由があるんだという熱く重たい感情と質量の詰まった1曲が披露されました。断言しましょう、勝ったのは彼女たちです。今年の優勝は結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部「Liella!」でした。

 

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ただの感動とは少し違ったかもしれません。とても温かい気持ちに包まれました。会場全体から起こる特大の拍手にも心が震えました。大一番を乗り越えた達成感からか、うってかわって和やかな雰囲気を見せる9人の表情と声色が印象的でした。

 

「皆さんもぜひ、心の中で歌っていただければ」という前フリから披露されたラストは、ED曲追いかける夢の先ででした。"未来の音が聴こえる"の衣装で並んだ9人の姿からは、アニメでED映像を観た印象からはひと味違う雰囲気が見られました。1人ずつ苺をリレーしていくアニメでの並びも、振り付けの上で再現されてて良かったです。片手で「L」の字を構え、もう片方の手でそれを追い越していくような振り付けにも大きな文脈が感じられました。

 

アンコール

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(アンコール~アンコール映像)

21. 水しぶきのサイン

22. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!

23. Day1

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鳴り止まぬ拍手のままアンコールへ。そしてアンコール中に流れた映像...まず最初に流れたのが2ndライブ大阪公演Day2のラストに流れたアニメ2期の告知PVで、現地の反応や拍手の音もそのまま流れました。やっぱあそこが2年目の始まりだったんだよな...ってか俺が行ったやつやんけ...と懐かしくなりました。

 

映像はそのまま2期生加入時の舞台裏や撮影・レコーディング等、そして6月のファンミツアーの様子へ。ライブ中に過去の映像を振り返るやつは1stツアーでも食らったパターンですがやっぱり好きです。おじさんこういう活動の軌跡に弱いので。(泣)

 

2期生4人のインタビューと決意表明の言葉。ここでもなかなかにクセの強い大熊和奏さんのコメントが印象的でした。「日本一...世界一?宇宙一のスクールアイドルグループになる」「自分たちらしく輝けたら、それはもう唯一無二Only oneのSchool Idolだと思うので」

 

映像は再びファンミツアー、そのラストの様子へ。まさかの青山なぎさ発「バナナ♪バナナ♪バナナナナナナ♪」のくだりが不意打ちでぶっこまれて笑いました。アニメ2期第1話の放送を4人で並んで観る2期生の姿も、4人それぞれ個性的で良かったです。9月のリリイベ、そして今回3rdツアーのリハの様子へ。バックで流れるWE WILL!!が9人の姿に重なって胸熱でした。

 

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暗転が明けてアンコール1曲目、水しぶきのサインからライブが再開しました。これがまた本当に良い曲で、さらに"海"や"夏の終わり"がモチーフの歌なのでAqoursのオタク的にも刺さるんですよ......次の季節へと移り変わる前向きな希望とわずかな切なさが、アンコール1曲目の雰囲気にぴったりでした。

 

続けてDancing Heart La-Pa-Pa-Pa!はLiella5人時代の曲、9人バージョンでの初披露でした。きな子CV鈴原希実さんの「まだまだ盛り上がっていくぞー!」「みんなでせーの!」というクラップの煽りが可愛すぎてガチで頭抱えました。そのクラップのやり取り含めライブ序盤でも終盤でもいつ歌われても盛り上がる楽しさがあって、1stツアーの頃から大好きな曲のひとつです。9人は分散して再びトロッコへ、そしてシャボン玉射出ガンで遊びだすなどさらに楽しい1曲に仕上がっていました。

 

ロッコが会場を半周してアリーナ後方に着いたその時。流れてきたイントロにはガチでウオオオオオ!!という歓声が上がりました。思わず声が出ました。

 

Liella1年目からの最強の切り札のひとつ、Day1です。

 

これを3rdツアー1箇所目の初日で聴けるというのが熱いですね。そして、2期生にとってのDay1でもあり、あるいは初めてLiellaのライブに来た人にとってもDay1であるわけです。文脈的にも曲調的にも非常に強いエネルギーのある楽曲。9人版になったことでさらに新しい色を見せてくれました。軸となるすみれのパート夏美と分担するところなんかは特に素晴らしい解釈でした。比較的大人しい印象のあるLiella現場の客層ながら、この曲ならではの独特な盛り上がりがアリーナ席やスタンドの様子からも見られました。私もブレードを突き上げる腕にグッと力がこもりました。

 

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3曲をノンストップで披露して、最後のMCへ。ここでゲストの結那さんも再登場。「マルガレーテちゃ~ん!」の呼びかけに対して「澁谷かのん!」と指を差しながら現れた姿に笑いました。(さすがに上からの登場ではなかったですね)歌唱中のキリッとした姿とは対照的に、素の結那さんは元気いっぱいの笑顔が良かったです。

 

9人の最後の挨拶へ。下手側から並び順通りの挨拶だったことにちょっと驚きました。「四季ちゃんに追いつけ追い越せ」と語った大熊さん、堂々たるパフォーマンスでお見事でした。「きな子ちゃんが輝いて頑張っていたので、私も負けてられない」と語った鈴原さんもそうですが、やはりLiellaメンバーはキャラとキャストの関係性がとても良いものだなと思います。

 

「9人としての最初のツアー」「9人になって良かった」と語る1期生メンバーも、それは5人でのLiellaを知っているからこその言葉なので信頼しかありません。LiyuuさんのMCも初期と比べるとすらすらと日本語が出てくるようになった印象ですが、そこから飛び出た「とりあえず9人のLiellaで」が正直すぎてめちゃくちゃ笑いました。クゥクゥ&メイが「9人は特別!」と熱く語ってたのはなんだったのか

 

1stツアーの時から思っていたことですが、9人の中で特に岬なこさんはファンのことをよく見ている人だなと思います。「皆さんと会えたことが嬉しいです」というシンプルな言葉にも彼女の意志が詰まっているように思います。

 

薮島朱音さんはツアーに向けては「不安しかなかった」という言葉をこぼしましたが、なんだか普通の人の感覚に近いような、そんな自信のなさ米女メイのキャラクター性に重なるところがあるように感じました。そして、不安の中にあってもライブを楽しむことができた前向きに語れる芯の強さも彼女らしいなと思います。2期生の中ではメイ推しかなと考えている私としても、なんというか...すごく良かったです。好きです。

 

「初めてのツアーで、アリーナに立たせてもらえることは当たり前ではない」と語った絵森彩さんの言葉には強い実感がこもってるように感じました。Liella加入前から芸能活動されていたらしいところからくる言葉でしょうか。大小さまざまな規模のコンテンツを見てきた私こと1人のオタクとしても、信頼度が爆上がりしました。今後も注目していきたいと思っています。

 

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(最後のMC)

24. TO BE CONTINUED

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「あと1曲残ってるんですけど、盛り上がる準備はできてますか!?」という言葉から締めの1曲。残っていた最後の曲はTO BE CONTINUEDでした。疾走感ある軽快なロックサウンドに、元気いっぱいな振り付けがマッチしてました。メインステージの上手・下手とセンターステージの三方向に分かれて走り出す姿からも、この9人がひとつのユニットとして完成されていて、会場全体を隅々まで支配できていることが実感できました。もっともっとLiellaのライブを観ていたくなる、またライブに行きたいという感情が湧いてくる素晴らしいステージでした。

 

まとめ

体感5秒、と言ってしまうにはあまりにも充実した内容のライブでしたが、本当にあっという間の楽しい時間でした。頭から終わりまで無駄のない構成で、大満足のライブでした。

 

やっぱり大元がアニメのオタクである者としては、アニメ本編をなぞるセトリでこれほどの仕上がりを見せてくれたことが嬉しかったですし、アニメ2期そのもののストーリー解釈や存在価値を一段階高い次元に引き上げてくれたことが素晴らしいライブだったと思います。各楽曲における歌詞の良さも存分に味わうことができました。

 

9人のパフォーマンス、とくに2期生の4人については加入からの短期間でよくぞここまでの仕上がりを見せてくれたものだと感動しています。過去のラブライブシリーズキャスト陣にも引けを取らない、一流のスクールアイドルの片鱗を見ることができました。

 

 

「私を叶える物語」と題されたラブライブスーパースター / Liellaの物語ですが、まさに私自身の人生にも重ね合わせられる物語じゃないかと実感しています。私にとって縁の深い仙台の地でライブを観られたこと、人生の中で少々難しい時期に差し掛かってきている今このタイミングでLiellaに出会えたということ。さまざまな理由も込みで、私はLiellaに出会えて良かったと心から思います。これまでの私を支えてきたSTART!! True deamsに加えてWE WILL!!も私を支える大切な1曲になりました。本当にありがとうございました。

 

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さて、今回のLiella3rdツアーは7都市14公演あるのでまだ最初の1箇所が終わったばかりです。今のところチケット取ってたのは仙台1公演だけなんですけど、正直また他の公演も行きたいなと考えていてスケジュール帳や家計簿とにらめっこしながら検討しているところです。特にツアーファイナルのベルーナドームDAY2は確実に行きたいですね。今のところ誰とも組む予定がないので連番入れてくれる方のお誘いお待ちしております。

 

良いライブを観るとまた次のライブに行きたくなる。これが結論です。ライブの感想は以上になります。ありがとうございました。

 

 

~~~~~(以下おまけ)~~~~~

 

 

おまけ:仙台観光日記

最初に書いた通り、ライブ前日に仙台入りして久しぶりの観光を楽しみました。ライブ会場以外に巡ったところもすごく楽しかったです。

 

 

まずは仙台駅に到着、すぐさま向かったのが駅2階の観光案内所で、一部のオタクからはログインボーナスとも呼ばれるWUGのサイン入りパネルを拝みに行きました。続けて牛たん定食ずんだシェイクをいただきました。この二つは毎回外せない仙台グルメですね。

 

 

次に向かったのが仙台駅前のイービーン。ゲマやメイトが入ってるオタク御用達のビルですね。1階に入ってるプリズムストーン仙台(プリティーシリーズ関連のグッズショップ)から、8階のゲーマーズ仙台で展示されてるLiella・伊達さゆりさん関連のパネル等までじっくり楽しみました。1階と8階の両方にCV相良茉優さんのキャラクターパネルが設置されてたのも面白かったです。ついでに6階では現在放送中のアニメぼっち・ざ・ろっく!関連の展示イベントも開催されていて、良いタイミングで立ち寄ることができました。

 

そのあとホテルにチェックインするまでの間にWUGの聖地巡礼へ出かけました。劇中の野外ライブシーンで登場する勾当台公園は、Liellaで言うところの代々木公園クーカーの聖地と共通するところもあって感慨深かったですね。老舗の和菓子店である熊谷屋さんは、聖地だとか関係なくここでしか売ってない和菓子や仙台駄菓子がすごくおいしいのでお土産購入に必須のスポットでした。その他、駅でもお土産をいくつか購入してそのうち何個かは幕張で会うオタクに配ったりしました。

 

↑買ってきたお土産の一例。

 

↑なんか見たことある色のロゴが付いた牛タンラー油!!も買えました。これめちゃくちゃうまかったです。

 

チェックインを済ませて夕食に向かったのが餃子の天ぱりさん。古のWUGグッズも多数展示されてる聖地のひとつです。ここに寄贈されてる銀テープを見て、「あ、明日のライブも銀テープ貰えるんだっけ」と思いだしました。

 

 

光のページェントが有名な定禅寺通は、イルミネーション点灯こそまだだったものの電飾が準備されてるのを見ることができて良い景色でした。

 

 

 

リエラジでも話題に上がってたひょうたん揚げ。これもライブ前日の夜食としていただきました。

 

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ライブ当日の朝。市内を循環する観光バスのるーぷる仙台に乗り、仙台城に行きました。ちなみにバス乗り場で前に並んでた人も缶バッジやキーホルダーを身につけたLiellaのオタクでした。市内を一望できる山の上からの景色と、本来であれば有名な伊達政宗公騎馬像が見られるスポットですが、こちらはまだ修理中のため幕がかけられていました。これはこれでレアなので良し。そして伊達武将隊の1人、支倉常長さまにお会いすることもできました。ツーショット写真まで撮っていただいて感無量です。

 

 

 

仙台駅に戻ると売店ぬまっちゃのっぽパンが置かれていました。広い意味ではラブライブの仲間だけどなぜAqoursのアイテムがここに来てるのか?とはいえ私もAqoursのオタクでもあるのでしっかり買いました。ちなみに最初に飲んだぬまっちゃはここで買ったものではなく、沼津で買っておいたのを自宅から持ってきたものだったりします。

 

 

お昼すぎ、ライブ会場に向かう直前には伊達武将隊むすび丸ほかゆるキャラたちがイベントやってるところを見ることもできました。刀や扇子を使ったかっこいい演舞を見ることもできて、「あー、このあと見る予定のChance Day, Chance Way!もどんな感じになるのかなあ」なんて想像してました。

 

そんなこんなでライブ会場へ向かい、ラブライブ優勝!して帰ってくるという素敵な旅でした。とても楽しかったです。おわり。

 

 

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