オタクの備忘録

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Run Girls,Run!ファイナルライブ~新しい道の先へ~感想(後編)

2023年3月25日(土)山野ホールにて開催。

Run Girls,Run!ファイナルライブ~新しい道の先へ~

の感想文、"前編"に続く"後編"です。

 

・・・結局かなりの時間がかかってライブ開催から1ヶ月が経ってしまいました。ライブ感想と言いつつも今回はファイナルライブだけでなく、ランガちゃんを追いかけて見てきたこれまでの全て道のりや自分自身の今の気持ちについての話もまとめて整理するつもりです。

平たく言えばおおよそいつも通りのオタク怪文書でございます。新鮮さはないかもしれませんが興味のある方だけお付き合いください。

 

おそらく、1人のランナーとしてはこれがRun Girls,Run!に向き合って書く最後のブログになるでしょう。とは言っても、今後も語りたいことが浮かんできたら何度でも、何年経ってもランガのことを振り返って語ると思います。今回のファイナルライブもその前後の出来事も、ここに至るまでの約5年半の道のりも、簡単な言葉では到底語り切れないくらいの多くの記憶と経験と、多種多様な感情の動きを残してくれました。できるかぎり後悔を残さないように、ひとつひとつを丁寧に振り返っていきたいと思います。

 

 

 

はじめに

今回のブログ下書きを始めた現在は4月2日の夜、ライブから帰ってきて約1週間が経ちました。全てを書き上げるまでにここから何日かかるかは分かりませんが、まずは現時点までの流れを簡単に振り返っておきます。

 

ライブ当日3月25日のお昼前に会場に到着。久しぶりに会う知人や連番のオタク仲間と合流していろんな話をしたり、フラスタ費用支払いやグッズ交換などの用事を済ませつつ昼公演へ。ライブ本編と特典会を楽しんだあとはその余韻に浸って何人かの知り合いとお話ししつつ、再び準備を済ませて夜公演へ。最後の特典会までを見届けて打ち上げの1次会、2次会へと進み、翌26日の早朝に電車に乗って帰宅しました。ひと眠りして心身ともに全てを出し切った体を休ませつつ、その日の夜に書き上げたのがライブ感想文"前編"でした。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

こちらの感想文はスピード重視の仕上げで、全体のざっくりした話と昼公演の内容を振り返りました。なぜなら全てをいっぺんに振り返ると凄まじい文字数と途方もない時間がかかると思ったからです。

 

結局、前編を書き上げたあと1週間はいろいろありましてその間に27日ココ・シャベル最終回、31日をもってランガは正式に解散、1日にははやまるが所属事務所から離れたことを発表するなど世界は新たなフェーズへと動き出しました。例の大役抜擢なども含めましてなんだかはやまる絡みの話題が多すぎるような気もしますが今はまあ仕方ない状況と言えるでしょうか。仮にも赤色単推しを名乗ってた者としては推しが話題になるのは素直に嬉しいものですが、もっちー・あっちゃんについてもこれからじっくり振り返っていきます。(それとプリチャンのバーチャルライブも良かったですね。こちらはしばらく日を置いてからアーカイブで視聴ました。)

 

個人的には年度末の仕事や家庭の用事でも予想以上にバタバタしてしまい、ついでに31日にはミルキィホームズのサタデーナイトトークライブ金曜日だけど!というイベントにも参加してきまして最後までスーパー忙しい3月を全速力で駆け抜けました。ランガファイナルを含めて1ヶ月で8現場は私としては相当頑張った方だと思います。ぶっちゃけ今もだいぶ疲れてて燃え尽きた抜け殻状態であります。

 

 

よねぽん/yonepon_pp_idolの参加イベント一覧 Eventernote イベンターノート

 

そして迎えた新年度4月1日は、各所のエイプリルフールネタでひと笑いしたあとランナー打ち上げ3次会に参加しました。ライブ当日の打ち上げ参加者が80~90人くらいいてじっくり話もできなかったのでもう1回やろうぜという趣旨の身内お疲れさん会でしたが、3次会にも遠征勢を含めて約20名ほどが参加しまして大変な盛り上がりでとても楽しかったです。この日はさすがに終電で帰ったのでその後どうなってたかは知りません。

 

 

 

 

ここまでの約1週間を振り返ってきて、今はこれからの3人の活躍も楽しみだなあという未来への期待感が強いです。また、ランナーとして走ってきた今までの日々にもやり残したことはもう無い、自分にできることは全てやりきったという実感があります。私がそういう前向きな気持ちで満たされているのは、やはりファイナルライブの中身がとても前向きで未来に希望を持てるライブだったというのが最も大きな要因であり、今回の感想としてもこれが最も重要な部分であると思っております。

 

昼公演と夜公演

そんなこんなで有料配信のアーカイブが終わったり終わらなかったりしていますが、CS放送の録画分が手元にあるのでまだまだライブ映像を観られるのはありがたいところです。昼夜どちらも2~3回ずつくらい観た上で細かいところも確認していけるので、これを元にライブ全体を振り返っていこうと思います。

 

昼公演のおおまかな感想は前編の方に書きました。が、昼夜2公演を改めて比較してみると昼の方はいろいろな面で荒削りな感じが残っていたなと思います。さすがのランガちゃんも最後だから緊張していたり久しぶりの声出し解禁でペース乱されたりしたんですかね?何にせよライブはナマモノであるということを実感します。

 

MCの手順をミスったりトークのテンションが若干おかしかったり歌詞の一部が飛んだり歌のピッチに揺らぎのある箇所があったり......誤解なきように書いておきますがこういったものが見られるのも生のライブならではの味なので私は大好きです。当然ながら本当に生歌でライブやってるよという証拠でもあるので。それからランガちゃんが普段からミスが多いわけではなく、今までのライブがしっかり仕上がっていたからこそ珍しく荒削りに見えたという話なのです。

 

一方の夜公演、上記のような不安点の大部分がかなりの精度で修正されてましてランガ本来のパフォーマンスの強さが戻ってきたなというのが第一の感想になりました。昼夜どちらも違ったランガの持ち味が出ていましたが私は夜の方が好きです。これがRun Girls,Run!のライブです、と後世に語り継いでいけるものに成ったでしょう。おい円盤発売しろよマジで

 

それから、現地(の後方の席)では見られなかった部分も配信映像でははっきり見られまして、特に楽曲ごとの表情の使い方が3人それぞれに仕上がっててとても良かったなと思います。ステージまわりの演出強化が、映像越しで観る印象にもかなり良い変化を与えてくれて良かったです。

 

 

あのランガ公式がまさかのダイジェスト映像を上げてくれたので貼っておきますが、パッと見の印象もこれまでのライブとはだいぶ違うんじゃないかと思います。映像出すのも演出の強化もファイナルでこれができるならもっと早くやってくれ

 

開催が発表された当初はなぜファイナルなのに昼夜2公演なのかなどとモヤモヤしたこともありましたが、結果的には2部制に分かれたこともランガらしい最後を飾れたひとつの要因なんじゃないかなとも思います。「終わり良ければ全て良し」、これは本当にそう。少なくとも私はそう思いました。

 

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以上のようなざっくりした感想を踏まえつつ、ここからは夜公演の内容を振り返っていきます。前編の方で先に書いたことは省略します。

 

ライブ前半

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開幕映像

01. カケル×カケル

02. スライドライド

03. キラッとスタート

MC①

04. プリマ☆ドンナ?メモリアル! /(昼:ダイヤモンドスマイル

05. Go!Up!スターダム! /(昼:ルミナンスプリンセス

06. キラリスト・ジュエリスト /(昼:ドリーミング☆チャンネル!

MC②

07. サクラジェラート ※

08. 水着とスイカ ※

09. 秋いろツイード ※

10. スノウ・グライダー ※

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昼夜を通してセトリ上の大きな変化は無し。むしろ変わったのはプリチャン主題歌の3曲だけでしたね。今回は昼夜どちらかしか観られなかった人も少なくないことを考えると、セトリを大きく変えてこなかったのはそんな私たちに対する優しさかもしれません。

 

また、衣装のセットも昼夜共通でした。事前の予想で言うと過去の衣装をどこかで使ってくれるんじゃないか(出番の少なかった衣装を見せてくれるんじゃないか)という期待もあったんですが、ファイナル全体を通して新衣装のみで駆け抜けました。1日限りの最後のライブに新衣装を2着も用意したという思いきりの良さは高く評価されるべきだと思います。

 

「これまでの道のりをなぞるセトリ」でありながら「衣装は全く新しいものだけ」を見せるというスタイルに、この先の未来を見据えるメンバー3人の前向きな姿勢が詰まっていたように思います。わずかな寂しさと切なさを感じつつも、最後までランガらしくて良かったんじゃないかなと今は思います。

 

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最初の3曲はまさしくランガ初期の歩みをそのままなぞる選曲でしたね。中でもスライドライドは1stシングルにしては歌もダンスもレベルの高い楽曲で、ライブで披露される度にその日その瞬間のランガちゃんの力量がはっきり見えるような楽曲でした。これもファイナルにふさわしい1曲に仕上がってましたし、ものすごい運動量の3曲を続けて披露しながらもまったく息を切らさずMCに移行できるスタミナは、これまでの努力の賜物であると思います。

 

キラッとスタートはむしろランナー側の体力消費も大きい曲ですが、私も、周りのランナーも、全力で楽しんでいました。悔いなく全てを出し尽くしました。前のオタクも後ろのオタクも序盤からガンガン跳んで踊って素晴らしい盛り上がりでしたね。配信映像で見ても終始楽しそうなオタクが映り込んでるのがとても良かったと思います。

 

最初のMC。「位置について、よーいドン!」と、「こんもちは!」「ここんにちは!」「ごきげんよう!」の挨拶も、最後にして久しぶりの声出しとなりましたが元気よく応えられました。

 

プリチャン主題歌の昼夜入れ替え曲。こうして並べてみると昼は昼の曲のイメージ・夜は夜の曲のイメージがなんとなく感じられる選曲のように思います。まあプリチャンのアニメ自体は日曜の朝に放送されていたものでしたが・・・個人的な想い出で言うとゲーム筐体をよく遊んでいたのは夜の時間帯のゲーセンでした。

 

プリマ☆ドンナ?メモリアル! とGo!Up!スターダム!はプリチャン1年目・ランガちゃん1stツアーの頃から歌われてきた曲ですから、当時の懐かしい想い出も浮かんできましたね。昼公演のルミナンス・ドリチャン辺りと対照的になってる気がします。ただ、あの頃の駆け出しのランガちゃんに重なるような文脈を持つ初期の楽曲が、今聴いてもちゃんと今のランガちゃんの形にしっかりハマっているという感覚があるのはすごく面白いことだなと思いました。本当に良い楽曲は、時を越えてなお色褪せないものです。

 

短いMCを挟んで四季曲のメドレー。全体的に見どころの多い4曲なので昼夜合わせて2セット聴けたのは良かったなと思います。照明演出がだいぶ細かいところまで仕上げられてましたし、ホールの壁面に桜の花弁や雪の結晶を模した照明を照らしてた辺りも良かったです。それと今回の白い衣装もバッチリ合ってました。

 

ライブ後半

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幕間映像(衣装替え)

11. 蒼穹のBlue Grandia

12. Break the Blue!!

13. Share the light

MC③

14. Darling Darling ※

15. 感情にダッシュ ※

16. 逆さまのガウディ ※

17. 拝啓ディアナイト ※

18. りんごの木 ※

19. 点とミライ ※

20. RADIANT

MC④

21. Believer Switch

22. 無限大ランナー

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やはりスノウ・グライダーの後はそのまま捌けて衣装替えに移るのが正しい流れだったようです(答え合わせ)。まあここで流れるBGMも青春アルゴリズムのインストですから綺麗な流れでしたね。

 

蒼穹のBlue Grandiaから始まって、ミニアルバムGet set, Go!の収録曲は後半で全て回収されました。結果的にはこの盤がランガ最後のリリースとなったわけで、セトリ上でも大きな意味を持っていたように思います。一方でBeliever Switchではなく無限大ランナーをラストに置いていることも、最後まで前向きなランガちゃんらしいスタンスが感じられました。

 

注目の1曲はShare the lightでしょうか。諸事情によってファイナルでも披露されるかどうかが怪しいという見方もありましたが、普通に披露してくれました。3月末というライブのタイミングが、これより早くても遅くても結果は違ったかもしれないんじゃないかと個人的には思います。Break the Blue!!と合わせてこの2曲は、やはりアニメタイアップ主題歌であるというのがとても大きく、ランガちゃんの活動や表現の幅をかなり広げてくれた印象があります。

 

その直後に3人のソロ曲メドレーが続くというのも対照的な感じがします。特定の作品やキャラクターを介しているわけではない形で、生身のメンバー自身の個性がこれほどはっきりと表現されている楽曲が揃っているというのもまたランガの強みのひとつではないかと思います。それぞれの表現の方向性や音楽性が綺麗に分かれていて、その3人がひとつのユニットとしてまとまっていたのも決してただの偶然とは言えない奇跡のバランスだったのではないかと今は思います。

 

点とミライからのRADIANTが最高だったというのは昼公演の感想にも書きましたが、夜公演は更に良くなっててこの日の最高打点がここだったんじゃないかと思います。歌にもダンスにも3人が鍛え上げてきた表現が惜しみなく込められて、そこにメンバーとランナーと会場全体の熱い感情が全て乗っかってフルパワーでぶつかりあって、今までのどんなライブでも感じたことがないほどの盛り上がりと一体感を見ました。

 

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既に体力の残りも少ないライブ終盤、サウナのように熱いと言われたMC中にしっかりと給水して最後のセクションへ。

 

Believer Switch、ですね。前向きな言葉の詰まった歌詞に、わずかな切なさも感じてしまう大切な1曲です。「ほんの一瞬ツラかったねって笑おう」が、7月の解散発表から3月までを駆けてきて、ファイナルライブを終えて、しばらく経った今だからこそ沁みてくるような気がしています。披露回数自体が少ない楽曲でしたが、ファイナルでは5周年ツアーの時とは違ってダンスやフォーメーションの一部を崩して自由に歌う部分を増やしていたのも良かったなと思います。3人でわちゃわちゃと絡みながらステージ上を前後左右に動き、本当に楽しそうな表情でその気持ちを歌にも乗せて、それに応えるランナーも含めて「ああ、これがRun Girls,Run!のライブだな」って心から思える時間が一瞬で過ぎていきました。既に全員が汗だくになっていますが、そんな疲れを全く感じない場面でした。

 

間髪入れずに始まった最後の曲は無限大ランナー。何度も言いますがこの密度のライブを余裕でこなせるようになった3人の体力は本当にすごいと思います。この曲は4周年ライブの頃から、比較的多くの披露機会に恵まれて体感的には何度も聴いてきたなという印象でしたが、その1回1回がいつも違った満足感を与えてくれるという無限大の可能性がありました。そしてまたファイナルライブでも今までとは全く違った1曲と言える、最高の景色が生まれました。

 

アンコール

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(アンコール)

23. never-ending!!

MC⑤(最後の手紙)

24. ランガリング・シンガソング

(ダブルアンコール)

25. カケル×カケル

エンディング映像

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もう声が出なくなっても構わないという気持ちで、最後まで全力でRun Girls,Run!コールを叫びました。周囲の誰もが限界まで声を出している、一体感のあるアンコールも個人的には随分と久しぶりに体感したような気がします。この時の我々の声と想いはちゃんと舞台裏まで届いていたのでしょうか。きっと届いていたと信じています。

 

ライブでの披露が久しぶりとなったnever-ending!!に辿り着いたことで、これがファイナルライブであるという実感がようやく湧いてきました。というかここまでのライブが本当に楽しくてファイナルの実感なさすぎでアレでした。感情を持っていかれてブレードを振る手も声も止まりそうなところを、振りコピで身体動かしてなんとか最後までこの歌を聴き届けることができました。

 

プリチャン1stシーズン第4クールの主題歌であり、振り返れば4年前の楽曲ですがあまりにも今の私たちに刺さりすぎる1曲でした。このようにして全ての楽曲が、ライブで披露されるそのとき一瞬一瞬の文脈を背負って、メンバーの成長とともに楽曲も熟成されてきたというのも、またランガちゃんとその楽曲群の面白さのひとつでした。これを強く実感するライブとなりました。

 

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最後のMC、お手紙を読み始める前には、

「これにて、Run Girls,Run!はファイナルを迎えるんですけれども...」

\えええぇぇぇーーーー!!!???/ \いやだーーー!!!!/

\やめないでーーー!!/ \行かないでーーー!!/

といったやり取りも見られました。

 

これ自体はどこのライブでもよく見るありふれた返答であり、場面によっては雰囲気にそぐわないケース(オタクうるせえよ)もあるのかなあと思うのですが、今回のランガファイナルに限って言えばとても良い場面のひとつだったなあと私は振り返って思います。

 

それはおそらく会場にいたオタクの大半が心の底から本気で終わりを惜しんでいたこと、解散が寂しいというよりも"めちゃくちゃ楽しかった今日のライブが"終わってしまうのが寂しいという気持ちが強かったこと、そしてそんな気持ちを直接やり取りできるランガちゃんとランナーの間合い、強固な関係性がこの場面に詰まっていたように思うからです。

 

それはそれとしてわざわざお水おいしいー?/\おいしいよー!/を言わせようとしたあっちゃんは距離感が近すぎる気がしないでもないです。これもまあ良かったです。

 

 

厚木那奈美さん。終始明るい笑顔で、客席をしっかり見据えながら手紙を読んでいた姿が印象的でした。いついかなる時もファンのことを想って、精神的な目線の高さをオタクに合わせながら語りかけてくれる人だと思っています。まるで子供に優しく話しかけるママのように。3人の中では司令塔のような役回りが多く、落ち着きのある姿勢と優しい声が最後の手紙を読む姿にまで表れていたように思います。

 

 

それから、私たちランナーの発する言葉や感情から拾ってほしいものを丁寧に拾いあげてくれる人だとも思っていますし、それが手紙の文面にもしっかり詰まっていたと思いました。ランナーからのファンレターに書かれていた「あっちゃんの○○なところが好き!」を受け取ってくれたところもそうです。「たくさんのコンテンツや声優さんがいる中、見つけてくれて、出会ってくれて、本当にありがとうございます。」という言葉も実感を伴って刺さりました。「Run Girls,Run!としてゴールを迎えますが、厚木那奈美の物語はまだまだ続いていきます」という、力強い前向きな言葉で締めてくれたのも本当に良かったです。

 

 

林鼓子さん。15歳の若さでランガとしてデビューして現在も20歳という、私のようなおじさんたちから見ればまだまだ若い彼女。そんな彼女らしい元気な言葉で、等身大の彼女らしい言葉で手紙の文面が綴られていたことが良かったです。限りなく素の部分に近い(ように見える)率直な言葉を惜しみなく出してくれたのも、ランナーたちの集まるランガ単独の現場だからこそだと感じました。

 

 

1stツアーの品川で語られた「一等星になりたい」という言葉について振り返りました。芸能界のスターダムを登ってスターになるという大きな夢の他に、「憧れの先輩方のように輝く存在になりたい」「皆さんにとっての唯一無二の存在になりたい」と語られたことで私の心にもグッと来ました。今はまだ届かない夢であっても、「手を伸ばすことをやめられない」「たとえ報われなかったとしても、立ち向かっていたい」と言い切ったのが本当に立派でかっこいいと思います。心から尊敬できる推しです。

 

そんなはやまるを両翼から見守ってきた、もっちーとあっちゃんについてのメッセージも出ましたね。「この2人じゃなかったら、私はランガをもっと早くやめてたと思います(笑)」なんて割とシャレにならない話も飛び出てちょっと笑いました。悪い意味ではなく、その気持ちもまあなんとなく理解できてしまうのが面白いところ。でも真剣な話としてランガがこの3人だったからここまで続けられたというのはとても核心的なところだと思います。それは私がランナーとして彼女たちを見守り続けてこられたのも同じことです。

 

 

森嶋優花さん。この人がランガのリーダーで良かった。私たちランナーを引っ張ってきてくれて良かったと心から思います。「普通のアイドルになりたかったわけではなく、とりあえず人前に出たかったわけでもなく、"声優として"輝きたかったのです」という森嶋さんらしい言葉が強く印象に残りました。アニメ畑から生まれ声優コンテンツ現場で育った生粋のアニメ声優オタクである私としては、これをはっきりと言葉にしてくれたことが本当に嬉しかったです。

 

 

Run Girls,Run!として過ごしてきた時間を「私の夢がたくさん詰まった場所でした」と言ってくれたことが、そんなランガの、ユニットのファンとして彼女たちを追ってきた私も本当に嬉しく思います。振り返ってみればこれが5年半追ってきた中で最も嬉しかった言葉と言っても過言ではないかもしれません。今までの私たちの道のりも無駄ではなかったと肯定してくれたように思えて、オタク人生の全てが報われたような気持ちになりました。ランナー冥利に尽きます。

 

「位置について、よーいドン!」を引用して、ここから先が新たなスタートだと言ったことも、ランガとしての活動で身に着けたものを武器にして「まだ見ぬ景色を求めて走っていきます」と語ってくれたことも前向きな姿勢を感じました。それから「みんなの存在が、私にとって大切なものになっていた」と語ってくれたのも良かったです。

 

他の2人も含めてここまでの言葉は晴れやかな気持ちで受け止められていたのですが、しかし最後の最後にやられてしまいました。「ランナーさん同士で、いろんなところに行って、いっぱい笑い合ったことも忘れないでね」という言葉で、今までの無数の想い出が一瞬にして頭を駆け巡って、同じ客席の並びや会場内のあちこちに散らばっているランナー仲間たちの顔が次々に浮かんで、感情に押しつぶされて涙腺崩壊してしまいました。同時に、「これで本当に最後なんだな」という実感が湧いてしまって、そこから先の言葉がうまく頭に入ってきませんでした。

 

思い返せば森嶋さんは、はやまるもあっちゃんもそうですが、私が感じていた以上にずっとランナーたちの動向をよく見ていたんだな、見られていたんだなということをこの時に思いました。こんな感情は、長いオタク人生の中でも、きっと後にも先にもランガちゃんからしか味わえないものなんだろうなと思います。少なくとも今までの私は経験したことがないものを得ることができました。

 

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ライブの感想文としては、ここから先の話が最も難しい部分です。ラスト2曲、体験にしても映像にしてもあっという間の時間でしたが、あの時の感情をうまく文章化できずにずいぶんと悩みました。

 

最後のMCを終えて、「この後は、歌でみんなに気持ちを伝えたいと思います」という宣言へ。着席してMCを聴いていた態勢から、ゆっくりと立ち上がって最後の時間に向かうあの時の感覚も、今までにない気持ちの高まりを感じていました。これもおそらく生涯忘れられない体験になると思います。

 

ランガリング・シンガソング......これが、アンコールのラスト曲だったんですよね。振り返ってみるとその事実だけで感情が持っていかれてしまいそうです。新しい道の先へ進んでいくメンバー3人と私たちランナー、全員を未来へと送り出す応援歌としてこれ以上はない選曲だったんじゃないかと思います。疾走感ある曲調に対してなかなかに重たいメッセージも乗っている印象ですが、その重さを余すことなく熱さと推進力に変えてくれた、それがファイナルのランガリング・シンガソングだったように思います。そしてやっぱり、観客の声出しも、Run Girls,Run!の名前を呼ぶコールもあったからこそ完成したと言える特別な1曲でした。

 

ファイナルライブとして予定された全ての曲を出し切って、「私たち、Run Girls,Run!でした!ありがとうございました!」の挨拶で綺麗に終わり・・・ではありません。客席からは自然発生的にRun Girls,Run!コールの大合唱が起こって、まだまだ終わるわけにはいかないぞという雰囲気に包まれました。この時点でもうもっちーが泣き崩れて、続けてはやまるとあっちゃんの目にも涙が浮かんでいましたね。

 

ステージから一度捌けることもなく、その場で追加の1曲を決めるという変則的なダブルアンコールでしたが、これも場の流れによる偶然とはいえランガのライブらしいスタイルになったんじゃないかなあと思います。流れを切らずに走り切れたということ、そして観客の前で突発的な打ち合わせを行うことも違和感はないというランガとランナーとの距離感が表れていたように思います。

 

ファイナルライブ夜公演だけの、Run Girls,Run!として歌う本当に最後の1曲。それはもちろんカケル×カケルでした。ファイナルライブで最初に歌った曲をもう一度最後に歌う・・・というのはある種のお約束でもあって事前の予想もできていたはずなのですが、実際のライブはその想像を遥かに超えて素晴らしい景色が広がっていました。あとはもうその時の映像をご覧くださいとしか言えませんね。

 

アンコールやダブルアンコールをカケル×カケルで締めるライブは過去にも何度か観てきましたが、Run Girls,Run!としてできることを全てやり切った後であるファイナルライブのそれは意味合いが全く違いましたね。プレッシャーから解放されて自由にステージを歩き回る姿と、過去に見たことがないほど晴れやかな表情がとても印象的でした。目に涙を浮かべながらもとびっきりの笑顔を見せた姿が、一言では語り切れない美しい輝きを放っていました。

 

2番サビでステージ上段に上がって客席後方にも想いを届けてくれたこと、そして中央の階段を降りながらあっちゃんが叫んだ「Run Girls,Run!最高ーーー!!!」にも感謝しかありません。最後はもうありったけの力を振り絞って声を張り上げ、全力でブレード振って跳ぶのみでした。

 

涙も吹き飛ぶほどの全力疾走で、最後まで笑顔のまま終われたファイナルライブ夜公演。最高の時間を全身で浴びることができて、本当に幸せでした。

 

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終演、その後

映像に残っているのはここまで。ライブの終演後は、昼公演と同様に特典の記念撮影タイムへ。感想は前編参照。自分たちの番を待ってる間に息を整え、移動の準備をして、忘れないうちにと最初の感想を投げたのが以下のツイートですね。「はやまる・もっちー・あっちゃんの3人がRun Girls,Run!で良かった。」私が何年も前から繰り返し言ってる言葉ですが、100%本物の感情として最初に残った言葉がこれでした。今振り返ってもこれは間違いなく私の気持ちを表す言葉です。

 

 

一方その頃、会場の外の世界ではとあるクソデカ情報が降ってきていまして私がこれをキャッチしたのもこの時でした。この話はまあライブの感想とは直接関係ないところなのでとりあえず置いておきます。

 

 

衝撃の記憶としてこの日の想い出のひとつに確かに残っていることと、今後の活躍次第ではこのタイミングでの発表だったことが伝説として語り継がれていくんじゃないかという期待があることは書き残しておきます。どんな形であれRun Girls,Run!の名が人々の記憶に残っていくならば私はランガのオタクとして本望です。

 

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このあとを時系列順に追っていくと、まずはライブの反動で死ぬほど疲れた身体と感情を引きずって打ち上げ1次会の会場へと移動しました。打ち上げオフ会に約90人ほどのオタクが集まって居酒屋貸し切りにするなんて機会はそうそうないですし、山野ホールのキャパが約800人だったことを考えると異常な数字でした。この規模の打ち上げを企画・実行してくれた幹事とその関係者に感謝です。めちゃくちゃ楽しかったです。あまりにも人数が多すぎてうまくお話しできなかったフォロワーさんも結構いたのですが、またいつか別の場所で会えることを願っております。

 

 

 

ランガ界隈では(旧WUG界隈からの流れもあって)こうした打ち上げの会はたびたび開催されてきておりました。ただ少し個人的な話をすると、コロナ禍から有観客ライブ復活の流れがあった2021年頃は「現場には行けるけどオフ会には行きづらい」といった状況が何度かありましてもどかしい気持ちを抱えていた時期がありました。

 

そもそも居酒屋が営業してないとか帰宅時間の都合があったりとか、どうしても小規模少人数の打ち上げになって結果よく知ってる馴染みの身内とだけの会になってしまったり。もともとがコミュ障なんでなかなか新しいオタクと交流できないなんていうのもあるんですが・・・そんな想い出なんかも踏まえつつ、こうして思いきり飲んで騒いでの打ち上げができるようになったことも嬉しかったです。最高のライブ後の酒は最高においしい。熱い感情を共有したオタク仲間と飲み交わす席はとにかく楽しい。こうした感情も元気な界隈の皆様から分け与えてもらったことでございます。

 

 

2次会はオールで、居酒屋ではなくライブハウスのようなイベントスペースを貸し切っての珍しい形の会でした。当然ながら非公式で一般オタクが開催してるだけの会なのでどこまで書き残していいか分かりませんが、ランガ関係の曲をBGMとして流したり、昔の歴史資料を眺めたりもしながら、ライブの感想やこれまでの想い出をじっくり語り合えて楽しかったです。

 

 

日付をまたいで翌朝5時まで、こういう長丁場の飲み会はだいたいダレがちなものですが今回は最後まで元気に楽しくお話しできましたね。あまりツイートも残ってないので何がどう面白かったかはよく覚えてませんが・・・とにかく楽しかったです。ライブ直後で身体は死ぬほど疲れていたはずですが、それをあまり感じることはありませんでした。まさしくランナーズハイというやつです。

 

 

最後のランガ現場となった長い1日を終えて帰宅して、ひと眠りして荷物を片付けながら感想ブログ前編を書いて・・・冒頭に書いたような流れで現在に至る、という話でございました。

 

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私にとってのRun Girls,Run!とは

私自身がRun Girls,Run!とどう向き合ってきたのか、彼女たちやこのユニットのことをどう思っているのか・・・そういったことは今までも何度も振り返ってきましたが、やはりファイナルライブを迎えたことでこの日はライブ中もその前後も原点に返ったような気持ちで昔からの想い出をずっと反芻していました。私にとってはライブ現場で、特にその集大成となるファイナルライブを通して受けた感情が全ての答えであると思っています。しかし、ここまでで書ききれていない話もあるので少し補足しておきます。

 

WUGのオタクやってたことをきっかけに出会って、プリチャンを通じて深く付き合っていくようになって・・・長く応援してきた声優ユニットのひとつ、と一言で片付けるには少々複雑すぎる道のりを辿って私はここまで来ました。もともとはただのアニメオタクだった私が声優ユニットRun Girls,Run!を追いかけてこれたのはなぜなのか。シンプルに答えるならばやはりランガのライブはとにかく楽しくて感動できて最高だったから、というのが非常に大きいです。

 

楽曲がどれもこれも良くて、特に思い入れの強い物語の乗ったアニメタイアップ曲もあって、それらがパワフルな生歌とダンスで表現されて、特に声優ならではの声の力で歌詞のひとつひとつがスッと耳に入ってくるような歌唱表現があって・・・と書き切れないほどの魅力がたくさんありました。もうひとつの決め手は、現場にいるランナーの大半が常にライブに対して真剣であり、応援の気持ちや楽しいという感情を拳やブレード、服装やうちわ等の各種グッズ、クラップ、振りコピ、ジャンプそして最後は大きな声を張り上げてのコールなどあらゆる手段で思いきり表現されていて、「全力でライブを楽しむ」ための行為であれば、どんなスタンスであってもかなり広い範囲においてそれが限界まで許されていたという熱狂的な雰囲気がありました。そんなランナーたちの真剣さに応えるにふさわしい、本物のライブパフォーマンスが確かにあったのです。

 

そういった中でもランガ独自の強みは、やはり距離感の近さと双方向性があることに尽きると思っています。(私が知っている、見ている範囲での他ユニットやコンテンツを比べての話として。)

 

良くも悪くも地下アイドルじみているなんて言われたりもしましたが、これは間違いなく彼女たちの面白さのひとつでした。実際には専業の本職アイドルと比べると声優ユニットのあり方はだいぶ違うので、それなりの間合いで線引きはされていたと思います。でもWUGやi☆Risとも少し違う独特の距離感の近さが、加えてランナーとの間の双方向性が確かに感じられました。

 

配信媒体におけるリスナーコメントへの反応速度や接近イベントでの交流が分かりやすいところでしたが、その他にも双方向性が見られる場面がたくさんありました。それらの繋がりを集約したものが対面のライブ現場にあって、例え声出しが封じられた時期のライブであっても、ステージと客席との生の感情のやり取りから多くの感動を生んでくれました。

 

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これが最後ですから、かつてWUGのオタクだったワグナーの私としての視点でも改めてランガとの向き合い方を振り返っておきます。やっぱり2019年の4月以降、ランガ2周年ライブの8月からの時点でRun Girls,Run!を推すというオタク人生第二章を選択できたことに私は大きく救われているので、これは正直に感謝したいです。以前はあまり自覚できていなかったものの、ファイナルを終えた今になって強く実感していることのひとつです。

 

思えば、知り合いのオタクに会って「最近は何が好きなんですか?」と聞かれたときに「今はランガのオタクやってますね」と答えられるだけで幸せでした。ランガ現場に通うことで昔からのオタク仲間に定期的に会える機会があったのもそう。私は、他のオタクに観測されなければこの人格が世界に存在していないのと同じなのです。ホーム現場としての自分の帰る場所がいつもここにあって、ランナーとしての歩みがひとつの生きがいでもあったから、その他のさまざまなことにも前向きに取り組めました。別の場所でのオタク活動であったり、人間として社会人として日々を過ごす生活であったり。いろんな出会いがあったこの4年間で私の世界はずいぶんと広がりました。コロナ禍の厳しい時代も生き抜いてこられたのは精神的支柱があったからこそです。

 

「ランガ現場でWUGの亡霊くささを出し過ぎるわけにはいかない」という自己の縛りも実際ありました。ちゃんと抑えられていたのか、周りの人たちから見てどうだったかは別として。それから、「自分はWUGの後輩としてではないランガそのものを本当に好きでいるか?」という問いもずっと抱えていました。特に2020年頃からは自覚できるレベルでこの壁にぶち当たっていました。逆に言えばこれらが常に頭の中にあったからこそ、内面的にもWUGとランガの両方に真正面から向き合ってこられましたし、ときに悩みながら、ときに迷いを捨ててがむしゃらに生きてきた4年間は私にとって大きな糧になりました。

 

そして、いつの頃からかランガちゃん自身もWUGやプリチャンといった特定の文脈に縛られることなく、活動の幅を広げて独自の声優ユニットとして存在を確立させていったのは今さら語るほどでもない当然の事実であります。

 

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Run Girls,Run!界隈が私にとってのホームであるということ。それはいつどこで何をしていても頭の片隅で常にランガのことを考えていたという部分にあると思っています。ランナーとしての心がいつも自分の中にあって生活に根付いていました。ファイナルライブが終わってからの1ヶ月もそうやって日々をすごしてきましたが、そんな私もやがて少しずつランガから離れていくのかもしれません。

 

・・・あるいは一生亡霊やってるおそれもなくはない......か?少なくとも自覚できる範囲では、今までのランナー道でやれることは全てやり切って悔いはないという感覚があるので、これはあまり想像がつかないところです。

 

以前もどこかに書きましたが、私は「ユニットとしてのRun Girls,Run!」の活躍にこだわっていて3人それぞれの個人名での活動をあまり見ていない向きがありました。しかしファイナルライブを通して思ったのは、解散後のメンバー個々の活躍によって彼女たちの原点たるランガの名や遺された楽曲群が広く知られていくのであれば、それもまたユニットとしては悪くない理想的な形のひとつなのかもしれないと思いました。拗れたオタクの妄想かもしれませんが例えば「あの3人がかつて所属していた伝説の声優ユニット」なんて巷で言われるようになったらかっこいいんじゃないかと。

 

おそらくランガの3人ははそれを実現できる可能性を充分に持っていますし、きっとそういう形の方が、あのユニットに縛られない自由な活躍の方が向いてる3人なんだと今は思っています。そんなことをライブ当日にも頭の片隅で考えていました。あの日から1ヶ月が経った現時点では特にはやまるの大活躍が印象的ですが、近い将来もっちー・あっちゃんも大きく飛躍することを期待して見守っています。

 

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これまでのまとめとこれからの気持ち

長々と書いてきました感想文も、思ったこと感じたことをおおよそ出し尽くしてそろそろまとめに入ります。かなりの時間がかかりましたが、なんとか自分が納得できるものをここまで綴ることができました。「自分、何やってんだろうな」と思うこともありましたし、他の人が見てるか見てないかすら分からないんですけれども、ここまで走ってきた今の気持ちを形に残すというのは過去の自分に対する私なりのケジメであり、未来の自分に向けて書き残すある種の遺書のようなものでもあります。

 

ランガから少し離れて自分自身に目を向けてみると、この3月から4月へと年度を跨いだことで身の回りのいろんなものが大きく変わった感覚があります。野球もライブも声出し応援がだいたい解禁されていたりとか。そしてランガだけでなく他のモノも含めての多くの節目を見届けることができました。ゆえに、私自身生まれ変わったような気持ちで胸を張って新たな人生を歩き始めようと思っています。

 

4月に入っても毎週末各地を飛び回ってる元気な仲間たちをTLで眺めながら、「俺はもう、前線で走り続けるのは疲れたな」って静かに考える頭と、「それでもやっぱり俺の居場所は現場にしかないんじゃないか」と熱く滾る魂とで揺れ動いています。オタクが言う「オタク引退するわ」は9割方がウソらしいと聞いたので、私としては今はまだ分からないとしておきます。ラブライブ界隈今めっちゃ面白くなってるし。

 

ファイナルライブが終わった」「Run Girls,Run!は解散した」という事実をしっかりと受け入れつつ、それでいてとても前向きな明るい気持ちで今を迎えられています。ライブの前、あるいは解散が発表された7月のあの時には想像もできなかった気持ちです。これはもう本当にすごいことだとしか言えません。強く背中を叩いて送り出してくれたような、とてつもない元気のエネルギーがあのファイナルライブにあったからなのです。受け取ったエネルギーがデカすぎて私の中で消化するのに時間がかかりましたが、ようやく落ち着ました。

 

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さて、最後を締めくくる言葉はこれからも3人を応援してますとか今までみんなありがとうみたいな感じでどうかなとも思ったのですが、なんとなくランガのファイナルは湿っぽく終わるのはしっくりこない気がしています。とは言ってもまた絶対どこかの現場で会おうな!なんてことは大ウソつきになってしまうおそれがあるので絶対言いません。例えば私がいつまでも在宅だったり全然知らない別現場に行ってたりしてもオタクの皆さん怒らないでください。その時もきっと私はツイッターや配信映像などを通していつも皆さんの元気な様子を見守っています。

 

以上、いろいろ考えてようやく私なりの答えが出ました。

Run Girls,Run!の3人と、ランナー仲間の皆さんと、ランナーとしての私自身に向けてのこの言葉でゴールさせていただきます。

 

「新しい道の先へ」

完走おめでとうございます。

今まで本当にお疲れ様でした。

 

(おわり)

 

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