オタクの備忘録

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ランナーとしての私の気持ち、過去・現在・未来について

こんもちわ、ここんにちわ、ごきげんよう

このブログは「Run Girls,Run! Advent Calendar 2022」15日目の記事です。

よろしくお願いいたします。

 

adventar.org

 

2022年。ランガちゃんにとっても私自身にとっても、大きな節目となる1年でした。特別な年を締めくくる今回のブログは、アドベントカレンダーというきっかけをお借りして今の私がランガに対して思っていること感じていることなどを率直に書かせていただこうと思います。あまり面白い話ではないかもしれませんが、途中まで進めた下書きを4回ほど破棄してなんとか書き上げました。

 

主なテーマはランガちゃんの「過去」「現在」「未来」について。

1人のオタクによる、いわゆるひとつのお気持ちポエムを吐き出します。

 

楽しいことも苦しいことも、いろいろありました。本当にいろいろありました。ここから書き出す文章はおそらく前向きな明るい言葉だけではなく、どうしても漏れ出してしまうネガティブな感情や、ごく個人的な受け取り方に基づく捻くれた言葉見当違いな考えも多々含まれることと思います。また、ここに綴る言葉はあくまでも現時点での私の気持ちなので、数日後~数か月後にひっくり返ることもたくさんあると思います。どうか温かい目で見守っていただければと願います。

 

 

今年の話

まずは現在から少し遡って、ランガちゃんまわりの今年の出来事について。始めにバレンタイン・ホワイトデーのイベントが開催されました。年明け~春先にはまだコロナ禍の影響が強く残っていたと記憶していますが(別の界隈ではイベントの延期・中止も見ました)、ランガちゃんの貴重な単独イベントが無事に開催されたことは本当に良かったと思ってます。今だからこそ尚更そう思います。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

クラウドファンディング制作の写真集も同じ時期に発送が始まりました。4月にはミニアルバム「Get set, Go!」の発売とリリースイベント開催があり、今年前半はこれらの流れでだいぶ楽しく過ごすことができました。

 

 

 

当時の自分のツイートを振り返っても楽しそうにしてるなあという感想ですね。5月にははやまるのバースデーライブにも行くことができました。

 

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しかしながら、避けて通れないのが7月末に突然降ってきた解散発表でした。そこから走り出した5周年ツアーと、そのラストに発表されたファイナルライブについて。夏から秋にかけてのこの辺りの話題が、今年のランガの中心にあったと言っていいでしょう。私自身もツアーを終えてから現在までの2ヶ月ほどの間、常に頭の中に浮かぶのはこれらの出来事についてでした。(※このブログは11月中旬から下書きに着手しています。)

 

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

 

現在の話

10月にはあっちゃんのバースデーイベントにも足を運び、それ以降もいくつかの別現場で知り合いのランナーさんに会っていたりはしますが、今のところランナーとしての私はしばらく休止状態にあります。最前線からは一歩退いて、移り行く世界の流れを腕組んで静かに見守っているような心境です。

 

らんがちゃんねるの配信やフェス出演、メンバーそれぞれの稼働はありますが、実質的にランガとしてのユニット単独の活動供給はほぼストップしているような状況です。既にRGR公式のTwitterすらほとんど動いていません。12月の現場もプリティーシリーズのウィンターライブ京プレミアムライブのみ。私もウィンターライブには行きましたが、はっきり言ってこれだけでは物足りないというのが正直な感想であり実感です。直近の京プレはかなり盛り上がった様子ですが、まあそれも終わってしまえば次は...というところ。他所の現場では楽しくやっているオタクですが「ランナーとしては」苦しい状況です。

 

私自身これまでのあらゆるライブやイベントを100%追ってこれたわけではなく、時間的にも資金的にも体力的にも出力の限界はあるので「毎週ライブやって全国飛び回ってくれ!」とはなかなか言えません。オタクだけでなく声優業界の方でも無理に稼働しすぎて心身の健康状態を崩してしまうなんて話がちらほら聞こえてきています。とはいえランガにはユニットとして活動できるリミットが残り半年もないという厳しい現実もあります。止まってなんかいられないと言っていたのはいつの話だったか。

 

 

ユニットとしての供給が充分ではないと感じる一方で、メンバー個人別では少しずつ活動の幅を広げてきているように思います。昨年から始まったTwitter個人アカウントとインスタ・SHOWROOMTikTokミクチャなど各配信媒体やSNSでの発信、アニメ・ゲーム・舞台・朗読劇などの出演、表向きにはまだ発表されてないものも含めていろいろ動いてる気配は感じます。今後の彼女たちが声優として羽ばたく未来を考えても活躍の場が広がるのは良いことだと思いますし、それについて一喜一憂している周りのオタクを見るのも嫌いではないです。

 

ただ、やはり現時点での私自身は「Run Girls,Run!というユニットのオタク」であるというのが大前提にあります。ゆえに、

メンバー個人の活躍がどこまでユニットに還元されるのか?

というのをどうしても常に考えてしまいます。これは今に始まったことではなくずっと前から私の頭にあったことだというのをこの機会に記しておきます。例えメンバー個人がどれほど活躍しようともSNS上のフォロワー数が増減しようとも、ユニット本体に与える影響が限定的ならばそこにあまり意味を感じられないというスタンスでいます。(といったことを100%言い切ってしまっては少々語弊があるかもしれませんが、7割8割くらいは本気の話です。)

 

ソロ活動とユニット活動どっちが大事なの?などと面倒くさいカップルみたいなことは言いません。「声優ユニット」という構造が持つ多種多様な性質の違いにも関わってきますし、この話を突き詰めるとどの範囲までをランガの活動として定義するか?という宗教的な問いになってしまうのでこれ以上は深掘りしません。また、私とは違った考えを持つオタクがたくさんいるのも充分理解しています。私個人の思想として聞き流しておいてください。

 

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メンバーが本心でどう考えているのかは私にも他の誰にも分からないということと、ここから先はあくまでも私の主観的な話でしかないということを慎重に前置きした上で書かせていただきます。

 

解散発表以降から最近までの3人の様子を見てきて、

メンバー自身はランガというユニットのことがあまり好きではないのだろうか?

と感じたところが今の私に引っかかっています。

 

もっと正確に言うと「体感的にそう感じてしまう瞬間が過去何度かあって」「特に最近それを思う頻度が高い」のです。決してそんなことはないのだろうとは推定することしかできませんが、少なくとも一瞬でもそんな風に考えてしまったオタクが1人ここにいるというのは切ない事実であります。メンバー3人それぞれ程度の差や性格の違いもありますが、その辺りをひっくるめて全体的な傾向の話です。メンバー間で仲が良いとか悪いとかの話とはまたちょっと違う感覚です。

 

解散が発表されてから始まった5周年ツアーすごく楽しかったです。とにかく楽しかった一方、別れに向かう寂しさや名残惜しさのようなものはほとんど見られませんでした。ツアー以降で3人揃った場面、例えばらんがちゃんねる等でも変わらず楽しくワチャワチャやっていました。ファイナルライブのタイトル「新しい道の先へ」を体現するように、今は3人それぞれが前を向いて進んでいるように見えていて、その反面これまでのユニット活動に対する執着がほとんど感じられないように思うのです。(ゆえに、解散後の未来で3人が仲良く集まるというビジョンが見えないのも寂しいところ。)

 

もちろん断片的に表に見えているものだけが全てではないですし、そこに至るまでの葛藤や苦労やさまざまな想いがあって今があるのだろうということは普通に考えれば分かります。そんな3人の姿を見て寂しいと思うか嬉しいと思うかはまた人によって意見が変わってくるところでもあると思います。もし表に出せない感情を抱えてるとしたらそれはそれで切ないですし、ファンに対してはもっと腹を割って全てを話せる関係性で・それができる自由な環境にいてほしかったとも思っています。

 

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思うところはいろいろありますが、1人のオタクとしてはもうちょっとランガとの別れをしっかり悲しませてほしい、俺を置いて先に行かないでくれという気持ちが第一にあります。ただでさえランガと対面できる機会が限られてる状況下で、将来的にファイナル以降まで引きずるような後悔を残したくないからです。そして、他ならぬメンバーの3人にはもっと目に見える形でユニットのことを大切にしていてほしかったのです。せめて活動が正式に終わるまでの間くらいは。

 

これはまあ、ただの私の我が儘でしかありません。私はRun Girls,Run!のことが大好きで、彼女らの作り上げた音楽やライブが大好きで、ユニットでしか見られない関係性が大好きで、これまでに紡いできた物語が大好きで、だからこそユニットの解散がすごく寂しいです。メンバー自身もその魅力にしっかり気づいて、追いかけるランナーたちを信じて、自信を持ってユニットとしての自分たちを愛してほしかったのです。この辺りも今現在の私が抱えている率直な気持ちなのでここに書き残しておきます。

 

 

過去の話

私がランガちゃんと出会って、約5年になります。もともとはWUGのオタクだった縁から彼女たちを知り、プリチャンという作品を通して強く惹かれるようになり、2周年ライブの熱いパフォーマンスに衝撃を受けて「ランナー」として追いかけるようになった...という経緯でした。これはごく平凡な1人のオタクの話です。

 

そんな過去を振り返って今1番に考えるのは、

これまでのRun Girls,Run!は何を残してきたのだろうか?

ということです。想い出とか人との繋がりとかではなく、形として残るものの話です。

 

楽曲について。シングル8枚にフルアルバムとミニアルバムが1枚ずつ。アニメタイアップやMVの付いた楽曲も含め、これらはランガの名が刻まれた作品として確かに残っているものでしょう。それから写真については、今年お迎えした写真集、各種イベント後にファンフォトで発売された写真とライブ物販のブロマイド等、これらが想い出の品として残っていることには大きな意味があると感じています。顔写真の入ったTシャツやうちわ、アクスタタペストリ等も含めてライブ関連グッズは結構な数が手元にあります。

 

一方で、ライブ映像についてはあまり多くありません。ライブ盤CDに付属のブルーレイでオンラインライブ4周年ツアーが1公演ずつ。2周年ライブの様子が断片的にらんがばんに入っているものと、そのブルーレイ付属のグリフェス。それからプリチャン関連のライブ円盤に収録されているランガ出演時の映像。形に残っている主な映像作品は以上です。そもそも単独ライブの公演数自体があまり多くなかったという前提もあります。

 

最新の5周年ツアーは配信も円盤収録の予定もありませんし会場では記録用カメラすら見当たらなかったという話も聞いています。そして肝心のファイナルライブはちゃんとした形で映像媒体に残るのかどうか?どちらに転ぶか現時点では分かりません。仮に円盤化するにしても会場が会場なのでそれ結局どうなんだろうウーンという気持ちもあり。

 

映像記録として残っているものが少ないということ。後からランガの存在を知った人にとっては当時の様子を知る手段が限られるということになりますし、その時々のライブを観たか観てないかで受ける印象もだいぶ変わってきます。ライブを観てきた側のオタクとそうでない人たちの間で共有できる感情が少なくなるということでもあります。

 

出てくる映像が少なかったのはさまざまな事情が絡んだ上でそうなっているのかもしれません。ランガちゃんの魅力はライブだけではない、それも確かなことです。しかし全体的な話として、来年4月以降に形に残るランガちゃんの映像記録が現時点であまりにも少なすぎるのではないか?ということが、今の私にはとても不安であり残念であります。

 

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その先の問題として、

ユニットが解散した後に何が残るのか

今からこれを考えるのは早すぎるかもしれませんが、いずれ向き合わねばならない命題であると私は考えています。

 

記録ではなく記憶に残す、語り継ぐ。公式記録ではなく私たちファンの手で独自のレポートを書き残す。これも結構なことと思います。また、記録を残すことだけがアイドルや作品の価値を測る指標でもないと思っています。過去を振り返るだけでなく最高を更新し続ける今が大事だという見方もあります。あるいは、ランガとしての活動記録を未来に残すことを今のメンバー自身が望んでいるのか否か?これも私にはイエスともノーとも分からない問いであります。

 

それでも今まで応援してきたユニットの足跡が全然残らないのは寂しすぎる話ですし、たとえ私の我が儘だったとしても、ひとつでも多くの記録や想い出が未来に残り続けてほしい。Run Girls,Run!というユニットの紡いできた歴史と物語の全てが未来永劫語り継がれてほしい。そう願って生きてきました。それだけの価値があるユニットであると信じて追いかけてきたからです。少なくとも私が現場で見てきたライブの数々は、毎回そう思わせてくれるくらい魅力溢れるものでした。なぜ映像として残されてるものが少ないのか理解に苦しむほどです。

 

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ネット上で公式に残っているもので言えば、YouTube動画らんがちゃんねる関係のアーカイブ映像...あとメンバー個別のTwitterやインスタは来年4月以降も今の形で残るんでしょうか?Twitter開設以前まで定期更新されていたランガ公式ブログも、現時点では活動記録がしっかり残っているものではありますね。大元を辿ればアニメWUG新章もランガの原点として残っている活動記録のひとつです。(アニメ本編のエピソードだけでなく、次回予告やわぐばん新章にはリアルの3人も映っているので。)

 

全てを振り返ってみればランガの足跡が何ひとつ残らないわけではないと言えますが、それでも5年以上活動してきたユニットにしてはその足跡は物足りなく感じるというのが正直な感想です。これも私の主観的な話というか他所の似たようなユニットの数々と無意識に比較しつつの話になってしまうのですが。

 

 

未来の話

まずは近い未来の話。ファイナルライブについては、ありがたいことに昼夜2公演のチケットを正当な手段で確保することができました。個人的にはこれで少し安心してしまった部分もあるのですが、しかしまだチケットが取れていないという周りの多くのランナーの様子を見てもやはりキャパが足りていないのはほぼ間違いなく事実でしょう。頭を悩ませる課題のひとつであります。

 

ファイナルライブに向けては、現状のランガの稼働の少なさなども見て、私の中ではある程度の覚悟が(あるいは諦めの気持ちが)まとまってきた部分もあります。1月~2月の積極的な稼働も正直期待できませんし、楽曲についてもおそらくGet set, Go!が最後のリリースになってしまうでしょう。それともラストシングルとか出るんですかね。まだ分かりません。

 

先日の5周年ツアー東京公演......あの素晴らしいライブを振り返れば振り返るほど、さすがのランガちゃんでも次のライブでアレを超えるのは相当難しいことなのではないかと思ってしまいます。

 

例えば、

あの日の品川が実質的なファイナルであり、

3月に開催されるのは延長戦でしかない

という心構えで受け止める方がまだ簡単かもしれません。逆に言えばそうとでも考えておかないとメンタルが耐えられないってコトでもあります。幸いなことに私自身はこれまでのライブをたくさん楽しませてもらったので、次がどんなライブになっても悔いはありません。本当にそうか?いや嘘かもしれません。分からないです。答えはその時その瞬間の現場にしかないでしょう。

 

(もっとも、さまざまな事情があった上で「ファイナルしか来れない人」もたくさんいるわけで、そのうちの1人がしばらく現場を離れていたファイナル連番予定の友人なので、彼らの隣で自分さえ満足できればいいという結論には絶対に着地できないのですが。)

 

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ファイナル以降の遠い未来について。ランガが解散してしまう以上その後は3人の更なる活躍と幸せを願うのみなんですが、先にも書いた通り私はランガというユニットのオタクなので、おそらく今と同じような熱量でメンバー3人あるいはその中の誰かを追い続けることはないでしょう。既に解散した過去いくつかのユニットにおいて、当時の推しメンバーを追い切れていないことからも想定できる現実です。(新しいユニットやコンテンツを見つけて追い始める方が可能性が高い、というか既に他のコンテンツもいくつか追ってる。それがランガを失ったあとの穴埋めになるかどうかはまた別の話。)

 

もうひとつは、3人の進む道の先で私の道と重なる地点があるかどうかの可能性です。要はアニメでもゲームでも、私が興味を持てる分野での活躍があるかどうか。私は3次元の声優ユニットオタクである前に2次元のアニメオタクであるので、例えばプリチャンみたいな感じで好きなジャンルの面白いアニメ作品に3人が出てくれれば、またその活躍を見ることもあるでしょう。逆にアニメから離れた分野で朗読劇とか舞台演劇とかアーティスト活動とか、そういった方面で活躍されるなら嬉しいことではありますが私は自然と距離を置くことになります。

 

近年の定義で言う「声優」はいろんな分野で活躍されているのでどれかひとつの形だけが正解というわけでもありません。なんなら今まで"推し"と呼んできたはやまるは、今後ランガから離れても特に幅広い分野で活躍できる可能性がありそうだなと期待しています。彼女自身がやりたいことをやれるようになって大活躍してくれるならば、その道の先には私のような半端者はいてもいなくても構わないのです。いつかきっと爆売れして多くの熱いファンが支えてくれるはずなので。森嶋さんや厚木さんについても同じです。

 

仮にそうなった場合に欲を言えば、彼女たちのルーツとなるRun Girls,Run!が遺した楽曲ユニットの歴史に触れてくれる人が1人でも多く現れてくれればいいなあと願っています。可能性のひとつとして、そういう理想の未来が訪れるのを期待しています。

 

 

気づいたこと

ここまでのブログを書いてみて、Run Girls,Run!に向き合ってきて、気づいたことがいくつかあります。

 

ひとつは、やっぱり私は根っこの部分がユニットのオタクであってメンバー個人のオタクではないということ。もっと言えば、アニメコンテンツとしてのWUGやプリチャンという作品が好きだったからこそランガを追ってこられたということです。

 

私のようなアニメ大好き人間が、仮にもランナー名乗って今も界隈の片隅にいること自体が例外的なケースなんです。アニメタイアップ含む質の高い楽曲群と、そのポテンシャルを存分に引き出すパワフルなライブと、ランガ3人がこれまでに見せてくれたさまざまな景色の全てが私の中の常識を覆すほど面白かったから今の自分がここにいるということでもあります。そもそもの前提からして「声優オタクのようで声優オタクではない」という半端な立ち位置が私をめんどくさいオタクたらしめてるのかもしれません。

 

もうひとつは今のランガを取り巻く環境と、それに向き合う気持ちについて。最近のいわゆる"運営"まわりについてのアレコレは、既に大半のランナーが実感してるはずなのでいちいち書きません。本当は言いたいことが山ほどありますし、一度は書こうとしたんですがあまりにも多すぎたのでカットしました。ただひとつ、大人の事情もいろいろあるからしょうがないでしょ的な話に対しては、裏の事情をいちいち察するのはオタクの仕事じゃねえだろのスタンスでいることをここに書いておきます。結論として、こうなってしまった以上はどうしようもないのかなという諦めの感情にシフトしつつあります。

 

このまま時間が流れてあっという間に3月25日を迎えるんだろうな、ということを私は事実として受け入れつつあります。いちオタクが現実的に手を動かせる範囲では何をどうあがいても状況の好転を期待できないので、アレやってほしいコレやってほしいという希望も失いつつあります。ただ、きっとその方が穏やかな気持ちで3人の門出を見送れるんじゃないかと気づきました。過度の期待を持つことなく、楽しかった夢の終わりに向き合う覚悟だけをしっかりと固めて、私はその時を静かに待つことにします。

 

ランガちゃんがランガちゃんであること

最後に考えるのは、大元の原点について。

もしも、あの3人がRun Girls,Run!でなかったら

どうなっていただろうかということです。

 

林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さん。オタクとしての贔屓目もありますが3人それぞれが優れた才能を持つ人材であることは間違いないかと思います。そうでなければ3人がユニットとして出会うこともありませんし、あの素晴らしいライブや歌、物語を作り上げることもできません。たとえ5年前の時点でRun Girls,Run!に選ばれてなかったとしても、何らかの他の形で表舞台に上がってくるだけのポテンシャルはあったはずだと思っています。だからこそ、他でもないこの場所で、ランガとランナーという名前のついた関係性で私たちが出会えたことは奇跡のような巡り合わせであると実感しています。

 

私が「メンバー3人にはランガ自身のことを大切にしていてほしい」と思っていたのはそういう話にも絡んでいて、3人は最初にオーディションで選出されたのですから、その影には名前も顔も知らない多くの挑戦者がいたはずなんです。約2000名の応募があったと言われてますから単純に数えるなら1997人ほどです。その中には5年の間に他の場所でデビューした人がいたかもしれませんし、声優や歌手を目指しながら道半ばで諦めた人もいたかもしれません。

 

最初の分かれ道に「勝ち」と「負け」が存在したのは明らかな事実なわけで、その先を走ってきたRun Girls,Run!には最後までランガであることに誇りを持っていてほしいということを勝手ながら願っているのです。それを忘れてしまったら、出会えなかった挑戦者たちに失礼なので。私自身もオタクとしてこれを心に留めながら今のランガちゃんに向き合いたいと思います。そして、ユニット解散というひとつのゴールまで、それがどんな場所どんな形でどんな道のりを辿ってきた先であっても、

最後まで1人も欠けることなく3人揃ってゴールできること

何よりも感謝すべき幸せなのかもしれません。

 

 

おわり

以上、過去・現在・未来の3つにおいて、今の私が考えていることを全て書きました。アドベントカレンダーという場に便乗する形で好き勝手に書かせていただいたお気持ちですが、文章にすることで私の中でもある程度の整理がつきました。このクソ長怪文書を最後まで読む人がいるかどうかは分かりませんが私は満足です。

 

書いてる途中の率直な感想として、だいぶしんどかったです。普段から書いてきたのがライブの感想文とか基本的に楽しい話ばかりなので、ちょっと勝手が違いました。ブログを書き進める作業も自分の心に向き合う作業も、これまでにないくらいしんどいものでしたし、ランナーとして走ってきた道のりも決して楽しいだけではなく険しいものでした。2017年からの5年間、平成から令和にまたがるこの年月が周囲の環境的にも厳しいものだったというのもあります。

 

それでもやっぱり、しんどいという感情を上回るくらいにとても楽しくて、とても面白かったです。結成当初のお披露目1日目から見守ってきたユニットの、界隈に5年以上も居座り続けて最後まで見送るなんてことはそうそう経験できるものではないと思っています。私のオタク人生においてはきっとランガが最初で最後になるでしょう。周囲の仲間たちにも恵まれて、幸せなランナー生活でした。

 

先日のプリウィンター幕張もその前の5thツアー品川も、すごく楽しかったです。間違いなく楽しかったです。そんな風に楽しかったからこそ終わりが寂しいという気持ちがあります。それから、やっぱりランガ現場はランナーたちがしっかり揃っていてこそのものだとも思うので、おそらく来年4月以降にはそういう機会がないことが本当に寂しいです。

 

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2022年最後のひと月がそろそろ折り返し、ファイナルライブまでは残り3ヶ月ほどです。この期間をどう生きるべきか、時間をどう使うのが正解なのかは今の私には分かりません。ランナーとしても1人の人間としても迷いの中にいます。どうか、この迷いを断ち切って未来を明るく照らすような光が、眩しい輝きを放つ3人の姿が、来年には見られることを切に願っております。

 

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