オタクの備忘録

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カードをおしゃもじに持ち替えて・・・アイカツMFF参加感想

2023年2月18日・19日。土曜日に開催された「前夜祭」を含めて2日間開催の

アイカツ!ミュージックフェスタFINAL

というライブに、両日現地参加してきました。

 

スターライト学園卒のアイカツおじさん......を長年自称してきた私でございますが、アイカツ!シリーズにおきましてはなんと今回がほぼ初めてのライブ参加(詳しくは後述)になりました。10年分の歴史と想いをわずか2日間に圧縮して受け止めたわけですから、ライブから数日・・・1週間ほど経った今も果てしない巨大感情が心の中に渦巻いております。魂は東京ガーデンシアターに置いてきました。

 

今回のライブを通して自分が思ったこと感じたこと、そしてアイカツ!シリーズに向けての気持ち・・・どこまで整理して言葉にできるかは分かりませんが、書ける限りを書き残してみようと思います。

 

ライブのタイトルロゴと記念撮影。切り札のスターフェスティバルコーデを添えて。

 

 

ライブ全体を振り返って

アイカツ!シリーズに多大なる影響受けて歩んできた私の人生......の話は置いといて、まずは今回のライブについて全体のざっくりした感想から。

 

前夜祭で公演時間およそ3時間半の全30曲、2日目にあたるMFF本番で4時間オーバーの全40曲という内容で想像以上にボリュームたっぷりの濃密なライブでした。前夜祭が終わった時点で「え?聴きたい曲だいたい聴けちゃった感じするけど明日どうすんの?」といった感想のスーパー大満足ライブでしたが、2日目は2日目でその期待をしっかりと超えてくれました。控えめに言ってサイコー超えてました

 

タイトルに「FINAL」を冠するライブですので、ひとつの区切りやお別れに向き合う場所になることも覚悟して来たのですが......実際には、

とにかく楽しい!!!!!

という気持ちが前に来るライブだったように思いました。10年分の想いがどうとかではなく単純に2日間があまりにも楽しかったのでこのライブが終わってしまうのが寂しい、という感情からのアイカツおじ泣きも出ましたが最終的にはすごく前向きな気持ちで会場を出ることができた気がします。

 

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最新映画の「アイカツ!10th STORY ~未来へのSTARWAY~」を観た時と同じく、アイカツ!とともに歩んだ人生そしてまた未来へと向かって生きていく私たちを、とても温かい手で優しく背中を押してくれたような、そんな実感のあるライブでした。

 

↑終演直後の私

 

開催間近で決まった観客の声出し解禁という強い追い風もあり長年アイカツ現場を支えてきた紳士淑女たちの熱量にも背中を押されつつ、前夜祭序盤からフルスロットルでライブを楽しむことができました。特にダイヤモンドハッピーの一件で私自身も100%のスイッチが入り、ライブの熱狂に思いきり飛び込んでいけたのが良かったのかなと思います。アイカツ格言「ライブは一体感!」はまさしくこの現場を表すにふさわしい言葉であったと振り返っています。

 

初めてのアイカツ!ライブ

アイカツ!シリーズの各タイトル...初代いちご世代、あかり世代、スターズ、フレンズ、プラネットと全ての陣営から多くのアイドルたちが集結した今回のライブ。それらのメンバーがほぼ1曲ごとに入れ替わって、名曲たちが次から次へと休む間もなく披露される凄まじい密度のライブでした。オンパレード関連楽曲を中心に世代を越えたコラボ歌唱も挟みつつ、シリーズのファンとしてはたまらないセットリストに仕上がっておりました。

 

そう、アイカツ!シリーズのファン......主にアニメ本編とデータカードダス筐体を長く楽しんできたファンであり、特に初代アイカツ/スターライト学園には2次元アイドル作品の持つ根源的な魅力と""アイドルとはどういう存在であるか""の基礎から極意まで全てを叩き込まれてきたと思っているのが私こと1人のアイカツおじさんでございます。スターズ以降プラネットまでの全作品も、程度の差はあれど初代と同じくひと通り観て触ってきております。

 

しかしながら、さまざまな理由からアイカツ系列のリアルライブイベントにはほとんど縁がなく、いくつかのアニソンフェス等で観た機会を除くと初めてのライブ参加がこのMFFになりました。というわけで、実はライブに出演していた歌唱担当メンバーや声優キャスト陣顔や名前がほとんど分からない状態での初参加でした。例外は実写で観てるから全員の顔が分かるプラネットのメンバーのみ。感覚的には「ネット上ではよく知っているけどリアルでは初めて会うオタク」みたいな感じでしたね。ちなみに過去のライブイベント開催歴についてもほとんど知りません。

 

そんな前提で実際に初めてアイカツのライブを観た感想としては、いちごちゃんやゆめちゃんたち、アイカツシリーズでよく知っているアイドルたちが、本当に生のステージで歌って踊っていたというのが第一の感想になりました。リアルの演者の皆さんは初めて拝見する人ばかりですがアニメでずっと応援してきたアイドルたちの姿がはっきりと重なって見える...そんなライブであることにとても感動しました。もちろん歌唱やダンスのクオリティの高さは言わずもがな。誰がどこで歌っているのかはよく分からないもののキャラ・衣装・楽曲などは私も知り尽くしたアイカツの世界そのもので、初めて見聞きするコールも振りコピも、頭で考える前に身体が反応してくれました。大満足のライブです。

 

参加に至るまでと会場・客席まわりの話

日程および金銭面などの都合から、もともとは2日目のMFF本番のみに足を運ぶ予定でした。しかし、ライブ数日前になって「訳あって来られなくなった人がいて、前夜祭のチケットが余ってるので来ないか」という友人からの誘いを受けて、両日参加を決めました。これは結果的に、マジで行って良かったです。神の導きか運命の巡り合わせか、私の背中を押してくれた全てに感謝します。

 

誘ってくれた友人はアニメもライブも合わせて長年アイカツを追ってきたマスター級アイカツ紳士、同じく誘われて来たもう1人の知人は最近になってアイカツシリーズを全部観てライブは初めてとの話で、そんな彼らに挟まれての4連番、アリーナ席やや後方という布陣が私の初めてのアイカツライブになりました。この席では前後左右にもかなりの覇気を放つ歴戦の紳士たちが並んでいて、気合いのこもったコールやジャンプに俺も負けてられねえな!とお互いを高め合えた気がしています。なお、自分で買った2日目のチケットは第3バルコニー最後方でステージから距離はあるもののこちらはこちらで落ち着いてステージ全体を見られる見晴しのよい席でした。

 

今回の会場は東京ガーデンシアター、主にラブライブ関係のライブで名前を聞いたり配信映像を観たりはしていたものの実際に現地を訪れるのは初めてでした。なかなかの広さと音響、綺麗な設備で良い会場でした。虹ヶ咲学園こと国際展示場駅の近くで若干アクセスの難しい場所でしたが、会場横の待機スペースも充分に広く隣接した有明ガーデンも便利なところでした。

 

 

両日ともライブ前には既に多くのファンで賑わっていて、おおよそ男女半々?体感で男6:女4くらい?で割と老若男女バランスよく集まっていたような印象でした。2日目にはTwitterでやり取りしていた知人と初めてリアルでお会いすることもできて、「いつもTwitter見てます」というお決まりの挨拶からアイカツの話やそれ以外のことをたくさん語れて楽しい想い出になりました。アイカツと縁の深い「ドリフェス!」の界隈で知り合った方でしたが、そういった縁がこのアイカツMFFにまで繋がっているのだと思うと感慨深い気持ちになりました。

 

グッズは光るおしゃもじロンTを事前通販で購入していました。光るしゃもじは実際のライブ会場でもたくさん見かけましたし、意外と便利なアイテムでしたね。自前で持っていたカード型ペンライト(ドリカペンラ)と合わせてライブ中にはたくさん振りました。野生のドリフェスもちょいちょい紛れてて笑顔になりました。

 

セットリストについて

ここからは実際のライブの内容についてですが、曲数がとても多く1曲1曲に膨大な感想があるため特に印象に残ったところのみを抜粋して書き残していきます。セットリストはTwitterより、STAR☆ANIS公式情報様のツイートを参考にさせていただきます。

 

 

全体を通して、各タイトルの主要な楽曲がだいたい網羅されていた印象です。良い意味で初心者向けセットなのかなとも思える内容で、ライブ初参加勢としてはとても助かりました。4~5曲程度の連続した歌唱→間にMC、という流れでほどよいインターバルを挟みながらライブ全体を楽しむことができました。また、これほどの曲数ながらも全曲フルコーラス披露だったのも大きなポイントかと思います。(比較対象:プリティーシリーズのライブでは初披露曲を除いてワンハーフカットの詰め込みが基本なので...そもそもあちらでは2DAYSではなく昼夜の2部制が基本なので1公演あたりの時間が短い...)

 

前夜祭:序盤

まずは冒頭3曲ですね。アイカツ現場としては久しぶりの"声出し有り"だというのもあって会場内は開演前からかなりの盛り上がりでしたが、最初の3曲で観客の熱気が爆発していました。トップバッターがプラネットの代表曲HAPPY∞アイカツ!からというのも嬉しかったです。初めて来たライブがよく知ってる曲から始まって安心したのと、テレビシリーズや劇場版で画面越しに見てきた人たちが目の前にいるんだ...!という感動がありました。

 

続いてスターズからスタートライン!アニメのOP映像をスクリーンに背負ってのOP曲披露というのがやはり最高に熱いですね。タイトルロゴが出た瞬間に身体が震えました。スターズのアニメやDCDが始まったのが2016年でおよそ7年前になりますが、この1曲だけで当時の想い出が一気に蘇ってきました。

 

そして、初代アイカツからソレイユでダイヤモンドハッピー......歌い出しでオケが止まるという致命的な音響トラブルが起きてしまいましたが、手拍子とアカペラ大合唱でなんとか歌が途切れないようにしようとした観客の一体感にはとても感動しました。また、私自身も含め歌詞が完璧に身体に染みついているので歌おうと思えばいつでも歌えるんだということにも感動がありました。

 

こうしたアクシデントは起きないに越したことはありませんが、結果的には会場が一気に温まり、この場面が大きな想い出のひとつとして刻まれました。(アイカツのアニメ41話、ドリフェスRの8話なんかを思い出す展開です。)

 

続々と出演者が出てきたMC(おそらく大変な時間稼ぎと思われる)を挟んで、改めてフルバージョンのダイヤモンドハッピーが無事披露されて良かったです。予行練習を経て2回目なのでコールも100%のフルパワーで出すことができました。また、2番からラストにかけてはソレイユ3人だけでなく全出演者が一斉に登場するというのもお祭り感があって良かったです。まあ前夜祭の時点では誰が誰役の人なのかほとんど分からず、MCで順番に名乗られても全然覚えられなかったのですが。この辺りはとにかく楽しかったです。

 

4曲目にSignalize!、いよいよライブ本番が始まったなと実感させる始まりの1曲でした。ライブ会場の音響やレーザー照明がバチバチに映えていて、やはり最初期のOPとは思えないほどかっこいい曲でしたね。続けてBloomy*スマイル......絶対に聴きたかった曲、アイカツプラネットという大好きな作品に対する思いも溢れてきてここで1回泣きました。STARDOM、そしてKIRA☆Powerアイカツシリーズの中でも思い入れの強い楽曲が聴けて本当に嬉しかったです。特にKIRA☆PowerはアイカツDCDに最もハマってた時期に何度も聴いて何度もプレイした想い出の曲でした。

 

前夜祭:中盤

レディ・レディ・レディLOVE GAME、本当に良い曲しかないライブだ.....

 

曲もキャラも大好きですが、特にダンシングディーヴァの黒沢凛...を担当する松岡ななせさんが着ていた衣装が、プレミアムレアドレスのソウルマリオネットコーデでしたね。「なんかアレ見たことある衣装だな...もしかして俺も持ってるカードでは?」と気付き、会場に持ってきていたアイカツカードデッキ一式を取り出したらビンゴでした。このカードかなり好きでDCDでもよく使ってたんすよ...実際の衣装も再現度高くてすごかったです。

 

 

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あかりちゃん・ゆめちゃんのFuture jewelは本当に良い歌でしたね...歌詞の一部がスクリーンに出てたのも良かったです。ライブ終盤のSTART DASH SENSATIONとかもそうなんですけど、デビュー前から見守ってきた大空あかりちゃんが立派になってステージで歌ってるだけでおじさんは泣いてしまうんです。

 

Moonlight destiny。美月さんといちごの2人で歌われる1stシーズン第50話・スターライトクイーンカップ決勝ステージの完全再現には本当に感動しました。しかもいちごちゃんはスターフェスティバルコーデの衣装姿で、これまた私の大好きなエンジェリーシュガーのプレミアムレアドレスだったのですごく嬉しかったです。このコーデについてはMCでも触れられていたので、思わずその場で4枚セットを取り出してしまいました。ママからスターライトティアラを受け継ぐエピソードとそれを受けて天羽あすか先生がこのコーデを作ってくれるエピソードも大好きで......(以下略)

 

 

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ロンリー・グラヴィティ。まさかのアイドル宇宙戦記オオゾラッコーンをライブ会場の大型スクリーンで観られるとは思っていませんでした。1曲まるまる通してアニメ159話の映像がバックに流れ続けていたので、DCDで言うところのドラマオーディションステージを見ているかのような感覚になって面白かったです。続けて硝子ドールlucky train!の流れはもうヤバい強すぎるとしか言えません。炎めっちゃ噴いてたしレーザーもすごいことになってました。ライブ音響で浴びるlucky train!のスラップベースがエグすぎて気持ち悪い動きで高まってしまいました。

 

前夜祭:終盤

episode Soloヒラリ/ヒトリ/キラリの流れが熱かったですね。ED曲も名曲揃いなのがさすがアイカツシリーズ。ヒラリ/ヒトリ/キラリに至っては何も予習してなかったのにコールやジャンプのポイントでバッチリ身体が反応してくれて高まりました。

 

START DASH SENSATIONはアニメのOP映像付きだったのもあって、放送当時の想い出がはっきりと蘇ってくる1曲でした。あれから7~8年経ったでしょうか、アイドルたちも私自身もいろんな出会いと経験を積み重ねてきて今日ここに立っているんだと思ったら、もう感情が溢れて止まりませんでした。ミライContinue!!MUSIC of DREAM!!!もぶっ刺さりっぱなしでした。

 

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ラストは劇場版10th STORYの主題歌、

MY STARWAY」【作詞:こだまさおり、作・編曲:石濱翔MONACA)】

 

この曲についてはもう何も語れることはありません。アイカツ!の集大成となる10th STORY、その全てが込められた本当に素晴らしい曲です。

 

ユニットドレスを纏って登場したソレイユの3人、特にいちごちゃんは、私がライブ会場に持っていったカードのひとつスターサンシャインコーデの姿でした。

 


ソレイユの出番は必ずあるはずだと確信してペンラにセットしていたアイカツカード...2015年に手にしたお気に入りのカードの実物衣装と、2023年のライブで対面できたことにはもうこれ以上の幸せはありません。やっとここまで来ることができました。ありがとうございました。

 

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アンコールにて「氷の森」【作詞:只野菜摘、作・編曲:帆足圭吾MONACA)】

映画のラストを飾ったエンディングテーマですね。映画で観てきたものとこれまでのアイカツのストーリーを噛み締めながらひたすら泣きました。映像・メロディー・歌詞、全てが美しい歌に心から感動しました。

 

再び出演者が勢ぞろいして最後の挨拶。それぞれ観客の声援に感謝を述べたり、担当キャラクターのセリフを引用したりする場面が印象的でした。最初の挨拶の時点では誰が誰だかさっぱり分からなかった私も、最後はもう全員好きになってました。

 

特に印象深かった場面は、まず音羽舞桜/ハナ役伊達花彩さん。客席から飛んできた「かあや~~~~~!!!!」の叫びに驚きつつ、「うわぁ!こんにちは~!」と返していたのがとっても素朴な感じで良かったです。

 

それから、星宮いちご歌唱担当きりしまわかさん。「このライブを観た、私たちの歌を聴いた、皆さんの明日が少しでも幸せなものになりますように」と語られていたのが、私のよく知る星宮いちごそのものの姿でグッと来ました。

 

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最後に、SHINING LINE*が出演者全員での披露でした。ステージの上段・下段と階段までフルに使って並ぶほどの人数の多さに、アイカツシリーズの世界の広がりを改めて実感しました。十人十色、それぞれのコーデを身に纏ったアイドルたちが、一様に客席に向けて歌を届けるさまが圧巻でした。また、作品の垣根を越えたアイドル同士が顔を見合わせたり一緒に踊ったりしながら歌っている姿も印象的でした。

 

「もらうバトン キミとつなぐ光のライン あこがれのSHINING LINE*」と歌われている通り、世代を越えて全てのアイドルに共通して重なる文脈の乗った歌詞が、全員での歌唱にぴったりの選曲で、見事でした。

 

(前夜祭の感想おわり)

 

 

 

 

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2日目:序盤

前日の大盛り上がりを受けて迎えた2日目、MFF本番......序盤から前夜祭と共通する曲も含まれるセトリでしたが、演者も観客もどことなく前日よりのびのびと楽しんでた印象なのが2日目の冒頭でした。

 

ただ私の席がアリーナから第三バルコニーへと移ったため、2日目は周囲もあまりライブ慣れしてない人が多かったように思います。ある程度の雰囲気を合わせつつ盛り上がれるように一生懸命声を出しました。1発目から音響トラブルのない完全版ダイヤモンドハッピーのリベンジができて良かったです。また、Signalize!あたりは上からの視点で見る照明やレーザー演出が壮観でした。

 

最大の変化は、前夜祭に不在だったアイカツフレンズ勢の出演でしょうか。ピュアパレット&ハニーキャットの4人によるひとりじゃない!からライブの空気がガラッと変わりました。

 

2日目のみの曲でドリアカのハッピィクレッシェンドと、劇場版アイカツスターズからPOPCORN DREAMING♪はここで聴けてめちゃくちゃ嬉しかったですね......

 

ゆめちゃんの衣装も劇場版仕様の伝説のドレスことガーリーアイランドコーデになってました。こちらは映画の特典カードでしたのでもちろん私も持ってます。実物衣装の再現度の高さに感動しました。

 


同じくアイカツスターズから、最初期の楽曲アイカツ☆ステップ!も聴けて嬉しかったです。楽曲自体を数年ぶりに聴いたのにサビの振り付けをほぼ完璧に覚えていた自分に驚きました。ライブで披露されてる振り付けがアニメ・ゲームと全く同じであることにも驚きと感謝です。

 

2日目:中盤

MCにて「アイカツ!の始まりと言っても過言ではない曲」という思わせぶりな前振りにざわつきつつ、アイドル活動!でもMove on now!でもなく始まったのがWake up my musicでした。レジェンドアドルマスカレードの名曲。星宮いちご&ミヤさんの親子デュオから始まり、2番で学園マザーことヒメさんとあおいが合流してくるという2段構え3段構えの構成に声が出ました。

 

劇場版10th STORYからの最新楽曲・ルミナスのTRAVEL RIBBONにて、またしても大空あかりに泣かされるやつになりました。っていうかルミナスは本当に良いユニットなので......この曲をアニメの映像付きで披露してくれたのがとても良かったです。

 

前夜祭でやってない歌が新たに披露された一方、アコガレカスタマイズ☆Future jewelなどはしっかり両日やってくれたのも嬉しかったですね。

 

ラブミーティアBelieve it、アイビリーブの新たなるステージへでフレンズ勢の強キャラたちも満を持しての登場といったところでしょうか。どちらのフレンズも息の合ったパフォーマンスがまさしく「同じ呼吸...同じリズム...」でした。どちらかと言えば声優オタクでもある私としては、この辺で馴染みのある顔と声のキャストの皆さんが出てきてちょっと安心しました。

 

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チュチュ・バレリーナから硝子ドール、そしてMagical Door。このセクションはだいぶ強い曲が続いてひたすら高まり続けましたね。リフレクトムーンの絆 ~シンクロハーモニー~も見事でした。

 

そして、時計の針の音が鳴る特殊演出からのDreaming birdではイントロから吼えました。しかもオンパレード17話、ゴシック三銃士チェックメイトによる歌唱はもうバケモンでした。見るからに難しい変拍子の多い楽曲を、生身の人間がこんなに美しく優雅に歌いこなせるんだ...というのも含めて二重三重の感動がありました。また、このあとのMCではゴシック系衣装で統一されたアイドルたちが並んでいたのも壮観でした。

 

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アイドル楽隊サンメガミによる正義のキモチ!!!!!これも2日目の目玉楽曲のひとつでした。観客の声出し解禁が存分に活かされる合いの手マシマシで盛り上がりも最高潮でした。アイカツ最強!!!!!!!

 

そして、もうひとつの山場はここでしたね。エルザ様のソロでThe only sun lightから暗転して流れる特殊イントロ...始まったのがTake Me Higherで、トライスターではなく美月・エルザ・ひびきによるオンパレード版の披露でした。まさにラスボス×3降臨という風格と歌声の強さに圧倒されました。日笠陽子さんの歌唱力はガチ。3者それぞれのゴージャスな衣装と後ろで流れるライブシーン映像、バチバチにキマった照明演出と真っ赤に染まった客席のおしゃもじ&ペンライトもこの曲にマッチしていました。誰もが待ち望んでいたサビ前の絶望ステップも綺麗に揃って、客席から大きな歓声・どよめきが起こったのも圧巻の場面でした。

 

2日目:終盤

終盤のセトリは前夜祭から共通する曲もしっかり抑えつつ、ピュアパレットのありがと⇄大丈夫やスターズからWe are STARS!!!!!といった重要な楽曲も拾ってくれて良かったです。いよいよ2日間のライブもクライマックスの局面、明るい曲たちだからこそ泣けるという状態でボロボロ泣いてしまいました。ラストのMY STARWAYでは前夜祭と同じユニットドレスでソレイユが登場。最後まで本当に素晴らしいライブでした。

 

アンコール1曲目は氷の森かと思いきや、プラネットからキラリ☆パーティ♪タイムで全出演者が並ぶ大盛り上がりのステージでした。サビの振りもコールも本当に楽しかったですね。歌唱を担当するプラネットのメンバー5人が主役となって、その周りで歴代アイドルたちが盛り上げてくれるという構図に泣きました。

 

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最後の挨拶は、前夜祭にも増してとんでもない大所帯でしたね。ひなきちゃんの「おつかー!」や、ここねちゃんの「世界の中心は、ここね!」「だよねー!」などお決まりのセリフが続々と飛び出してきて楽しかったです。あおいの歌唱担当ふうりさんと、ボイス担当田所あずささんによる絡みが見られたのも本当にレアな場面でした。

 

ひびき役の日笠陽子さんも存在感がありました。「ピンクを着ています」に観客も湧きました。歴代のキャラクターを担当してきた大橋彩香さん・田所あずささんの挨拶も心に深く沁みました。特に、田所さんによる生ボイスで

「穏やかじゃない!!」

も出た場面ではこの日1番の大声が出てしまいました。これを現地で聴けたことは本当に嬉しかったです。

 

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2日間の締めくくりはやっぱり全員でのSHINING LINE*。ステージが埋め尽くされるほどのアイドル大集合と、立ち位置のローテーションが圧巻でした。歴代主人公たちが肩を寄せながら歌う姿や、あおい&蘭の声担当/歌唱担当合わせて4人が並んで歌っていたのも感動的でした。同じ曲・同じステージであっても前夜祭とは大きく違った雰囲気の1曲に仕上がっていて、アイカツって、ライブって、本当に良いものだなと改めて実感しました。

 

全ての歌唱を終えて、みんながステージから捌ける場面では思い思いのカメラアピールも見られて面白かったです。しかし、最後に思わず涙がこぼれてしまった伊達花彩さんと、彼女を抱き寄せるきりしまわかさんの熱い姿には、私も泣き崩れてしまいました。素晴らしいライブを、本当にありがとうございました。

 

 

 

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まとめ、その他感想

いや~~~、、、本当に良いライブでした......(※このブログを書き進めながら、配信アーカイブ映像を観てパソコンの前で再び大号泣しています)

 

ライブ自体のボリュームも私自身の持つ感情も巨大すぎて、まともに感想文残すのは難しいかなと思いながら書きはじめましたが、セトリやアーカイブを見ながら手を動かし始めたら意外と書きたいこと多くて以上のような感じになりました。もっと濃い感想は他の誰かが書いてくれてるはずなのでと割り切りつつの駆け足で、私が印象に残ったところはおおよそここに記しました。

 

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タイトル別の感想ですと、アイカツプラネットのステージには独特な印象が残りました。「実写とアニメの2段構え」という最大の特徴がある作品ですが、実際に生のライブを観た現地の空気感として「劇中で描かれてるアイカツプラネットの世界に、私たちも入り込んでいる」という感覚に包まれました。実写パートでのライブシーンというと劇場版の冒頭などが印象的なのですが、あの場に自分が混ざってるような感じですね。アニメコンテンツ由来のライブに行くと"2次元のゾーン"に入る感覚は何度も味わってきましたが、この場合は2次元なのか3次元なのかはたまた5次元なのか......特別なライブでした。なりたい私へミラーイン!してきました。

 

初代アイカツ!スターズについては、アニメやゲームで見ていたコーデの数々が実際の衣装として再現されていたのが熱かったところです。特に私が持ってるアイカツカードそのものの衣装に高まりました。ただ、CGやアニメ絵をそのままベタに再現しているのではなく、生身のアイドルがリアルのライブで着ても違和感のないように色合いやアレンジを考えられているのかな?という印象だったことにも制作陣の愛を感じました。あと、アイカツのキャラクターCGは頭身高めで手足もだいぶ細いなと昔から思っていたのですが、実際にライブ出てきた人たちが本当にめちゃくちゃ脚長くて細くてスタイル良かったことにビビり散らかしました。

 

2日目から登場したフレンズの皆さんは、キャラを演じる声優がそのまま歌唱しているのもあってまた違った雰囲気と安定感がありました。他の作品のライブ(ナナシスやバンドリなど)で見たことあるキャストさんも混じってたので個人的にはなんとなく馴染みやすかったです。ペアで息を合わせるのを基本とするフレンズ特有のスタイルが、ライブパフォーマンス上でも強く発揮されていたように思います。

 

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基本的な感想になりますが歌は生歌で聴きごたえがあって、ダンスもみんな綺麗で素晴らしいアイドルの皆さんでしたね。アニメで見てきた振り付けがかなりの精度で再現されてたのが嬉しく、生で見るのは初めてなのに初めてじゃない懐かしさを感じました。それと音響も(序盤のトラブルを除いて)なかなか良かったんじゃないかと思いました。たぶん東京ガーデンシアターという会場も良かったんだと思います。強い楽曲を強い音響で浴びたのでそれだけで最高にハイになりました。アニメ映像の使いどころも大事なポイントをうまく押さえていて良かったですし、それ以外のところではステージ上の演者が映えるような背景演出や照明などもたくさんあって良かったです。

 

アイカツシリーズの楽曲は、「この曲はこのキャラで」という決まったパターンも多少あるものの、その縛りがあまり強くないように思います。誰が歌ってもいい曲だとか、特定のメンバーと一緒に仲間が出てきて歌うだとか。なので生のライブでもメンバーがいっぱい出てきて、(歌ってる人の顔がよく分かってないので)衣装を見てあの人が誰役であっちの人が誰担当で・・・っていうのを見る時間が楽しかったりしました。セトリも全然読めなかったのでイントロが鳴るたびに声が出てしまったり、そんなわちゃわちゃ感も楽しかったですね。ペンライトやおしゃもじを光らせる色も見よう見まねで変えたりして。とても面白かったです。

 

それから......さまざまな事情で今回出演できなかった人たちや、披露されない楽曲というのも少なからずありました。何が足りなかったというのは挙げればキリがありませんが、そういった状況を踏まえても今回出来ることを全部やってくれたと思えるのがこのライブの、アイカツ10周年の全てだったんじゃないかと私は思います。少なくとも私個人としては大満足の2日間でした。

 

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アイカツが始まってから10周年。私も1年目のアイカツに出会って、彼女たちの物語から多くのことを学びました。教わったことを糧にして、それから他のアイドル作品...プリティーシリーズ、ラブライブシリーズ、WUG、ナナシス、そしてドリフェス!など...多くの出会いと感動を経験して、10年を生きてきました。アイカツ!の単独ライブという初めての場所に辿り着くまでに、私自身たくさんの遠回りをしてきた実感もありますが不思議と後悔はありません。これまでの道のりの全ては今日この日のためにあって、そしてまた未来へ続いていくのだと、胸を張って言えます。

 

アイカツ!シリーズが大好きで、アイドルの奏でる音楽や物語が大好きで、そんな人間としていろいろあった人生をここまで生きてきて良かったです。こんな風に思えたことこそが、全てはアイカツ!ミュージックフェスタFINALのおかげです。本当にありがとうございました。

 

 

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