オタクの備忘録

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「パチスロWake Up, Girls!」が生み出した7つの輝き

皆様こんばんわぐ。Wake Up, Girls!アドベントカレンダー2021の10日目の記事です。今年も盛況の様子で皆さんの素晴らしい記事をたくさん読ませていただいております。いや今年のアドカレもだいぶ熱くないですか??本当にありがとうございます。

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昨年に続き世間はオタクにとってまだまだ厳しい1年間だったと思いますが、ツイッターや各地の現場で見かける亡霊ワグナーあるいはメンバー7人やその他関係者、皆さんがいろんな場所で元気に過ごしている姿を今年もたくさん見ることができました。ですが、2021年のWake Up, Girls!を振り返るならば今年最大の出来事、注目するテーマはこれしかないと私は考えています。そう、パチスロWUG」についてです。

 

 

最初は「これ誰か書いてくれないかな~w」と考えてたのですが、しばらく経っても見当たらない様子なのでこりゃ自分で書くしかないなと決意しました。(と思ったらスロットの話題に触れてる方がちらほらいらっしゃいますね。ありがとうございます。)とはいえ私自身WUGスロ実機には少し触れた程度でその他のパチンコやスロットは未経験、パチスロ全般について専門知識はございません。女児向けアイドルゲーム筐体しか遊んだことないようなパチスロ素人のただのオタクですが、その視点だからこそ書けるものがあるのではと開き直って語れる範囲で語らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※パチンコ・パチスロは18歳になってから。パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

 

 

はじめに:パチスロWake Up, Girls!とは?

遊技機メーカー「カルミナ株式会社」によって製作されたWUG版権のスロット機、「パチスロWake Up, Girls! Seven Memories」。製作者による解説動画などで語られたところによると、開発はWUGのユニット解散が決まるよりも前だいぶ昔から進められていたらしいです。その後法律上の規格変更やWUGの解散そしてコロナ禍の影響などを受けつつ、現在の仕様で完成したスロットが今年5月10日から全国のパチスロ店に導入されました。本ブログのアップ日から数えてちょうど"7"ヶ月前のことでした。カレンダー10日にエントリーしたの偶然なんですけどこれエモくないっすか?

 

※参考動画↓

【パチスロWUG !】パチスロ Wake Up, Girls!製作者にワグナーが直撃インタビュー 前編(全3部作) - YouTube

 

導入前のパチスロ新台を、開発者直々に解説してもらった - YouTube

 

本機の製作は前々からウワサされていたようですが、その情報が実質的に広く出回ったのは2月22日のティザートレイラー公開からと記憶しています。この日から「#全遊技者大田化計画」が始動しました。

 

 

アニメ終了どころかファイナルライブから2年も経ったまさかのタイミングで、世間的にはあまり良くないイメージもあるパチスロ化で、ぶっちゃけ知名度やファンの数もすごく多いわけではないのになぜWUGなのか......などと界隈の内外から賛否両論さまざまな声が飛び交う中で現れたパチスロWUGでした。しかし、これの登場によって2021年のWUG/ワグナー界隈には多大なる恩恵がもたらされたと私は思っております。今回はその中から主要な7つの要素に注目して語っていきます。

 

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↑「7つ」と言えば、北斗七星が光るやつもカッコよくて好きです。

 

1. 発売記念特番によるメンバー再集結

まず最初の出来事と言えばこれ。今年3月19日26日に公開された記念特番にWUGメンバーから5名が出演しました。メンバーが公にWUGの名を背負った形で現れるのが約2年ぶり、それがまさかのパチスロ案件であるという事でワグナーたちにも衝撃が走りました。

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】ワグナー必見!久しぶりのWUG!トーク - YouTube

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】WUG!キャスト大興奮!パチスロ初挑戦! - YouTube

 

スロットに初めて触れたメンバーの様子、ファイナル当時の想い出語り、そしてWUGスロの遊び方や演出などが観られる盛りだくさんな内容でした。動画が公開された時の反響を軽く掘り返してみるといろいろな感想が見られましたが、とにかく今この時代になってWUG公式供給の媒体で盛り上がるオタクたちを見られたという事実が面白かったなと3月頃を振り返って思います。

 

また、5月7日14日には吉岡さん&田中さん出演の初心者救済特番も公開されました。内容の面白さもありますが実際にパチスロ店へ行く際にも良い勉強になる動画でした。ライブ会場でもパチスロ店でもマナーは守りましょう。

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!講義編 - YouTube

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!実践編 - YouTube

 

2. WUGの熱さと面白さが込められた究極のスロット機

先の体験動画などを観ればだいたい分かると思うのですが、実際のスロット機もただWUGの名前を冠しているだけではない、WUG愛が詰め込まれた凄まじい内容のスロットに仕上がっていました。「これ絶対ワグナーが作ってるでしょw」と多くのワグナーが思ったはずです。

 

主にアニメWUG本編の世界観が詰め込まれた通常時と、リアルのライブ映像が流れるボーナス時の「WUG!LIVE」モード。2次元と3次元の両方を行き来することで感じられるハイパーリンク要素が熱いというのは他にはないWUGスロならではの面白さだと思います。知らない人から見たら「なんでアニメのスロットに実写の映像が???」ってなるらしいですけど、これがWUGだからの一言に尽きるというのが私の持論です。おそらく他のコンテンツやユニットで同じようなスロットを作るのは難しいはず。

 

「これがWake Up, Girls!だ!!これがWake Up, Girls!のライブだあーーー!!」(4thライブツアー東京公演より、吉岡茉祐さん)

 

アニメパートでは各話のエピソードに沿って、WUGの7人だけでなくライバルのI-1Club、丹下社長とマネージャー松田に早坂さん白木さんなど大人組、なまはげーずに磯川のおばあちゃんなどだいぶ細かいところまで登場人物たちが出てきます。下側の画面にはメンバーのプロフィールも表示されて初心者にも優しい仕様。そしてワグナー代表大田邦良氏はおなじみのファミレス会議だけでなく、ボーナス継続アンコール時の「虹色に発光しながら大号泣するオタク」として彼の全集中の叫び(CV下野紘さん)と合わせてかなりの注目を集めました。

 

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↑WUGで最も有名な男の顔面もパチスロで超進化。何度見てもインパクト抜群。

 

「誰もが、アリーナ最前列。」というキャッチコピーの通り、ライブパートはとても臨場感あるものになっています。上下2枚の高画質大画面をフルに使ったライブ映像はさながら現地の視点。音質にこだわって多くのスピーカーが積まれたと言われる筐体からは迫力ある実際のライブ音源でWUGの名曲たちが流れ、客席にいたワグナーのコールまでそのまま収録されています。機械本体の振動やコールに合わせて吹き出す空圧でオタクの呼吸が感じられるなんてもう限界オタクの発想。ライブの進行・ワグナーのブレード色に合わせて筐体のフレームも7色や白色に発光、曲の中でソロパートが来るとそのメンバーの色に光るという徹底ぶりにも驚きました。

 

また、ファイナルライブSSAの映像はブルーレイに収録されてないパチスロ専用アングルも入っているとのウワサも。それ以前のツアー映像などでは初期のライブと終盤のファイナルツアーなどが同時に流れ、その間のメンバーたちの成長具合を比較しながら観られる超絶エモ仕様も搭載。

 

私はスロット界隈の方には詳しくないのですが、今年導入されたスロットの中では筐体の新しさや実際の遊び方・当たり方とかも含めてそこそこの注目を集めたらしいという話も流れてきました。一部では「誰もがハマるわけではないが刺さる人にはすごく刺さる」なんて評価も見られて、そんなところまで含めてめちゃくちゃWUGらしいなって思います。

 

 

人気投票の企画「パチスロ大賞2021」途中経過のニュースによるとWUGちゃんだいぶ頑張ってるみたいです。投票は12月21日(火)まで誰でも無料で受け付けているそうなので、よければ必ず投票してみてください。

www.pachimaga.com

 

【続報】

本当にキングオブパチスロ大賞2021人気投票第1位になったとの発表が12月27日にありました。ファンとしても率直に言って驚きの結果です。投票結果もですが、記事で紹介されている投稿コメントの内容が熱いですね。関係者の皆様おめでとうございます!

 

 

maga-free.com

 

【以上、続報おわり】

 

3. 令和のWUG公式グッズ発売

カルミナ社の提供によりいくつかのWUGグッズが新規製作されました。WUGスロ販促の一環ではあるのでしょうが、どんな理由であれ令和3年にもなって新たな公式グッズが出るのは驚きと喜びがあります。

 

アンケート回答によるプレゼント企画などで配られたマスクホルダーが個人的にお気に入りです。メンバーの2次元と3次元両方の姿が描かれて背景イラストがSSAのステージで客席側に草ブレードを持ったワグナーまでいるという、コンテンツ全体としてのWUGの世界観が極限まで詰め込まれた歴代最高クラスのWUG公式グッズではないかと個人的には思っています。

 

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↑普通の棒型ワグナーブレードに混じって右下あたりにW型の草ブレードが見える。

 

そしてワグナー待望のメンバー実写アクリルスタンド、それもポーズ別で2パターン。スロットの演出「WUG!タッチ」に用いられた姿をグッズ化したものですが、こちらもWUGの中では特別な意味を持つPolaris衣装であることが素晴らしいです。今になって初めてのアクスタが発売されたという希少性もあって7人セットで購入した人も多いような気がします。(オレモー)

 

 

更に我々の大好きなブロマイドまで新作が発売されました。11月23日・24日に開催された「東京雪祭2021」というイベントにカルミナ社が仮設ショールームを出展。WUGスロを含むパチスロ試遊台設置と7台連動アンベール映像の実演、そしてブロマイドセットの販売にアクスタの再販がありました。もはや令和のWUG現場ではないかとの声もあり、私も会場に向かいましてもちろんブロマイドも購入しましたがそれなりの数のワグナーが集まっててその賑わいを感じられただけでも行って良かったです。なおアクスタは開始すぐに枯れた模様。ワグナー元気すぎる。

 

 

4. カルミナ社がWUG愛を必要以上に大声で訴える公式ツイッター

製品のPRで活発に動いている様子のカルミナ社ですが、公式ツイッターではWUGに関するツイートがかなり熱くなっています。3月5日の菊間夏夜&奥野香耶さん誕生日から始まった各メンバーの誕生日祝いツイートに、ハッシュタグ#全遊技者大田化計画」「#愛WUGの祭典」の発信、そして新作グッズのプレゼント企画などさまざまな展開がありました。

 

 

メンバーの誕生日やその他の記念日にしっかり反応してるところは今となっては本来のWUG公式以上にWUG公式してるのではないかと思いますし、オリジナルのハッシュタグを作って盛り上がろうとするところがすごくワグナーらしいなと感じています。(#3月8日はSSA とか #ワグナー○○部 みたいな感じ。なんなら #WUG_ADVENT もそう。)

 

いいねやリツイートでWUGスロについての感想なども積極的に拾っているようで、いろんな人の感想が見られてとてもありがたいです。カルミナ公式様、本当にありがとうございます。

 

5. 舞台WUG青葉の軌跡、期間限定配信とグッズ再販

忘れてはならないのが「舞台Wake Up, Girls!青葉の軌跡」の展開についてです。2018年に上演されたこの舞台の運営チームとカルミナ社が連携していることは以前から知られていましたが、その繋がりによって舞台映像がYouTubeカルミナチャンネルで配信されました。期間限定とはいえまさかの無料公開という大盤振る舞いスーパービッグボーナス。

 

 

6月6日から19日の2週間の配信、3年前の実際の上演期間が6月7日~10日だったためそれに重ねたような形になります。最終日の19日には有志のワグナーにより「#青葉の軌跡同時再生」が企画され、非公式に開催された同時再生実況が盛り上がりました。ちなみに非公式のはずだったのにカルミナ公式の中の人も普通に混ざってたみたいです。映像配信に加えて当時の舞台会場で販売されていた公式グッズと、「#青葉の軌跡円盤化を諦めない」の声によって発売されたブルーレイの再販も実施されました。

 

当時を知るワグナーが再び舞台WUGを観るきっかけになったというのもそうですが、ファイナルツアー以降あるいはSSAよりも後の新しいワグナーがようやくこの舞台を観られたという声も聞こえてきました。(2018年舞台上演直後の6月15日にWUGの解散が発表されたというのも当時の忘れられない大きなポイント。)そういった意味でもこの配信には非常に大きな価値があったのではと思います。

 

6. パチスロ店に入ったことないオタクが人生初のスロット打ってみた

これは個人的な話になりますが、私自身も実際に近くの店舗に行ってパチスロWUGに触れてみました。これまでパチスロ店の入り方すら知らなかったオタクが、です。

 

収支負けてるじゃないかというツッコミはやめようね。WUGに会えただけで優勝だから

 

実機の演出や仕様についての細かい感想はほぼほぼ上の方に書いた通りなんですけども、店舗に足を運んでWUGの音楽に触れるという行為そのものがライブ現場を思い出しました。途中少しだけ困って店員さんに助けを求めたりもしたんですが、その前に予習しておいた初心者救済講座がとても参考になりました。

 

かつて自分がWUGのアニメやライブや舞台に初めて触れたときの気持ち・・・「これ本当に面白いのかな?」と思いながら半信半疑で触れてみたものが想像を遥かに超えて面白かったという経験に限りなく近い感覚をパチスロで再び味わうことができました。打ち終わったあとに「もう一度アニメとライブ全部観てえ・・・」って思ったのも印象的でした。"WUGの本当の力"を思い知った気分です。

 

 

パチスロWUGを打った感想というのは人それぞれですが、きっと私と同じように初めてスロットに触れて面白かったねって思ったワグナーさんも少なからずいたはずです。こうして新たにスロットという文化を知った人間を生んでくれたことも、パチスロWUGの恩恵だと思っています。

 

7. パチスロきっかけで新たなワグナーが誕生

最後に、これがパチスロWUGの最も大きな功績と言ってもいいでしょう。「パチスロからWUGを知って、WUGを好きになった」という新規のワグナーをYouTubeコメントやツイッターなどで想像以上に多く見かけるようになりました。楽曲を聴いたり関連動画を観たりだけでなくアニメ全部観たとかライブのブルーレイ買ったとか、だいぶ深く沼に落ちた人間もいるようです。ここまで来たらもう新規だのスロットだの関係なく普通にワグナーの仲間ですね。WUGに出会ってくれてありがとうと言いたいです。

 

また、パチスロライターと呼ばれるプロの中にもWUGにハマった方が何名かいるようで、めちゃくちゃ楽しそうにWUGスロ打ってる様子を彼らの配信動画で観ることができました。特にWUG!LIVE始まった瞬間のテンションの上がり方がほぼ完全にワグナーのそれになってて最高です。こうして見ず知らずのお兄さん方とWUGを通して同じ感情を共有することができたのも、パチスロのおかげです。

 

更に私が2週間ほど前に仙台へ行ったときに、パチスロYouTuberの方がWUG聖地でおなじみ餃子の天ぱりさんを最近訪れていたという書き込みもワグナー交流ノートで拝見しました。パチスロから広がるワグナーの輪が本当にあるんだと実感して嬉しくなりました。

 

まとめ

以上、私なりの視点で観測した「パチスロWUG」と、その影響で生まれた今年の出来事についてまとめてみました。WUG界隈には多種多様な広がりがあるのでこれが全てだとは言えないのですが、やはり2021年のWake Up, Girls!を語る上では避けて通れないほどパチスロの存在が大きかったのではと感じています。

 

私からのお願いなのですが、このブログを読んでくれた皆さんの中に「パチスロをきっかけにしてWUGが好きになった」という方がおられましたら、ブログでもツイッターでもなんでも構わないのでWUGに対する想いやいろんな感想など小さなことでもぜひ積極的に発信していただきたくお願いいたします。(このブログを読まれた感想でも嬉しいです。)それと、熱心にWUGの良さを広めようとしているワグナーが今も昔もたくさんいるのは事実ですが、それはいったいなぜなのか?という理由について少しでも考えたり想像したりして一歩踏み込んでもらえたらよりいっそう面白いんじゃないかと提案します。今からでも追いかけられるWUG媒体パチスロで登場するアニメやライブ映像の他にもたくさんあります。私も1人のワグナーとして、同志の皆さんのWUG推し活動(とスロット活動)を応援したいと思います。

 

約束の地SSAに辿り着いたあの日からおよそ2年半、こうしてまた新しい想い出や仲間を得られたことに感謝しまして、本日のブログを完走させていただきます。ありがとうございました。

 

 

 

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ちょっと追記:番外編

先週4日に開催された青山吉能さんソロライブ「よぴぴん家」は皆さん観ましたでしょうか?私は配信で視聴しまして、このライブ開催にもまさかのパチスロWUGから繋がる遠い縁が関係しているという話が出されて驚きました。

 

ライブの開催にあたって青山さんがその相談を持ちかけた相手であるバンドのギター担当おじさん木原良輔さん。(2018年にソロイベツアー青森公演にも出演された方、超凄いギタリスト。)この方が「WUGのパチスロが出た」というウワサをどこかから聞いて、その流れでツイッターでたまたま見つけた青山さんをフォローしたのが交流の始まりだったらしいです。つまりWUGスロがなければ青山吉能ソロライブもソロデビューも実現しなかったかもしれないという説もあるのです。衝撃の追加情報でした。

 

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yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

 

「プリチャンとRun Girls,Run!」振り返り年表つくってみた

皆様ここんにちわ、キラにちわ。Run Girls,Run!アドベントカレンダー2021の3日目の記事です。明後日のウィンターライブ2021に行く前にアップしたいというだけで空いてたところに適当にエントリーしたのですが、ランナーとしては「3」日という数字を背負ってしまったことに少しだけプレッシャーを感じております。昨日までのお二方のような読みやすく興味深い文章・アツい想いの溢れるような文章というのはなかなか書けないのですが、私なりのものを頑張って書かせていただきますのでどうぞお手柔らかにお願いいたします。٩( 'ω' )و

 

なお先日のRun 4 You!!!仙台公演には私も参加してきましたが、今回はそれについての話はしません。特にネタバレもございませんのでご安心ください。

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さて、私が今回のブログを書くにあたって2021年のRun Girls,Run!を振り返ってみまして、大きな出来事のひとつとして最初に思い浮かべたのがアニメ「キラッとプリ☆チャン」の完結でした。主題歌アーティストそして主要キャストの一員として深い関係があったプリチャンとランガちゃんは、互いになくてはならない存在だったと思います。私個人としても本当に大好きなアニメ作品のひとつであり、プリチャンがなければここまで深くランガちゃんを追いかけることはなかったかもしれないという特別な想いがあります。特に初期の頃なんかはランガ現場へ行く先々でプリチャン筐体を遊んだりフォロチケを交換したりしたのも良い想い出です。

 

そんなわけで「プリチャンとランガちゃん」の関係性に注目しまして、アニメ放送が始まってから終わるまでの3年間とその前後を含めたさまざまな出来事を、自分なりの年表にしてまとめてみます。これを振り返ることでランガちゃんたちの活躍の軌跡とかプリとランガを両方追いかけることで感じられた面白さなどを再確認してみたいと思います。また、最近になってランガちゃんを好きになったランナーや、プリチャンは好きだけどランガにはまだ深く触れていない大きいお友達にもいろんな魅力を知るきっかけになればと願って今回のブログを書かせていただきます。繋がる広がるフォロワーの輪!

 

※本記事をまとめるにあたっての資料として、Run Girls,Run!公式ブログと公式ツイッターWikipediaの「キラッとプリ☆チャン」「Run Girls,Run!」と各楽曲関係の項目、アニメイトタイムズ様によるライブレポートなどを参考にしております。

 

 

【2017年】

・1月~3月

avex×81プロデュース 第3回アニソンヴォーカルオーディション」を開催。この一般公募オーディションによりランガの3名が選出される。

 

・7月30日

Run Girls,Run!結成。ワンダーフェスティバル2017でのお披露目イベントにてメンバー発表。

 

・9月~11月

ランガ初の単独イベントとなるショーケースイベントVol.1~3を開催。

 

・10月

テレビアニメ「Wake Up, Girls!新章」放送開始。ランガの3人が声優デビューする。

 

・11月

ランガ1stシングル「スライドライド」の製作とアニメタイアップを発表、翌年2月28日に発売。

 

☆2017年について☆

ここまでは直接プリチャンに関わる出来事はありませんが参考として。生まれたてのランガちゃんの、基礎が出来上がった時期と言えるでしょう。

 

 

【2018年前半】

・1月24日

プリティーシリーズ作品「キラッとプリ☆チャン」4月からのアニメ放送とゲーム稼働が発表される。主要キャストに林鼓子厚木那奈美、主題歌にRun Girls,Run!の起用が決まる。主人公桃山みらい役に決まった林鼓子は、この時点で15歳の中学3年生である。

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・2月10日

ANIMAX MUSIX NEXTAGEにランガちゃん出演、翌年のライブ本体へ出場権獲得。ここでi☆RisMake it!(プリパラOP)を初めてカバーしている。また、のちにプリチャンで虹ノ咲だいあ役となる佐々木李子さんがソロ出演していた。

 

・3月24日

アニメジャパン2018、プリチャン放送直前トークイベントおよびランガちゃんミニライブを開催。アニメに先駆けてキラッとスタートをライブ初披露。

 

・4月1日

ランガの3人が二槽式洗濯機型の最新筐体で遊んでる動画が公開。というのはウソで翌日ちゃんとしたプリチャン体験動画がアップされる。

Run Girls, Run!が「キラッとプリ☆チャン」やってみた! - YouTube

 

・4月上旬~

キラッとスタートのCDリリースイベントを各地のアニメショップ等で開催。以降のシングルでも発売前後にリリイベが開催されている。

 

・4月8日 

キラッとプリ☆チャン」テレビアニメ放送開始第1話「キラッとプリ☆チャンやってみた!」にて桃山みらい(CV林鼓子が萌黄えもと共にプリチャンデビューする。

 

・4月19日

キラッとプリ☆チャン」ゲーム筐体が稼働開始。

 

・5月2日

ランガ2ndシングル「キラッとスタート」発売。プリチャン最初のOP主題歌でありアニメ劇中およびゲームにおけるキラッとチャンスでも使用された1曲。下記劇場版の主題歌「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」も同シングルに収録。

 

・5月5日

映画「プリパラ&キラッとプリ☆チャン きらきらメモリアルライブ」公開。公開前の試写会や公開初日舞台挨拶も実施されランガメンバーも出演した。3パターンのコース分岐が週替わりで上映され、劇場特典のプリチケも3種類が配布された。

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・5月12日

ランガとWUGの合同ライブ「Green Leaves Fes」にてランガ単独1stライブツアーの開催が発表される。

 

・6月7日

ゲーム連動アイテム「プリ☆チャンキャスト」発売。ゲーム筐体のプレイ楽曲にキラッとスタート追加。

 

・6月9日

東京おもちゃショー2018、ランガ出演のプリチャン関連イベントとミニライブ開催。

 

・6月24日

プリチャンED主題歌を担当しているユニット「わーすた」のライブツアー仙台公演にランガがゲスト出演。これ以降もランガとわーすたは多くのアイドルフェス等で同じイベントに出演している。

 

☆2018年前半について☆

プリチャンのスタート地点ですね。この頃はまだ主要キャラクターも揃っておらず、プリパラからバトンタッチしたプリチャンという物語の方向性がどうなっていくのかワクワクしながら見守っていました。

 

 

【2018年後半】

・7月15日

アニメ第15話「りんか、やってみた!」放送。青葉りんか(CV厚木那奈美が正式にプリチャンデビューする。

 

・7月29日

ランガちゃん結成1周年記念トーク&ミニライブイベント開催。会場はプリズムストーン原宿&原宿AMO CAFE。Go!Up!スターダム!の製作と10月からのOP主題歌になる事が発表される。

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・8月25日

ちゃおサマーフェスティバル2018、ランガ出演のプリチャン関連イベント開催。

 

・9月9日

アニメ第23話「めるめると出会ってみた!」放送、紫藤める帰国。CV森嶋優花を含めたランガ3人が主要キャストに揃う。

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・9月9日、29日

プリパラ&プリチャンオータムライブツアー2018(大阪・東京)開催。プリチャン勢が参加する初の大型ライブイベントでありランガとしても初出演。プリマドンナメモリアルのライブ初披露がこのツアーの大阪公演だった。

 

・10月~11月

ランガ1stライブツアー(大阪・宮城・東京)開催。キラッとスタート、Go! Up!スターダム、プリマドンナメモリアルなどを披露。

 

・10月31日

3rdシングル「Go! Up! スターダム!」発売。プリチャンの主要キャストにメンバーが揃ったことを受け、楽曲衣装の一部にそれぞれのキャラクターカラーが用いられている。

 

・11月17日

警視庁主催のイベント「親と子の警察展」開催。プリチャンからランガの3人と桃山みらいが「ネットルール安全教室」に出演。

 

・12月9日

み~んなでキラッとプリティーライブ2018開催。プリチャン2年目の展開が発表される。

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・12月23日

テレビ東京主催のイベント「アニメJAM2018」開催。ランガ、i☆Risらがライブおよびトークパートに出演。プリチャンからミラクルキラッツとメルティックスターが出演。

 

☆2018年後半について☆

アニメの方では1年目の主要キャラクターが出揃い、リアルではプリパラ・プリリズとの合同で大きなライブイベントの開催が始まりました。ランガちゃん側でも1stツアーを経て、ユニットとしての立ち位置が確立してきた大切な時期だったと思います。

 

 

【2019年前半】

・1月4日

映画「プリパラ&キラッとプリ☆チャン きらきらメモリアルライブ」がアンコール上映を実施、舞台挨拶にランガ出演。

 

・1月19日

ANIMAX MUSIX 2019大阪開催。ランガが出演してキラッとスタートを歌ったほか、i☆RisとのコラボでED主題歌プリティー☆チャンネル(わーすた)もカバーした。なお、ランガはクラウドファンディングによる特別衣装の製作企画が実施された。

 

・2月6日

4thシングル「Break the Blue!! / never-ending!!」発売。両A面シングルであり2曲ともそれぞれアニメ作品の主題歌としてタイアップされている。

 

・3月24日

アニメジャパン2019、プリチャンステージイベントとランガちゃんミニライブ開催。

 

・4月1日

Run Girls,Run!がDan Balls, Dan!に改名、新曲「シャキッとスタート」を発表。というのはウソで翌日には元のRun Girls,Run!に戻る。ごきげんようじょう。

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・4月7日

アニメ第2シーズン(第52話~)開始。バーチャルプリチャンアイドルだいあによりジュエルアイドルオーディションの開催が宣言される。

 

・4月25日

ゲーム連動アイテム「ジュエルパクト」が発売されたんだもん。

 

・5月29日

5thシングル「ダイヤモンドスマイル」発売。プリチャン2年目を象徴するOP主題歌の1曲でありジュエルチャンスでも歌われる。

 

・6月15日

東京おもちゃショー2019、ランガ出演のプリチャン関連イベント開催。

 

☆2019年前半について☆

アニメは2年目に入り、新アイドルたちの登場とともに物語がスケールアップしたような印象を受けました。現在でも人気の楽曲Break the Blue!!とnever-ending!!、ダイヤモンドスマイルがリリースされてアーティストとしてのランガちゃんの活動も一層熱くなってきました。

 

 

【2019年後半】

・7月~9月

TOKYO MXにてランガ初の単独バラエティ番組「Run Girls,Run!のらんがばん!」を放送。番組内のライブコーナーではオータムライブツアーなどプリチャン関連ライブの映像も一部流れた。キラリスト・ジュエリストの作編曲を担当した作曲家の広川恵一先生(MONACA)もゲスト出演されている。

 

・8月~11月

HiBiKi Radio Station「プリチャンラジオ」全7回配信。みらい役の林鼓子がレギュラー出演、厚木・森嶋もそれぞれゲスト出演。

 

・8月4日

ランガ結成2周年記念ライブ(東京公演)開催。3人のメンバーカラーが赤・オレンジ・水色に決まる。11月24日には京都で追加公演も開催。

 

・8月17日

ちゃおサマーフェスティバル2019、ランガ出演のプリチャン関連イベント開催

 

・9月11日

キラッとプリ☆チャン♪ミュージックコレクション発売。Miracle StAr版のキラッとスタートが収録される。

 

・9月15日、22日

プリパラ&プリチャンオータムライブツアー2019(舞浜・大阪)開催。

 

・10月6日

アニメ第78話放送。キラ宿にフェニックス仮面出現

OPが「キラリスト・ジュエリスト」EDが「Brand New Girls」になる。この曲を歌うみらい・りんか・めるの3名による特別ユニット「ブランニュー☆ガールズ」が誕生。

 

・10月26日

ANIMAX MUSIX 2019神戸Day1にランガが出演。キラリスト・ジュエリストとダイヤモンドスマイルをメドレーで披露。

 

・11月27日

6thシングル「Share the light」発売。これに収録のキラリスト・ジュエリストを含む3曲を手掛けた作詞家の只野菜摘先生は、イルミナージュ・ランドやランガリング・シンガソングほか多数の作詞もされているランガに縁の深い人物の1人である。

 

・12月

ニコニコ生放送YouTubeの生配信番組「Run Girls,Run!の3人4脚自由形」がスタート。初回から「1年間限定の番組」と告知されており、翌年12月まで続いて予定通り終了する。

 

・12月15日

プリパラ&プリチャンウィンターライブ2019開催。プリチャン3年目の展開が発表される。

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☆2019年後半について☆

プリチャン2年目とランガの結成2周年、どちらも脂がのってきた美味しい季節だったかと思います。私自身も本格的にランナーとしてランガちゃんを追いかけ始めたのがこの頃でした。

 

 

【2020年前半】

・2月16日

ランガ単独バレンタインイベントを開催。翌月のホワイトデーイベントは延期・中止。以降ランガ・プリチャンを含むあらゆる界隈がコロナ禍の影響を大きく受ける。

 

余談だがこの時のイベント会場に幸瀬なる/彩瀬なる役の加藤英美里さんが来られていたというエピソードが、当時のブログや翌年のプリフェスで触れられている。

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・4月5日

アニメ第3シーズン(第103話~)開始。バーチャル遊園地プリチャンランドがキラ宿に開園。OP主題歌イルミナージュ・ランドはアニメ劇中とゲーム内のイルミナージュライブ発動時にも流れる。

 

・4月26日

アニメ第106話までを放送した後、翌5月から本編の放送が延期。

 

・5月

「オンラインお茶会やってみた!!!」ほか、ランガ公式YouTubeチャンネルによる動画配信が本格的に稼働し始める。また、この時期にプリチャン声優陣の個人YouTubeチャンネル等が続々と始まっている。実質プリチャン配信ブーム到来

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・5月20日

ランガ結成3年目にして念願の1stアルバム「Run Girls,World!」発売。初収録のイルミナージュ・ランドほかプリチャン主題歌を多数収録。

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・6月24日

キラッとプリ☆チャン♪ミュージックコレクションSeason2発売。Brand New Girls(歌:ブランニュー☆ガールズ)、オール☆ジュエルアイドルズ版のダイヤモンドスマイルなどが収録される。

 

・6月28日

キラッとプリ☆チャン オンラインキャラクターショー」の配信が始まる。キャラクターショー特有の2.5次元の姿ではあるが、めが姉ぇ以外の声や楽曲はアニメ・ゲームと同じである。主にミラクルキラッツが出演。

 

なおOP曲イルミナージュ・ランドの振り付けは本家ランガ準拠に見えるが、ランガは基本的に片手マイク歌唱/キャラショーは両手振り付けという違いがありそのほかのフォーメーションなども一部が異なる。

www.youtube.com

 

☆2020年前半について☆

避けて通れないのがコロナの影響ですね、本当に世界が一変しました。そんな中でも在宅で楽しめるオンラインのコンテンツが増えてきて、プリチャンが作品テーマにしてきた「ネット配信」の力を改めて感じられた面もありました。

 

 

【2020年後半】

・7月~8月

ランガ3rdアニバーサリーライブツアーが予定されていたが延期・中止。

 

・7月5日

アニメ本編(第107話~)の放送が再開。

 

・7月15日

プリティーシリーズ10周年記念日。記念動画が公開される。

 

・7月16日

ゲーム連動アイテム「プリたまGO」が発売されたッチュ。

ちなみに「レゴマリオ」は8月1日、「DX日輪刀」は10月31日に発売されたパン。全く関係ない話ラビ。

 

・7月18日

プリチャン初の単独・無観客配信ライブ「Hello!プリチャンワールド」(ハロプリ)開催。翌年2月にライブBDが発売されたが、イルミナージュ・ランドのライブ映像は現状ここでしか残されていない貴重な1枚。

 

・7月19日

アニメ第109話にてメルティックスターのMerry Merry Fantasia!が初披露される。緑川の女が伝説のユニコーンになってしまった…(?)

ameblo.jp

 

・9月20日

プリティーシリーズ10周年を記念したアニメ特別回、第118話「キラッとあつまれ!プリティーオールフレンズだッチュ!」放送。シリーズ歴代主人公6名による歌唱でプリマドンナメモリアルが披露される。この楽曲がテレビアニメ本編内で歌われるのは初。

 

・9月26日、10月11日

ランガ初の無観客配信ライブ「ランガリング・リンクライブ」開催。全4公演でプリチャン関連楽曲も多く歌われたが、特に最終公演ではBrand New Girls(TVサイズ)のセルフカバー・ライブ初歌唱があった。

 

・12月6日

プリパラ&プリチャンウィンターライブ2020開催、約1年ぶりとなる有観客ライブ。翌年4月からのクイーンズグランプリ編放送が発表される。

www.animatetimes.com

 

・12月16日

7thシングル「ルミナンスプリンセス」発売。今までのシングルとは異なり実店舗でのリリイベなどが開催できない状況だったが、ネットサイン会・オンライン1on1トーク会の実施などオンラインでの販促活動が積極的に行われた。MVはプリチャンランドをイメージして遊園地で撮影されている。

Run Girls, Run! / ルミナンスプリンセス - YouTube

 

☆2020年後半について☆

プリチャン単独とランガ単独という二つの無観客配信ライブ、それを経ての有観客ウィンターライブ2020。苦しい時期を乗り越える中でアイドルと物語の力・音楽とライブエンターテイメントの力を強く実感しました。そういった状況下でプリティーシリーズが10年目を迎えたことにも胸が熱くなります。

 

 

【2021年前半】

・1月

前月に終了した「3人4脚自由形」の後継番組「Run Girls,Run!のらんがちゃんねる」がスタート。残り日数の表示はなく12月現在もチャンネル継続中。プリチャン関係者で言うと若井友希さん、佐々木李子さん、山下七海さん、徳井青空さんがこれまでにゲスト出演しておりプリチャン関連ライブの感想なども語られている。

ch.nicovideo.jp

 

・2月

林鼓子18歳、高校卒業を発表。

 

・3月7日

アニメ第141話が放送される。プリパラの全140話を超え、プリチャンが単独タイトルでプリティーシリーズ最多話数の作品になる。

 

・3月13日

実質的な約1年の延期を経て、ランガ単独ホワイトデーイベント2021を開催

 

・3月28日

アニメジャパン2021(無観客配信イベント)プリチャントークステージやランガちゃんミニライブを配信。

 

・5月19日

8thシングル「ドリーミング☆チャンネル!」発売。2021年現在のランガ最新シングルにしてプリチャン最後のOP主題歌。ブルーレイ付きのLIVE盤には昨年のランガリングリンクライブ最終公演の映像が収録されており、ランガ単独のライブ映像媒体としてはこれが初の商品化である。

 

同日に発売記念YouTube生配信も実施。配信中の告知と同時にランガメンバー3名の個人Twitterアカウントが開設される。

アーカイブ配信有り。↓

5月19日(水)20:00~ YouTube配信 - YouTube

 

・5月22日、23日

プリティーシリーズ10周年記念フェス(プリフェス)開催。ランガ名義での出演はないがBrand New Girlsのライブ初披露と、歴代主人公6名によるプリマドンナメモリアル歌唱があった。

 

・5月30日

アニメ最終回「キラッとプリ☆チャンやってみよう」の放送をもってテレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」が全153話で完結翌週からはプリティーオールフレンズセレクションが放送され、桃山みらい/林鼓子がナビゲーターとして出演。

 

・6月2日

プリティー情報局6月号(みらい・りんか・めるの3人回)動画が公開。

 

・6月15日

ランガ4thアニバーサリーライブの開催が発表。

 

☆2021年前半について☆

クイーンズグランプリ編が放送され、プリチャンがアニメ3年間の幕を下ろしました。ドリーミング☆チャンネル!の発売とプリフェスの開催も印象深い出来事でしたが、ランガちゃんも昨年までとはひと味違う飛躍の気配を感じてきました。

 

 

【2021年後半】

・7月、8月

ランガ4thアニバーサリーライブ「Run 4 You!!!」が開催予定だったが延期、後日振替。

 

・8月22日

プリチャンでは初、念願の単独有観客ライブ「Welcome to プリチャンランド」開催当然ながらランガの3人が出演キャストに含まれるが、Run Girls,Run!名義での出演はなかった。

ameblo.jp

 

・10月3日

プリティーシリーズ新作「ワッチャプリマジ!」放送開始。プリチャンに続いて森嶋優花がキャストに加わる。

 

・11月27日

ランガ4thアニバーサリーライブ「Run 4 You!!!」仙台公演が開催。ネタバレ防止のため詳しいことは言えないがプリチャン主題歌が...衣装が...

 

・12月5日

プリパラ&プリチャン&プリマジ合同のウィンターライブ2021が開催予定。今回はRun Girls,Run!も出演予定でその活躍に注目。現地だけでなく配信チケットも発売されている。

avex.jp

 

・12月19日

ランガ4thアニバーサリーライブ「Run 4 You!!!」東京公演が開催予定。会場はプリチャンの聖地キラ宿に隣接した代々木・山野ホール。公式では現地のチケットは完売しているようだが、今回はめでたく有料生配信の実施が決定した。ランガ単独のライブで生配信があるのは非常に珍しいチャンスというか初めてなので、現地に来られない方やちょっとでも興味ある方はぜひ注目すべし。絶対熱いライブになるはずなので観てください。よろしくお願いします。

 

 

☆2021年後半について☆

直近の半年です。いま現在のランガ界隈はもうRun 4 You!!!仙台公演の話題で持ちきりと言った状況ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。この半年でようやく情勢も落ち着いてきたようでライブ現場も復活してきました。後継作ワッチャプリマジもまだまだ駆け出しの様子ですが個人的には楽しみにして観ています。

 

 

✄------キリトリ------✄

 

まとめ

主題歌シングルのリリース大きなライブあたりが軸になるかなと想定して書きはじめましたが、実際には他にもいろんな出来事がありましたね。特に小さいお友達向けPRイベントにプリチャン宣伝部隊としてランガが派遣されてるケースが思ったより多い印象になりました。それなりに細かいところまで取捨選択して書いたつもりですが、全体としてこれほどの量になるとは思っていませんでした。やってみなくちゃ分からない!分からなかったらやってみよう!ですね。いや違いますか。

 

それはそれとして、実際にランガの3人がプリチャンとともに駆け抜けてきた道のりにもやってみなくちゃ分からないの精神でチャレンジしてきた事がたくさんあったのではないでしょうかと私は思います。私自身もプリチャンのアニメを観始めた当初はこれほど長く充実した日々が続くとは思っていませんでしたし、ランナーとしてランガちゃんを追いかける中でもいつも先が見えない状況をワクワクしながら走ってきたような気持ちがあります。

 

プリチャン完結というひとつの節目を越えて、結成4周年を迎えたRun Girls,Run!には更なる飛躍が期待されます。ランガちゃんそしてランナーの皆様にはぜひこれからも、多くのプリチャンアイドルたちとの出会いや、主題歌に込められた多くの物語を忘れずに、勇気とチャレンジ精神を持って"みらい"へ突き進んで行ってほしいと願っております。

 

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yonepon-wake-up.hatenablog.jp

第1楽章の終わりと物語の始まり...ラブライブ!スーパースター!!第12話感想と考察

ラブライブ!スーパースター!!第12話「Song for All」が放送されて数日経ちました。

 

本作においては一応の最終話として描かれているエピソードであり、途中に数週の放送休みも挟みましたがおよそ1クールの物語がひとつの節目を迎えました。とはいえこれで完全な終わりという雰囲気はなく、この先の物語がまだまだ続くことを思わせる形だったのは間違いありません。それっぽく言うなら「Liella!第1楽章」の終わりといった感じでしょうか。視聴直後にこの言葉がなんとなく浮かびました。

 

そんな12話を迎えるまでにも心揺さぶられる熱いエピソードが展開されてきましたが、感想ブログという形で言語化することがなかなかできませんでした。12話放送の直前には「CYaRon! 2nd LoveLive!~大革命☆Wake Up Kingdom~」のDAY1幕張メッセ現地に足を運んでいたりもして慌ただしい日々だったのですが、今回こそは感想を残しておこうと思います。

 

なお、前に書いた第8話の感想からだいぶ空いてしまいました。↓

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

見どころ充分な第12話、振り返ろうと思えば全てに対して感想が溢れるのですが今回は観ていて特に気になった箇所とそれに対する自分なりの感想・考察を添えるという形で書いていきます。

 

 

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澁谷かのんの奮起

OP明け冒頭からの練習シーン。かのんちゃんの変化・第1話からの対比と、ここに至るまでの物語の積み重ねを象徴しているように思う。「以前よりだいぶ変わりましたね」と客観的に言っている葉月恋が1番変わっているように見えるのが面白い。

 

廃校危機の回避

金銭問題と生徒数の問題をあっさりとクリア。これは「廃校阻止という大義名分だけではここから先は通用しませんよ」という提示に思う。

現実のラブライブコンテンツもμ's駆け出しやAqours初期の時代とは規模が大きく違う一大ジャンルになっている(現状ファンの数や資金面で追い詰められることはおそらく少ない)ということを踏まえて、時代の変化を感じつつこれからのLiellaに求められるものを考えてみたい。

 

リモート生中継によるオンラインライブ

コロナ禍による配信ライブ全盛の時代、動画配信媒体や配信技術の進歩も描かれる。Liella最初のリリイベも無観客だったことを考えると、この展開はアツい。

ステージの規模はどうするか問題、現実のライブ会場不足も影響しているか?特に都内では厳しいという話も聞く。今月末からの1stツアーもラブライブとしては小さめの箱で全国各地を回る形になっている。

 

勝つことになぜこだわるのか

澁谷かのんがサニパの2人に問う、この迷いそのものが「ラブライブラブライブである意味」に触れているように思える。LiellaがなぜLiellaとして歌うのかという核心に繋がる問い。歌えば分かる、という話の通り答えはこのあと示されることになる。

 

ライブ当日朝の描写

野生では夜行性とされるフクロウ、マンマルが眠っている

→Liellaにとっての「夜明けが近い」という暗喩か?

ヘッドホンは要るか?→もう大丈夫!というやり取り

「ヘッドホンが重要なアイテムである」という考察は初期から多く見られてきたが、そんな第1話との対比表現にこだわりが感じられる。

 

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ライブステージの設営と演出

雪の降る街にキャンドルの光で道をつくる結ヶ丘生徒たち

→まず第一にμ'sのスノハレを思い出す場面、それからAqoursのヨーソロード・果南レールにも見える。

曲がり角からステージが見えるワクワク感、実際のライブ会場に入る瞬間を思い出す。

 

通常の客席にあたる部分までステージ演出に組み込めるのはオンラインライブだからこそ...とも考えられるが、実際の生のライブでは「観客まで含めて演出」になるかもしれない。オタク、試されている。

 

楽曲は「Starlight Prologue」やはりプロローグ、ここが最終話ではなく始まりであることを明確に示している。

今までになくメンバーカラーがはっきり分かれた衣装、個性の爆発とユニットとしての一体感の両方が表現されてるように思える。

 

敗北から生まれる悔しさ

みんなが協力してくれたからこそ「勝ちたい」と思えたこと、これが前に進む大きな一歩。「Liellaの歌で、結ヶ丘の歌で」という宣言が特に重要で、今までのラブライブシリーズとは全く違うものを作り上げて勝ちに行くぞという覚悟の表明とも取れる。この言葉を澁谷かのんCV伊達さゆりが放つことで火力が増す。

 

しつこいほど過去作に似せてきたライブ演出からの敗北を描いたことに意味があって、それでは勝ち残っていけないという答えが込められているんじゃないかと想像する。奇しくも放送当日には過去の常識をぶち壊すようなライブ"大革命"を起こしたCYaRon2ndが被っていたというところがまた面白い巡り合わせに思った。

 

次の季節へ

桜が咲いているので季節は春、ライブ直後のすぐ次のシーンが部室で練習を始める場面であるというスピード感が良い。

冒頭いきなりOPから始まって、最後の最後まで尺ギリギリまで詰め込んで駆け抜けた感じが熱かった。それでいてEDはしっかり流して締めるのが偉い。通常のEDの後にリエラのうたが来るという二段階エンド構造が心に沁みる。チョコわたるしみ

 

「OPの前にアバン無し、EDの後に後日談無し。」ストレートに本筋だけで殴ってくるという最終話として質実剛健すぎる構造がクソかっこいいかよ。

 

サニパのライブシーンは?

順位の結果だけが表示されてサニパのライブシーンが描かれてないことは自分も気になったが、「観てないライブは分からない」という当たり前の答えで解釈したい。

例えばスーパースター12話放送日にCYaRon2ndのDAY2現地に行っていたオタクはスーパースターをリアタイできていないし逆の場合も然りという事実が頭に浮かんだ。ラブライブ以外のライブコンテンツも同様で、自分の目で見てないステージを語るというのはやはり難しい。

 

勝つためのステージだと思っていないから相手を見ていなかった(自分たちしか見えていなかった)という解釈もできる。勝敗にこだわらない真っ直ぐな姿勢、これはこれで熱いものがある。

 

残った課題と今後の想像

・かのんちゃんはこのまま普通科で進級するのか

→かのん転科の可能性を考える場合、千砂都はどうするのか

・クゥクゥちゃんの帰国問題は?

(これが最も重要か?そう思わせといて意外とあっさり解決するパターンも有る)

・すみれのショウビジネス活動はどうなるか、スカウトは来るか

・2年生への進級、入学してくる新1年生からスクールアイドル部に入る者が出てくるのでは

→Liellaに追加メンバーはちょっと考えづらいが可能性はゼロではない。あるいは新1年生のみで新しいユニットを組むか、虹ヶ咲のようなソロ方式か、裏方スタッフに徹するパターンなどが考えられる。

 

-----(以上、第12話感想終わり)-----

 

全話を振り返ってまとめ

テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!(第1期)」は、ラブライブシリーズの一角を占める最新コンテンツとしてのLiella!の覚悟を描いた作品になったんじゃないかと私は思います。その背景にはラブライブシリーズ全体で10周年を超えた歴史の長さと、そのラブライブの影響を少なからず受けてきたラブライブ外のアイドルアニメ・声優ユニット系コンテンツでも面白いエンタメが山のように転がってる今の世の中があると考えています。

 

ラブライブを追わなくても幸せになれるこの時代に、私はLiella!を推していきたいのです。心からそう思えるだけの熱いアニメを追いかけることができました。アニメに続くLiellaの1stライブツアーももうすぐ始まります。2次元と3次元の両面で結ばれていく物語の先で、まだ誰も見たことがない景色を彼女たちが見せてくれるんじゃないかと期待して、熱く見守っていこうと思います。

過去と未来を結ぶ想いの物語。ラブライブ!スーパースター!!第8話感想

ラブライブ!スーパースター!!第8話「結ばれる想い」観ました。直前の第7話から続けて、大きく物語が動きましたね。あらゆる面においてひとつの山場を越えたと見ていいでしょう。第1話の感想を書いて以降なかなか文章としてまとめる時間もなかったのですが、ここまでの流れを軽く整理しつつ思ったこと感じたことを書き残しておこうと思います。

 

第1話の感想はこちら↓

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

 

 

 

前回までのラブライブ!スーパースター!!

3話でクーカーの初ステージ、4話すみれ加入、6話千砂都加入から8話で満を持して5人が揃う、と俯瞰してみれば順当なペースですが体感的には毎話それ以上のボリュームを感じてきました。大筋の展開から細かい小ネタまで情報量と密度がデカすぎるんですよね・・・特に前回、千砂都ちゃんの転科から始まって生徒会選挙に葉月家と結ヶ丘の現状が示された7話は非常に濃いエピソードで、続く8話がとても気になる流れでした。

 

一方の現実サイドでは途中オリンピックや高校野球の影響で放送が遅れたりしましたが、その間に私はLiella(ユニットの方)のラジオや生放送にどっぷり浸かりましてすっかりファンになってしまいました。突撃ロケinよみうりランドとかしっぽ取り対決とかこういうのめちゃくちゃ好きです。なお先行で申し込んだ1stツアー群馬公演は残念ながら落選だったので今後に期待しています。絶対にツアー現地あきらめないキモチだからな待ってろよ

 

そして今回

「前回の!」が無いままいきなり始まった冒頭がなかなか衝撃的でした。母親が他界してしまったという話や金銭問題があるというのが改めてはっきり語られたことに驚きました。海外に行ってしまったという父親にもここで語られた以外になんらかの想いがあったのか、その辺りは少し気になるので今後のエピソードではっきりしたらいいなあと思います。それとクソデカ犬、お前かのんちゃんの顔舐めすぎだろ

 

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シリアス展開から始まるOP、いつもと同じ曲同じ映像でも今回は微かに切なさを感じるようになるからアニメソングってのはやっぱり不思議なものです。こういうのも"エモ"なんでしょうか。

 

葉月家での一件を口外しないという約束の裏で、校内にも不穏な空気が流れてきました。音楽科と普通科の対立が鍵になるだろうとは当初から予想してましたがそれが形として表れてきた感じですね。生徒たちの話をすぐ聞きに行ったかのん一派と全校集会開くことをすぐに決めた理事長(そして話をややこしくしかけたクゥクゥちゃん)どちらも行動力と決断力があって動きが速い。またここで全校集会が大事な場面になるというのも結ヶ丘を舞台とするラブライブスーパースターらしいところなんじゃないかと感じます。

 

過去からの話

「スクールアイドルという言葉が生まれる前から学校アイドル部が活動していた」という話には、かつて(リアルの世界で)何もないところからラブライブというコンテンツを立ち上げて伝説を駆け抜けたμ'sへのリスペクトを感じました。そしてその記録を残すこと/残さないことの意味や重要性というのも考えさせられます。(かつてゴールを迎えたいくつかのコンテンツを見届けてきたオタクとしても。)

 

部室で見つかったその記録、「廃校は阻止できなかった」「でも後悔はしていない。学校がひとつになれたから」というところからはAqoursの物語から受け継いだものの輪郭がハッキリと見えました。Aqoursのオタクとして沼津に魂を置いて生きてきた私からするともう言葉にできない想い、感謝と感動があります。自分が生きてきたサンシャイン世界の続きを見ているような気持ちでもありますし、かつての浦の星やメットライフドームから分岐したもうひとつの可能性を見ているような気持ちでもあります。

 

だから私はみんなと約束した。"結ぶ"と文字を冠した学校を、必ずここにもう一度つくる。」という日誌の言葉を読み上げたのが澁谷かのんCV伊達さゆりであること、この子がこのセリフを読み上げることの意義と重さ、ここが今回で最も重要なところだったんじゃないかと私は感じています。息継ぎを交えながら読まれたこの言葉に、とても深い感情やこれからの決意が込められているようにも聞こえました。相対するのが葉月恋CV青山なぎさというのもまたアツいところ。

 

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結ヶ丘の校名にある「結」に意味があるんじゃないかという予想は第1話の感想ブログにも書いてたんですけどその辺りが自分としては珍しく的中しました。

 

5人目の加入

ユニットメンバー加入回はあらゆるアイドルアニメにおいて神回だと私は信じてやまないのですが、かのんちゃんが恋ちゃんを誘う場面もお見事でした。結ヶ丘の生徒たちに囲まれながら、追い風に背中を押されて、差し出された手を握るというパーフェクトなワンシーンでした。ここはもう一言では語れないですね。背中を押した追い風というのが何を表現したものなのか、葉月花さんの残した想いか、歴代スクールアイドルたちの輝きか、あるいは彼女らを応援する我々のエールか。どう解釈するか考察は尽きません。

 

4人から5人になったからこそ生まれるセンターというポジション、今回この局面でセンターを恋ちゃんに任せるというのも粋ですね。グソクムシすみれちゃんは宣言通りもっとデカいステージでセンターに立ってください。いつか必ず。

 

5人揃っての最初のステージ最初の円陣で泣きます。ライブと並行して結ヶ丘女子「第1回」学園祭が盛況である様子もしっかり描写されてるのが最高です。手作り感あるステージセットも素晴らしく、シャボン玉にメンバーの顔が映っているのも丁寧で良かったです。やはりライブステージの良さというのは「このメンバーが」「この場所で」「この歌を歌うことに」どれだけの意味を持っているかという部分に直結していると思っていて、そういう意味でも今回この結ヶ丘で5人が歌った「Wish Song」は本当に素晴らしいものでした。

 

全校集会の体育館」と「学園祭のステージ」の二つが重要な場になり物語が大きく動くのも、スクールアイドルの生き様を描くラブライブシリーズの世界そのものを象徴しているようで胸熱でした。EDすらカットして、サブタイトルの表示をラストに持ってきたというのも最高でした。このエピソードがどれだけ重要なものであったかがここに示されてると言えます。

 

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まとめ

第8話は、サブタイトルにもある「結ぶ」という言葉がキーワードでした。もう少し細かく言うなら「過去と現在と未来を結ぶ物語」だったんじゃないかと私は思います。ラブライブスーパースターという作品は過去のシリーズを知らない人でもここから楽しめるものになっていると思いますが、それでも過去からの繋がりが確かにあってそれを肯定した上で今までにない新しい物語を紡ごうとしている姿勢を感じます。シリーズ物の続編という立ち位置で言えばこれが限りなく完璧に近い答えではないでしょうか。

 

スクールアイドルを通して学校がひとつになる、ラブライブスーパースターというコンテンツを通して多くのファンや関係者の気持ちが同じ方向に集まる、そういった人と人とを「結ぶ」役割もLiella!が担ってくれているように思います。そのLiella!というユニット名が出てくるのがおそらく次回9話ですね。それから「大会としてのラブライブ」は結ヶ丘にも関わってくるのかどうか。アニメ本編の続きとその先の1st LoveLiveツアーにてどんな物語と想いが結ばれていくのか、心から楽しみにしています。

やっぱり私、アニメが好きだ。ラブライブ!スーパースター!!第1話感想

テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」始まりましたね。事前の期待も込みで、オタク界隈でも早速注目の1作になっているようです。かく言う私も第1話リアタイ直後からこの1週間非常に気になっているアニメのひとつでございます。私自身はアニメ作品を序盤から良い悪いと評価することを苦手としているのですが、周囲の盛り上がりにも揉まれつつ現時点で思ったこと感じたことを手当たり次第に書いてみようと思います。

 

 

感想の感想

このブログを書く前に、「#まだ名もないキモチ」を中心とした他の方の感想や考察を軽く眺めてみました。視聴者それぞれの注目箇所や感想が思ったよりバラバラだな、というのが最初の印象です。良い意味で正解の形が見つからないと言えばいいでしょうか。分かりやすいところでは「今までのラブライブと全然違うね!」って言う人と「うんうん、これがまさしくラブライブ!だね!」って言う人が両方いるみたいな。こういうところがひとつ面白くて考察しがいのある部分だなあと思いました。みんな違ってみんな良い。

 

皆の視点がバラバラゆえに、自分の感覚にがっちりハマるものがどうにも見つからなかったというのも正直なところです。だからこそ、自分の感想文を自分の言葉で残しておかねばと決意した次第であります。

 

全体的な感想

ここからがアニメ第1話を視聴した私の感想になります。率直に言えば「また面白いアニメが始まったな...」です。(正しく言えば「面白くなりそう」。)最新のアイドル物アニメのひとつとして、そしてラブライブシリーズの作品としての両面で非常に興味深いと思います。

 

それから、「第1話としての完成度が高い」とも思いました。あえて事前情報をあまり入れないまま視聴したのですが、舞台となる結ヶ丘高校とその生徒たち主要人物たちを取り巻く環境が分かりやすく示されていて、初回から引き込まれやすかったです。人物も背景も綺麗に描かれている上に、劇伴もシーン毎の雰囲気に合っていて、その辺りを純粋に楽しめました。

 

澁谷かのんについて

本作の主人公ポジション、澁谷かのん。歌うことが好きで歌に対する熱意も才能も持ち合わせているが、(おそらくメンタル的な問題で)人前で歌うことができないという少女。音楽科志望だったがそういった事情でやむなく普通科に入学したという状況が語られました。スバラシイ コエノ ヒト。

 

物語の開始以前から明確に挫折を経験していることと、能力的な部分では歌に才能があると示されていること。この2点において今までのラブライブシリーズ主人公とは大きく違うタイプだなと驚きました。Aqours高海千歌を推してきたオタクとしても注目の1人です。

 

何も持たない普通の少女がスクールアイドルという夢を通して唯一無二の存在に成っていくという成長型のストーリーが多かった過去作に対して、最初から歌の才能を持った少女がスクールアイドルの道に進むという今回の物語は現代の世相をも反映してるかのように思います。一方でメンタル的な問題が壁として立ちはだかるのは妙なリアリティがあって、作品全体が今まで以上に現実の中高生世代に寄り添うかのようです。そういえば中の人側のLiella!メンバーも声優としては新人の方が多いようですが、1話の演技面(技術面)ではあまりキャラクターたちに違和感がありませんでした。私個人の好みで言うと逆にもっと泥臭くて芋臭い成長物語も好きだったりするんですけど、そういう要素は今後の展開次第ですかね。

 

1話序盤の少々やさぐれて見える様子、音楽科に入れなかった挫折と制服の違いに見せる複雑な思い、そういった姿が背景の街並み・学校や桜の美しさと対照的な描写で印象に残りました。こういう少女の纏う光と影の美しさを描けるところこそが「美少女モノ」と広く呼ばれてきたアニメの真髄ではないでしょうか。ヘッドホンの扱いから周囲との壁や距離感を描くのも上手いところだと思いました。音楽科には入れなかったがそれでも普通科で結ヶ丘に入学したという事実と、一度はスクールアイドルに背を向けるが自分自身に問いかけることでもう一度走り出したという行動から、内面に秘められた歌への熱意と芯の強さを感じます。いつの時代も熱意ある者に"羽"は舞い降りる

 

この先どんな物語が展開されるのか分からないんですが、この娘がいつかアリーナやドームのセンターに立って歌うところを想像しただけで泣きました。っていうか一般公募オーディションを突破して夢を掴んだ人がこのキャラクターに出会って共に歩き出すって、なんかもうそれだけで物語が完成しててエモすぎないですか?これ...推すかもしれないやつですね...

 

唐可可について

スクールアイドルに憧れて中国から日本に来たという少女、タンクゥクゥちゃん。こちらは澁谷かのんが持っていないもの(失ったもの)を補うような形で現れたように見えます。スクールアイドルという新たな道を澁谷かのんに示し、スクールアイドルの概念を結ヶ丘に持ち込んだ人物とも言えるでしょうか。今後の物語でも彼女がキーパーソンになる予感がします。

 

我が国で生まれ育った「ラブライブ!とスクールアイドルの文化」が海を越え世界に広がり、海外出身のクゥクゥちゃんがその憧れを持ってスーパースター!!の舞台結ヶ丘に現れるという構図は現実におけるラブライブが辿ってきた歴史と世界的人気を象徴しているようにも思います。

 

結ヶ丘高校について

表参道に位置する新設校、という設定は音ノ木坂や浦の星とも対照的なものを感じます。前身が音楽学校であり、そこから音楽科と普通科に分かれたというところも説明されましたね。両者の意識の違いや対立も鍵になってきそうです。そんな対立構造を抱えながら校名に「結」を含むことにも意味があるんですかね。今までと違って全員が1年生であるという部分もどう活かされるのか楽しみです。

 

音楽科でダンスをやっている嵐千砂都や音楽に拘りの強そうな葉月恋に対して、「歌もダンスも含めた全てを複合的に魅せる存在」であるところに普通科とスクールアイドルの意味を持たせる形に見えます。現実のラブライブコンテンツ、声優ユニットも「演技とライブ活動の両方をこなすこと」「声優でありキャラクターでありアイドルである」という部分に一般的なアーティストや専業アイドルとは異なる意味があると思っているので、そこを作中の構図にも反映しつつコンテンツの存在意義を再確認している感じがあって熱いです。ラブライブの原点となるキーワード「学校でアイドル!」にも通じる気がしていますし、それら全ての意味を"結ぶ"ような存在になってほしいです。Liella!ちゃん。

 

過去のシリーズとの関係性

今回の1話を視聴したあと、率直に「今までのラブライブシリーズまた全部観直してえ...」って思いました。決して過去と比較して良い悪いと言いたいわけではなく、単純にラブライブの世界やっぱ面白えわ!という感じです。スーパースター!!で初めてラブライブに触れた人も無印から観たくなってくるような作品じゃないですかね?そう思う人がもし現れるとしたら、シリーズ物の続編アニメとしてはほぼ100点満点でしょう。

 

無印とサンシャインから繋がる第3作という捉え方で象徴的なところは"白い羽"の描写でしたが、全体的な雰囲気や歌唱シーンの描き方はアニメ虹ヶ咲から継承した部分も多いように感じました。スクールアイドル活動に対して否定的な人物が現れるパターンはもはや伝統芸ですね。これをどういう形でひっくり返していくのかが注目したいポイントのひとつです。

 

放送形態と視聴者層について

NHK Eテレ」で「日曜19時」に「ラブライブ作品」が放送される時代がくるなんて・・・という驚きがありました。CM枠も無くぶっ通しで放送されるのは演出上もだいぶ強いと思います。そして単純に多くの人がリアルタイム視聴しやすい時間帯になりました。作品の内容とかそこに含まれるメッセージ的にも、本当に中学生高校生とか、なんなら小学生でも観られるアニメになったんだろうなと思います。(これを書いている私はμ'sキャストからAqoursキャストの中間くらいの世代ですが・・・)最近は本当に若い世代のオタクが増えたことを感じます。というかもうラブライブ級のアニメになるとアニメオタクだけのものじゃないんですかね。

 

「今までの土曜から日曜に移ったことで(月曜から仕事だから)アニメに浸れないわ」という大人の声も見かけたのですが、逆に言うと「日曜に観たアニメの感想ほかほかのまま月曜に学校行って友達と語り合う」なんて学生もいるのかなあ?と思うと彼らが羨ましい限りです。

 

 

......え?学生はもうすぐ夏休み???ナツヤスミって何デスカ??・・・・

 

 

何はともあれ新しくラブライブに触れる人々と、本作ラブライブ!スーパースター!!とLiella!の5人が、ラブライブシリーズの次の10年を盛り上げていってくれるんじゃないかと、私は期待しています。2話以降も楽しみです。

ラブライブに向き合う中で大切にしている「質量」「実感」「関係性」について

こんばんは。"ラブライバー"の端くれが1人、よねぽんと申します。数あるブログ等の中からこのページを開いてくださった皆様ありがとうございます。本日は2021年6月30日、ラブライブ!11周年にしてAqours6周年という記念日でございます。この幸せな節目に、ツイッターの方でファン参加のタグ企画が行われていると目にして私もひとつ乗っかってみようと思いました。企画者の生春(@Time_mrsi)様ありがとうございます。時間的に遅刻気味ではございますが簡単に書いてみようと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

 

はじめに 

今回の企画は「ラブライブを追いかける上で大切にしているものを3つ挙げる」というものですが、まずは私とラブライブシリーズとの関係を軽く見直してみようと思います。

 

私はアイドル物のアニメ全般が好きなオタクで、いろんなアニメ作品や声優ユニット等を男子もの女子ものを問わず愛しております。広く浅くというタイプなので、ラブライブシリーズが好きな人=ラブライバーと呼ばれる界隈では私は浅瀬の端くれに位置していると思っております。各シリーズそれぞれに触れてきておりますが、特に私が好きなのはサンシャイン/Aqoursです。アニメや楽曲はμ'sにも虹ヶ咲にもLiellaにも触れておりますが、今のところ基本的にはAqoursのオタクです。ちなみに矢澤にこ推し高海千歌推しです。あと徳井青空さんのファンクラブに入ってたりします。そらまる先生の著書「パンダの推しごと!」が人生のバイブルですのでラブライバー全員読んでください。

 

そんな私は、ラブライブに向き合う上で大切にしてるものを「質量」「実感」「関係性」という3つの言葉に絞って挙げてみます。

 

1. 「質量」

先述した通りいろんなアイドルアニメを観てきた私が、特に好きな作品/ユニットのひとつとしてラブライブ!サンシャイン!!Aqoursを挙げる理由に「質量」を感じているからというのがあります。アニメにおける物語の質量、キャラやキャストにおける各メンバーの想いの質量、ライブにおいて極限まで研ぎ澄まされたパフォーマンスと演出の質量、これらを取り巻くファンや関係者の感情の質量...いろんな質量があります。アニメ1話1話の演出の考察だとか楽曲ひとつひとつの歌詞解釈だとか、そういうことをじっくりと楽しめる重さと深さのあるところがラブライブ全般で大好きな魅力のひとつです。

 

ラブライブシリーズの作品やユニットは、アニメや2次元アイドル業界の中でも非常に大きなコンテンツのひとつとなっています。大きくて綺麗でキラキラと眩しくてというイメージも付きがちなコンテンツですが、私はそういう大きさに比例しない質量の部分が好きです。近づいて自分の手で触れて持ち上げてみないと分からないもの、それがコンテンツの質量であると思っています。 

 

2. 「実感」

「質量」と重なる部分もありますが、2番目に「実感」が大事だと考えています。分かりやすいところで言えばライブ現場を訪れたときの「実感」だとかアキバや沼津といった聖地を巡礼するときの「実感」ですが、これらは自分で受け取ろうとしないと得られない感覚です。アニメやライブ、あるいはキャストの生放送なんかを観たときに自分自身が心で感じたもの=実感。この自分で受け取るという感覚を大事にしています。

 

ラブライブシリーズ全般的な話で、特に最近は各シリーズが活発に動いていて全ての供給を受け止められない部分も出てきています。ただ、その中でも全てを流れのままに眺めていくのではなく、自分にしっかり刺さるものを自分のペースで、自分の手のひらの感覚で受け止めて拾い集めていくのが大事なんじゃないかと思っています。

 

3. 「関係性」

いろんな意味を込めて、三つめに「関係性」を挙げてみます。まずはキャラとキャストの関係性、二人三脚で助け合い双方をバランスよく尊重しているスタンスというのがラブライブの魅力だと思っています。アニメの世界観があってリアルのライブや聖地が形作られるという2.5次元の構造ですね。そしてメンバー間の関係性、これも互いを支え合い影響し合って前に進むというスタンスが好きです。ステージと客席の関係性、これはもう言わずもがなです。「みんなで叶える物語」という言葉そのものでしょう。それから今回の企画のようなファン同士の関係性もありますね。こういうところから生まれるエネルギーも大切にしたいものです。

 

最後に考えるのが「自分とラブライブ」の関係性です。オタクとして多くのアニメ作品や声優ユニットに触れる中で、自分はラブライブシリーズとどう向き合っていくのか?Aqoursや虹ヶ咲の物語から何が得られているのか?これは常日頃から少しずつ考え続けていることでもあります。実際のところラブライブに限った話ではなく、他のコンテンツに向き合っているときもそうです。多くの物語に触れて自分がどう変わっているのか。そうしていろんな物に触れてきた中でμ'sやAqoursの良さを新たに発見することもありました。ラブライブの輪の中で繋がる多くの関係性と、ラブライブというコンテンツそのものが外の世界と繋がっている関係性、そのひとつひとつを自分の目で捉えて、自分の目にしか見えない景色を大切な宝物にしたいと思っています。

 

あとがき(企画参加者の言葉を読んで)

※以下の項目は企画翌日の7月1日に追記しています。

#みんなで叶える物語」のツイートやブログ等をたくさん見せていただきました。みんなそれぞれに大切にしている物があり、いろんなスタイルでラブライブに向き合っているんだなと勉強になり、どれも納得のいく言葉でした。企画そのものが大きく盛り上がっており、その中に参加できたことを嬉しく思います。

 

その中でひとつ新たな気づきを得たものがあったのでここに書いておきます。「好き」や「楽しい」といった頻出ワードについてです。これらのニュアンスを持つ言葉をたくさん見かけることに少し驚きがあったのですが、自分の中にそういう概念がなかったかと考えると実はそうではなく、「オタクなら好きな物楽しい物を追いかけるのは言うまでもなく当たり前だろ?」という思考が無意識に染みついていたみたいです。無意識レベルの「好き」を言葉にすることがいかに難しいかということに改めて気付かされました。この気持ちはこれからも大事にしていきたいと思います。

 

以上を持って今回の感想とさせていただきます。ありがとうございました。

プリチャンとランガと推しと私のメモリアル -3年間のアニメ完走に寄せて-

2021年5月30日、日曜日の朝10時。テレビアニメキラッとプリ☆チャン最終回153話が放送されて、ひとつの物語がゴールを迎えました。

 

2018年4月に放送が始まって3年以上も続いた大好きなアニメ作品プリチャンも、なんだかハッキリと終わる実感がないままこの日を迎えてしまったというのが率直な感想です。エピソードの内容としては直前の152話も合わせて、プリチャンらしい良い終わり方だったなと思います。普通に声出してめっちゃ泣きました。

 

数日前くらいから(具体的には先週のプリフェス帰りくらいから)今までのプリチャンと自分自身の歩みをぼんやりと振り返っていたのですが、周りのみんなも考えることは似てるようで今日昨日は朝からそういった想い出話なんかをよく目にしました。その真似事みたいな感じですけれども、なんとなくプリチャンと自分と、そしてRun Girls,Run!や他の推しとの関係性なんかを文字にしてまとめて振り返ってみようかなと思います。「やってみなくちゃ分からない!分からなかったらやってみよう!

 

 

 

 

前置き

プリチャンの前身作品にあたるアニメ「プリパラ」を観たのがプリティーシリーズとの出会いでした。(のちにプリティーリズムシリーズとキンプリも履修した。なんならキンプリは単独ライブまで行った。)それ以前の元々はプリキュアシリーズとかアイカツ辺りを嗜む程度に全力で視聴していた女児向けアニメ愛好家で、そのアイカツDCD筐体を遊ぶためにゲーセンに通っていたらある日そこにプリパラが現れて興味を持った・・・という流れです。1stシーズン序盤からリアルタイムで追っかけ始めて4年目のアイドルタイムプリパラまで駆け抜けました。当時は地方在住だったのですがリアル側のライブイベントには3年目のサマーライブ辺りからちょいちょい行ってました。ちなみに最推しのプリパラアイドルはみれぃです。ぷり。

 

一方プリパラでメインキャストと主題歌を担当した声優ユニットi☆Risには薄~く触れていた程度で、どちらかと言うとその妹分と呼ばれるユニットとアニメ「Wake Up, Girls!」のオタク・ワグナーでもあったというのがもうひとつの背景にあります。プリパラきっかけでワグナーになったわけではない(両者は全くの別ルートでハマった)のですが、パラ及びチャンにも出演する田中美海さんが推しでした。これはプリパラが2年目を迎える2015年辺りからの話で、2019年のWUGファイナルライブまで続いておりました。2017年のアニメ「Wake Up, Girls!新章」でデビューした妹分Run Girls,Run!の3人とはここで出会っており、その縁が形を変えながらランガちゃんのオタク・ランナーとしての現在の自分まで続いています。ランガの中ではショーケースイベントの頃から林鼓子ちゃんの歌が良いなあ~とぼんやり思っていて、そのままはやまる推しになりました。

 

パパラ宿からキラ宿へ

アイドルタイムプリパラが終わり、その後継作で世界観を一新した「キラッとプリ☆チャン」なるアニメが始まる...というような公式発表が舞い込んできたのが2018年1月のことでした。自分の中の"プリパラ熱"ピークは2年目から3年目辺りだった記憶ですが、それでも当時の感想を振り返るとプリパラ終了はなかなかのショックだったようです。2月~4月辺りはプリパラの終了が嫌でアニメの録画を溜めこみ、なんとか最終話を急ぎ足で受け入れ、4月下旬にようやく筐体のマイキャラデータをプリチャンに引き継ぐ。みたいな流れだったと思います。そのせいでアイドルタイム終盤の記憶が未だに曖昧だったりします。

 

プリチャンの発表情報からランガちゃんたちとリスの久保田さんがメインキャストで出るんだ、という驚きはありましたが当時の自分はあまり言及してません。まだWUG本体を推すのが忙しかったのと、プリパラを若干ながら引きずり気味だったのと、ランガにはハマりきってなかったため「もしかしたら(プリチャンのおかげで)ランガちゃんとの付き合いが長くなるかもしれない」みたいな淡い期待を抱く程度におさまりました。なお、その後2018年2月にミルキィホームズ活動終了の報と続けて6月にWUG解散が発表されこれまでの比じゃないほど忙しい1年になることを当時の僕はまだ知りません。

 

1stシーズンの話

そんなこんなの個人的事情の中で放送が始まったプリチャン、その割には毎週楽しく観ていて筐体にもそこそこ触りに行ってました。メインテーマに置かれた「動画配信」、リアルで言うユーチューバーみたいなものには触れたことがなく知らない文化だなあ程度に思っていたのですが、キーワードの「やってみなくちゃ分からない!分からなかったらやってみよう!」にはとてもワクワクしました。いろんなテーマで毎週「○○やってみた!」に挑むのは声優バラエティ(みるみるミルキィとかわぐばんとか)に通じる面白さも感じましたし、歌って踊るだけではない新しいアイドルアニメの可能性なんかも感じてました。

 

オタク映えするぶっとんだギャグや狂気が目についた中後期プリパラと違って初期プリチャンは落ち着いた日常エピソードが多く、本来の意味で女児向けにステータス振り直したのかな?という印象もありました。これは当時の個人的な感想であり、この解釈が正しかったかどうかというのはもう一度プリパラプリチャンを両方振り返って観てみないと分からないところでもあると思ってます。マジで時間が欲しい。

 

序盤では推しと呼べるようなキャラやユニット、1番好きなキャラと楽曲が良い意味でなかなか決まらなかったという記憶もあります。これは主要キャスト陣の歌唱力水準の高さもひとつの要因かと思います。真っ先にデビューしたみらい・えもの2人だけでも甲乙つけがたい魅力があり。(ワンツースウィーツもスキスキセンサーもめっちゃ聴いてた。)今でもよく話題に上がる15話16話のりんかデビュー回キラ覚も例に漏れず号泣しながら観てましたがりんかちゃんを推すまでには至らず。(メガネっ娘強硬支持過激派なのでライブシーンで理由なく眼鏡を外すキャラがどうしても認められなかった。)その後あんな・さらペアも強いなあなんて思ってたら23話でめるめるも登場してきてメルティック推しに落ちかけましたが最終的には桃山推しキラッツ派に帰ってきて落ち着きました。SUPER CUTIE SUPER GIRLと乙女アテンションプリーズが強すぎた。中の人的にも既に鼓子ちゃん推しでしたし。

 

めるめる登場回の23話と言えば放送日はちょうどプリパラプリチャンオータムライブで大阪まで遠征してまして、なんばハッチ近くのファミレスでオタク仲間と一緒にプリチャンを観た想い出があります。ライブの方はいろんな感想ありますけど、最初の挨拶の「林鼓子16歳、高校1年生です」で観客が毎回ザワついてたやつがこの頃の想い出ですね。プリマドンナメモリアルのライブ初披露で泣きました。

 

ランガちゃん単独の1stツアーもこの年の秋でした。まだまだ駆け出しながらも当時の手持ち曲をフル投入したような非常に熱いライブで、「WUGとプリチャンの両刀オタク」だった自分は最強に楽しめた・・・のですが、正直なところそうじゃないオタクとの熱量差を感じたのと、自分自身もまだ本当の意味で「ランガのオタク」になりきれてなかったなというのを今になって思います。あとは隣の席に座った知らないオタクとフォロチケを交換したり、連番した険しいオタクたちがライブMC中にプリチャンキャスト掲げてレスをもらおうとしてたりちょっと変わった想い出も満載でした。年末のアニメJAM2018では知人が製作したフォロチケ交換ボード型フラスタに出資して自分たちのフォロチケを差したりしてました。年明け1月に行ったアニマックス大阪ではリスとランガでプリティーチャンネルとかいう最強コラボも回収できました。割とクセの強い治安の現場でしたけど。

 

プリチャン本編に話を戻すとOPがGo!Up!スターダム!からnever-ending!!へ、物語はアンジュさんの引退騒動からアイランジュとキラッツ・メルティックの対決に至る1期終盤の展開へ進んでいました。話を戻すと言いながらすぐ脱線するのですがこの時期はミルキィホームズとWUGという2つの主現場のファイナルに至る10週連続ライブ遠征とかで身体も感情もバッキバキに粉砕Break the Blue!!されており、プリチャンの展開(アンジュさん引退阻止)そのものを自分たちの心境と照らし合わせながら見守っていたような感覚があります。この辺りの話もう1回ちゃんとした精神状態で観たい。

 

2ndシーズンの話

2019年4月からの2年目は新キャラクター登場と各種新曲の投入でかなり雰囲気が変わってきました。リングマリィの2人と虹ノ咲さん、特に自分に大きく影響があったのは黒川すず(CV徳井青空さん)の登場でした。ミルキィ界隈を通じてうっすらと観測し続けていた徳井青空さんとそのコアなオタクたちが続々とプリチャンに触れはじめ盛り上がっていく様子はとても嬉しかったもので、また自分自身も今現在の推し声優の1人として徳井さんを挙げるまでに至ったのはこの辺りが結構な比重を占めています。ご本人もファンの人もめっちゃ良い人たちで信頼してます。

 

並行してランガのオタクとしても大きな転機を迎えました。8月に東京で開催された2ndアニバーサリーライブに足を運び、それまでよりも格段にレベルアップしたランガちゃんの気迫溢れるライブパフォーマンスに度胆を抜かれ追加公演11月の京都まで飛ぶことをその場で即決しました。僕が本当の「ランナー」になった、なろうと決意した日はこの時だったと思っています。ダイヤモンドスマイルが今でもめちゃめちゃ好きな1曲で、never-ending!!を聴くとすぐ泣きそうになるのはこの日のことを思い出すため。

 

プリチャン本編ではTOKIMEKIハートジュエル、シアワ星かわいい賛歌、夢色エナジー、スペーススパイススペクタクル、キューティブレイキン・・・強力な楽曲が続々と投入されてきたのも印象的でした。特にソロに名曲が多く、1曲1曲にキャラの個性と物語が詰まっていたのが大きいところだと思います。虹ノ咲さんとバーチャルプリチャンアイドルだいあにまつわるエピソードなんかは特にその「個性」を尊重し丁寧に描いた姿勢が光ったところだったと思いますし、「最新の女児アニメはついにこんなところまで来たのか」という感動すらありました。女児アニメ歴がはやまるの年齢より長いおじさんの感想。単純に曲数が増えて筐体も1年目より遊びやすくなり、プリチャンではこの時期が最も頻繁に筐体を遊びに行ってた気がします。(翌年はゲーセンどころかまともに外出すらできなかった・・・)

 

楽曲が増えるということはライブも強くなるもの。この年のオータムライブには大阪まで遠征して参加。リングマリィが出てくる度に結婚式と言われるようになったのはここからですね。僕の中の三大単推し声優(林鼓子田中美海徳井青空)が一堂に会する現場というのも圧倒的な感動がありました。続くウインターライブ幕張にも参戦。久保田さん不在の中でみらい・りんかの2人キラッツが逆にレア感あったのと、だいあ(CV佐々木李子さん)のフレンドパスワード初披露に圧倒された辺りが主な記憶です。どちらも最高だったな~、とは言っても「パラチャン合同じゃなくてチャン単独を早く開催しろ」ってのはずっと思ってました。念願の2021年8月、期待してます。チケット当たりますように。

 

3rdシーズンの話

2年目の終わり際から3年目にかけての2020年、リアル世界がコロナ禍に突入しました。その影響でプリチャンのアニメ放送も2ヶ月の延期を挟むことに。その間にあらゆる界隈で生のライブイベントが封じられて配信ライブやネットサイン会に置き換えられていったり、声優さんたちのYouTubeチャンネルが相次いで開設されたり(例:そらまるのチャンネルが3月開設、ひみちゃんねるが4月開設、ランガ公式チャンネルが5月頃から稼働)リアルがプリチャン世界に追い付いた感は正直ちょっとだけワクワクしてました。

 

ランガちゃんサイドは2月のバレンタインイベントが開催された後、3月のホワイトデーが1年延期で苦しい時期に入りました。3月のもっちー生誕・5月のはやまる生誕も流れ夏に予定されていた3周年ツアーも飛び、5月に発売された念願の1stアルバムRun Girls,World!も在宅受け取りでした。そんな厳しい状況ながらも、公式チャンネルでの「オンラインお茶会やってみた!」等の稼働や3人4脚自由形のソロ回など、出来ることは出来る範囲で頑張ってくれていたなというのがオタクとしての感想です。「やってみなくちゃ分からない!」です。いつもありがとうございます。

 

7月にはプリチャン初の単独オンラインライブ、ハロプリが開催されましたね。単独ライブそのものの開催が遅かった割には、オンラインライブの導入は世間的に見てもなかなか早い方だったんじゃないかと評価しています。動画配信がテーマのプリチャンで配信ライブというのがなんとも趣深いところ。プリ系ライブ初出演の白鳥アンジュ役三森すずこさんを含む総勢10名の実力派精鋭キャスト陣。人数としてはやや少ない印象ですがその分全員にしっかりと持ち歌披露の出番が用意され、2年目までのプリチャンを総括する形の素晴らしいライブになったと思いました。

 

そんな中でアニメ本編の方ではプリチャンランドのオープンにバーチャル媒体のマスコット登場など大幅なリニューアルがあったのですが。1年目の頃は駆け出しだったキラッツほか主要メンバーたちが2年経ってお姉さんになりマスコットたちの成長を見守る立場に回る、という構図は僕の大好きなやつです。最初から有能なメルパンと無能おっちょこちょいだけど頑張り屋のキラッCHUという対比には小さいお友達も大きいお友達も感情移入しやすい気がします。そしてまた成長したマスコットたちがアイドルたちを支え応援する役割を担うという相互関係も尊いです。リングマリィとラビリィの関係性を語ろうとするとガチ泣きします。というかこんな形で徳井青空&田中美海の組み合わせを見ることになるとは思ってなかったです。オタクすぐ私信だと思っちゃう

 

秋にはようやくランガちゃん初のオンラインライブも開催されたりしたのですが話が長くなるので割愛。ドリーミング☆チャンネル!のシングルLIVE盤にブルーレイ付いてるので全てのプリチャンアイドルの皆さん買ってください、現時点でこの世に存在する唯一のランガちゃん単独ライブ映像なので。

 

そしてコロナショック以降の長い在宅期間を経て、最初の現場復帰戦は再びのウインターライブ幕張でした。ワグナー時代から数えて5,6年目になる12月の幕張は個人的にも想い入れの深い特別な場所で、そんな幕張には5月つい先週のプリティーシリーズ10周年フェスでも訪れることができました。プリフェスは前半のプリティーアワードと後半のライブパートという2部構成で、3公演全部観て完成するような構成に驚きもあったのですが、特にプリティーアワードはただのトークパートでも朗読劇でもなく、キャラとキャストの両方に喋る機会を与える場として、皆の作品愛の深いプリティーシリーズでしか成しえない秀逸な企画だったなと評価しています。全体的な曲数の少なさや主要メンバーの欠けはあったのでそこはパラ・チャンの各単独ライブで挽回を期待するところです。

 

話を戻してプリチャン本編、序盤のキラッツVSメルティック対決路線からリングマリィの帰国、マスコットたちの活躍に合間の個人回なんかは安定して穏やかながらも毎週飽きのこない展開で楽しかったです。伝説のプリティーオールフレンズ回からライスエリア出現と激川一派の登場あたりが前半の山場でしょうか。この辺からはおしゃまが表立って動き始めたりアリスのデビューに続いてソルルがステージに上がってきたりだいぶ忙しい展開だった印象です。余談ですがテレ東10時台プリチャンの後に続く10時半ミュークルドリーミーも相当にぶっ飛んだ超高速展開のアニメとして話題になってましたね。両方観てる人も多いと思いますし自分も好きです。この時期の想い出として両者が長く記憶に刻まれそうです。

 

もうひとつの想い出として「キラッとプリ☆チャン オンラインキャラクターショー」にも触れておきたいと思います。6月から始まって1日2公演のYouTube配信がおおよそ月1くらいの開催頻度だったでしょうか。最初はなぜか無料で観れる謎の媒体だなあと不思議がってたのですが、女児向けの原点に返ったような優しい雰囲気と、アニメとは違う少々シュールな画面と展開がなかなかクセになる味わいでした。えもちゃんの工作が不安な手つきだったりりんかちゃんがシルクちゃんをゴリ押ししてきたりと細かいポイントをしっかり押さえていて、意外と楽しく観てました。これもやってみなくちゃ分からない、ですね。数量限定の激レアグッズをご購入された大富豪様はどちらにおられるのでしょうか・・・?またアニメが最終局面を迎えてシリアス入ったときも、キャラショーはいつも通りワチャワチャしてて頼もしさすらありました。なんとアニメ終了後の6月にも配信されるようなのでもし今後も続くようであれば面白いんじゃないかなと密かに期待しています。

 

迎えた終盤クイーンズグランプリ編、コロナの影響で止まった分がそのまま4月5月にスライドしたような形ですがこれはこうなってくれて本当に良かったと思っています。おかげでプリチャンがシリーズ単独タイトル最長話数の153話まで続いてくれました。アリスとイブの繋がりにルルナとの対立エピソード、一度は影に潜んでからのルルナ復活という流れで適度な緊張感を保ったままクライマックスまでしっかり楽しむことができました。長編アニメながらも自分は飽きることなく最後まで観られたというのは製作スタッフさんやキャストの皆さんの努力のおかげだと思っています。3年間本当にありがとうございました。

 

これからの話

軽い気持ちで書き始めたらずいぶんと長い怪文書になってしまいましたが(ここまで約7400字)アニメ完走までの想い出をひと通り振り返ることができました。先述した8月のライブ開催6月はキャラショー、それと直近の6月2日に公式お知らせ動画のプリティー情報局がアップされるようで、今楽しみにしている展開はその辺りでしょうか。来週日曜からはプリティーオールフレンズセレクションと題してスペシャル番組も放送されるようなのでもうしばらくはプリチャンを楽しむことができそうです。筐体もまだ稼働しているので心残りがないように遊び尽くしておきたいですね。それと今現在まだ詳細が発表されていないプリティーシリーズ後継の新作も、どんな展開が待っているのか非常に楽しみです。

 

Run Girls,Run!を追いかけるランナーとしては、最新神曲ドリーミング☆チャンネル!のCDが手元に届き、念願だった単独ライブ収録の円盤も来たのでしばらくはこれを無限リピートするだけでも生きていけそうです。最近ではメンバー個人のTwitterアカウントも開設されて、延期になっていたリリイベも振替日程が決まったようで少しずつ良い流れが来ているのを感じています。プリチャン終了の節目から更なる飛躍と、願わくばライブイベントの開催など、今後の展開も気長に待ちつつ期待しています。

 

この3年間、いろんな出来事があってたくさんの想い出を残すことができました。キラッとプリ☆チャンという作品と、それに関わる多くの人達と全てのプリチャンを愛する同志達に改めて感謝を申し上げます。このアニメに出会えて僕は幸せでした。本当にありがとうございました。

 

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