初心者向け解説ラブライブ!サンシャイン!!のアニメとライブ【オタクプレゼン再編集版】
数日前、知人グループの間で「オタクオンラインプレゼン大会」なるものを開催しました。複数名のオタクがオンライン上で集まり、それぞれに資料を用意し好きなテーマで話したいものをお互いにプレゼンするというとても面白い催しでした。
第1回オタクオンラインプレゼン大会レポート動画 https://t.co/0WG73vfPNU
— OOPC|キッチン! (@konbanwug) June 13, 2020
感想は #オタクオンラインプレゼン大会 を付けて! pic.twitter.com/NMkFL90e9b
#オタクオンラインプレゼン大会
— OOPC|キッチン! (@konbanwug) June 6, 2020
第1回のセトリは以下となります(敬称略)
1.機動戦艦ナデシコ キッチン!
2.ベルセルク カラスウリ
3.酷道・険道 うらかん
4.ディズニーランド・シー 時雨
5.ラブライブサンシャインとAqours よねぽん
6.音楽クリエーターチーム Ken-G
7.CUE!、fhána、梶浦由記 はくまい
その第1回大会、私の参戦テーマは「ラブライブ!サンシャイン!!のアニメとライブ(基礎編)」としました。
アニメやアニソンが好き・声優やライブが好きという界隈では非常に知名度が高くファンも多い作品ですが、1作目のラブライブ!しか見てないとか、Aqoursという名前は知ってるけど詳しい中身は分からないとかいう人も結構多いと思うんです。そのようないわゆるミリしら的な方々向けを想定した布教用資料、スライドにして全9ページにまとめたこれがそこそこ良い感じに出来上がったと手応えを感じましたので、より広くいろんな方々に見ていただきたく内容を加筆・再編集してブログ記事という形に残しておこうと思います。
要するにオタク全人類もっとAqoursのこと知って欲しいな!!!!!!!!!って話です。今すぐ好きになってくれとは言わないのでとりあえずこのブログを最後まで見てくれたら嬉しいです。拡散してくれたらもっと嬉しいです。
なお、アニメ放送から時間が経ってることも踏まえまして、そのネタバレをガッツリ含みますのでご了承ください。勝手ながら多少のネタバレを踏んでからでも充分に楽しめるだけの魅力あるコンテンツである、という私の想いもあります。
- 1.ラブライブ!サンシャイン!!とAqoursとは?
- 2.アニメの基礎:スクールアイドルの世界
- 3.アニメ本編概要
- 4.主なライブについて
- 5.楽曲とユニットについて
- 6.私が思うAqoursのライブの魅力【重要!】
- 7.Aqours2020年の現在とこれから
1.ラブライブ!サンシャイン!!とAqoursとは?
ラブライブ!シリーズの2作目にあたる作品。μ'sの活躍で知られるラブライブ!(無印)の続編であるが、基本的には前作を詳しく知らなくても楽しめる。
リアルでは声優ユニットとしても活躍する9人組のスクールアイドルユニット「Aqours(アクア)」の物語を中心に、アニメ・ゲーム・ライブ・コミカライズ等多方面に展開しているメディアミックスコンテンツである。
2015年に企画がスタートして、今年2020年で5周年を迎える。(←2代目だけど活動歴は結構長いことに驚く人もいる様子。)
今回は、その中でも軸となる「アニメ」と「ライブ」を中心に解説させていただく。
2.アニメの基礎:スクールアイドルの世界
ラブライブシリーズのキーワード「スクールアイドル」。
作中では高校生の女の子たちが、アイドル研究部など主に学校ごとの部活単位でアイドル活動に取り組んでいて彼女らがスクールアイドルと呼ばれている。中でもその全国大会である「ラブライブ!」はスクールアイドル界の甲子園とも呼ばれ、現実のスポーツや文化系の部活と同等の人気・地位を築いている。特にサンシャイン!!の世界はかつて爆発的な人気を誇ったμ'sが伝説となった後、その数年後の世界とされておりスクールアイドル界が更に盛り上がっている。
【推しポイント】:いわゆる「職業アイドル物」のアニメ作品とは趣の異なる爽やかな作風、高校生たちの成長と絆を描いた青春スポ根ドラマが大きな魅力のひとつである。女の子たちが可愛いというだけではない、熱い物語がここに詰まっている。
またサンシャイン!!独自の魅力としては、舞台となった地方から東京へ打って出る町おこし的な面白さと、キャラクターたちを包む雰囲気の素朴さや良い意味での泥臭さなども加わっている。
3.アニメ本編概要
【第1期】2016年7月~9月放送
舞台は静岡県沼津の郊外にある海辺の町・内浦。(実在の聖地として注目されている。)学校の名前は「私立 浦の星女学院高校」。
μ'sに憧れる2年生の高海千歌(たかみ ちか)と親友の渡辺曜(わたなべ よう)は、μ'sの母校である東京の音ノ木坂学院から転校してきた桜内梨子(さくらうち りこ)と出会い、スクールアイドルになることを目指し始める。引っ込み思案な自分を変えたい1年生たち3名、かつて挫折を経験してバラバラになっていた3年生たち3名を仲間に加えて、9人でAqoursを結成する。
そんな中、学校の生徒数減少による廃校問題が浮上したり、参加したスクールアイドルイベントでは函館から来た姉妹2人組のライバルユニット「Saint Snow(セイントスノー)」と出会って実力差を見せつけられたりする。
地方の学校であることの苦労や、憧れのμ'sと自分たちとのギャップなどに悩みながら、それらを乗り越えた「Aqoursらしさとは何か?」を見つけてラブライブ地区大会に挑むまでの物語。そして第2期へ続く。
【第2期】2017年10月~12月放送
Aqoursの頑張りで手応えは掴みつつあるものの、未だ続く廃校危機にはタイムリミットが迫る。大会で注目を集めるため、より高いレベルの楽曲やライブパフォーマンスの練り上げに奮闘するAqours。
しかし、浦の星女学院は正式に廃校が決定してしまう。一般生徒たちの応援を受けて下したその後の決断と、Saint Snowとの交流の行く末、そしてラブライブ全国大会優勝を懸命に目指した9人の軌跡を描いた感動の物語。
(ちなみに私は2期で号泣してハマったタイプのオタク。ここまで視聴することを強くおすすめしたい名作。)
【劇場版】2019年1月公開
統合先の学校にて部活の存続に悩む1年生2年生の6人は、イタリアへ卒業旅行に出かけた3年生が音信不通になったという連絡を受け追いかけることになる。
紆余曲折を経て無事に帰国した後、先の公式大会で叶わなかったSaint Snowとの直接対決を行い、そして在校生6人による新しいAqoursの道筋を決める。アニメ完結の物語。
4.主なライブについて
1stライブ:2017年2月
アニメ1期をなぞる始まりのライブ。ナンバリング1stのライブにして会場は横浜アリーナ。緊張とプレッシャーがひしひしと伝わってくる初々しいライブであり、それらを乗り越える大きな感動が生まれた。
2ndライブツアー:2017年8月~9月
名古屋公演、神戸公演、(その後にアニサマ)を経て埼玉メットライフドームへ。新たな楽曲と複数のライブ経験を得て厚みを増したライブ。
3rdライブツアー:2018年6月~7月
アニメ2期後のライブ。2度目のメットライフドームと、大阪公演・福岡公演の3箇所。アニメの世界観を丁寧になぞったセトリ・演出の構成と高いライブパフォーマンスから繰り出されるAqours流のラブライブに磨きをかけた完成形。ここからSaint Snowもゲスト出演し始める。
4thライブ:2018年11月
ラブライブ聖地である念願の東京ドーム公演。多くのファンが詰めかけた満員の会場に、ここまでの歩みが詰め込まれた物語性の高いセットリスト。生オーケストラによる劇伴楽曲演奏やステージセットの巨大な船Aqoursシップ登場など豪華な演出も注目された。ファンとキャストの想い、会場がひとつになった。
5thライブ:2019年6月
3度目のメットライフドーム。アニメ劇場版による物語の完結と、そこから一歩先を行く声優ユニットとしての新生Aqoursの片鱗を見せられた。ファンの意志が揃ったペンライトにより客席に9色の虹が架かった場面が伝説のひとつとして語られる。
その他、トリオユニットライブやファンミーティングツアー、アジアツアーほか海外公演、ラブライブフェス(μ's・虹ヶ咲との合同ライブ)などが開催されてきた。多数のライブがパッケージ化されており、どこから観ても楽しめるが個人的オススメは3rdか5th。YouTubeに公式ダイジェスト動画有り。
5.楽曲とユニットについて
Aqoursのシングル曲は現在4thまでリリース済み。全てアニメーションPV付きで、2nd以降はファン投票により楽曲センターが決められている。
シングル以外にアニメ主題歌や劇中歌、アニメBD特典曲やライブ・ファンミ等のテーマ曲など多種多様な楽曲がある。9人曲だけでなくデュオ曲、トリオ曲などもさまざま。
中でもトリオユニットのGuilty kiss(ギルティーキス)、CYaRon!(シャロン)、AZALEA(アゼリア)は3者それぞれ個性豊かな楽曲とキャラクター性で人気があり、単独イベント展開や外部のフェス出演などもある。また、これら3ユニットと並ぶ形でSaint Snowも活躍を広げており1stシングルのリリースや単独ライブ開催も予定されている。
6.私が思うAqoursのライブの魅力【重要!】
■2次元と3次元の徹底的な摺り合わせが第一の魅力。本編映像や劇伴なども交えたアニメ世界の再現、フルアニメーションPVによるダンスのシンクロ、物語をなぞる上で楽曲と衣装の一致に限界までこだわったセトリが構成される。(1回のライブで7~8回衣装を替えることもある。)
・・・ライブのコンセプトがはっきり見える面白さがある。類似ジャンルの他作品とも真っ向から戦える独自の力を持っている。
■顔の表情から指先の角度、キャラの細かい癖まで完璧な一致を目指す芸術性と声の表現力の高さがある。特にダンスにおける圧倒的な精密性、一糸乱れぬ9人の統率が他に見られない強み。
・・・ライブを支えるの柱としてキャスト9人の高い技術力があり、ライブビューイングやブルーレイなど映像越しでも楽しめる魅力がある。
■9人固定メンバーで戦ってきたことによる結束とライブ経験。μ'sの伝説や他のアーティスト・2次元アイドルコンテンツがひしめく世界でAqoursらしさを獲得してきた、その努力と成長がライブに詰まっている。
・・・キャストの技術力という柱の下に、キャラクターと二人三脚で困難に立ち向かってきた熱い想いが土台にある。これら3段構造がAqoursのライブを形作っていると私は思う。
7.Aqours2020年の現在とこれから
・アニメは劇場版で完結したため、キャスト活動重視にシフトしてきている。アニメ側では3年生が卒業したがリアルでは9人で健在、その転換点として5thライブがあった。
・他にゲーム(スクスタ)やラジオ等が活発。ラブライブシリーズ全体では10周年を迎え、後継作も出てきているためどう差別化していくのかが興味深いところ。また、作品外でキャストのソロ活動も広がってきている。
・1月のラブライブフェス、2月のユニットライブ以降ライブイベントは中止・延期などで止まっているが、6thライブがドームツアーであることが発表されている。(日程、会場は未発表。)その他、関連CDのリリース予定が複数あり。Aqoursはまだまだ終わらない。
解説は以上です。
✄------キリトリ------✄
既存のファンから見たら今さら当たり前と言われそうな内容ですが、私自身もこの資料をまとめ上げることで自分がなぜAqoursを好きになったのかという気持ちを改めて整理することができました。また、実際にプレゼンした後で「こいつ本当にこの作品が好きなんだな、と伝わってきた」と評価されたのがとても嬉しかったです。
プレゼン大会は既に第2回も予定されており別のテーマで参戦します。それもまた整理してブログに残せたらいいなと考えております。