オタクの備忘録

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ブシロード15周年記念ライブ参戦日記

万感の思いを込めまして、いざ感想文を書かせていただきます。

2022年11月13日(日)

ブシロード15周年記念ライブinベルーナドーム」 

に参加させていただきました。

 

今年1年間のライブ現場......いや2020年からの苦しい数年間か、あるいは2019年1月のミルキィファイナルから数えた3年10ヶ月か......長い年月を乗り越えてきた私にとってのひとつの集大成であり、また新時代のスタート地点とも言える本当に特別な場所に辿り着くことができました。

 

ここで受け取ったもの、ベルーナドーム1個分には決して収まらないクソデカ感情の全てを書き残すことは不可能ですが、書ける限りの記憶を精一杯ここに刻もうと思います。

 

 

 

はじめに

ライブ概要は省略。読んで字の如くブシロード社の設立15周年を記念したライブで、バンドリD4DJを中心としたブシロード関係作品のユニット・アーティストが一堂に会する大規模なお祭りでした。ちなみに前日にはバンドリ単独での大型ライブであるGirls Band Party! 2020→2022というのが開催されたらしいですが残念ながら私は行ってません。そっちも良いライブだったらしいです。

 

今回の私が参加した1番のお目当ては、ミルキィホームズでした。3年前のファイナルライブから表立っての活動を終了していた平成のレジェンド声優ユニットが、今回のライブで再集結を果たしました。ミルキィホームズのファン平成の化石ルキアの1人として私もこの特別な場に立ち会うことができました。

 

 

(※公式でも繰り返し言っていますが「解散」ではなく「活動休止」に相当する状態であることを断っておきます。)

 

もうひとつのお目当てはラブライブサンシャインAqoursから出演したユニットメンバー3人組:通称わいわいわいでしょうか。会場のベルーナドームAqoursのオタクとしては聖地沼津に次ぐ第二のホームと呼べるほど馴染みがあり、私も数年間で何度も訪れてきました。今年3月の6thライブなども含め、思い入れの深い場所のひとつです。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

上記2ユニット以外については、「曲もメンバーもそこそこ知ってる」「生で観るのは久しぶりor初めて」「アニメは観てる」「ほとんど知らない」「ライブ行く前に予習した」など向き合い方はまちまちでしたが......総じてどのアーティストもみんな良かったです。休む間も一切なく次から次へとさまざまなユニットが登場して、最初から最後までノンストップで楽しむことができました。これがまず第一の感想です。初見の曲やアーティストでもなんだかんだ雰囲気で楽しめたってのは良いフェスの証拠ですね。

 

また、セットリストに入っている一部の楽曲が事前公開されていました。これについては賛否両論見かけましたが私は予習に大変役立ちました。各ユニット1曲ずつ、しかも元から追ってるオタクたちならだいたい予想できてるような定番曲ばかりというのがちょうどいい塩梅だったと思います。「全体で60曲以上」という目安も示されたのでユニット平均3~4曲程度だなという予想も立てられました。

 

 

声出し解禁と観客数制限

6月に開催が発表されたこのライブ、私含む連番グループは夏頃には既にチケットを確保しておりました。しかし、開催間近の10月に入って大きな発表があり内外から注目を集めました。「観客の声出し解禁」です。

 

 

2020年のコロナ禍到来以降、無数のライブイベントの延期や中止・無観客配信ライブへの置き換えを経て、復活した有観客ライブは観客の声出し(コール&レスポンス)を禁止するルールのもとで開催されてきました。そして今回2022年11月。アニメ/声優コンテンツ界隈におけるこの規模のライブでは本当に久しぶりとなる声出し解禁の先陣を切るのがブシロードライブになりました。

 

 

曲中のコール観客も一緒に歌える箇所など、かつて当たり前のように声を出していたもの、あるいは念願叶ってようやく声を出せるようになったもの。そして、好きな曲が流れてきた瞬間の歓喜の声を無理に抑える必要がなくなりました。ただ、実際にそういった状況下で久しぶりの声出し有りライブがどんな感じだったのか......現地の感覚を一言で説明するのは難しいので詳しくは後述します。とりあえず現地は凄まじい熱狂でびっくりするほど楽しかったとだけ書いておきます。

 

そして、声出し解禁と同時に発生した副産物が「客席の間隔空け」でした。両隣1席ずつを空けて前後もズラす千鳥配置の客席で、ライブを楽しむ上で声出し解禁と同等かそれ以上の大きな恩恵を受けました。観客の密集を避ける目的での席配置ですが、充分なスペースが確保されたことにより振りコピヘドバン、ツーステ、多動など全力で身体を動かして楽しむことが可能になりました。隣の空いた椅子や足元にペンライト・UO・双眼鏡・飲み物などを置けたのも楽でしたし、連番仲間にもお互いの接触を気にすることなく自由に楽しめました。

 

間隔が空いたおかげでステージを見る視界(アリーナ席中央~後方視点)にもかなりの余裕があり、たとえ前方のオタクが無限にジャンプしていてもペンライトやUOを高々と掲げていても少々のことではほとんど視界を遮られることはありませんでした。私もそこそこ跳びましたし、それ以上に跳んでるオタクや無数のUOを焚いて回しまくるオタクが前にも後ろにも山ほどいました。パワフルな音楽や映像演出とともに会場の熱狂的な盛り上がりを全身で感じることができましたし、やはりこれが観客まで一体になったライブというものの真骨頂、完成形のひとつであると私は思っています。

 

当日・会場まわりの話

埼玉県所沢市の奥地に建つベルーナドーム。3月の極寒で地獄を見た半野外ドーム、今回も寒さに警戒して特に夜は冷えるだろうとガッチリした防寒装備を持ってきましたが、この週末は意外と暖かくてそれ以上にライブの中身が死ぬほど熱かったので最終的には半袖1枚でも汗だくになってしまいました。

 

都内からは少々距離のある難所でもありますが、繰り返し訪れているので問題なく辿り着けました。乗り換え地点の池袋駅構内にはライブ開催記念の広告も出ており、ブシロード社がこのライブに懸けた想いの強さも感じながら現地へ向かいました。

 

 

所沢駅で食料調達しつつ西武球場前へ。昼頃にはもう結構な賑わいになってて楽しかったです。フラッグの掲揚などもお祭り気分を盛り上げてくれて良かったですね。

 

 

 

ドーム近くの広場にはライブ関係者やファン有志から贈られたフラワースタンドの展示と、グッズ販売などのブースが設置してありました。広場には充分なスペースがあり、いろんな人がくつろいでいたので私もここで座って昼食をとったりして時間を潰しました。

 

 

 

ライブに出演するユニット関係の楽曲もBGMとして流れていて、正解はひとつ!じゃない!!で振りコピが始まったりEXPOSE ‘Burn out!!!’でツーステを踏むオタクが現れたりちょっとした野外アニクラ気分で楽しかったです。そこで知り合いのオタク数名とも合流できまして、ライブ前の高揚感やわずかな緊張感とともに開場時間を待ちました。

 

入場~オープニングアクト

今回の私は、ミルキアンの友人の誘いで6連番グループの一角に入りました。そのほか別現場(?)で知り合ってきた仲間の皆さんですが、全員がライブ慣れした頼れるオタクたちでありこの日を精一杯楽しもうという姿勢で私も背中を押されました。私があまり詳しくないユニットが出てきたときも、左右どちらかの連番者がバチバチに高まって叫んだり跳んだりしてたのでうまいこと守備範囲が広がって助かりました。

 

そんな6連番の皆さんとドーム前で合流し、慣れない電子チケットの扱いに苦労しながらも入場。アリーナDブロック前方、ステージもよく見える機材エリアの真横で目の前にトロッコの通り道があるというかなりの良席でした。着席して準備を済ませ、開演30分前の15時頃。事前に予告されたオープニングアクトの出番がやってきました。

 

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【MyGO!!!!!】

OA1. 迷星叫

【シークフェルト音楽学院中等部】

OA2. アフレぐ!〜Aufregendes leben〜

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最初に登場したのはバンドリ発の最新バンド、MyGO!!!!!の5人でした。現時点では楽曲や世界観とキャラクターのみが展開されていて、その声を演じて楽器も演奏しているキャストの素性が表向きには公開されていないという異色のバンドです。

 

はなしには聞き及んでいて、どういう理由か某ユニット界隈の同じ色の仲間内で

やけに注目を集めているらしいです。私も今までのライブやメンバーの詳しい事を

しっているわけではないのですが、ベルーナドームという

この大舞台で彼女たちのステージを生で観られる

ことが発表されてからとても楽しみにしておりました。(ヒント:縦読み

 

~~~~~٩( 'ω' )و~~~~~

 

オープニングアクトと言えども、歴史的な節目となる声出し解禁ライブ最初の1組が彼女たちでした。舞台袖から出てきて立ち位置につくまでの間にも、大きな拍手とともに

「フゥーーー!!」「ワァーーーー!!」「ウォーーーー!!」

というさまざまな歓声が上がり、本当に声を出してもいいライブなんだとようやく実感できたのがこの時でした。

 

 

木谷社長のツイートに動画が上がっていたので引用させていただきます。ステージ上には後方の席からでもよく見える巨大スクリーンが3枚。中央にはキャラクターMVが流れ、横の2枚では会場全景や演奏するキャストの姿が映っていましたが肩から下のみを映して顔は映さないという独特なアングルでキャスト非公開のスタンスを貫いていました。

 

ただしここはベルーナドーム、この時間帯はまだ外から光が入って明るいため肉眼および双眼鏡でならキャストの顔も見ることはできました。(覆面やパーテーションなどはさすがに使っていない素顔のままでした。)また、演奏が終わって捌けるときも普通に観客に手を振りながら笑顔で去っていきました。あの娘の顔もはっきり確認できました、とだけ書いておきます。

 

演奏されたのは1stシングル曲の「迷星叫(まよいうた)」。既存のバンドリ系列バンドのどの音楽とも違った雰囲気の、ストレートなロックサウンド等身大の少女たちの迷いや葛藤を歌う力強い歌詞が響く楽曲でした。生のライブ会場に響く生演奏、1曲のみのオープニングアクトにしておくにはもったいないほど魅力あるステージで、バンドの世界観にグッと引き込まれる力を感じました。

 

~~~~~~~~~~

 

OA2番手はシークフェルト音楽学院中等部スタァライトのアプリゲームスタリラからの派生コンテンツとして誕生した5人組ユニットですね。ゲームや舞台に触れていなかったので私はキャラもキャストも完全に初見でした。

 

 

 

めちゃめちゃ良い曲ですね。「叫べウォーーーーー!!」で叫べるところなんか特に今回のライブ向きでした。主人公っぽいピンク髪の子がなぜ屋上で叫んでるのかは知りませんが。クラップの入るところも雰囲気で合わせられて楽しかったです。

 

 

この時点で声出しのウォーミングアップはほぼ完了していました。久しぶりのライブでも声が出せる状況であれば出せるものなんだなあとしみじみ実感していました。ステージ上ではいよいよライブ本編開演の準備が始まり、セッティングされたのがRASの機材一式だったためとても驚きました。

 

開演~ライブ前半①

開演を告げるOP映像で、今回の出演ユニット名が次々とスクリーンに映し出されました。そのひとつひとつに大きな歓声が上がって高まります。また、前回のブシロード10周年記念ライブからミルキィホームズの映像も一瞬だけ流れてデカい声が出ました。

 

映像の締めは木谷高明社長の挨拶でした。ブシロードが15周年まで来られたことの感謝と、その感謝をライブに込めて伝えます!という頼もしい宣言に胸が熱くなりました。現地ではこの時点で既にUOを焚いてる人も見られた気がします。準備は万端です。

 

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【RAISE A SUILEN】
01. EXPOSE ‘Burn out!!!’
02. Sacred world
03. DRIVE US CRAZY

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OP映像から間髪を入れず流れてきた、EXPOSE ‘Burn out!!!’のシンセサウンドが特徴的なロングイントロともにRAISE A SUILENの5人が登場。バンドリの誇る実力派バンドの一角で、ベースボーカルのレイヤ役Raychellさんは前回10周年ライブにもソロアーティストとして出演していました。

 

RASカラーのイエローグリーンとパープルに光るステージライトも映えます。事前公開セトリにも入っていた、RASの代名詞とも言えるこの曲がまさかド頭に来るとは思っていませんでした。

 

DJ チュチュによるSEアレンジやスクラッチもキマり、Raychellさん

「全力で声出していこうか!アガれぇぇぇぇ!!!」

の合図で曲が始まりました。特効も完璧なタイミングで炸裂。

 

声出しを解禁された客席からフルパワーで放たれる、「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」の声でドーム全体が震えるかのような感覚がありました。もっと言うとア゙ァイ゙!!とかヴォイ!!みたいな感じの絶叫。同時に頭を激しく振る人RAS式のツーステを踏む人、がむしゃらに跳ぶ人などでグラウンドが揺れました。純粋なロックフェスにも引けを取らないほどの熱狂で1曲目から最高潮の盛り上がりです。それはまさしくサビの一節を象徴するような見事な大暴れっぷりでした。治安?知らねえよ音楽に身を任せるんだよ

 

Mark my words!

何もかも今すぐ曝け出せ(EVERYBODY)

獣みたく叫べよ You can change your world!

僕たちの歌で "Welcom to US"

 

2曲目のSacred worldはアニメ「アサルトリリィ BOUQUET」のOP主題歌です。過酷な戦いに身を投じる、力強くも美しい少女たちの姿を描いたような歌詞が私も大好きです。サビで跳んだり間奏で頭を振ったり、全力で身体を動かし音楽に身を委ねられました。

 

私の個人的な話なのですが、この時点で右脚が思いきり攣ってしまうというアクシデントに見舞われて激痛で大変なことになりました。自分でもめちゃくちゃ笑いながら、すぐに脚を伸ばしてなんとか復活できました。私としてもライブ現場で脚を攣ったのは久しぶりです。ちょっと後先考えずに跳びすぎましたが、それほどヤバいくらい楽しいライブだったということにしておいてください。

 

RASのシメはDRIVE US CRAZY。映画バンドリぽっぴんどりーむの名シーンを再現する、

ウォーオーオーオーオーオー......」「Raise voice!Shout out!」客席とステージとの声のやり取りから始まりました。

 

この曲がリアルの声出し有りで披露される機会は初めてで、会場全体の大合唱を受けてメンバーにも感極まった表情が見られました。「全力で歌え!」「声の出し方忘れたか?Say!!」という煽りが本当にかっこよかったです。1組目なのに大トリかと思ってしまうほどの熱狂で、オタクも全力で暴れ散らかしました。最初から死ぬほど汗だくになりました。

 

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【Happy Around!×ミルキィホームズ×キッダーニ男爵】
04. 熱風海陸ブシロード~熱き咆哮~(Hyper Euro Version)

【Happy Around!】
05. ぐるぐる DJ TURN!!
06. 君にハピあれ♪
07. HAPPIEST☆DREAM
08. Dig Delight!

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全力でやりきったパフォーマンスを見せられたあと、休む間もなく馴染み深いイントロが流れてきました。通称「社歌」熱風海陸ブシロードです。ステージ上にはTシャツ衣装のミルキィホームズ4人とD4DJからハピアラの4人が並びました。令和のライブステージにミルキィ4人が初めて並んだ記念すべき瞬間で、私も周囲のミルキアンも全員が吼えていました。

 

ブシロードブシロード!)ブシロードブシロード!)」のコールも全開です。8人がメインステージからセンターステージへと移動しつつ1番を歌い終わると、木谷社長あらためキッダーニ男爵の乗った大型トロッコが現れました。

 

 

事前の予告で、「熱風海陸ブシロードのパートのみ動画&写真撮影OK」というアナウンスがありました。歌の途中でこれを思い出して私もスマホを構えました。ステージからはちょっと距離があり、残念ながら上手く撮れた写真はあまり多くないのですが社長が写ってる写真が何枚か撮れました。貼っておきます。(演者の写真は??)

 

↑トロッコが目の前まで来たときの写真。

 

ドームのド真ん中で披露されたソロパート、

「人間五十年 夢幻の如く」

を聴かせていただきました。五十年と言いつつ御年62歳になられているそうで。これからもお元気でエンタメの最前線を引っ張っていってください。ライブ中はこれ以降もピキピキやミルキィが同じルートのトロッコに乗ってきて、同様の距離で姿を見ることができました。感謝。

 

↑大型スクリーンに映される社長の姿×3。ちょっと面白かったです。

センターステージに8人の姿も見えていました。

 

社歌が終わって短いMCを挟み、ミルキィ4人が下がってハピアラの出番へ。大きなリボンやメンバーカラーのはっきりしたスカートなど衣装が可愛かったです。

 

事前予告の1曲ぐるぐる DJ TURN!!はアニメのOPなのでアニメだけ観てる勢の私でも知ってる曲でした。ハイテンションな曲に合わせた振り付けはかなり激しく、途中でテンポも変わる難しい曲を歌い踊っていたのはすごいなと思いました。続く3曲も隙間なく繋げて歌われたのはDJユニットならではのパフォーマンスですね。

 

Dではじまる新世界

D4DJの 時代が到来!

ミライ 見ない 日ない

期待絶大 世界へ紹介!

 

D4DJを代表するハピアラの看板曲Dig Delight!の特徴的なラップパートは、歌詞がスクリーンに表示されて私たちも一緒になって韻を踏めたのが楽しかったです。声出しOKをしっかり活かしたセトリでした。

 

ライブ前半②

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【from ARGONAVIS Special Band】
09. STARTING OVER
10. BLACK&WHITE
11. ゴールライン

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次はfrom ARGONAVISのスペシャルバンド。バンドリから派生して生まれた男子バンドアルゴナビスと、そのライバルに相当するバンドジャイロアクシアから、今回だけの特別編成である混合チームでの出演でした。今回のライブでは社長を除いて唯一の男性アーティストであり、女子だらけ&女子目当ての男性客が多い今回のライブにおいてはある種のアウェイ感/異色の存在感がありました。衣装の雰囲気もだいぶ違って新鮮でした。

 

実は最近まで彼らについてほとんど知らなかったのですが、ライブ行く前の予習としてテレビアニメ全13話を観ておきました。で、これがすごく良いアニメで普通にハマりました。アニメに登場するアルゴナビスとジャイロアクシア、それぞれの主要楽曲もひと通り聴いておきました。その結果、今回のアーティストの中でも上位に来るくらい出番が楽しみなバンドになっていました。

 

STARTING OVERはアルゴナビスの曲ですが、そのボーカル七星蓮くんとジャイロの天才ボーカル旭那由多が一緒に歌うシーンがあるということで今回のステージが作中再現になりました。スクリーンにも映像が流れて「アニメで観たやつだーーー!!」と高まりました。率直な感想として、ボーカル2人の生歌めちゃめちゃ良い声で歌うめええええ!!と感動しました。配信アーカイブで聴いてもものすごい安定感だったのでガチの歌うまイケメンだと思います。

 

MCでの簡単なメンバー紹介は、それぞれの個性も垣間見えましたね。全員が楽しそうな表情で良かったです。注目はキーボード桔梗凛生役の森嶋秀太さんでした。ブシロードカードマンもといミルキィホームズ小林オペラ役としても馴染み深い方で(ミルキアン的に)、周囲の観客からも「もりしー!もりしー!ウォォォォ!」とやたら野太い歓声が上がっていたのが印象的でした。ここでは私も緑のブレードを振りました。

 

BLACK&WHITEはアニメ「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress」の主題歌で、「ARGONAVIS feat.旭那由多 from GYROAXIA」で歌われている曲です。つまり今回のブシロードライブ・混成バンドのためにあるような曲なのでセトリ入りも必然でした。アニメの映像もスクリーンにしっかり流してくれてるのが偉いです。この曲でもメインボーカル2人が競い合うようにぶつかり合うように歌う姿が熱かったです。

 

締めは事前に予告されていたゴールラインでした。2019年リリースのアルゴナビス1stシングル曲です。冒頭の「イェーイェーイェー ウォーオー イェーイェーイェー」をみんなで歌うパートが特徴的で、これも声出しができるからこその特別な1曲でした。曲中でこのフレーズを何度も繰り返すうちに少しずつ観客の声が大きく重なっていったのが感動的で、私はここで泣きました。ブレードやバングルライトを突き上げる人も徐々に増えていった気がします。

 

いつか見た希望には辿り着いたかい?

そうさ 今がゴールじゃないんだよ

風はまだ強く吹いている

 

私も、かつては長いオタク人生の中で一度ゴールに辿り着き、そのゴールラインを見届けた人間でもあります。ミルキィホームズファイナルライブQ.E.D.の話です。また、久しぶりに声出しの解禁されたライブというもの自体がひとつの到達点であり新たな出発地点でもあると思っています。この歌を聴きながらさまざまな想いが湧きあがってきて、そしてサビの歌詞が心に沁みました。

 

きっと 答えを探し続けて

ここまで来たんだろう?

終わりはまだ見えないよ 見えないよ

今また 始まろう

 

ルキアンとしての想いを背負ってブシロード15周年ライブに訪れた私に、この歌がこれほど深く突き刺さるものだとは思っていませんでした。最後の「イェーイェーイェー ウォーオー イェーイェーイェー」を力いっぱい叫びながら大号泣しました。ゴール地点であり新たなスタートでもある、この日この場所に辿り着くことができて私は幸せでした。

 

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スタァライト九九組】
12. 私たちはもう舞台の上
13. Star Divine

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感動冷めやらぬまま登場したスタァライト九九組は、私たちはもう舞台の上(事前予告曲)を披露しました。この曲をエンディング主題歌とする、

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

はアニメ映像・演出・演技・音楽・ストーリー全てが最高の形で融合した次世代の映画体験を作り上げ、2021年の超名作アニメ映画としてかなりの注目を集めた作品でした。口コミで評判が広がり、一部の映画館では公開から1年以上経っても上映され続けたという話もある凄まじい作品でした。私もこの映画に大変な衝撃を受け、映画館へ複数回足を運んだ1人です。

 

そんな劇場版の楽曲、冒頭の合いの手「ヘイッ!」やクラップなど、ライブで聴いても楽しい1曲に仕上がっていました。そして、九九組キャストはアニメに負けず劣らずの精鋭揃いで歌唱力も表現力も一流の皆さんですね。夏頃にお子さんが産まれて復帰してきたばかりとは思えないほど三森すずこさんの歌やダンスも極めて美しい仕上がりでした。良いアニメには良い音楽がついているものだという基本を思いだしました。

 

九九組のもう1曲はド定番のアンセムStar Divineでした。もはや説明不要ですかね?99期生愛城華恋役の小山百代さんが「聴いてください、Star Divine!」と言った瞬間から会場は凄まじい盛り上がりでした。私も思わずヤッターーーーー!!と叫んでしまいました。

 

そもそもレヴュースタァライトというコンテンツ自体、名前とキャストが最初にお披露目されたのがブシロード10周年ライブの場でした。そこから生まれて多くの舞台や物語を作り上げ、”完成”したスタァライトが始まりの1曲をもってブシロードライブに帰ってくるという構図が本当に胸熱でした。

 

ライブ中盤①

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【Lyrical Lily】
14. 汚れっちまった悲しみの色
15. 撲殺天使ドクロちゃん
16. 人間合格!!!!
17. 吾輩よ猫であれ

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D4DJからリリリリ。私が詳しく知らないユニットのひとつでしたが、出てきた瞬間に「可愛い!可愛い!」っつってました。あと隣にいた連番のディグラーさんバチバチに高まってたので良かったです。

 

曲についてもほとんど予習できてなかったのですが、初見でも乗りやすい振り付けやコールのある曲が多くて楽しかったです。撲殺天使ドクロちゃんは何年前の曲ですか?ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~が懐かしすぎて笑ってしまいました。人間合格!!!!!の331137拍子も問答無用で盛り上がりましたがその直後に人間やめて猫になりました。にゃんにゃん。

 

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奥井雅美
18. only one, No.1
19. CUTIE
20. 女神になりたい~for a yours~
21. 曖昧さ、幸福論

【バーチャル D.U.P.
22. PARTY☆NIGHT (D-POP version) ~D.U.P.

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ネコの曲からネコ耳繋がりでデ・ジ・キャラットのパートというのはなかなかテクニカルな並びでしたね。奥井雅美さんのソロ歌唱はベテランアーティストらしい余裕のあるステージでした。途中軽くミスってたみたいですが、そんな自由さもデジキャラットらしいんじゃないでしょうか。

 

"平成"メドレー3曲からMCを挟んで、現在放送中の最新アニメ「令和のデ・ジ・キャラット」からOPテーマ曖昧さ、幸福論が歌われました。スクリーンにはアニメ映像も流れていましたが登場キャラがカオスすぎて笑ってしまいました。知らない人が見たら「なんなんだこのアニメは...?」ってなりそう。毎週楽しく観ている私もよく分かってません。

 

奥井さんが歌い終わると、二頭身の着ぐるみでじこが登場してバトンタッチしました。頭がだいぶ大きい割にかなり機敏な動きで跳んだり回ったりしていて軽く感動しましたにょ。そして着ぐるみからバーチャルの姿へ。スクリーンにバーチャルD.U.P.3人の姿が現れました。曲はPARTY☆NIGHT の令和版でした。

 

令和になってもうさださんがクッソ可愛くてVery Very Cute...でした。平成のデジキャラットを観てた当時の私は○○歳くらいでしたが、ガチであの頃のトキメキを思い出しましたね。ピンクのブレードを全力で振れてうれしかったです。バーチャルキャラクターのライブという文化もここ数年でだいぶ浸透してきて、この日も生のアーティストと同じように自然に受け入れられた気がします。

 

歌い終わったあとにもトークが続き、「ブシロードさん、15周年ライブ開催おめでとうにょ」「カードゲーム、イベント、プロレス、ゲーム等で手広く儲けて、デジキャラットへの予算投入よろしくにょ!」というクソみたいなMCで笑いました。「一緒に盛り上がってくれたみんなありがとうにょ!」「トイレタイム扱いした連中を後悔させる最高の時間だったにょ!」で大爆笑。最後までしっかり爪跡を残していくでじこ様、さすがブシロード関連作品最古参のプリンセスの貫禄でございました。

 

ライブ中盤②

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【Peaky P-key】
23. Gonna be right
24. 最頂点 Peaky&Peaky!!
25. CYBER CYBER
26. 電乱★カウントダウン

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D4DJの実力派カリスマユニットピキピキがトロッコに乗って登場。犬寄しのぶCV高木美佑さんの操るDJ卓ごとトロッコに乗せてやってくるという大胆な演出でした。山手響子CV愛美さんを筆頭に、歌唱、ダンス、ファンサやレスなど全てがハイレベルな4人のパフォーマンスで大いに盛り上がりました。周囲の観客もほぼ全員が飛び跳ねて大暴れ。トロッコもだいぶ近くに来てくれて高まりました。「(高木美佑さんの)がトロッコに乗ってやってきた!」とは連番オタクの談。柵の隙間からわずかに足元も見えたのは私も見逃しませんでした。

 

ピキピキの定番曲詰め合わせ、いずれも治安の悪いサウンドブチ上げ力が非常に強い粒ぞろいのセトリでした。もちろん繋ぎも完璧で、熟練DJの腕が光ります。カバー曲のCYBER CYBERもナイスな選曲。思いきり声を出してのサイバサイバー!!が楽しかったです。

 

ラストは事前予告枠の電乱★カウントダウン、曲名通りの10カウントも全力で叫べて大満足でした。ほぼMCもなくノンストップの4曲披露。最高でした。

 

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【一柳隊】
27. Edel Lilie
28. Neunt Praeludium
29. OVERFLOW

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舞台・アニメ・ゲーム等で展開されるアサルトリリィのユニット一柳隊ですね。私はアニメしか観てないのでほぼ初見でしたが...周囲のオタクは登場した瞬間からものすごい盛り上がりだったと記憶しています。揃いの衣装でメインステージに9人並んだ姿が綺麗でした。これほどの人数でダンスやフォーメーションをぴったり揃えるのは難しいことと思いますが、緩急ある動きがバシッと決まっていてとても綺麗だと思いました。これがあのノインヴェルト戦術ですか。違いますか。

 

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【Morfonica】
30. Daylight -デイライト
31. flame of hope
32. ハーモニー・デイ

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曲数を見ればそろそろ折り返しというところ、バンドリからMorfonicaが登場しました。RASとはまた違ったタイプの実力派かつ技巧派のバンドですね。Ayasaさんのバイオリンサウンド的にもビジュアル的にもとても印象的ですが、mika先生のドラムもおそろしく綺麗なアタックで非常に気持ち良かったです。というかヘアスタイル含めて二葉つくしそのものの姿(かわいい。好き。)で凄まじいクオリティのドラム捌き見せるの最強じゃないですか?配信アーカイブでもモニカだけ5回くらいリピートしてしまいました。

 

現地でも看板曲のDaylight -デイライトを筆頭に、総じて演奏力の高さに圧倒されました。ハイクオリティな音楽で幻想的な世界を作りながらも各メンバーの表情には余裕があり、楽しそうに演奏する姿がアニメ版で観たモニカの雰囲気そのものだと思いました。

 

ライブ後半①

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【Merm4id】
33. High tension BPM
34. Princess advent
35. Floor Killer

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D4DJのMerm4id(マーメイド)から燐舞曲(ロンド)へと繋ぐセクション。

Merm4idさんは......衣装が大変刺激的というか...大人っぽい、セクシーな姿で......

 

いえ、はっきり申し上げます。登場した瞬間にステージを指差しながら

「えっち!えっちだ!!」

と叫んでめちゃくちゃ盛り上がりました。もう本当に頭悪すぎて楽しかったです。

 

肩!腋!へそ!胸!尻!脚!スケスケ!といった感じの過剰火力です。衣装だけじゃなく振り付けも火力マシマシだったので噂に聞いてた以上のヤバいユニットでした。で、配信アーカイブを観たらカメラアングルのせいでいろんなところが強調されて現地よりもさらに酷いことになってました。これは酷い(褒め言葉)

 

High tension BPMは文字通りのハイテンション曲でバイブスアゲアゲ。Princess adventでは扇子を使った振り付けがあり、私もたまたま持ってきてたAqoursの扇子をカバンから取り出して一緒にフワフワしました。すごく楽しかったです。(マーメイドに扇子曲があるというのは知りませんでした。)

 

Floor Killer、別名床殺しで床だけでなく理性も破壊されました。治安極悪な曲の強さももちろんながら、上半身や下半身を激しく振るダンスでいろいろと凄い事になってましたね。特に配信映像が本当に酷かった(褒め言葉2)

 

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【Merm4id×燐舞曲】
36. FAKE OFF

【燐舞曲】
37. 名前のない怪物
38. 瞬動-movement
39. BLACK LOTUS

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Merm4idに加えて燐舞曲の3人も登場。7人でFAKE OFFが披露されました。個性の強い2ユニットの世界観や強みが融合した非常に強い楽曲でした。

 

燐舞曲のみでのパフォーマンスもガラッと雰囲気が変わって、めちゃくちゃかっこよかったです。激しいパフォーマンスと重低音の強い楽曲群がガッチリとハマってダークな雰囲気を演出していました。RoseliaやRASに近い色も感じましたがそれらとはまた違った独特な存在感が印象に残りました。

 

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【てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!】(※シークレット出演)
40. てっぺんっ天国 ~TOP OF THE LAUGH!!!~

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次に登場したのは、事前予告のないてっぺんっ!(!以下略)からヤングワイワイの3人でした。というかミルキアンにもおなじみのチームYですね。先ほどまでとはうってかわって和やかな空気に切り替わりました。

 

3人で爆笑漫才と客いじりをやって終わり、かと思いきや他のメンバーも登場してアニメ主題歌も披露されました。シークレット出演と言いつつ全員が何らかの別ユニットで今回のライブに出演している人たちという使い回し掛け持ち率がすごいですね。これがブシロード声優連合艦隊や。

 

ライブ後半②

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【Photon Maiden】
41. We never stop
42. Linked Ring
43. 99ILLUSON!
44. Photon Melodies

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D4DJ最後の1組はPhoton Maidenでした。近未来感あるシンセサウンドが印象的なユニットでしょうか。今回はDJ1人にフロント2人の構成でしたが、どのメンバーもしなやかなダンスがとても綺麗でした。

 

ここまでの熱い展開でオーバーヒートしてる身体を突き抜けるようなクールな爽やかさと透明感もあり、一度チルアウトすることで心身がリセットされました。九九組のカバー曲である99ILLUSON!を歌う前に佐藤日向さんが「掴んでみせます自分星!」と言ったのも分かりやすい中の人繋がりで良かったです。

 

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【わいわいわい - レペゼンAqours
45. ファボタージュ
46. SUKI for you, DREAM for you!
47. わーいわいわい わいわいわい!

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いよいよラブライブシリーズから2校の出番です。先手はAqoursからの3人組わいわいわい。この3人については、登場した瞬間からとにかくダンスのキレが凄かったというのが第一の感想になります。ここまでに出演してきた他のアーティストもそれぞれに魅力的なダンスを見せてくれましたが、さすがにバリバリの最前線で鍛え上げられてきたスクールアイドルのダンスは別次元の練度だなとすぐに思いました。ステップやフォーメーションの移動速度も異常なくらいで、特に配信アーカイブでは早送りのCGでも見てるんじゃないかと錯覚するほどでした。

 

わーいわいわい わいわいわい!ファボタージュは先週リリースされたばかりのシングル曲ですね。わいわいわい3人のために作られた2曲なのでまあ予想通りです。問題はファボタージュの後に流れたきたイントロが、まさかの

SUKI for you, DREAM for you!

だったことで私はこの瞬間に大絶叫して号泣しました。

 

2021年リリースのシングルKU-RU-KU-RU Cruller!に収録されているスキドリ。今年2月から6月まで開催されたAqours6thライブツアーの裏テーマとも呼べるほど重要な1曲で、5月6月に開催の体験型イベント「Aqoursぬまづフェスティバルinよみうりランド」のメインテーマソングでもありました。このイベントと楽曲の深いつながりについては下記レポート参照。とにかくAqoursAqoursのオタクにとってはものすごく大事な意味を持つ楽曲のひとつだということです。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

好きだって 好きだって 好きだって思うから

伝えたくなっちゃう

分かちあえたら嬉しいよ

夢いっぱい 胸いっぱい ときめいちゃえ

みんなのフェスティバル

 

好き」という気持ち、「好き」を伝えることの尊さがストレートな歌詞に込められた曲。多くのアーティストや作品に対する"好き"の気持ちを持ったオタクたちが集結した場にて、これを聴ける喜びを噛み締めていました。

 

で、6thライブツアーの埼玉公演もここベルーナドームだったわけです。しかも今回のライブで初めて声出しが解禁されました。この1年間、Aqoursとともに歩んできた私自身の全ての想い出が解放されて心の底からの咆哮が出ました。ベルドの亡霊も無事成仏しました。

 

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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
48. 翠いカナリア / 三船栞子
49. オードリー / 桜坂しずく
50. Break The System /上原歩
51. 繚乱!ビクトリーロード
52. Level Oops! Adventures
53. Just Believe!!!

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続く虹ヶ咲の3人には、この日トップクラスの大歓声が飛び交って凄まじい数のUOが焚かれたのを感じました。背後のオタクからの光が床を照らすほどに。

 

 

ソロの3曲は1コーラスの披露ながらも非常に強力なラインナップでした。そのラスト、Break The Systemの歌い終わりには特攻服と光る剣が現れて流れが変わりました。3人での歌唱用に変則アレンジされた繚乱!ビクトリーロード圧倒的な治安の悪さを見せて爪跡を残していきました。Level Oops! AdventuresJust Believe!!!もその勢いを切らさないまま、声出しOK+オタクゲージ全力解放の熱狂も後押しして最高の盛り上がりでした。

 

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そんな熱狂の渦に飲まれつつ、現地では冷静な頭も働いていました。この時点で手元のメモに残るユニットが「ポピパ」「ロゼリア」「ミルキィ」「フェザーズ」の4組のみ。そろそろミルキィ&フェザーズの来る可能性が高いだろうという緊張感が徐々に私の身体を包んでいきました。

 

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【meltear】(※シークレット出演)
54. Double Frontier

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NEXT ARTISTの紹介、画面に映ったのはSTARDOMの文字でした。続けてmeltear(メルティア)というユニット名がアナウンスされました。STARDOM...たしかブシロードグループの女子プロレス団体でしたね。また社長がビンタされるのかと思った

 

華やかな衣装の女性2人がステージに現れました。残念ながら私は全く存じ上げていなかったのですが、プロレス界にも歌を歌うユニットがいるということをここで初めて知りました。声優さんがバンドやったりDJやったり漫才やったりする時代なので、まあそういうこともあるんだと思います。背景のスクリーンに流れているのが実際の試合中のものと思われる映像で、対戦相手を投げ飛ばすところとかアニメのバトルシーンみたい(リアル)で迫力があってかっこいいなあと思いました。

 

真打登場

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【フェザーズ】
55. セイシュンビギナー!

ミルキィホームズ
56. 正解はひとつ!じゃない!!
57. ミルキィ A GO GO
58. 雨上がりのミライ

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そして......待ち望んだその時がやってきました。画面には探偵オペラミルキィホームズのタイトルロゴが、そしてフェザーズの名が映りました。

 

「フェザーズ、参上!」の挨拶から始まったのはデビュー曲セイシュンビギナー!でした。愛美さん伊藤彩沙さんの2人は、この日も既にいくつかのユニットで登場していましたが、やはり常盤カズミ明神川アリス探偵服衣装を見ると格別の安心感がありました。ただ最近のコンテンツ群と比べるとフェザーズ衣装も少々シンプルなつくりに見えてしまうのもご愛嬌でしょうか。

 

かつては何度も観てきた2人の姿、それがベルーナドームという大舞台に2人だけで立っているのを見るとなんだか熱い思いが込み上げてきました。QEDの伊藤さん「ミルキアンの皆さん、アリス役に選んでくれてありがとうございました。」の挨拶が頭をよぎってグッときました。歌もダンスも全盛期と変わらない、堂々としたパフォーマンスが見事でした。

 

サビの部分「はじめての~♪」(チャチャ)「ドキドキは~♪」(チャチャ)は絶対に手拍子で応えるというミルキアン鉄の掟がありましたが、このフレーズを使ったレスポンスタイムも始まりました。

「D4DJ、アルゴナビス、スタァライトが大好きな皆さ~ん!」

デジキャラットラブライブミルキィホームズが大好きな皆さ~ん!」

などと指名して応えていくルールでしたが、最後は

ブシロードの株主の皆さ~ん!」というまさかの質問で笑いました。実際に客席にもちゃんと株主がいたことにも笑いました。

 

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フェザーズの出番が終わり、再びNEXT ARTISTの表示。ついに

ミルキィホームズ

4人の登場です。

 

トイズ。それは、選ばれし者の心に膨らむ奇跡の蕾。

ある者は清浄の花を咲かせ、ある者は毒の花を咲かせる。

大探偵時代!美しさを競い合う二つの花、

その名を「探偵」と「怪盗」と言った......

(テレビアニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」より)

 

暗転したステージに、いつものアバンBGMが流れました。ステージ中央に並ぶ4人のシルエット。スクリーンに流れるアニメOP映像とともに正解はひとつ!じゃない!!が始まりました。

 

 

会場もものすごい盛り上がりでした。と言いたいところですが正直言うと詳しい様子は覚えていません。自分自身が周りを見る余裕がないほどバケモンになってたので。コール振りコピ、無数に繰り返してきたそれらは身体がしっかり覚えていて、全力でライブにぶつけられました。ミルキィの曲だけは自分の中でも練度の次元が違うので、コールの予備動作「はい、せーの!」から迷いなく発することができました。開演前に「声を出せるか心配」なんて思ってたのがウソのように気持ち良くて、最高に楽しかったです。

 

「問☆題☆解☆決!!!!」

Q.E.D!!!!」

もバッチリ決まりました。

 

4人の衣装は安心安定の探偵服(新)でした。やはりミルキィの4人にはこの4色が似合います。また、三森さんが珍しくシャロの虫眼鏡を手にしていたことも嬉しかったです。

 

 

ヨコハマいちの名探偵、ミルキィホームズです!

お決まりの挨拶からMCへ。「令和になってから初めてじゃない?」「令和っていつ?(?)」「初めまして令和~!(?)」意味があるのかないのかよく分からない緩めのMCもミルキィらしさ全開でした。

 

「お客さんをもっと近くで見に行こうよ!」というくだりからステージ端に移動しつつ、客席のミルキアン装備チェックもしていました。「あれ?いつの間にかトロッコに乗っちゃったよ?」「ってなんでですかー」という茶番を挟んで、次の曲ミルキィ A GO GOが始まりました。アニメ第4期「探偵歌劇ミルキィホームズTD」のOP主題歌です。イントロで絶叫。メインステージのスクリーンには昭和家族風のMVも流れてすごく懐かしくなりました。

 

ロッコ上でのパフォーマンスということでダンスの一部が簡略化されていましたが、サビの振り付けはほぼ通常通りだったのが嬉しかったです。配信アーカイブには、振りコピ勢の手を上げる動きがピンク・緑と黄色・青で2パターンの交互に分かれるやつもしっかり映ってて感動しました。

 

最高に盛り上がった客席の間を進むトロッコ。間奏部分で「母さん、お茶~~~!!」からみころんが急須を取り出してお茶を注ぐというみるみるミルキィでおなじみのアレをやってくれました。このくだりを歌の間にぶち込むミルキィにしか許されないパフォーマンスに感動しました。やはりミルキィホームズは唯一無二のユニットです。ラストの4人肩組みもバッチリ揃い、客席では奇跡の6連番肩組みまで完成しました。

 

ロッコは会場を半周してちょうどホームベース側に差し掛かるところ。ほとんど間を空けずに始まったのは雨上がりのミライでした。ゲームのテーマ曲でありミルキィホームズのデビュー曲、無数の想い出が詰まった1曲です。ファイナルライブQ.E.Dにおいても大きな感動を生んだ名曲。ゆっくりと進むトロッコ上で歌われるこの曲を聴きながら、私もミルキアンとしての想い出や今までのさまざまな感情がブワッと溢れ出しました。歌も、ダンスも、楽しそうに歌う4人の表情も、全盛期と変わらない輝きを放っていました。

 

ロッコがちょうど私の目の前、再びドーム中央に来たあたりで間奏パートに入りました。スーパーみもりんタイムと呼ばれるソロダンスの披露はありませんでしたが、「みんなー!大好きだよー!!」から始まって、4人それぞれ思い思いの言葉を投げかけてくれて全員がバラバラのことを言ってワチャワチャしていたのでほとんど何も聞き取れませんでした(笑)だがそれがいい。ドサクサに紛れてスマホを取り出して4人で自撮りをしていたのも良かったです。通常のフォーメーションとは異なる自由な動きで楽しく踊っていましたが、基本的な振り付けは最後まで慣れ親しんできた雨上がりのミライそのままで本当に嬉しかったです。

 

3曲を歌い終わって、最後は「ヨコハマいちの名探偵、ミルキィホームズでした!」の挨拶で去って行きましたが、「またね~!」「また会おうね~!バイバーイ!」という前向きな言葉と明るい表情を見せてくれました。笑顔で「"また"会いましょう」って言えることが本当に幸せでした。

 

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ファイナルライブから3年と10ヶ月......私たちミルキアンの大好きなミルキィホームズが、最高の形でこの日のライブに帰ってきてくれました。夢のように楽しい時間で、本当に本当に素晴らしいライブでした。

 

ミルキィホームズの4人が元気でいてくれたこと。

再集結にふさわしい最高の舞台ブシロードが用意してくれたこと。

このライブを全てのアーティスト全ての観客が全力で盛り上げてくれたこと。

それら全ての奇跡に、1人のミルキアンとして心から感謝したいと思います。

 

本当にありがとうございました。

 

クライマックス

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Roselia
59. FIRE BIRD
60. BLACK SHOUT
61. ROZEN HORIZON

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拍手と歓声が鳴り止まないまま、続けて登場したのはRoseliaでした。ブシロードを長年支えてきたミルキィホームズからバンドリへ、時代が前へ進んでいくのを実感するような並びで、ミルキィメンバーとも親交の深い相羽あいなさんがミルキィからのバトンを受け取る形になったのが胸熱の展開でした。ライブはいよいよ最終局面へ。

 

静かなピアノの音とともに響き渡る湊友希那の歌声。Roseliaの代名詞とも言える最強の切り札のひとつFIRE BIRDです。客席は炎のように真っ赤に染まり、

潰えぬ夢へ、燃え上がれ!」の声が響いた次の瞬間ドーム全体が無数のUOの輝きに包まれました。「LaLa, lalala, LaLa, lalala......」のコーラスが割れんばかりの大合唱へ。同時にヘドバンマサイでフロアが激しく揺れました。これが私たちの絶唱だぁぁぁぁ!!!!

 

1曲目から最大火力をぶつけられて、久しぶりのミルキィホームズと再会できた感動に浸る余韻が全くありませんでした。(最上級の褒め言葉です。)私もさっきまで着てたミルキィ法被を脱ぎ捨てて全力で頭を振り、意識が飛びかけるほど全身で暴れ、大サビではこの日初めて両手に構えたUOを限界速度でブン回しました。この時ばかりはステージとフロアの間に、燃えるように熱い命のやり取りを感じました。

 

続く2曲目は、Roseliaのデビュー曲BLACK SHOUTブシロード10周年ライブでも披露されたおなじみの楽曲。あの頃よりも何倍にも何十倍にも厚みと迫力を増していて、見事な演奏でした。ミルキィ・ポピパ・Aqoursとともに10周年ライブにも出演していたグループであるという歴の長さと経験値をここで感じました。

 

次でRoselia最後の曲です、というMCにはとても大きな「ええええーーーー!?」が返ってきました。みんなと一緒に歌う曲、この曲で観客の声を聞くのは初めて、という前置きの後「あなたたち、Roseliaに全てを懸ける覚悟はある?」の煽りで大歓声に包まれました。曲はROZEN HORIZON、今年リリースされたばかりのアルバム表題曲でした。FIRE BIRDよりもさらに力強く、テンポも速い楽曲にRoseliaの世界観を象徴するような歌詞が詰まっていました。ギターやドラムの重く激しいサウンドに、全く力負けしない相羽あいなさんの歌唱からはまさしく絶唱と呼べるような凄まじいエネルギーをビリビリと感じました。トリ前に相当する重要な出番にふさわしい見事な演奏でした。

 

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【DJりんく(西尾夕香さんソロDJ)】

・99 ILLUSION!スタァライト九九組)

・ミルキィアタックミルキィホームズ

・!nvadeshow!(RAISE A SULEN)

・Let's do the Big-Bang!(Peaky P-key)

・ぎぶみーAwesome!!!!(Happy Around!)

熱風海陸ブシロード ~熱き咆哮~(カバー:Happy Around!)

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続けて登場したのはD4DJハピアラから愛本りんく役西尾夕香さんで、ソロDJの披露で場を盛り上げてくれました。選曲は上記の通り、いずれも火力の高いブチ上げナンバーでした。

 

まず嬉しかったのはミルキィアタックですね。前の曲に被せるようにして「そいやっさ!そいやっさ!そいやっさわっしょい!」が聴こえてきた瞬間に大絶叫フルパワーマサイになりました。ミルキィの出番ではセトリに入らなかったこの曲を回収できて大満足。全力でタオルを振り回して盛り上がりました。

 

同じくピキピキのセトリには入らなかったLet's do the Big-Bang!では西尾さんも卓の前に出てきて歌とダンスを披露してくれました。特徴的なサビ部分では客席でも波を起こすような振りコピが発生し、そんな客席の様子が配信アーカイブにも映っていたのがとても良かったです。ミルキィ装備のオタクやバンドリ装備のオタクなど、見るからに素性の異なる老若男女が一緒に踊っていてフロアの一体感を感じました。各コンテンツ出演者の音声で「ブシロード!」をSEとして流す面白演出から、おかわり!で本日二度目の熱風海陸ブシロード。短い時間ながら最後まで盛り上がりを切らさない、見事なDJプレイを見せていただきました。

 

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【Poppin'Party】
62. ぽっぴん'どりーむ!
63. ときめきエクスペリエンス!
64. キズナミュージック♪
65. Yes! BanG_Dream!

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ソロDJの裏で、最後の機材転換が終わっていました。転換の必要な時間にも観客を休ませないという構成が素晴らしかったです。

 

LAST ARTISTとしてアナウンスされたのはバンドリの主役バンドPoppin'Partyです。やはり今回のトリはポピパしかいないでしょう、予想通りでした。ただ、フェザーズからの衣装替えが必要な2人はなかなか大変だったことと思います。

 

劇場版バンドリぽっぴんどりーむから、ぽっぴん'どりーむ!

ポピパン!ピパポン!ポピパピパポン!の部分でコールが印象的です。スクリーンにも表示されていましたがなかなか難しくて上手にできませんでした。でも楽しかったからヨシ!!メンバーも全員が楽しそうに演奏している様子が、まさしくポピパらしいなと思いました。

 

1曲目を終えてMC。メンバー紹介から始まって、今回はポピパがトリであること、前回10周年ではトップバッターだったという話が出てきて胸熱でした。愛美さんブシロード響と関わってきた歴史、ミルキィの「エリーを探せオーディション」から縁があって・・・と語り出して、かいつまんでいろいろあってここにいますとまとめたことに笑いました。続けて、伊藤さんが「皆さんもいろいろあってここにいるんですよね?いろんな作品やアーティストとの出会いがあって今日この会場に来てくださっているんですよね」という挨拶をされたことには、まあ本当にいろいろあってここに来た1人のオタクとしてはとても感慨深い気持ちになりました。

 

2曲目はときめきエクスペリエンス!アニメ第1期のOPなのでかなり古い曲ですが、ここで聴けたのが本当に嬉しかったです。というかポピパについては初期にちょっとかじってた程度なので、そんなにわかでも知ってるやつでありがたかったです。この曲はね・・・すごく明るい曲なんですけど、すごく泣けるんですよ・・・・・・

 

歌え!(歌え!)叫べ!(叫べ!)

太陽を呼び覚まして

約束してた場所へ(今すぐ!)

繋げ!(繋げ!)掴め!(掴め!)

終わらない夢をみて

高らかに 健やかに 歌おう

ときめきエクスペリエンス!

 

2番サビの歌詞が、かけ合いの部分もスクリーンに表示されて大合唱になったのも含めて、とても心にくる歌詞で刺さりました。アニメで聴いていた印象以上に文脈が詰まっているように聴こえるというのも、生のライブだからこその唯一無二の力がありました。完全に想定を上回るくらいにガチで泣かされました。

 

ここからノータイムでキズナミュージック♪に繋いだのはこの日1番のベストプレイと言っても過言ではないかもしれません。それはもう大声をあげて泣きました。今これを書きながら曲を聴いてライブ当日を思い出していても泣いてます。

 

 

 

ポピパの事前予告枠がこれだったんですよね。この曲が来ることは確定していたのに、実際に現地でその瞬間に浴びたものは事前に想像していたものより遥かに素晴らしく特別な1曲でした。これが「ライブ」の起こす奇跡です。

 

「毎日が特別だった場所に みんなまた集まってた」「わたしたちがつながってる意味 たぶん偶然じゃない」なんて歌詞が、直前のMCと重なってグッときます。2番の「出会ったときのこと覚えている? あふれ出す思い 響き合う夢」も無理です。

 

いつか思い出に変わったとき

この歌を聴いたなら

どんなことを感じるかな?

愛しくて 優しく 嬉しくて 切なかった

思いすべて 抱きしめ

 

この歌詞から落ちサビにいたる流れが、もうこのライブの全てを物語っていましたね。キズナミュージック♪は本当に良い曲です。ありがとうございました。

 

最後のMC。「実は次の曲が最後なんですけど」で特大のええええぇぇぇぇぇぇ!?!?を受けつつ、「まだ終わりたくないけど、MC中なら何やってもいいんじゃない?」というパワープレイでこの後やらない曲というティアドロップスワンフレーズだけ演奏しはじめるまさかのアドリブが入りました。どこからやりはじめる?という打ち合わせすら即興で笑いました。

 

生バンドだからこそ可能な即興対応ですし、こんな展開を実現させられるポピパの長年の経験値とチームワークに感動しました。「こんなことやっちゃって20周年ライブでポピパ出禁になったりしない?」「そしたらイチから修行し直して会場前でストリートライブやろう」などと語れる肝の据わり方も一流アーティストのそれ。かつてのミルキィホームズが好き放題自由奔放に我々を引っ張ってきてくれた頼もしい姿すら重なって見えました。Poppin'Party、あなたたちがブシロードの柱になってくれ・・・

 

オーラスは、バンドリの始まりの1曲「Yes! BanG_Dream!」でした。1番最後に1番最初の曲を持ってくるのがシンプルに熱いです。ここでまたデッケェ声が出ました。まさかときエクやティアドロより古い曲やってくれるとは思ってませんでした。

 

伊藤さんがキーボードから離れてタンバリンを持ってきたり、ギター大塚さんベース西本さんもそれぞれステージ上を歩き回ったりととても自由な演奏でした。かけ合いやカウントなどもたっぷり詰まった曲で、最後まで声出しOKを存分に活かせる選曲でした。エスバンドリ!というタイトルのコールができるのも素晴らしいですね。

 

ラスサビではハピアラのメンバーも登場して、ペンライトを振って盛り上げてくれました。新旧コンテンツの垣根を越えた交流、これぞブシロードライブだなという最高のステージを見ることができました。

 

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大ボリュームのブシロードライブ、最後は全てのアーティストを代表してこの2組の挨拶でした。ハピアラの西尾さんからは「今日は本当にすごいライブ、お祭りのような盛り上がりで皆さんの声もたくさん聞けて、これがまたどこかであるといいなと思います」というストレートな感想が聞けました。ポピパの挨拶では前日のガールズバンドパーティーにも触れ、「昨日の愛美さんの涙も素敵だったけど、やっぱり愛美さんには笑顔が似合うと思います」と語られたのが胸熱でした。

 

ラストは手拍子による一本締めでした。

お手を拝借、いよ~~~~~~・・・「「「パァン!!!!」」」

という数万人の手拍子の音がピッタリ揃ってドーム全体に響き渡り、その反響が過去に一度も聞いたことがないほど綺麗だったのでとても感動しました。なんなら久しぶりの声出しと同じかそれ以上に感動したと言っても過言ではありません。最後の最後まで観客の一体感をひしひしと感じられる素晴らしいライブでした。

 

メンバーが捌けたあとには、来年5月開催のブシロードロックフェスティバル2023の告知映像が流れ、「声出し開催決定!」の告知に客席が湧きました。声出しのあるライブはやっぱり楽しい、と実感した直後の発表でさらにデカい声が出せたのが本当に最高だったなと思います。

 

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大盛り上がりの余韻のままに会場を出て、短い時間でしたが連番の仲間たちと軽く打ち上げをしてから帰宅しました。現地では足を攣って大変なことになり、帰宅後数日は肩や腕や首をバキバキに痛めて苦労しましたが、そのほかには体調を崩すことなく1週間を過ごせました。本当に楽しい1日でした。ありがとうございました。

 

 

 

 

まとめ

毎度のことながらとんでもないボリュームの怪文書が書き上がってしまいました。配信アーカイブの期間が短かったので記憶の漏れや誤りが一部あるかもしれないことだけはご了承ください。

 

まずはとにかく楽しかった。この一言に尽きます。アーティストも素晴らしい顔触れが揃っていて休憩らしい休憩がほとんどありませんでした。各コンテンツの良さや特色がステージに詰まっていて、長丁場ながら次々と雰囲気が入れ替わるので最後まで飽きることはありませんでした。バンドやDJなど機材の転換が必要な箇所も流れを切らさない構成が見事だったと思います。

 

2~3ユニットにまたがって兼業しているキャストもたくさんいたようで、衣装替えも大変だったかと思われますがその調整も完璧でした。全く雰囲気の異なるユニットで全く違うことやってる人たちは本当にすごいですね。愛美さん西尾夕香さん小泉萌香さんなどが印象的でした。逆に一度の出番だけで強烈な爪跡を残していった人たちもそれはそれですごいと思います。RASのRaychellさん、モニカのAyasaさんmikaさん、Merm4idの平嶋夏海さん、ピキピキの高木美佑さんなどが今も印象に残っています。

 

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客席の雰囲気について。ライブに行った人配信で観た人行ってない人とさまざまな立場から治安がどうだったとかいろいろ言われていますが、私は今回のようなライブも大好きです少々荒っぽい雰囲気だったのは否定しませんし、もう少し大人しめのライブやレギュレーションの異なる現場もそれはそれで良い物としてしっかり楽しめる人間でありますが、少なくともこの日のライブはめちゃくちゃ楽しかったという想い出と、迫力ある音楽やステージパフォーマンスそして客席の熱狂に感動したという感覚は私の中に事実として残り続けます。

 

そもそもの前提として「一体感のあるライブ」というものは、ステージ上の音楽やパフォーマンスがしっかりと観客の目を惹きつけるくらい魅力的なものでなければ成立しません。つまり本当に良い内容のライブだったということの一端を客席の雰囲気が証明しているのです。

 

アリーナ席中央から見て、スタンドとアリーナ周囲のあらゆる方向から一斉に焚かれたUOの光は息を呑むほど綺麗で、他の現場では過去数年ほどんど見たことのないものでした。また、最初に書いた通り極端に視界を遮られる場面もほとんどありませんでした。

 

 

 

久しぶりの声出し有りのライブでした。開演直前までは本当に声が出るのかどうか不安でしたが、始まってしまえば昔とほとんど変わらない声量でコールやかけ合いができてたと思います。「今回は声出しOKです!」って話に聞いたときの気持ちと、実際に現地で声を出した感覚は全く違いましたね。好きな曲や聴きたかった曲が来たときに反射的に咆哮できた(他のオタクの咆哮も楽しく聞けた)のと、「可愛い~!」「かっけぇ~!」「たのしい~~~!!」などの感想を垂れ流しながら連番仲間と盛り上がれたのも良かったです。

 

声出し有りとはいえ「不織布マスクをしっかり着用する」というルールはありましたし遵守しました。若干息苦しいのかなと想像してましたが良くも悪くも長いマスク生活に慣れているのであまり違和感はありませんでした。ただ大声を出し続けているとライブ途中でマスクがビシャビシャになるので、私の場合は隙を見て新品に取り換えるというのを繰り返してこの日1日で5~6枚ほどの予備のマスクを使いました。そうなるだろうと予想して個別包装のマスクを大量に持ち込んだのは正解でした。

 

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ミルキィホームズの再集結について。曲数についてはあと50曲くらい歌ってくれても構わないんですけど、現実的に聴きたかった3曲をしっかり聴けたので私は大満足です。おまけでミルキィアタックまで回収できたのもデカかったですね。そもそも三森さんの体調の都合などもありましたし、4人が元気に揃ってくれただけで感謝しかありません。(今だから言えますが、1週間前のベルド案件でいろいろ聞いてて徳井さんが無事かどうかを直前までガチで心配してました)

 

 

 

ファイナル以降の最初の再集結がここで良かった、と心から思います。ベルーナドームという大舞台であったこともそう、セトリの並びや他アーティストとの兼ね合いを考えてもこれ以上ないほど温かく迎え入れられた場所だったと思います。一方で現行コンテンツを大事にする姿勢も見られ、特にミルキィからロゼリアへのバトンタッチが最高でしたね。かつてはミルキィが務めていたブシロードライブのトリを、気持ちよく空け渡すことができました。ミルキィを初めて見たけど良かったという他作品ファンの声もたくさん聞けて嬉しかったです。

 

15周年アンバサダーに認定され、新規イラストのグッズが制作され、ライブ開催決定と同時にミルキィ出演がしっかりと告知されたことによって充分な準備の上で古今東西のミルキアンも大集結することができました。ルキアンからのフラスタも受け入れてくれましたね。そして声出しも振りコピもOKな客席。ブシロード社とミルキィ関係者には感謝しかありません。これからも手広く儲けてデ・ジ・キャラットともども活動資金を確保していただけると助かります。本当にありがとうございました。

 

 

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もともとのお目当てはもちろんのこと、あまり詳しく知らなかったユニットについてもしっかり楽しめて、そのうちいくつかは機会があれば単独ライブにも行きたくなっています。それとブシロードロックフェスも参加検討に入りました。

 

私にとっては本当に、今回のブシロード15周年記念ライブという場が平成~令和のオタク人生におけるひとつの集大成になりました。その感想文として3万字近いクソデカ怪文書を書き上げてしまいましたが、ここに書ききれなかった感想や想い出もまだまだたくさんありました。あと数日か数週間かは楽しかった想い出に浸りまして、まだこの先も続いてくオタク人生を楽しんで生きていきたいと思います。以上、1人の平凡なオタクの活動報告でした。

 

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