オタクの備忘録

アニメとかライブとかの感想や考察を書いています Twitter垢→@yonepon_pp_idol

プリパラ&プリチャン Winter Live 2019をセトリから振り返る

ヤバすぎたライブ。記憶力は死んだのでこれから掘り起こす。

 

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↑完全燃焼したライブ後のオタク

 

 

M1.キラリスト・ジュエリスト

初手は我らがRun Girls,Run!、安定の現行OP曲から。衣装も初披露。無限に小ジャンプし続けるようなダンスが相変わらずエグい。1曲目からあまりにも強すぎた。そして画面も強い。

 

M2.(昼)Go Up スターダム (夜)ダイヤモンドスマイル

昼公演がちょっと意外な選曲、ランガ単独以外には若干久しぶりの披露だったので嬉しい。ちょうど1年ほど前のアニメJAM2018でもこれを歌っていたのが懐かしくてエモい。

夜公演は替わってダイスマ。ジュエルチャンスでも流れるなど、気づけばプリチャンの代名詞的な楽曲になっていた印象。ライブの始まりを飾るにふさわしい選曲だった。

 

グリフェス以来の幕張イベントホールに立ったランガちゃん、あの日より何倍も立派に成長した姿が胸熱だった。ってライブ当日は無限に言い続けてた。


M3.トンでもSUMMER ADVENTURE

ウインターライブで夏曲をぶっこむという最強の出落ち。好き。メンバーは揃ってたしプリスマス2016等でも前例があったので予想はしてたけど、3曲目に突っ込んでくるのは意外だった。最高。


M4.ハートフル♡ドリーム

メインステージから後方ステージに移って、間髪入れずにマイドリーム登場というのも上手い構成。プリパラ後期、アイドルタイム世代のマイドリームもすっかりおなじみの出演者になりましたね。


M5.(昼)かりすま~とGIRL☆Yeah! (夜)スパイシー♪ホット*ケーキ!!!

ノンシュガーの出番も今回だいぶ早かった。しかもいきなりトロッコ。特に夜公演の高まりがヤバかった。妹分のユニットながら、ライブパフォーマンスは抜群の安定感。

 

M6.(昼)ぷりっとぱ~ふぇくと (夜)TRIal HEART~恋の違反チケット~

俺含む全みれぃ推しが昇天。雨宮春希になった。夜公演はメガネまで追加されて完全にオーバーキルだった。ありがとうございました。水色1色に染まるかと思いきやピンクのサイリウムもちらほら見られたのがプリパラアイドルの皆さん分かり手だった。


M7.(昼)Brand New Dreamer (夜)ぱぴぷぺ☆POLICE!

昼も夜も「今回1番聴きたかったヤツ」のコーナー。ここで真中らぁら神が降臨。そふぃ不在でSoLaMi SMILE揃わずの穴を埋めるならこれしかないという選曲だった。優勝。


M8.(昼)ワン・ツー・スウィーツ (夜)TOKIMEKI ハート・ジュエル♪

プリパララッシュが終わってプリチャンのターン、先陣をきるのは主人公桃山。そうなんだ。まあ間違いないところでした。みらいの歌声を聴くと安心する。


M9.(昼)キラリ覚醒☆リインカーネーション (夜)夢色エナジー

M10.(昼)乙女アテンションプリーズ (夜)SUPER CUTIE SUPER GIRL

みらいの次はりんか。からの2人でキラッツ曲。えも不在でキラッツ曲聴けると思ってなかったので嬉しかった。メインステージと後方ステージに分かれて2人で対面してたのがかなり熱かった。ここで黄色を灯す客席も分かり手。


M11.じゃんけんキラッと!プリ☆チャン

みらいCV林鼓子の出番が増えて嬉しかった。全力で振りコピするのが楽しい。


M12.(昼)嘘つきはTomorrowの始まり (夜)純・アモーレ・愛

ロッコ上から会場全体を支配するひびき様が圧倒的に強かった。


M13.コノウタトマレイヒ

オータムライブ大阪でも聴いた安定の楽曲。一面の緑に染まったパルプスの高原が、幕張のような広い会場によく映える。


M14.君100%人生
M15.Burn! Cosmic Liberty

コスモさんが想定以上に強かった。まさかの新曲まで。レーザー演出が効きまくっててコズミックだった。


M16.Play Sound☆

プリパラとプリチャンのターンを交互に回すのが面白い構成だな、と気づいたのがこの辺り。ステージ両サイドから詰めていく立ち回りが最高にカッコ良かった。


M17.シアワ星かわいい賛歌

茜屋さん、真中らぁらと金森まりあの歌い分けが本当にすごいと思った。トロッコ上からかわいいシールを周囲に飛ばしていたが、射線上のオタクが複数崩れ落ちてたので貫通レーザーだった。


M18.スペース!スパイス!スペクタクル!

昼も夜も後方ステージに近い席だったので、これを近距離で見られたのがとても良かった。前側と後側、どちらから見ても楽しめるステージングだったのがさすがめるめる。


M19.My Secreat heArtbeats
M20.ヒロインズドラマ

続くメルティックスター、それぞれの個性を全面に押し出したソロ曲がやはり強い。歌唱、ダンス、そして表情の作り込みまで両者とも100点満点だった。


M21.アメイジング・キャッスル

M22.シュガーレス×フレンド

ガァルマゲドン3名が三方向に散った位置から始まって後方ステージに集まるのがとても面白かった。安定の1曲。続くノンシュガーもステージを幅いっぱいに広く使っていたのが上手かった。


M23.Believe My DREAM!

かなり印象深い1曲。アイドルタイム世代の主人公ユニットとしての存在感が抜群だった。


M24.(昼)CHANGE! MY WORLD (夜)Get Over Dress-code

昼夜の選曲分けが絶妙な神業、まさにゴッドだった。ドレシは最強。

 

M25.(昼)Miss.プリオネア (夜)メイクマニー・メイクドリーム

今回は出番の少なかったしゅうか様も、しっかり役目を果たしていた印象。ゴージャスな衣装が広い会場によく映える。


M26.リンリン♪がぁらふぁらんど

今回の目玉楽曲・・・いや今回は目玉が多すぎるけど、間違いなくその中の1曲。プリパラからアイドルタイムプリパラまで積み重ねてきたものを象徴するかのような素晴らしい1曲でした。

 

M27.フレンドパスワード

今回のライブで最も気合いの入った演出だった。この1曲のためにライブ全体が構成されていたと言っても過言ではなかった。本編映像の振り返りを挟んでからのデビューライブ・・・2016年サマーライブのガァルルを思い出しました(=曲が始まる前からもう泣いた)。歌そしてダンス、表現力、全てが期待以上の完璧なライブでした。


M28.(昼)寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL (夜)COMETIC SILHOUETTE

オータムライブのときと同じような感想なんですけどやはりメルティックスターは強かった。3人のシルエットを映してから曲に入るのが上手い演出だった。特に夜の部、センターにめるが立ってることに気づいてイントロ前から叫んでしまった。(隣の連番者の方が一瞬早く反応してて負けた...)やはりRun Girls,Run!のリーダー、森嶋優花さんは凄まじい存在感を見せつけてくれましたね。予備のブレードも点灯して紫4本持ちで全力で応援した。気付いたらここだけ4連番全員紫振ってた。


M29.La La Meltic StAr

これも今回かなり聴きたかった曲のひとつ。いや僕もともとミラクルキラッツ推しなんですけど、ここは完全にメルティックにひれ伏した。赤城財閥万歳。


M30.Make it!
M31.Crew-Sing! Friend-Ship♡

幕張イベントホール、会場が一体となって歌うMake it!は感無量でした。ありがとう。続けてフレンドシップツアーのテーマで締めるというのも、2019年のプリティーシリーズを締めくくるにふさわしい選曲でした。各チーム代表の挨拶が揃いも揃って熱かった・・・

 

ショート版も含めたトータル31曲、昼夜で62曲。非常にボリュームがあり息もつかせぬスピーディーな展開が最高のライブでした。キャストの皆さんもそれぞれが最高のパフォーマンスを発揮してた。これがプリティーシリーズのライブだ。

公式ブログとともにランガちゃんの衣装を振り返ってみる。2019年12月版

ランガちゃんの衣装どんなのがあったかな~と思ったので簡単に振り返ってみました。ほぼ自分用。名称は適当に付けたやつなので公式ではありません。情報漏れとか誤りがあるかもしれないので見つけたらツイッターの方で教えてください。引用元にはやまるのブログが多いような気がするのは、多くのイベント直後の月曜担当だからであって推しを贔屓してるわけではありません。

 

1.制服衣装

2017年7月のお披露目のときから着用している始まりの衣装。その後はショーケースイベントやグリフェス、2周年ライブ京都公演などでも着用例あり。WUG新章のキービジュでキャラクター3人が着ているのもこれ。

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2.スライドライド衣装

スライドライドのジャケおよびMVでおなじみ。ライブでの初披露は2018年2月のアニマックスネクステージか?他に6月のデスマイベなど。カケル衣装より披露が早かったというのがちょっと意外なところ。

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3.キラッとスタート衣装

2ndシングル、キラッとスタートの衣装。プリティーシリーズの系譜を継ぐ「カワイイ」を全身に纏う衣装。2018年3月のアニメジャパン内、プリチャン放送直前イベントで着用されたらしい。サークルファイヤーやアイドル横丁、ランガ1周年記念イベントにアニサマけやきひろばなど2018年の夏頃に着用例が多く見られる。

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4.カケル×カケル衣装

アニメWUG新章、最終話のアレ。ユニットカラーのピンクがアクセントになっているためランガちゃんの基本装備とも言える。グリフェスや2周年ライブ東京公演など。

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余談だが、WUGの青山先輩もこれを着たことがあるらしい。衣装自体はあっちゃんが着てるもの。

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5.Go Up スターダム衣装

3rdシングル、Go Up スターダムの衣装。鮮やかなピンクのスカートが眩しい。2018年9月のリリイベが初披露とのこと。プリチャンでは紫藤めるが参戦してようやくランガ3人が揃った時期であり、それを反映して森嶋のタイが紫になってる。

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6.Break the Blue!!衣装

ガーリーエアフォースのOPにふさわしく、ミリタリー要素が取り入れられた衣装。曲名通りに青ベースになってる。初披露は「WUG新章のスタートから約1年経った頃」の2018年10月ですって。え?ランガちゃんBtB!!まで辿り着くの早くない??

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ちょっと休憩

2018年11月にはランガちゃん1stツアーが、12月にはプリティーライブとアニメJAMがあったらしい。この辺りも振り返ると結構熱かった。

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7.アニマックスCF衣装

2019年1月のアニマックスミュージックス大阪。前年のネクステージにて出場権を勝ち取ったランガちゃん、公式のクラウドファンディング企画によって新衣装が作られた。その後もわぐりすらんとかで着てるのでアニマ専用ではないらしい。またの名をオタクの課金コーデ。

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8.ダイヤモンドスマイル衣装

初披露は今年5月頃。現在のブログトップ写真もこれ。スカートの大きなダイヤモンドが目をひく一方、上半身はすっきりとした色味で清楚な印象。2周年ライブでは東京でも京都でも着用してた。2019年のランガと言えばこの衣装。

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9.Share the light衣装

楽曲と衣装ともにライブ初披露は仙台アニメフェス(10月)。直前の名古屋でのイベントにて初披露予定だったとも噂されているが、台風によってイベント自体が中止になったため聖地仙台に持ち越しとなった。アニマックス神戸でも着用。なお、生で見た人の感想は9割がエッッッッッになると言われている。これ女児に見せたらダメなやつ

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10.キラリスト・ジュエリスト衣装

アニマックス神戸や2周年ライブ京都のアンコール衣装などでスカートのみを見せていたが、先日のプリパラ&プリチャンライブ幕張にて完全体を披露。今年の夏に正式に決まった赤・オレンジ・水色の3人のメンバーカラーを全面に押し出した初の衣装である。青じゃなくて水色だよ ジュエリストの名にふさわしく頭には煌めくティアラを装備している。

 

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ちょうど10着ってところでしたね。どの衣装も良いものです。スタイリストさんいつもありがとう。ここに書いた以外にもプリチャン発表時の服とからんがばんのジャージとかプリチャンでの各キャラ衣装とか音泉女子高生の大仏とかいろいろありました。今後もどんな姿が見られるのか楽しみです。

ワグナーとして生きること。2019年12月12日

皆さん初めまして。初めましてじゃない人はいつもお世話になってます。

ワグナーのよねぽんと申します。

改めてワグナーを名乗るというのも少し気恥ずかしい感じがします。

今回のブログは「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019」の12日目の担当記事になります。

例年は読む専で楽しませてもらっていましたが、今年はちょうど枠が空いていたのでお邪魔させていただきました。素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。今年もここまで多種多様な記事が続いていて非常に面白いですね。

adventar.org

 

今回、私には何が書けるのだろうかとすごく悩みました。私のブログでは「ワグナーとして生きること」と題して、WUG界隈を中心としたオタク活動を通しての今までの想い出や私が最近考えていることなど、今書きたいことを書きたいだけ書いていこうと思います。

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このブログを覗いてくれた皆様に感謝。

 

ワグナーとしての始まり

さて、まずは私がなぜこの「12月12日」を選んだのかという話から始めます。これは私がWUGちゃんを初めて生で見たのが、2015年12月12日の幕張メッセWake Up, Girls! Festa.2015 Beyond the Bottom EXTEND」だったからです。もう4年も前の話なんですね、冬の幕張は懐かしいものです。私にとっての記念すべき日にブログを書けることを嬉しく思います。

 

少し当時の話をすると、ちょうどアニメが続劇場版のBtBで一区切りだったじゃないですか。なのでライブも「最初で最後かもなあ・・・」くらいの気持ちで参加したんですよ。今思うとなんだかよく分からないライブでしたけどそこでは赤色を背負うセンターが「まだWake Up, Girls!を終わりたくない!」と涙ながらに叫ぶのを聞いて、まさかあれから4年も経ってまだワグナーやってるとは思いませんでしたね。(なお、この話オフ会とかで30回くらい話してます。)

 

アニメWUGとの出会いは更に少し遡って2015年の夏頃、地元で参加したアニメオタクのカラオケオフ会でWUG楽曲を聴いたのが最初でした。アニメ映像付きのカラオケだったので確か7GWと極スマあたりだったと思います。当時の私はラブライブ(無印)、ミルキィホームズアイカツプリパラ等を通ってアイドルアニメのオタクとして目覚めつつあったのでWUGにも興味を持ちました。そこからアニメ本編を観て号泣して、当時放送していたわぐばんを観て、別の友人から「なんか幕張でライブあって一般販売でチケット買えるらしいぞ」と誘われたのが私のワグナーとしての第一歩でした。

 

今にして思えば、メンバーの声優の名前を1人たりとも知らない状態でアニメWUGを見るというのも結構貴重な体験だったのかなあと考えたりしてます。(現在の推したる田中のみにゃみさんがプリパラやハナヤマタにも出てる人だったというのは、WUG1期を完走してから気づいた。)(ついでに言うと監督の名前も作曲家や作詞家の名前も全然頭に入ってなかったし当時は仙台が東北のどの辺りにあるのかすら曖昧。完全に予備知識ゼロ。)

 

「アイドルアニメのオタク」として

そこから北へ南へ山あり谷あり、時が経って現在の私はと言うとWUGや上記の作品群に加えてラブライブサンシャイン(Aqours)、ナナシスプリチャン等の影響を大きく受けたアイドルアニメ全般のオタクであると自称しています。男性アイドル系作品では主にキンプリアイナナドリフェスなどに触れています。元々アニオタになる以前から趣味で楽器をやっていたので、音楽が物語の中心にあって劇中歌の充実してるアイドルアニメにハマった・・・というのが表向きの理由ですね。全ての作品を100%均等に愛しているとは言いませんが、「み~んな友達!み~んなアイドル!」がオタクとしての私の座右の銘です。ざっくり言えばDDです。

 

ライブ現場に足を運ぶこともそこそこ多いのですが、基本的には在宅型のアニメ特化オタクであると思っています。突き詰めた話をすれば、原則としてアニメのオタクであって声優のオタクではないというスタンスで生きています。自分で言うのも変ですが2019年現在も生きてるワグナーとしてはちょっと珍しいタイプかもしれません。「ワグナーなのにユニットの7人は好きじゃないの?」と聞かれそうですが、もちろんユニットもライブも大好きです。そうでなければ1年で全国12箇所+αを飛び回って追いかけるなんてできません。逆に言えば「アニメのオタクをこれほどまで現場に連れ出したWUGのライブがすごい」ということにもなります。

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最後まで走りきれたことが奇跡。

 

WUGは「特別なアイドルアニメ」ではない

色んなアニメ、ライブに触れる中でひとつの思いが生まれました。それは「WUGは特別なアイドルアニメではない」ということ。作風やコンテンツの方向性が変わってるとかで良くも悪くも何かと特別視されがちなWUGですが、根底に流れるアイドルアニメの文脈はあらゆる作品に繋がってると思うんです。むしろWUGほど王道を行くアイドルアニメはなかなかないんじゃないかとすら思います。(単一ユニット型かつ職業アイドル型で、明確なSF要素もファンタジー要素もないという話。)「WUGはアイドルアニメが苦手な人にも刺さる」という話はよく聞くのですが、私はあえて逆を言います。「特定のアイドルアニメが本気で好きな人なら、どんな界隈からでもいいから一度はWUGに触れてみて」と日頃から言い続けています。

 

WUGに触れて自分の中で変わった事として、「どんな評判のあるアニメでもライブでもできるだけ自分の目で確かめに行きたい」と思うようになりました。これは「WUGというコンテンツの中身をもっと多くの人に触れてもらいたい」という気持ちの裏返しでもあります。そうして色んなアニメを観てライブにも行きましたが、一方で「ワグナーとしての自分」がどこに行っても身体の半分に付いてきている感覚があります。ワグナー的に見るとここがエモい、みたいな。知名度の高い大型コンテンツでもワグナー視点だとだいぶ感想が変わるんですよ。もちろんそれぞれのコンテンツを単体として愛している(そうでなければ安易にファンを名乗らない)んですけれども、それらが自分の中では全て繋がってる感覚があります。今はこれがすごく楽しいです。

 

WUGは「質量が重い」コンテンツである

特別な作品ではない、無数のアイドルアニメコンテンツのひとつにすぎないWUGが、なぜ私をここまで引きつけるのか。これを一言で表現するなら私は「WUGは質量が重いから」と言います。重いというのは暗くて辛い逆境展開が多いとかそういう話ではなく、コンテンツ全体としての中身が詰まっているという意味です。中身とは何か?ハイパーリンクにより2次元3次元を重ね合わせた厚みのある物語と、ユニットの7人、周りで関わる人たち、追いかけるオタク達の熱意・愛・人生が詰まっています。もちろんWUGのルーツである東北、被災地復興への思い、日本全国に広がったHOMEへの郷土愛もこもっているでしょう。命懸けで向き合ってる人間が、全体の比率として明らかに多すぎる。物語の密度が高いんです。

 

ただ、質量というのは見た目だけではなかなか分かりづらいんですよね。野球のボールかと思って持ち上げたら実は鉄球だったみたいな。近づいて、触れてみないと分からない。そして重ければ重いほど高く遠くには飛びにくいという面もある。周りを見ればWUGよりも大きくて、綺麗で、煌びやかなコンテンツは無数にあります。しかし様々なコンテンツそれぞれの深いところを知れば知るほど、やはりWUGの「重さ」だけは群を抜いて唯一無二であると感じざるを得ません。ここで言う重さだけがコンテンツの良し悪しを決めるものではないという前提も踏まえつつ、それでも私はここが好きです。「好き」の前には勝ち負けも優劣も関係ない。だから私はここに生きています。

 

「生きる」って何だろう

重いコンテンツに触れていると、「生きる」とは自分にとってどういうことなんだろうか。そう考えるときがたまにあります。自分で言うのも恥ずかしい話ですが、私は子供の頃から運動はダメ、頭も良くない、人づきあいも苦手という弱い人間でした。最初は現実からの逃避としてアニメを視聴し始めて、今は地方でオタクやりながら表向きは会社員の皮を被ってかろうじて生活してる程度です。そんな自分が「生きる」を実感するのは、やはりアニメを観たりライブに行ったりして感動しているとき、心が動いてるときなんです。

 

かつて我々のリーダーは、ことあるごとに「生きててえらい!」「みんな生きて!」と声を上げてきました。笑って流してた人も多いですが、今の私はその言葉にだいぶ救われてる感覚があります。生きるというのは、ただ仕事してご飯食べて寝て起きて、というだけではないのだと思います。面白いアニメをもっと観たい、熱いライブに行きたい、そういう気持ちが活力になって私を支えてくれています。だからオタクとしてもワグナーとしてもまだまだ頑張って生きていかなきゃいけないなと思っています。「推しがSSAワンマン行ってくれたら死ぬ」というわけにもいかなかったみたいです。

 

WUGの「ハイパーリンク」について

WUGと言えば切っても切れないのが「ハイパーリンク」というシステム。2次元のアニメと3次元のユニット活動が相互にリンクするというこのコンテンツならではの仕組みです。虚実混合とも言われる。自宅でアニメしか観ていなかった私がライブ現場へ連れ出された大きなきっかけでもありますが、特に終盤のWUGにおいてはもうひとつ大事な要素もあるというのが私の持論です。それは「コンテンツの外側にある人や出来事もWUGの物語としてリンクする」という考え方です。「2次元のアニメ」「3次元のユニット」そして「コンテンツ外のもの」の3つが相互に繋がっているのが完成形のハイパーリンクだと思っています。

 

例えば「メンバーが出演した別アニメやラジオをきっかけにWUGを知ってライブに来る人がいる」とか。「イベントで共演した人がWUGちゃん大好きになった」とか。「フェスで同じ日に出てたのがきっかけで他コンテンツとオタク同士が行き来するようになった」とか。もっと大きな括りで言えば、「東北でどこかの復興が進んでニュースになった」とか「オフ会で知り合ったオタクが転職したらしい」とか「今日は別の声優ユニットのライブが盛り上がっている」とかも物語の一部として捉えられるんです。だから今も私は、これを読んでいるあなたも、街ですれ違う誰かも、みんなWUGという物語の中で生きている1人です。私にとっては。

 

他現場にもいるワグナー

ここ数年、WUG以外にも色んなライブに行きました。私の守備範囲で基本的には2次元アイドル作品に準じたライブなのですが、その範囲だとどこに行ってもだいたいワグナーがいるんですよね。「熱狂的なWUG信者でありながら他のコンテンツにも触れている」という人が妙に多いのもワグナーの特徴のひとつだと思います。(メンバー繋がりの有無に関わらず。)もともと他の何かでオタクやってからWUGに辿り着く人が多いとも言われていますね。

 

他現場にいるワグナーの装備品問題もしばしば話題に上がりますが、これも元を辿ればWUGのコンテンツ特性から来るものだと考えてます。コンテンツ外のフィールドもWUGの物語として捉えることができてしまうというもの。とは言え非ワグナーからするとそんな事情はなかなか分かりづらいものなので、これを自覚してバランスを考えていくことが良いオタク活動への一歩だと私は思っています。自戒も込めてここに記しておきます。

 

ランガちゃんのライブで思ったこと

直近の参加イベの話です。先月のRun Girls,Run!2周年京都公演に行ってきました。(詳しい感想は別の記事にて。)私はプリチャンも好きなので半分はプリの魂として行ったんですけど、やはり残り半分はワグナー魂でした。現場で会ったオタクもほとんどワグナー仲間。だってリス勢は横浜行ってたし

 

「ライブ前日にオフ会やろう」とか「夜公演終わったら打ち上げ行こう」とか、物販待機中はオタク仲間と喋る時間になるとか、すっかり当たり前になってしまった行動もワグナー界隈を経験した人以外ではなかなか無いことだなあと改めて思います。特定の個人グループではなく界隈の文化と呼べるレベルで輪が広がっているのがおかしい。言葉で言うと普通っぽいんだけど本当にこのノリはワグナー以外だと全然見ないですね。なんでこうなったのかはなんとなく分かるんだけど理屈ではよく分かってません。

 

アニメのオタクであって声優のオタクではないと自称する私がなぜランガ単独ライブに惹かれるのか、これについても考えたことがあります。理由としてはアニメWUGからスタートしたユニットであることと、今現在はキラッとプリチャンで中核を担っているということ。そしてもうひとつは、ハイパーリンク論で言うところの「WUGの内側と外側の境界」に立っててそこを行き来できるのがランガちゃんなんじゃないかなと思うところです。これらをひっくるめて言うと、ランガちゃんはユニットとしてたくさんの物語を持っている。だからキャラクター名を背負っていないライブにも行きたくなるんです。例えばSHIFTや地下ラビを歌ってもランガちゃん自身の物語が乗っていて、Break the Blue!!やShare the lightを聴いても奥底の方に故郷の風をほんのり感じたりしています。

 

ワグナーオフ会の話

ローカルな話になってしまいますけれども、つい数日前には「新潟ワグナーオフ会」に参加してきました。私の戦友であるとあるワグナーを中心に始まった会で、数年前に開催した初回は3人しかいなかったのですが今ではトータル20名近くが参加しています。今回も9人はいました。

 

幹事の予約名がモリシマだったり卓についたらすぐ草ブレードがたくさん生えてきたりベトナム土産が配られたりなぜかドリカトモチケが飛び交ったりする不思議な会なんですけど、かつての全国ツアーから1年近く経った今でもこうしてワグナーに会えるのは嬉しいですね。地方の小さなオフ会でありながら、やたら黄色が多い以外は推しのバランスも良くて、推しだけではなくアニメが好きな人アイドルが好きな人ライブが好きな人声優ラジオが好きな人、ハロプロ生まれからアイカツ育ちまで様々なオタクがいるというところでワグナーの多様性WUGの世界の広さを実感しています。

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そんな繋がりができたことを形に残したりしました。

 

ライブ円盤、みんな観ようぜという話

普段あまり言ってない話なんですが、私は今でも定期的にWUGのアニメBD(七人のアイドル~新章)を観たり、ライブのBD(主にHOMEツアー123とSSAが多い)を観たりしています。周りの話を聞くと、特にHOMEツアーやSSAの円盤は買ったけどまだ観られていないという人も多いようで、それはそれで良いなあというか、個人的にはそういう話も大好きだったりするんですけども。

 

誰がいつ何を観ようと自由だという大前提を踏まえて、それでも私は「今すぐに」ライブ円盤を観ることを無責任に勧めています。というのも、「今」は「今」しかないんです。同じ映像であっても今観るのと半年後に観るのは意味が違います。映像の中身が同じでも受け手の心や周囲の環境は刻一刻と変化していて、未来はどうなるか誰にも分からない。WUGのライブ映像は今この瞬間に観るのが常に最高に面白いというのが持論(それだけのパワーがあるライブだったことはワグナーなら知っているはず)なので、再生するのをなんとなくためらっている人がいたら、思い切って視聴してみるのを勧めます。だって今観たからと言って半年後に観ちゃいけないなんてことはないんです。過去のライブ映像から「何か」を受け取るのが少しだけ怖いという人も、勇気を出したらきっと画面の向こうのWUGちゃんたちは時間も空間も越えてその気持ちに応えてくれるはずです。

 

ワグナーは生きている

2019年3月8日はSSA、ファイナルライブ想い出のパレード。あの日を越えてからも、特にメンバー7人の名前を含め、広義でのWUG関連のワードをツイッターTLで見かけない日は全くありませんでした。平日も休日も毎日誰かの活躍が聞こえてくる、まさにHIGAWARI PRINCESS。ワグナーの方も、個人差はあるものの、自分の周りでは概ね元気な人がTLのほとんどを占めています。たまにWUGの亡霊だのなんだのって冗談めかして笑い合ったり少しだけ泣いたりヒリついたりすることもありますけど、みんな確かに生きています。ただ生きているだけではなく、心が動いてる。私だけじゃなくてみんながそう感じているんじゃないかな、そうであればいいなと願っています。

 

最後に。私にとっての「ワグナーとして生きる」とは

まだ目覚めない夢が、永遠に続くならば...」なんて一節があります。確かに今もまだ夢の中にいるみたいです。が、一切振り返らず進むなんてことはなく、時おりこうして過去を振り返ることもあります。WUGちゃんから貰った思いを胸にワグナーとして真摯に正直に一生懸命に・・・とは望むものの365日24時間いつも真っ当に生きるなんて私にはできません。仕事に行くのが面倒なときもあります。見逃してるアニメもラジオもたくさんあります。メンバー7人の出演イベントにもあまり行ってません。たまに他にイベントに行ってもほとんどワグナーとしか喋ってません。でもなんというか、決して綺麗なだけじゃない、楽しいだけじゃない、泥に汗にまみれても転んでも前に進むというのもWUGらしくてワグナーらしい生き方なんじゃないかなと思います。

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仙台とWUGが、これからも私のホームです。

 

私がワグナーであること、アイドルアニメが好きな気持ち。これらを忘れるのは当分先になりそうです。一生忘れないとは言いません、いつか上手に忘れると思います。それでも今はまだ、ワグナーとして生きる人生第二章を私なりに精一杯楽しんでいこうと思います。

 

おわり。

 

 

 

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最後まで読んでいただいた皆様ありがとうございました。

WUG関連では他に以下のようなブログも書いてますのでご紹介させてください。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

 

WUG以外ではこんな話も書いてます。よければぜひ。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

京都旅行の想い出2019年11月(ランガちゃん2周年ライブを添えて)

ここんにちわ!٩( 'ω' )و

最近めっきり寒くなってきましたね。僕のところではついに今朝、今年初の降雪を見ました。そんな中、先週末にはRun Girls,Run!2周年記念の追加公演と題した京都でのライブに行ってきました。その旅行記を簡単に書き残しておこうと思います。ライブの中身の話は半分以下ですのであしからず。

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ライブ前日(京都入り)

京都に行くのは(中学の修学旅行を除くと)初めてなんですが、まあ大阪には何度も行ってるので。いつも使ってる金沢からの特急サンダーバードで京都に乗り込みました。せっかく金沢駅で乗り換えるのだからと思って、今回は昼食に「8番らーめん」に寄ってきました。Break the Blue!!がOP主題歌のテレビアニメ・ガーリーエアフォースに登場することでおなじみ。ランガのライブに向かう途中で8番らーめんはちょっと熱い展開。(オタク特有のこじつけ)

[https://twitter.com/yonepon_pp_idol/status/1198070532521873409:embed#翼並べたfighter!! 一筋の想い糧に創り出せる Don’t be afraid新たな記憶撃ち墜として行けshooter!! 悪夢蹴散らし断ち切れ https://t.co/XUuSlSDekj]

 

アニマックス横浜から流れてくるセトリなんかを眺めてると、午後にはあっという間に京都に到着。まず京都は本当に観光客が多いですね。スマホで地図見てる歩行者がすげえ邪魔。今回の宿が二条城の近くだったので、チェックインついでに寄ってみたのですが入口で大行列だったので諦めました。でも門だけでも見られて満足。

 

少し歩いて、「京都国際マンガミュージアム」にも立ち寄りました。基本平成後期のアニメのオタクなので古いマンガとかそういうのは全然詳しくないんですけど普通に面白かったです。建物は昔の小学校を改装したものらしく、なかなか雰囲気がありました。

 

夜はオフ会の約束があったので、宿に荷物を預けて再び京都駅へ。今回はオレンジ担当の森嶋さん凱旋公演ということでUOもドンキで調達。せっかくの観光なので京都タワーにものぼってきました。人が多かった以外、ここでの感想は特に無し。(京都の人ごめんなさい)

 

タワーから降りてきて目の前にヨドバシがあったので、流れるようにプリチャン筐体へ。ライブの予習を兼ねてダイヤモンドスマイル、キラッとスタートなどをプレイしてたらキラチケも出てきて幸先良かったです。あと同じく遠征勢の知人も来て笑いました。あと、ここで交換ボードに刺したフォロチケが翌々日に別の知人に拾われたらしいです。さすがランガちゃんのライブ、プリチャンのオタク集まりすぎて笑う。

 

そうこうしてるうちに時間になり、参加者8名が居酒屋に集まってオフ会スタート。幹事の方は初対面だったのですが、ほか半数は知り合いでした。うち京都勢が3人くらい?だったか。自分含めてなぜか林推し厚木推ししかいなくて、京都なのに森嶋推し不在だったのが面白かった。さすがの西日本遠征というのもあり歴戦の猛者みたいな人が多くて、比較的落ち着いた雰囲気の良いオフ会だったと思います。ランガのオフ会なのに声優アニメ全般の話が多いというか、リステとかCUEとかドリフェスとか色んな話が出て楽しかったです。

 

ライブ当日の朝

なんかもう前日が楽しすぎて何しに京都来たのレベルでしたが、それでもライブ当日は熱くなるものです。物販開始の2時間前くらいに元気よく到着したんですが、なぜかそれほど並んでなくて余裕でした。連番の仲間と喋ってたらあっという間に物販開始。グッズも余裕で買えたのですが、ここでフラスタの数に驚いたことが印象に残ってます。会場があるのは京都市の郊外みたいなところだと聞いてたんですが、近くには普通にファミレスとかコンビニとかあって便利でしたね。ガスト行ったらあとからオタクがどんどん来る感じ、ちょっと懐かしかったです。

 

ランダム缶バッジ3個買って推しのはやまるが出ないといういつものやつでしたが知人と交換で無事入手。あと今回の物販にはないブロマイド(前回のやつ)を持ってきてる闇のブロマ売人と化したオタクがいて面白かったです。

 

開演

僕は今回、昼夜ともに指定席のチケットでした。特に夜公演が過去最強の神席だったんですけど、昼もなかなかの良席で。というか入場したら自然連番とか前後の縦連とかで知り合い10人くらい固まってて爆笑しました。

 

ライブ本編は、まず1曲目のスライドライドで「あっ、これは渋谷のセトリに近いものが来るな」と安心しました。この曲を1曲目に置く構成、大好き。衣装が初期の制服というもの熱かった。

 

2曲目でいきなりスノウ・グライダーはビビりましたね。前回の渋谷からも3ヶ月あいてるので、セトリも読めなくてツアーライブとは違う一発勝負の緊張感みたいなものがとても楽しい。冬の曲から始まって春・秋に流れるというのも面白い演出。

 

ライブ全体の話をすると、夏の渋谷でメンバーカラー3色が発表されてから初の単独フルライブってことでペンライトの使い方もだいぶ変わりましたね。ピンクの入ってないブレードにもまだ使いどころがあるというのは個人的に嬉しいところ。(まあ終盤はずっとピンク振ってましたが。)それと、らんがばん!で教わった振りコピもできて大満足。

 

カケル→SHIFT→地下ラビ。スーパーワグナータイムですね。カケルのときの照明が緑になってるのが泣ける。SHIFTもコール揃いすぎて泣いた。地下ラビに至っては振りコピまで揃いすぎてて泣いた。ラストの横向いて隣の人の肩に手を乗せるやつも4連番で綺麗に合わせられてここは笑った。

 

カバーコーナーを挟んで(ここは昼夜公演ともに感情が爆発したので割愛)、Make it!まさかのi☆Ris7周年ライブの裏でもぶつけてくるとは思いませんでした。それもあって非常にエモかったです。楽しすぎて無限に振りコピしてました。間髪空けずにキラスタプリマドンナは呼吸困難になる。完全に全力疾走。ここをショート版に削って新曲キラリスト・ジュエリスト披露というのは非常に強いですね。キラリストのダンス、無限に小ジャンプし続けるみたいな振りを笑顔で踊り切るランガちゃんがヤバすぎる。この辺りで「あれ?ランガちゃん渋谷より強くなってるな?」と実感し始める。

 

ライブ中盤~後半

ここまで体感20分。でもラストスパートというのが恐ろしい。青春アルゴリズムとダイヤモンドスマイル・・・この組み合わせも好き・・・

 

あっという間に本編終わってアンコール。久しぶりのライブだったんで昼公演は様子見てたんですけど、さすがに夜公演は気合い入れて立ち上がってコールしました。公演前に「立ちたくなったら俺だけでも立とう」って決めてたんですけど、一緒に立ってコールしてくれた連番者には信頼しかないです。4連番誘ったうち1人がランガ単独初めてという京都勢ワグナーだったんですけど、「SHIFTがランガちゃんの歌になってた」という熱い感想が聞けて最高の分かり手でした。僕もそう思います。

 

昼公演のアンコールのとき、次の曲なんだろって考えて「まだShare the light歌ってねえじゃん!」って気づいたんですよね。うっかり青を構えるところでした。いや~~~~この新曲すごく良いですね。アサシンズプライドの世界観にも合ってて、それでいてランガちゃん自身の乗ってるというか。今このブログ書きながらも延々と聴いてます。

 

じゃあこの後はBtB!!かな?って思って青を点灯したら昼公演はnever-ending!!だったので騙されました。他の人も言ってたけどフォーメーションが似てて騙される。しかしここでこの2曲を入れ替えてくるというセトリが熱かったです。

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※画像はイメージです

 

終演、帰宅

昼公演も夜公演も最高でした。(いや嘘、昼公演は音響がダメでした。でも夜公演の開場を30分遅らせてその間に修正してきたのは良かったです。)

 

ライブ後は京都駅まで移動して打ち上げ。知り合いの知り合いみたいな感じでどんどん集まってきて最終的に9人になってましたね。この日は自分含めてだいたいWUGから流れてきた者たちでしたけど、それでも毎回こうやって打ち上げオフ会ができるのは嬉しいですね。最後まで楽しかったです。

 

翌日、僕は早々に帰路についたんですけど観光してから帰った人も多かったようで。そんなTLを眺めながらの帰りの電車もなかなか良いものです。

 

あと自分語りなんですけど、11月25日は僕のランナー歴2周年の記念日でした。

 

 

そんなこんなで2泊3日の楽しい楽しい京都遠征を終え、無事に帰ることができました。お世話になった皆さん本当にありがとうございました。

 

ランガちゃんは再び京都のイベントが続くようですが、僕の次の現場はプリチャンウインターライブの幕張になります。冬の幕張・・・初上陸だった京都と違って、こちらは僕にも懐かしい想い出の地ですね。非常に楽しみです。

2019.11.09 ドリフェス!イリュージョンShow Time DMM VR THEATERに参加してきました

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ドリフェス!で初参加になるイベント現場に行ってきました。めちゃくちゃ楽しくて、これまでに見たことのない素晴らしい経験をたくさんもらいました。遠征から帰宅したので感想を取り急ぎまとめてみたいと思います。

 

なお、できるだけ自分の言葉で語りたいと思うので、別作品の名前が多々出てくることをご了承ください。僕はワグナー(※1)でミルキアン(※2)で、アイカツ!ラブライブ!その他諸々を兼任しており、アニサマで初めてドリフェスを知ったオタクになります。申し訳ないことに武道館当日には不参加だったのですが、その後アニメを観て、楽曲を聴いて、ドリフェス研究室とドリフェス部を観て、ライブ円盤を買って観た程度の新参の感想になります。語彙力低めなので大したネタバレはないと思いますがいちおうご注意ください。

 

※1:声優ユニットWake Up, Girls!のファン。2019年3月のSSAライブをもって解散。ド!の方とワグナーさんが互いのライブにフラスタ出し合ったことなどが話題に。(両者ともその節はありがとうございました。)

 

※2:声優ユニットミルキィホームズのファン。2019年1月の武道館ライブをもって解散。メンバーの徳井青空さんがドリフェスの大ファンとして有名。作品としての聖地は横浜。(奇しくもDMM VRシアターの所在地である。)

 

↑男なので会場ではこんな感じになってたと思います。まあ他にも男性をわずかに見かけましたが。

 

 

イベントに参加するまでの話

先述のアニサマ以降各所でお世話になってる知人で、ドリフェスでは古参(?)の女性Sさんという方がいらっしゃるのですが、今回のVRシアター再演決定が発表されたとき真っ先にお誘いのDMが飛んできまして。個人的には「キャパに限りがある中で、新参の自分が行ってもいいのか...?」という思いもあったのですが、まあファンの方から誘われたなら良いだろうと。そしてチケットが当たるかどうかも分からないので当落に賭けてみようと思いました。

 

抽選の結果、Sさんの申し込んだ分が落選・僕の申し込んだ分が当選というビギナーズラックを発揮してチケ余りも無く2連番での参加が決まりました。土曜の第一公演トラシグ回、第二公演ダブマス回でどちらもハイタッチ付きチケットでした。

 

参加が決まったので全力で行くしかないと決め、アニメを再び観返して、ライブ円盤も繰り返し観て、主な楽曲のコールとペンラ色替えと振り付け等々も覚えていきました。そして通販で念願のドリカペンラとライブTシャツ(どちらも武道館バージョン)を購入しました。できる限りの準備をして当日に臨みます。

 

 

 

イベント当日、開演まで

地方住みなので新幹線で向かうことになるのですが、横浜はかなり慣れた場所なので問題なく会場入りできました。何より、ミルキィのファイナル以降その聖地横浜に行く機会がなかなか無かったもので、それがドリフェスきっかけなのはとても嬉しいことだなと思いました。

 

 

 

朝10時ちょっと前に着きまして、正直言うと女性ばかりの待機列を見てちょっとビビりました(笑)すぐに連番のSさんと合流して、心の準備があまりできてないまま入場。すぐカウンター列に並んでコラボドリンクとフードは購入しました。美味しかったです。

 

 

ペンラは買ったもののドリカは付属の1枚(もったいなくてまだ開封してない)しか持ってないのでSさんから借りることになりました。いちおう純哉くん推しなので1枚目のドリカは純哉で。貸していただく候補のドリカファイルを持ってきてもらったのですが、どのカードも良くてめっちゃ迷いました。選んだのはこちら。↓

 

 

第一公演トラシグ回

 

アレですね、最初は初めてのドリフェス現場によく分からないまま圧倒されたというか、VRシアターも初めてで、でもめちゃめちゃ楽しくて、最後はグッと来て泣いてました。ざっくり言うとそんな感じです。涙腺緩めですみません...

 

VRのライブは期待以上でした。本物がそこに立ってました。ライブ現場は(女性声優ユニットを中心に)そこそこ経験してるのですが、そこで僕がよく注目するのがダンスのフォーメーション。DearDreamも5人組ユニットであることを活かしたフォーメーションの動きが魅力のひとつだと思っていて、その前後左右の移動もはっきり分かるくらい立体的に動きが見えました。VRすげえ。

 

MCのとき、奏や純哉が喋ってる横で千弦がめっちゃ手を振ってましたね。ここで「これ、ライブじゃん!」ってなりました。5人がそれぞれ独立して動いていて、いわゆる「アニメ作品のライブシーン」とは別物のように思いました。

 

歌はワンコーラス中心でしたがスピーディーな展開が楽しかったです。その分バラエティパートでボリュームを持たせるというのも上手い構成だなと思いました。舞台袖から他のメンバーがツッコミ入れたりしてるのも面白かったですが、トラシグ回はとにかく慎が強い。クール系に見せかけて良い声でボケ倒すのズルいでしょ。めっちゃ笑いました。

 

中盤にはKUROFUNE襲来。僕もこの2人超好きです。自分も含めて客席のギアが上がったのを体感しましたね。曲も強いし歌もダンスも超かっこいい。僕が普段行く現場はもう少し騒がしいところが多いので、「勇人!勇人!!」「圭吾ーーーー!!!」っていう歓声を聞いて、それだよそれそれってなってました(笑)KUROFUNE好き。

 

そこまではかなり楽しんでたのですが、終盤のアニメ振り返り映像、アレでかなり気持ち持っていかれました。もちろん僕はつい最近知ったばかりなんですけど、それでもリアルの活動とこれまでの歩みなんかを考えながら見てると、泣かずにはいられなかったですね。おなじみの「イケるっしょ!」のアンコールも入って、最後のエンディング映像には応援メッセージも流れて、あのキービジュで締め。このあたり記憶が曖昧になってますが素晴らしかったです。

 

奏とのVRハイタッチ会

衝撃を受けたまま一度会場を出たのですが、ありがたいことにハイタッチ会も参加できるチケットでした。1時間後に集合する方の番号だったんですが、とりあえず会場前で待つことに。

 

そこで会場前の様子をしばらく眺めていたんですが、仲間同士で喋ったりぬいやドリカで遊んだりしてて、とても和気あいあいとしていましたね。こんなに楽しそうなイベント現場はあまり多くないんじゃないかと思っています。前々から話には聞いていたのですが、やっぱりドリフェスのオタクの皆さんは温かい人が多いんじゃないかなと改めて思いました。あとワグナーと意気投合できた理由も分かりました。今度オフ会とかライブ鑑賞会とかあったら行ってみたいですマジで。

 

 

ハイタッチ会待機に並ぶと、直前まですごく緊張してました。どんな感じになるのか?とか本当に自分でも楽しめるのか?とか考えてました。最初が奏の回でしたが、まず最初に目の前の台に乗って、奏が出てきた瞬間に「近い!」って思いました。まあその、大型モニターと言いますか、当然ながら柵もロープも無い至近距離なのでマジかよってなりましたね。(自分の知ってる感覚で言うとWUGちゃんが客席通路走ってきたときのあの距離でした。)「イケるっしょ!」って言われながらハイタッチして嬉しかったです。待機列でも声が聞こえてて「ハンバーーーーーグ!!」で笑いました。

 

第二公演ダブマス回

ハイタッチ会のあとはお昼ご飯を食べ、再び会場に戻りました。第一公演前よりは落ち着いてましたが、逆にこの時点でもう割と感情が出来上がっててエモくなってました。

 

 

2回目は結構頑張っていろいろ見ました。ライブ中はサイドのモニターに表示されてる演出がさまざまで面白かったですね。バラエティパートは自由度の高い千弦と、それに落ち着いて応えるいつきのバランスの取れたコンビ芸が好きです。

 

1公演のあとに連番のSさんから、2032の前に入る朗読について補足してもらったので、そこも意味が理解できてジーンときました。やっぱり良い曲ですね。

 

あとやっぱりKUROFUNEは強いしアニメ振り返りは泣けるしアンコールは歌とダンスがパワーアップしてる(ように錯覚した)ので最高でした。客席のボルテージも少し違う感じがしてましたね。すごく個人的な話なんですけどDearDream全国行脚のシーンでは自分自身が昨年割といろんなところに行ってたのでその頃を思い出してエモくなったり。そんな感じでした。

 

 

 

あと最後のプレフラの撮影タイムですね。自分はあまり上手く撮れなかったので後からツイッターでいろいろ見てたんですけど、奇跡の面白写真からすごくエモい光景まであって良かったです。これがドリフェスのライブだ!!!

 

 

 

千弦とのハイタッチ会

この時点での感想はですね、まず「来て良かった」これに尽きます。ハイタッチまでの空き時間でお茶飲みながら、連番のSさんとそんな話をしていたと思います(記憶曖昧)。本当に、誘ってくれてありがとうございました。Sさんの他の知人の方とも少し話すこともあったのですが、(自分がWUGから来たことも含めて)皆さん温かく迎えてくれまして。すごく嬉しかったです。

 

千弦とのハイタッチも先ほどと同じく緊張してたのですが、この子は前に立つととにかく小っちゃかったのが印象的でした。(僕がデカいんですかね?)(後で調べたら僕は奏と純哉の間くらいでした)ハピハピハッピーです。

 

 

そんなこんなで、僕の初めてのドリフェス!現場は幕を閉じました。って公演終わったあとにスマホ見たら、僕のツイートが一部結構伸びててビビりました。歓迎していただき本当にありがとうございました。

 

イベントの翌日

DMM公演的には2日目になる日曜ですが、僕は一足先に横浜を離れて上井草に向かいました。初めてのドリフェス聖地巡礼です。着いてすぐアイカツのポスター見つけたり、てっぺんさんどこかなと思って歩いたら既に列ができてたり。

 

目的のKUROFUNE襲来記念ラーメンもいただくことができました。昨日に続いて女性客の列に並ぶのは緊張しましたが、とても美味しかったです。あと店内のサイン色紙とかすごいですね。慎の字がめっちゃ綺麗なのが印象的です。例えば溝口さんは「てっぺん」様へ、慎くんは「ちょうてん」様へという2枚ずつが置いてあるのもドリフェスの五次元ならではだなあと思いました。急に差し込むんですけどDMMの会場で青の痛バ持ってる人を見かけまして、溝口さんって缶バッジになっても男前ですよね、って思いました。顔が良い。

 

シュークリームが超うまいと知人に勧められてるカランドリエさんも見たのですが、同じく行列ができてました。帰りの時間もあったので今回は断念しましたがいつかなんでもない日にリベンジしに行きます。

 

あと大宮から新幹線乗る前に、なんとなく行きたくなったSSAにも寄ってきました。

 WUGちゃんファイナルライブ「想い出のパレード」ブルーレイ好評発売中です。っていうか観たい人には貸します。

 

帰宅

以上で終わりになります。終わってみればあっという間でした。思い返してみても、夢のような時間だったなと思います。DearDream、KUROFUNE、そしてDMMシアターに集まったスタッフと観客の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

Wake Up, Girls!の楽曲、Polarisについての話

Polaris

歌:Wake Up, Girls!

作詞:Wake Up, Girls!

作曲・編曲:田中秀和MONACA

 

ワグナーであれば言わずと知れたWUGの代表曲、WUGの集大成。でもワグナーじゃない層にはあまり知られてないと思われる。音源にして5分8秒のこの楽曲には、無数の物語と、文脈と、想い出と、凄まじい情報量が込められています。そのひとつに「WUGメンバー自身が作詞している」という事があり、作詞にまつわるエピソードがリーディングライブ(朗読劇)の形で披露されておりました。2018年10月6日・7日のファイナルツアー大阪岸和田公演のことです。あれからちょうど1年経った今日この機会に、改めてPolarisという楽曲について振り返ってみようと思います。

 

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↑のちのライブで物販特典として配られた複製台本。脚本は吉岡茉祐。本記事はこの本を参考に書いていきます。

 

独自の解釈になりますが、大きく4つの項目「歌詞とパート割りについて」「アニメ本編での位置づけについて」「振り付けとフォーメーションについて」「各地のライブで歌われてきたことについて」に分けて書いていきます。

 

1.歌詞とパート割りについて

私個人の意見としては、Polarisの持つ情報の約4割を占めるのが歌詞関係の話です。まずは作詞がWUG自身であること、そしてパート分けもメンバー同士が相談して決めたこと。これに尽きます。具体的には、影ナレや舞台の脚本などを書いてきた吉岡さんが、7人の意見をまとめ上げたと言われています。歌詞を練り始めたのは2017年6月「Anisong World Matsuri」にてロサンゼルスに向かう飛行機の中だったという話。アニメWUG新章の放送を約3か月後に控えた時期であります。

 

Polaris北極星を意味するこのタイトルは曲のテーマとして吉岡さん・田中さんの両名から出た案であり、これを元に7人が各フレーズを考えたとのこと。「1年を通して北の空に光り続ける道標」であり、近くには北斗七星もあるという。星空や星座、転じてライブ会場のサイリウムもイメージされているとのこと。「星座は誰が見つけて、誰が繋げたんだろう?」などと言われるように、人と人との繋がりもテーマに入っています。

 

こういったキラキラしたイメージを持ちながら、実際の歌詞、1番Aメロからサビ前辺りまではWUGの出自にも触れるかなり重い言葉も入ってきます。特に重要なのは永野さん・奥野さんの担当パートでしょうか。「君と見た景色さえ黒く塗りつぶされて」「楽しいも嬉しいも波が飲みこむの」この2人が東北地方出身であるということを知っているだけで聴こえ方がかなり違ってきます。「不安とかイライラが闇を作り出す」を歌う山下さんは、過去を振り返ったときに辛かったこと、不安を抱えていた時期、そういったものをどうしても思い出してしまうという面も語られていました。これは意外だと思った人も多いことでしょう。一方、明るい歌詞を担当しているメンバーには田中さん・高木さんがいます。「信じた数だけ大きくなる 繋がればひとつの絵になる」「確かめるように鳴らすファンファーレ」など。この2人の明るい声で前向きに引っ張っていってほしいという思いも込められているとか。

 

2.アニメ本編での位置づけについて

アニメWake Up, Girls!作品内では「新章」の最終話にて披露されています。アニメとしてはシリーズ最終作となった新章の一番最後、クライマックスを締めくくる楽曲になっています。劇中での作曲は早坂相、そして作詞は現実と同じくWake Up, Girls!です。

 

劇場版七人のアイドルから始まって、テレビシリーズ1期、続劇場版、そして新章と続いてきた本作。楽曲とライブシーンで言えば、デビューライブ勾当台公園でのタチアガレ!から始まり、アイドルの祭典I-1アリーナにおける7 Girls WarBeyond the Bottomを経て、全国ツアー千秋楽仙台公演でのPolarisに到達します。例に挙げたこの4曲に限って見ても、作詞作曲者がTwinkle→早坂相→サファイア麗子と移ってきて、最後のPolarisはWUGが作詞です。正に成長の軌跡。形を変え脈々と受け継がれてきた魂が楽曲に宿っているのです。雪降りの仙台で歌われたタチアガレから、再び雪の降る屋外ステージに帰ってきたというのも注目すべきところ。

 

劇中ではWUGだけでなく全国各地のアイドルも揃ってこの曲を歌っています。日本全国を繋ぐのも「星座」というテーマのもとに通じています。リアルではアニサマで差し込まれたメッセージ映像がこれに近いか。これほどまでに「WUG色が強い」楽曲でありながら、外にひろがる道も持っているのがPolarisの面白いところです。

 

3.振り付けとフォーメーションについて

振り付け担当は永野さん。地下鉄ラビリンスやTUNAGOなどの振りを作ってきた彼女にとっても集大成と言える楽曲です。過去の楽曲に影響を受けた振り付けもところどころに見られます。

 

歌い出しのフォーメーションが作る北斗七星は、この星座が北極星を見つける目印になることから、ステージから客席の方向を指し示す→WUGにとっての道標たるPolarisがワグナーであるというメッセージが込められています。歌う前から既に物語があるという凄まじい構成。

 

メンバー同士が向き合う箇所も多いのですが、特に2番サビの後に全員が一度輪になるところ。曲中でここだけは完全に閉じた輪をつくり、「7人だけの世界」になっています。常にファンサービスを忘れない彼女たちがこの瞬間だけはメンバーだけを見たい気持ち、この構成に泣けます。

 

4.各地のライブで歌われてきたことについて

2018年から2019年のファイナルライブにかけて、ほぼ毎回と言っていい密度でPolarisが繰り返し歌われてきました。それ自体による物語もこの曲に乗っています。

 

強い想いの込められた楽曲ですが、ライブ初披露までには少し時間がありました。

アニメ本編の最終話が2018年1月放送、そしてPolarisのライブ披露は4月1日のWUG5周年記念ライブでした。17年12月のWUGフェス、クリスマスのアニメJAM、2月のわぐりす(ここでスキノスキルを先に披露している)などいくつかのライブがあったものの、Polarisは5周年ライブまで温存していました。最初は仙台で披露したかったという強い想いが感じられます。

 

その次は5月のグリフェス。ここではRun Girls, Run!の3人も合わせた10人での歌唱がありました。(そして、結果的にこの10人での歌唱はこれが最後になるという。)6月の舞台でも、Polarisが「2018年現在のWUGを象徴する」という大きな意味を持ちました。

 

解散発表を経て迎えた7月のファイナルツアーパート1。最初の市原公演にて「まゆしぃソロでブレードを赤くする」人がいるのを見たワグナー達が、2箇所目の座間公演で赤変えを増やした結果それがまゆしぃの目に止まり、3箇所目の大宮公演にて完成するという流れがありました。続くアニサマにもこのブレード技が持ち込まれ、「白から赤に変えた人だけがワグナーだと分かる」という熱いメッセージになりました。一方11月のアニマックスでは会場全体が赤く染まるという更なる展開も。

 

10月に始まったファイナルツアーパート2、岸和田公演ではリーディングライブにてPolaris製作秘話を披露。またこの時はヘッドセット歌唱・両手振りが見られる貴重な機会となりました。12月の盛岡公演では再びこの曲を東北へ。横須賀公演とアニメJAMでは、アニメと同じクリスマスに歌うことを1年越しに達成。ファイナルツアーパート3、各地の公演を進める中で「肩組み」が仕上がっていったのも忘れられないでしょう。最初は一部のワグナーだけだったのが、最後には会場のほとんどが繋がるまでになりました。

 

セトリをWUG自身が組んでいたという終盤において、年間を通してPolarisが最多披露楽曲になったのもこの曲に込められた想いの強さを物語っているでしょう。

 

まとめ

まだまだ書ききれないことがたくさんありますが、とにかく「Polarisはスゴい」ということを改めて認識すべきでしょう。広い世界を見渡してもこんなに情報量の多い楽曲もなかなかないと思います。特に初めてこの曲を聴くという人には、上記のような裏話もしっかり伝えていきたいですね。

2次元作品系ライブイベントのタイプ分けの話。あなたはどんなライブが好きですか?

アイドルアニメのライブ、2次元音楽作品系のライブなど・・・いろんな呼び方がありますが、昨今は「声優さんがキャラクター名を名乗って歌うライブイベント」が大小様々な会場で無数に開催されている時代であります。(このブログを書いてる今日は在宅なんですけど)私もそこそこのDDなオタクなのでいろんなライブやライブビューイングに行ったり映像を見たりして楽しんでいます。その中で独自のカテゴリ分類みたいなものが頭の中に浮かんできました。それを簡単な表にしてみたものが、数日前にポロッとツイートしたこちらの画像です。↓

 

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雑すぎるだろとかそういうツッコミは無しで。

 

注意:こちらはあくまでも独自に作成した一例です。「このコンテンツはそのタイプじゃない」とか「俺の好きな○○が入ってねえぞ」とかそういう話は一旦置いといてください。バンドリやミルキィはアイドルじゃないとかナナシスはアニメじゃないとか、2次元じゃなくて2.5次元だとか五次元だとかそういう話も保留で。また、これ以降の考察は独断と偏見および情報不足の箇所も多く入ってるのを前提として書いていきます。ご了承ください。

 

上の表には男性向け女性向けを混ぜて、例として自分が思いつく限りを挙げたのですがこういった視点で並べるとまた違った面白さが見えてくるよねという話をしたいのです。この表を元に、それぞれ特徴を持った3つのタイプについて考察していきます。

 

タイプA:単ユニット型

文字通り、単一のユニットがライブするタイプ。グループ名を冠した単独ライブですね。例としては私の好きなミルキィホームズWake Up, Girls!(なんでどちらも一区切りついたユニットなのか)を挙げます。最大手としてイメージしやすいのはラブライブシリーズのμ'sやAqours。これらのユニットは(i☆RisTrySail等の)キャラ名を背負わない純粋な声優ユニットと比較されることも多いと感じていますが、私としては良い意味で全くの別物だと捉えています。どちらも違った強みを持っていて面白いと思っていますが、どちらかと言えば専門外なのでここでの考察は割愛します。

 

派生として「主役ユニットを軸としてライバルユニットや後輩ユニットも出てくるライブ」がありますが、これもこのタイプに入るとしています。(AqoursSaint Snow、DearDreamとKUROFUNE、ミルキィとフェザーズなど)

 

このタイプのライブには、共通する特徴として以下のようなものがあると思います。

長所ライブ全体に渡って主要メンバー全員がステージに立ち続けるため、1人当たりの出番が長く満足度が高い。多くの楽曲をひとつのユニットが歌い分けるため様々な表情やフォーメーションが見られる。比較的少数のキャストでもライブ開催できるため、開催頻度を上げたり地方公演をやりやすい。(→開催頻度が上がればキャストやオタクの練度も向上する。)

短所:キャストの負担が大きく、連続で歌ったり踊ったりする体力が要求される。対してMCや水飲み休憩を挟むと流れが切れることもあるのが難しい。衣装替え等で舞台裏に下がると演者不在で間が空いてしまう。

 

後述の2タイプと比較すると、やはり「推しを見られる時間が長い」のが最大の強みだと思いますね。この基準で見ればコスパ最強と言えます。長く見られる分、ユニットに対する思い入れも深くなるという効果も。個人的には、短所である「衣装替えで間が空くこと」をどう補っているかがこのタイプの見どころのひとつだと思っています。幕間映像や影ナレを工夫しているとか、部分的にゲストやライバルを呼んで時間を作るとか、そもそも衣装替えを少なくするとか。このタイプのみに限っても本当に多種多様な構成のライブがあります。時期によって違うところもありますし。

 

タイプB:複数ユニット型

複数のユニットが入れ替わりで出てくるライブ。野球で例えるとタイプAは先発が完投する試合なのに対してタイプBは継投で勝つ試合って感じ。2組~4組程度が少ユニット、5組以上が多ユニットかなと思いますがこの境界は曖昧です。

 

長所:単純にたくさんの出演者を見られるという点でコスパが良い。ステージに立つ人が頻繁にバトンタッチするため、キャストの体力に比較的余裕があり力強いパフォーマンスが見られる。各ユニットの色や得意分野に特化した楽曲を展開できる。ユニット間のバトル・対バン的な側面で特有の盛り上がりがある。

短所:特にユニット数が多い場合、ひと組当たりの出番が短いため特定のキャラやキャスト目当てで行く人はやや物足りないこともある。ユニット間の繋ぎが難しく、ブツ切り感が残る場合もある。サイリウムの色替えが多いため慣れないと大変。ライブ全体のボリュームが大きく客側の体力消耗が激しい。出演者が多いとライブ開催頻度が下がりがち。

 

実際のところ、単ユニット型のライブとはだいぶ雰囲気が異なるというのが私の感想です。少ユニットの例としてアイドリッシュセブンのナンバリングライブは1stが3組・2ndが4組構成でしたが、ひと組当たりの曲数も結構あり全体のボリューム感も大きいというバランスの取れた布陣だと思いました。特殊な例ではありますがライブレボルトも2人組×4ユニットとしてここに分類されるか。

 

一方、プリパラやナナシスといった多ユニット型では5組~8組以上という大ボリュームで、アニソンフェスさながらのお祭り感もあり各ユニットに特化した様々な音楽を楽しめます。アニサマとかアニマックスミュージックスに近い感覚。 

 

ひと組当たりの出番の短さを補うために楽曲がギュッと詰め込まれたハイスピードな展開で密度の高いライブにしているところが多い印象で、これが最大の魅力です。言わばジェットコースター型。その分こちらもめちゃくちゃ疲れるのですが、終演後の疲労感すら気持ち良いのが強いライブの楽しいところだと思っています。

 

Aqoursシャロン・アゼリア・ギルキスのようにユニット内ユニットを持っている場合、単ユニット型から部分的に複数ユニット型に近い挙動を見られることもあります。逆に複数ユニット型のライブで全ユニットが一斉に歌うことも当然あります。

 

タイプC:ソロ・個人重視型

ユニットよりもキャラ・キャスト個人が重視されているタイプ。ユニット曲も入れながらソロ曲多めというパターン。出演者の発表もユニット名ではなく個人名の羅列である印象です。(外部のフェスに出るときも個人名が列記されることが多い。)更に細かく分けると「単ユニットベースのソロ重視」「多ユニットベースのソロ重視」「ユニット概念のない完全ソロ型」等と言えるか。

 

長所:多ユニット型よりも更に入れ替わりが激しく、キャラの個性の塊みたいな楽曲がバンバン聴ける。特に出演者が多い大型コンテンツにおいて、ユニット全員が揃わなくてもライブ開催しやすい利点がある。ユニット名義に縛られにくく意外な組み合わせでの歌唱も聴けたりする。推しや担当アイドルのソロステージには特有の感動がある。

短所:ユニットならではのフォーメーションダンスやかけ合い歌唱などが少ない。特定のキャストが不在でもライブが開催されるためやや寂しいときもあり、チーム感に欠ける場合も。人数が多いとMCが長くなりがち。

 

代表的なところだと業界最大手のひとつアイマス系列がこのタイプっていう印象ですね。そもそも全員揃うのを前提としていないところに強さと面白さを感じます。その分レアなユニット曲がオリジナルメンバーで来たときなんかはテンション爆上げですね。

 

現時点でプリチャンはプリパラよりもソロの比重が大きいと感じていますが、逆にアイカツは無印・スターズと比べてフレンズでは2人組を重視しているという。作品のテーマや方向性によってライブが変わるのも面白いところです。

 

まとめ

お読みいただきありがとうございます。いかがだったでしょうか。こういった視点でライブを考察している人をあまり見かけない印象だったので、頭の中にある考えのひとつを整理してブログに展開してみました。きっかけは、タイプAの主現場から新しくタイプB・Cに来た友人がライブに参加して衝撃を受けたという話を数件聞いたことからでした。複数のライブに触れることでそれぞれの良さが見えてくるというのが持論でありまして、私もオタクとしてはまだまだ知識不足・経験不足・修行中の身なのですがここに今の考えを置いておきます。

 

最初に挙げた表もごく一部の例ですので、他にもこういうコンテンツがあるよとか、今イチ押しの作品はコレ!とか、あとやっぱタイプ分類違ってるでしょとか、ツイッターの方でいろいろ教えてもらえたらいいなあと無責任に言っておきます。(布教されたものを全部履修できる自信はないと断っておきます。)

 

最後に、大好きなある作品から教わった私の座右の銘を書いて締めさせていただきます。

「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」