オタクの備忘録

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Tokyo 7th シスターズ 6+7+8thライブ「Along the way」DAY3参加感想

2022年の私のライブ納め。最強のライブがここにありました。

 

Tokyo 7th シスターズ 6+7+8th Anniversary Live Along the way」

12月18日(日)開催のDAY3ぴあアリーナMMに行って参りました。

 

ナナシスにおいて久しぶりのナンバリングライブ。先月の幕張メッセで開催されたDAY1にも現地参加しました。こちらももちろん良いライブだったのですが、特にDAY3には圧倒的な重さと熱さがありました。心身の限界を超えるほど楽しくて大暴れしましたし、これ以上ないほどに感動してひたすら大号泣しました。このライブで受け取った巨大感情を吐き出さなければ年を越すことができません。というわけで感想文を書いていきます。トータルで1万8千字くらいになりました。

 

 

 

これまでのナナシスと私

今回のライブには6+7+8thなんて妙なタイトルが付いてますが、これはコロナ禍の影響でライブの延期・中止が何度も続いたからですね。いろいろありましたがようやくここまで戻ってこられました。

 

まずは少し昔の話をしましょう。私が最初にナナシスに出会ったのは2016年...ちょうどSEVENTH HAVENがリリースされた直後くらいで、そこから2ndライブのライブビューイングに参加→翌年3rdライブで現地3公演全通という流れを経てナナシスの沼に腰まで浸かった「支配人」になりました。リアルのライブにおいては4U単独1st、メモリアル武道館、4th幕張、5th幕張と主要なところを通ってきて、ゲームについてはライト勢ですがエピソード1.0から始まって0.7~6.0までとその先の2053世代までストーリー本編をひと通り辿ってきています。

 

時は進んで、アニメ版ナナシスの劇場公開が2021年の2月ですね。奇しくもぴあアリーナすぐそばの横浜ブルク13で観た想い出があります。当時の感想文なんかも書き残してありますが、これはもう本当に深く心に刻まれる名作でした。ブルーレイも購入して何度も観返しているくらい大好きです。

 

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

一方この頃、エピソード6.0が完結した辺りを境にナナシス界隈は少し雰囲気が変わってきました。私自身もこの前後でリアルの生活環境が変わったりもしていて、その影響でナナシスを追ってきた最前線からは一度離れることになります。7月のナナスタライブinぴあアリーナMMには友人に誘われた2日目だけ参加して、以降1年間に参加した現場はありませんでした。(まあイベ被りで別現場行ってたりもしたんですが)

 

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そして、やってきました2022年11月の幕張。ひと月前のこととは思えないくらいの懐かしさを感じる想い出ですが、まぁ~~~熱いライブでしたね。まさかの公演時間4時間半オーバーという地獄のような大ボリュームでこれがナナシスのライブだというのをひしひしと感じました。思い返せば3rdの時も5thの時も心身の限界を突破してきたのはいつもナナシスの現場でした。

 

 

1曲目の僕らは青空になるの時点であまりにも良すぎて号泣してたこととAsterlineがエピソード2053で見た通りの3人で良かったこととCi+LUSの映像出演が思ったより濃くて良かったことと...くらいであとは楽しすぎて記憶が途切れてしまってますが、良いライブでした。カヅミ、ジェダ、エイのソロ3連発も良かったですね。特に私はAqoursの界隈でも伊波杏樹さんを追ってきてたので、注目のジェダ・ダイヤモンド生歌唱Striking Diamond期待を上回る圧倒的な歌唱力を見せつけてくれたことには心の底から感動しました。あの幕張の展示場ですら壁や天井がビリビリと震えるかのような迫力がありました。

 

かくしてナナシスの記憶を取り戻しつつある私こと1人の支配人は、幕張行く直前に読んだエピソード2053をもう一度復習したり過去のライブを観なおしたりしながら準備を整えてDAY3を待っていました。振り返り終わり。

 

全体的な感想

DAY3、まずはセットリストが圧巻の構成でした。先月のDAY1・DAY2でやり残したところをうまく回収するような選曲でしたが、今回はナナシスの中でも特に好きな楽曲・強力なアンセムがこれでもかとぶち込まれて凄まじい満足度でした。2022年現在におけるベストオブナナシスとも呼べる最強セトリがDAY3にて完成しました。ナナシス的には当たり前にやっていますが1公演で43曲、しかもほぼフルコーラスで歌ってるのは普通に考えて異常な量だと思います。

 

そもそもメンツがヤバいです。まずは777☆SISTERS12人がDAY3にして遂に全員集結、そしてセブンスシスターズがなんと4年ぶりのライブ出演でした。そのセブンスに続く新世代のトップアーティストとしてStella MiNEも圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。ナナスタからはWN4・NiCORA・SiTH・サンボンリボンの各ユニットもそれぞれに見せ場がありましたし、Le☆S☆CaSEASON OF LOVEコドモ連合)の存在も大きかったです。ライバルとしては常連のKARAKURI4Uも安定の大活躍。最後に...ナナシスにおける最強最悪の敵であるAXiSも、ライブ初披露にして凄まじい爪跡を残していきました。こうして見るとナナシスメインストーリー根幹に関わるメンバーが新旧ほぼ全員揃ったように思います。これらのユニットが休む間もなく次々に登場して、本当に濃密なライブになりました。あまりにも良すぎてあっという間に感じましたが、結局今回もおおよそ4時間半くらいの公演時間でしたね。

 

強力な楽曲群の持つエネルギーをさらに高めてくれたのが、今回のためにバキバキにチューンアップされたライブ専用音源と音響、そして大型スクリーンによる映像に照明演出とレーザーに火炎や爆発などの特効でした。特にライブ音源に関しては明らかにCDやゲームの音源とは異なる大幅なアレンジも加えられていて、生演奏ではないものの生バンドに匹敵するほどの音圧や重低音の響きを全身で感じることができました。擬似的な生バンド方式と呼んでもいいでしょうか、音楽表現に対するこだわりを限界まで追及するスタイルには、5thライブまでと変わらないナナシスの魂が詰め込まれていました。

 

音楽と同時に流される歓声のSEも、結構な爆音でしたが今回はかなり自然な仕上がりになっていて良かったと思います。「やっぱり歓声があってこそ、観客がいてこそのライブだ」というところに理想を置く制作陣の熱い意志が感じられますし、その調整にはナナスタライブ等で培ってきた技術の蓄積もあるように見られました。擬似的な歓声に紛れてリアルに客席から絶叫が漏れてる場面もいくつかありましたが、そんな歓声以上に全力で跳んで頭振って暴れ倒す観客がスタンドにもアリーナにもたくさん見られて、凄まじい熱狂を楽しむことができました。まさに「熱く狂う」と書いて熱狂そのものでした。振りコピやクラップがぴったりと揃うような場面も見事でしたね。

 

もちろん音楽と歓声SEの爆音にも押し負けないほど、各出演者の歌声もパワフルかつ繊細な表現力に溢れていて素晴らしかったです。激しいダンスやパフォーマンスを伴いながらも被せを使わないほぼ100%の生歌で、生のライブならではの若干の揺らぎのある歌声や息遣いを存分に味わうことができました。Tokyo-7thの世界に生きるトップアイドル・トップアーティストたちの実力や魅力がいかんなく発揮され表現されていました。そして、それぞれの演者の影にキャラクターの姿がしっかり見えるライブだったのでそれだけで100点満点です。世界観の表現という部分ではナナシス時空の2031・2034・2043・2053という年代を飛び越えながらのライブにあたって、今回はその合図となるカウント音の演出も合間合間で挟まっていて非常に味わい深かったです。

 

会場について

ぴあアリーナMM。前にナナシスで来たときは4Uが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいく回だったので「I'm back.」と言っておきましょうか。私は市内在住なので普通に地元です。

 

2020年に開かれた比較的新しい会場で全体的に設備も綺麗ですね。駅近でアクセスも良好ですが周辺は普通に商業施設の多いエリアで広場や待機スペースが少ないことが難点でしょうか。前回が幕張メッセの展示場の方(席はほぼ最後列)という、いろいろと頑張りまっせな会場だったのでステージの見やすさと音響面の条件は圧倒的に今回の方が上でした。但しスタンド席の1列目が立ち禁跳び禁だったとの話でその点だけはナナシスに向かない会場ですね。そんなの有りーな??

 

 

私は3階スタンド中段、かつステージ正面方向ほぼドセンだったのでかなり良い条件でライブを楽しめました。メインステージもセンターステージもトロッコも見やすく、スクリーン映像やレーザー演出、アリーナ席の様子も含めてバランスよく綺麗に見られました。客席は周囲もしっかり埋まってましたが、意外とスペースが広く取れたので隣の人にぶつかることもなく比較的自由に動いたり跳んだりできました。というのも両隣の人が椅子から離れた前寄りに立ってて自分が後ろ気味に構えるという無言の調整がうまいことハマりました。あと席の前に手すりとドリンクホルダー付いてるのが地味に嬉しい会場です。

 

あとDAY1幕張のときと共通の感想ですが、会場前での物販エリアや写真撮影コーナー・キャラクターパネル展示・ゲームチャレンジコーナーなどのライブ外イベントにも結構気合い入れてる印象でしたね。さすがに幕張メッセとぴあアリーナ前では広さと充実度が違いましたが、今回もなかなかのお祭り気分を楽しめました。

 

ライブ自体は単番でのソロ参戦でしたが、別現場で知り合った支配人の方々と開演前や終演後にお会いできてナナシスに関する深めの話ができたのですごく楽しかったです。ナナシスが好きなオタクは結構あちこちにいるのですが、リアルで会ってゲームやアニメの深い話を語る機会にはなかなか恵まれなかったので。短い時間でしたが打ち上げでもライブの感想をだいぶ整理できました。(打ち上げが短いというより公演時間が長い。だから終電が早すぎるという嬉しい悲鳴。)

 

 

開演~ライブ冒頭

ここからはセトリ順にライブを振り返っていきます。早々に入場した会場内では2053ラジオの宣伝映像などが流れていましたが、その合間にBGMとして謎の洋楽も流れていたことに昔のナナシスっぽさを感じました。開演直前にはセブンスから羽生田ミト(CV渕上舞さん)による注意事項のアナウンスが入って高まりました。

 

開演を知らせるオープニング映像と音楽。この時点でもう音質と音圧が強いのが最高です。キャラ紹介も兼ねた映像ですがコドモ連合→SOLはビジュアルの切り替えも挟んだのが嬉しいところ。逆にセブンスは紹介していてAXiSは出さない辺りもよく分かってるなと唸りました。

 

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注意事項アナウンス:羽生田ミト

開演:オープニング映像

777☆SISTERS※スース不在

01. H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!

02. スタートライン

03. Departures -あしたの歌-

MC

04. Snow in "I love you"

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開幕3曲、これだけで大号泣でした。ハジマリウタから始まるのは原点回帰ですしスタートラインに繋がるのも見事。そして

Departures -あしたの歌-

は私が絶対に聴きたかった大好きな曲のひとつでした。完璧な滑り出しです。

 

下手くそで転んだ日々

それでもね「好き」を選んだ

そんな自分を今日も

明日も越えたい

 

見つけたい

本当になりたい自分を

一歩ずつだって進むから

隠れないでね

必ずその笑顔迎えに行くよ

 

この辺りの歌詞が全部ぶっ刺さるんですよね......ナナシスが根幹のテーマに掲げてきた、

"君は何がしたい?"

"アイドルはアイドルじゃなくてもいい"

"誰かの背中を押すために"

といったメッセージの全てがこの歌に詰まってるように思います。

 

3曲続けてフルで歌ってMC。これが平然とこなすキャスト陣のスタミナもなかなかのものだと思いますね。今回のライブ全体を通して、MCやメンバーの自己紹介では「キャラクターとして喋る部分」と「キャスト自身として喋る部分」の両方があって、これも良いバランスだったなと思いますね。基本的にはキャラを大事にしてくれるのが嬉しいんですが、キャスト自身の等身大の個性やキャラとのギャップだったり、作品やライブに懸ける熱い気持ちが見え隠れするのもナナシスらしくて私は大好きです。

 

4曲目はSnow in "I love you"。たぶん来るだろうなと予想して待ってました、冬ですし。やっぱり777☆Sらしい良い曲だなと思いますね。トロッコで客席も回ってくれて良かったです。

 

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セブンスシスターズ

05. SEVENTH HAVEN

06. PUNCH'D RANKER ※ショート

07. FALLING DOWN ※ショート

MC

08. Sparkle☆Time!!

09. Shooting Sky

【Stella MiNE】

10. Be Your Light

11. You & I =

MC

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時間軸移動のカウント演出を挟んで、流れてきたSEVENTH HAVENのイントロにはさすがに声が出ました。というか明らかにSEではない絶叫が四方八方からめちゃくちゃ聞こえてきて笑いました。4年ぶりのセブンスシスターズ集結、そしてナナシスの代名詞でもある最強アンセムをこんな序盤でぶち込んでくるというなんとも贅沢な構成です。歌い出しサビ終わりの爆破特効も完璧なタイミングでした。

 

君と僕らで ぶつかっていく音が

Ah(Ah)Ah(Ah) 現在(いま)をを砕く

求めるだけじゃ 辿り着けないの

Ah(Ah)Ah(Ah)僕らのHavenに

 

かつての常識を突破した伝説の1曲の威力は何年経っても衰えることはなく。歌唱、音楽、ダンス、演出。全てが研ぎ澄まされた覇者のライブパフォーマンスを全身で浴びることができました。続くPUNCH'D RANKERFALLING DOWNもメドレーのような繋ぎで息つく間もなく引き込まれました。ブレード投げ捨てて拳を突き上げようかと思うくらいに暴れましたし頭も振りました。

 

個性の強い6人全員が安定したハイパフォーマンスを繰り出すレジェンドユニットですが、その中でもやはり七咲ニコルCV水瀬いのりさんの歌声がほんの少しだけ突き抜けて聞こえてくるのが奇跡のようなバランスに思いました。歌の中でも彼女の声は常に安定していて、無理に張ってる感じもなく余裕すら感じられる美しい歌唱でした。

 

 

MCにおいてもキャラ・キャストの両面で魅力的なトークを聞けました。セリフをうっかり噛んでしまった羽生田ミトCV渕上舞さん、ミトとしては珍しい笑顔も見せつついつもの「渕上舞だよ~」も聞けて最高でした。無事にご出演できて本当に良かったです。ルイ王子は今回も完璧にルイ王子でスーパーイケメンルックスでした。

 

Sparkle☆Time!!と初披露のShooting Skyはトロッコで。だいぶ近いところで見られましたし、クラップも揃ってかなり盛り上がりましたね。

 

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会場の熱気そのままにセンターステージに現れたStella MiNE。ライブ音源で強化されたBe Your Lightはおそろしいほど強い1曲で、CD音源とは次元の違う仕上がりになってて圧倒されました。特徴的なシンセサウンドに重厚なギターが乗ってきて凄まじい音圧でした。比較的新しい楽曲ながらこの近未来的なサウンド感がすごくナナシスらしいなって思うんですよね。You & I =ではさらにBPMも上がり、その疾走感と重低音の響きにテンションも爆上がりしました。なんならセブンス以上に暴れたかもしれません。UOもいつもより多く折ってしまいました。

 

セブンスの直後にStella MiNEを出すという並びもアツい構成でしたね。完全に期待以上の強い印象が残るユニットになりました。2053からの新星とは思えないほどキャスト2人の歌もダンスもキレがあり、これまで見てきたユニット以上に前へ前へと進むような強いエネルギーを感じました。高度に洗練されたユニットでありながら、溢れ出るパワーと若干の揺らぎのようなものも見られてまだまだ伸び代を感じられる歌唱でした。素晴らしかったです。

 

 

2人揃って手足が長くスラリとしたステージ映えするスタイルで、濃い青を基調としたスタイリッシュな衣装もとてもよく似合っていました。特に星影アイ役の天希かのんさん、声と笑顔がとても素敵で好きです。今後も注目していきたいと強く思った1人です。あとデビュー前からもともとオタクだった方らしいので、その辺もナナシス文脈的にはエモいなと思います。

 

「私、で~~~~す!!」から始まるアイの挨拶とツッコミを入れるクールなユウ、Stella MiNEらしいやり取りもMCにて聞けました。ライブでトークを聞くのは初めてでしたがとてもフレッシュな2人で良かったです。に~ぜろ~~~「ごっさんで~~~す!!」の挨拶も覚えて帰りました。

 

序盤

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SEASON OF LOVE

12. 陽だまりの世界地図

13. Fall in Love

MC

Le☆S☆Ca

14. YELLOW

MC

15. ひよこのうた

16. ミツバチ

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SEASON OF LOVE。エピソード5.0の中心を担う2043年世代のユニットでありリアルでは昨年のナナスタライブが初登場でしたが、今ではすっかりライブ常連となって安心安定のパフォーマンスを見せてくれますね。とにかく曲が良い、特にFall in Loveがエピソード本編の文脈も乗ってきて大好きな1曲です。マノンが笑顔で歌ってるの見ただけで泣けてくるんです支配人おじさんは。そして晴海シンジュCV桑原由気さんは、10歳だろうと19歳だろうと萌えです。

 

2曲歌ってMC、キャスト陣の仲の良さも垣間見えて最高でした。4人全員がSOLのこと大好きすぎるなって伝わってきましてね...良かったです。

 

Le☆S☆Caねぇ、なんですか今回の神セトリは。YELLOWで黄色に染まった会場でガチ泣き。短めのMCを挟んでひよこのうたからのミツバチ、もう本当に好きな曲しか来なくて心の底から幸せになる時間でした。

 

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【KARAKURI】

17. Re:SONANCE

MC

18. AMATERRAS

19. アイノシズク

【コドモ連合】

20. コドーモ・デ・ヒーロ

MC

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KARAKURIは1stアルバムから表題曲Re:SONANCEが初披露されました。歌によってライブの雰囲気をガラッと変える力会場全体を支配する力が相変わらずすごいなと思います。1人で2人分歌ってるとは思えないほどのパワーがあります。

 

MCにも定評のある秋奈さんのお時間だと言われてたのも今は昔。今回のKARAKURIはトークも完璧......かと思いきや、素敵なお衣装を見せるための回転で「じゃんじゃか♪じゃんじゃか♪じゃんじゃか♪...」というクセの強いセルフSEを歌い始めて笑いました。「脚にもですね、キラキラの...(ビジューが付いてて)」というのを見せようとして数秒間スクリーンを凝視してしまう場面も。いつも通りの不思議空間が展開されてて安心しました。”秋奈さん”から”KARAKURI”へのスイッチを入れる動作も、ちょっと大げさな咳払いをしてから「フッ!」と息を吐いて切り替えるなどやっぱり見どころ満載のMCでした。そこからの曲振りでAMATERRASを繰り出すというギャップがかっこよすぎましたね。

 

歌い終わりからの暗転、そして時間軸の移動を表すカウント音の演出。KARAKURIの出番が終わりかと思いきや、メインステージからセンターステージへ向かう秋奈さんの姿と実は二重構造だった衣装による第二形態への早替え。

 

KARAKURI"2039"によるアイノシズク初披露......これに持ち込むまでの流れ、あまりにも完璧すぎる演出に震えました。さすがに思わずイントロから拍手が起こってしまう曲というのもそう多くはない気がします。これまでのヘッドセットマイクから手持ちマイクでの歌唱に切り替え、真っ白なスポットライトに照らされながら感情込めて高らかに歌い上げられるアイノシズク......成長したヒトフタちゃんたちの姿がそこに重なって、感動しました。

 

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余韻に浸る間もなく時は再び巻き戻って、コドモ連合コドーモ・デ・ヒーロ。こちらはこちらでまたガラッと空気が変わりました。歌の世界に浸ったりイントロのギターリフでブチ上がったり、もうメンタルはボロボロです。そしてまた良い曲なんですよね......"尊い"という言葉はこういうときに使う感情なんでしょうか。すごく元気な歌なんですが、なんかもう訳わからなくなってボロボロと泣きながら聴いてしまいました。

 

中盤

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【Ni+CORA】

21. You Can't Win ※ショート

22. CHECK’MATE ※ショート

MC

23. Girls Talk!!

【SiSH】

24. さよならレイニーレイディ

25. プレシャス・セトラ

MC

WITCH NUMBER 4

26. 星屑☆シーカー

27. SAKURA

MC

28. Wanna Be♡ ※新曲

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ここまでもここからも一切休憩なし、コドモ連合がMCを終えてすぐ。You Can't Winのイントロが聞こえてきて、またしても客席がざわつきました。スースCV大西沙織さんが合流してNi+CORAです。白と黒、対になる2人の衣装も息の合ったダンスパフォーマンスも素晴らしかったです。この曲もライブ音源にかなりのアレンジが加えられていてヘビーなギターサウンドが熱かったです。

 

ショートサイズカットによるメドレー編曲がなされていて、すぐさまCHECK’MATEに繋がったことにはもはや発狂に近いレベルで興奮しました。火炎レーザーも大盤振る舞いの激アツ演出でしたね。そしてアリーナ席には全力でマサイと化したオタクもたくさん見られましたし凄まじい数のUOも焚かれていました。私もこの2曲で死ぬほど暴れて汗だくになりましたし、すぐに給水を要する事態になりました。

 

MCでは改めてスースの登場と、2人が抱き合う場面なんかもあって良かったです。ちょっとお笑い芸人じみた2人の仲良しトークからライブに戻り、3曲目はGirls Talk!!でした。実はこの2人による披露は3rdライブ以来だったらしいですが(5thでは片方が代役だったため)今回歌われたというのはかなりレアな場面でしたね。トロッコ上でのやり取りが非常に良かったです。

 

SiTHからはさよならレイニーレイディプレシャス・セトラ。特徴的なダンスパフォーマンスはセンターステージから花道、メインステージそしてトロッコへと移って会場を広く使って披露してくれました。特にプレシャス・セトラではクラップのやり取りも含めてかなりの一体感が生まれました。3人の並びと楽曲も含めてはっきりしたコンセプトの見えるユニットなので、パフォーマンスにも高い安定感があります。とても良かったです。

 

MCではプレシャス・セトラの歌い分けが難しいのでみんなもチャレンジしてみてねという話と、ここまでのライブを舞台裏で楽しんでいたという話も。「セブンスの出番のときにはモニター前に"女が群がる"みたいな恒例行事が」「"女の子"(訂正)」で笑いました。

 

星屑☆シーカーの「行くよ!」と同時にトロッコで登場したWITCH NUMBER 4。イントロでブチ上がり、私も大好きな曲ですが周りのオタクもだいたい跳んでましたね。ライブ音源のアレンジも効いてて最高です。そして、次に来る曲がアレなんじゃないかと直感で察してサクラピンクのブレードを構えていましたが正解でした。SAKURAです。

 

もう本当にここまでのセトリ全てが完全正解しかない選曲続きで鳥肌が立ちました。

 

心に鍵をかけた

初恋はSAKURAになる

それでも咲き続けて

大人になって あなたを忘れてく

 

SAKURA...やっぱ良い曲なんですよね...特に歌詞がよくて...こんなに美しくて切ない歌詞をどうやったら書けるんでしょうかSATSUKI-UPDATE先生。サクラピンク1色に染まる客席も相まって、ナナシスやキャラに対する想いみたいな部分とは少し違う感情も刺激されて自然と泣けてくる曲です。本当に良かったです。

 

 

MCにて新衣装の紹介なども挟みつつ、もう1曲という流れへ。

「それでは聴いてください、私たちの新曲!」でウオオオオオオオオ!!!!となって、さすがに私も声が出ました

 

曲名はWanna Be♡。イントロからしてこれぞWN4だな~という可愛い曲調に、不意打ちで角森ロナCV加隈亜衣さんの「Chu♡」を食らって頭を抱えてしまいました。ロナちゃん...あなたそれは強すぎるよ...思わず漏れてしまった周囲のざわめきオタクが崩れ落ちる音を聞きながら呼吸も一瞬止まりかけました。

 

正統派カワイイ系ユニットにふさわしい楽曲でした。背景に流れるゲームMVのような映像にもこだわりを感じられて、またキャラのイラストが目の前で踊っているキャストのライブ衣装と同じものであることに気づいて唸りました。うーん、良かった...

 

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Le☆S☆Ca※2度目の登場

29. Behind Moon

30. 恋をして

MC

サンボンリボン

31. たいくつりぼん

32. 14歳のサマーソーダ

MC

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続けて流れてきたのがBehind Moonからの恋をして。まさかのLe☆S☆Ca2度目の登場で軽くパニックになりました。そして衣装も替えての登場、完璧でしたね。このあとの特報で流れた話ですが単独ライブ開催決定というのも納得の大活躍です。先の出番では黄色いイメージの曲を、こちらのセクションでは青と白の曲を歌うという対比が衣装にも合致してて良かったですね。

 

サンボンリボンからはこれまたかなり珍しい最初期の楽曲たいくつりぼんが。ナナシスの中ではちょっと珍しいほどにゆったりした優しい雰囲気の曲調ながら、ライブ音源では重低音がブーストされててなかなかに強かったです。晴海三姉妹の優しい声が綺麗に重なって、彼女たちならではの世界が広がりました。14歳のサマーソーダも本当に爽やかな空気を作り出す歌ですね。大好きです。ライブ終盤で疲れ切った身体に染みわたる癒しのエネルギーを受け取りました。

 

終盤

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【4U】

33. Daze forU!!

MC

34. TREAT OR TREAT?

35. Crazy Girl's Beat

36. Lucky☆Lucky

37. LOVE AND DEVIL

【AXiS】

38. HEAVEN'S RAVE

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サンボンリボンのMCに乱入する形で4U参戦、いよいよライブ終盤です。エピソード上でも絡みのあった2組のバトンタッチというのがまた熱いところでした。センターステージにセットされた楽器のもとへ、アリーナの通路から3人が現れるという自由な演出も4Uらしくて良かったですね。格闘技の入場シーンも彷彿とさせるような場面でした。

 

Daze forU!!から会場のボルテージも最高潮へ。パワフルなパフォーマンスについてはいわずもがな、曲中ではスクリーンにQRコードが表示されるという斬新な演出もありました。ライブ中は撮影禁止なので「帰ってから配信アーカイブを買って視聴してから読み取れ」という攻めた指示でしたが、どうやら4U単独2ndライブブルーレイの購入ページに飛ぶコードだとの話で、4Uにしか許されない商魂たくましいパワープレイでした。(ブルーレイ......買っちゃうか......)

 

MCでは明らかなアドリブというか山下まみさんによるいつもの無茶振りで「3Mラジオ(仮)公開収録」が始まり、その場で存在しないお便りを受信した吉岡茉祐さんが新衣装の話やQRコードの話を振るという見事な連携が見られました。

 

「このあとは座ってるヒマありませんよ」という予告通り、TREAT OR TREAT?からはノンストップで暴れ続ける4曲を駆け抜けました。セトリが本当に正解しかない。視界に入る観客のほとんどが全力で跳びまくり、拳やブレードを思いきり振り上げていました。マジで全員マサイでしたからヤバかったですね。オルスタでギュウギュウ詰めだった単独ライブ1stを思い出すかのような熱狂でした。当時とは異なる、コール禁止という厳しい制約すらものともしない激アツのステージが見られました。

 

ステージ上を所狭しと動き回る九条ウメCV山下まみさん、更にエモコ役吉岡茉祐さんもベース背負ってるのにひたすら跳び続けていて体幹すげえなって率直にビビりました。もちろん歌の方もものすごい安定感でした。そんなバケモン2人を真ん中でコントロールしている佐伯ヒナCV長縄まりあさんも、あのほんわかした笑顔と可愛い声で「跳べ跳べ~~!」「もっともっと~~!」と煽ってくるのがだいぶエグかったです。

 

ラストはLOVE AND DEVIL、ウメが勢い余ってステージを降りてしまい、アリーナ席の間を通って捌けていく姿と「ヒナ、あのおバカさんを回収しに行きますよ」と言うブチギレのエモコも見られて100点満点の4Uでした。最高でした。

 

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そして......2034から2035への時間経過を表すカウント音演出の後、ライブは一瞬にしてヤツらに支配されました。照明とブレードの光で真っ赤に染まる会場。「てめぇら...踊り狂え!」という天神ネロの冷たい声が響き、AXiSのロゴで埋め尽くされて赤く光るスクリーンとともにHEAVEN'S RAVEが始まりました。「EPISODE 4.0 AXiS」の公開から約3年、リアルのライブにおけるAXiSの初登場が遂に実現しました。

 

私自身は、エピソード4.0そして6.0までを完走して、結局最後までAXiS天神ネロというキャラクターたちのことが好きになれませんでした。クソ重複雑感情抱えてるので。ナナシス史上最悪の敵としてTokyo-7thに現れた、あの連中に好き放題やられてきたことを許すことはできませんでした。しかしながら、それを前提としてなお会場全体を巻き込む凄まじい熱狂と、おそろしく強い音楽による圧倒的なパフォーマンスには完全に叩きのめされてしまいました。私の完敗です。

 

クソかっこいいロングイントロ重く激しいギターやドラムの音圧が乗ったライブアレンジ音源が、この曲の持つ狂気の力を更に引き上げていましたね。セブンスと同じ声を持つ6人の歌も、まさしくAXiSらしい鋭さと邪悪さをもってセブンスとは全く違った響きとして完成されていました。赤を基調としたダークな衣装と挑発的な表情、そして「個」を強調したバラバラの1人1人がぶつかり合っているようなスタイルもAXiSそのもの。炎の噴射と背景スクリーンで激しい光が明滅を繰り返す映像演出、レーザー照明などもハマって「AXiSのステージ」を完璧に作り上げていました。

 

今回のライブではこれ1曲のみ、歌い終わったあとはMCも一切なく闇の中へと消えていきました。AXiSの立ち位置や解釈を考えればこの構成が間違いなく正解でしょう。大きな爪跡を残していく異質な存在。最後まで見事なステージでした。

 

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777☆SISTERS※12名フルメンバー

39. NATSUKAGE -夏陰-

40. リボン

41. Across the Rainbow

プロジェクト振り返り映像+特報

【出演者全員】

42. Along the way

43. Star☆Glitter

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静かなピアノの音が流れ、出番は大トリの777☆SISTERSに移ってNATSUKAGE -夏陰-が始まりました。AXiSの出番からこの歌に繋いでエピソード4.0をなぞる流れになりました。本編のエピソード上、そしてリアルの5thライブにおける当時の想い出も強く刻まれた大切な歌のひとつです。あれから季節の移り変わりをいくつも重ねて、この歌がより深く沁みるようになりました。

 

そして、今回のライブにおいてはようやく777☆Sの12人全員が並び立つ場面になりました。ここからの私はもうただひたすら泣き続けるしかありませんでした。

 

エピソード6.0挿入歌のリボン

そしてED主題歌、全ての集大成であるAcross the Rainbow

 

これまでのナナシスと歩んできた全ての想い出が蘇るようなふたつの歌には、心臓を素手で掴まれたかのような感覚になりました。もはやパステルブルーのブレードを振ることすらままなりませんでした。この瞬間のステージ上にあった、あまりにも美しく儚い景色と、彼女たちが紡いだ音楽を、正しく表現できる言葉を私は持っていません。

 

この場所に辿り着くことができて良かった」そして「彼女たちと、この物語に出会えて良かった」と、心の底から思った幸せな時間でした。

 

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「ライブ本編」とも呼べる全てのユニットの出番を終え、スクリーンには2014年からのナナシスが歩んできた道のりの振り返り映像が流れました。節目節目で流れる各種エピソードの名場面やリアルのライブの数々には、見ているだけでもとても感慨深いものがありました。

 

今回は、それに続けて特報の映像が流れました。

特報1:今回のライブ「Along the way」ブルーレイ発売決定。

特報2:WN4新曲「Wanna Be♡」ゲーム内リリース決定。

特報3:来年2月、「エピソード2053」アルバム配信決定。そして3月4日「2053ユニット1stライブ」開催決定。

特報4:Le☆S☆Ca新作ミニアルバム制作&単独1stライブ開催決定。

特報5:QoP新作ミニアルバム制作決定。

 

特報3と4のライブ開催決定では特に湧きましたね。そして何より、来年以降もナナシスの展開がまだまだ続くということが分かって嬉しかったです。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

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ステージには今日の全出演者が勢ぞろいで、テーマソングAlong the wayが歌われました。ステージ前列には上手側からコドモ連合の4人、シンジュを含む777☆Sの12人、Le☆S☆Caの3人。中段に4UとStella MiNE、KARAKURIの秋奈さん。上段にセブンスの6人が並ぶという配置でした。

 

この中では立ち位置と衣装の色合いも込みで4Uがかなり目立っていたように思います。Stella MiNEの天希かのんさんにグイグイ絡みにいく山下まみさん、その隣でみんなと同じ振り付けなのになぜかものすごいキレのあるかっこいいダンスを踊る吉岡茉祐さん。あとはコドモ連合の皆さんも立ち位置こそステージ端っこながら身体を大きく使って盛り上げる動きが元気で良かったです。

 

それから、歌詞の歌い分けも各ユニットの物語に寄り添ったような歌詞が振られていて良かったです。下記のようなところが特に印象に残りました。

 

「鞄ひとつに詰め込みすぎた 理想・期待・不安・過去 手放せずに」・・・セブンス

「落書きだらけ 子供の頃の 未来地図・まだ覚えている?」・・・コドモ連合

大好きな色 混ぜて描いて 大声で語ってた あの日の夢」・・・Stella MiNE

 

キャスト総勢30名、その中で春日部ハル星影アイ七咲ニコルの3人がステージ中央に縦1列に並ぶという配置がとても熱かったです。落ちサビのパート、そして最後の挨拶もこの3人の言葉で締めくくられました。

 

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「この夢のような時間を、いつか忘れてしまう日が来るかもしれません。」

「それでも、今日のこの奇跡は確かにありました。いつか忘れてしまっても、今日奏でた音、届けた歌、この時間が、あなたの中に残ることを願っています。」

「また、この先の未来でお会いしましょう。その想いを込めて、最後はみんなでこの曲を歌います。」

 

「Star☆Glitter」

 

ナナシスの原点たる始まりの歌、ラストはやはりこの歌でした。

 

立ち止まる度に見上げる

空に描いたステージ

届けたい人

届けたいこと

この気持ち確かめたらね

深呼吸

 

幾度となく歌われ、ゲームでもライブでも何度も聴いてきたこの歌が、何回聴いてもいつも心に深く刺さります。今回の出演メンバーがいて、今日ここまでのライブを観てきたからこそ響く言葉があります。

 

この世界に

何かが欠けても

僕らはこの場所でまた一つになれるんだ

 

君の傍に輝く星

足りなかったら

夜空を掬って届けよう

僕らの手に

余るくらいの希望胸に抱き寄せて

何度だって

どこにだって

君に会いに行くから

 

振り付けもライブではすっかり見慣れたものですが、やはり各メンバー1人1人のダンスは注意深く見るとわずかに個性のにじみ出ている唯一無二のダンスになっていました。私はこれが大好きです。そして歌声にも、アイドルやキャストの皆さんの想いがたくさん込められているように思います。曲名の通り、キラキラした星が無数に輝いて包み込んでくれるような優しさを感じる歌でした。

 

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全ての歌を歌い終えて、キャストの皆さんはゆっくりとステージ上を練り歩きながら捌けていきました。最後にステージに残ったのはセブンスのニコミト・・・水瀬いのりさん渕上舞さんの2人による挨拶で今回のライブは幕を下ろしました。

 

全員が捌けたあと、恒例となっている舞台裏からの映像中継もありました。ユニットのポーズをキメたLe☆S☆Ca、エモコにいたずらして突き飛ばされるウメ(4U)、衣装を再びアピールするKARAKURI秋奈さん、キャラの缶バッジ付けてることをアピールする仲良しコンビStella MiNE、わちゃわちゃしたコドモ連合...

 

そして、12人揃った777☆Sによるユニットのポーズには感動しました。セブンスはAXiSのポーズも織り交ぜつつの挨拶でしたね。最後はハル・アイ・ニコルの3人。笑顔で後輩2人の頭を撫でるコニーさん...ラストにはAlong the way(楽曲)のビジュアルを再現するように、3人が並んで駆け出すポーズを見せてくれました。

 

最後の一瞬まで休むヒマなく楽しませてくれたライブ。本当に最高の時間を過ごすことができました。

 

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まとめ、その他感想

感想文を書き残すだけでもひと苦労、質にしても量にしてもものすごく大きな中身の詰まった骨太なライブでした。これで3日間開催されたうちのたった1公演でしかないというのだから驚きです。それにしてもやっぱりDAY3は別格でした。

 

おおよそ全体の感想はこれまでに書いてきた通りですね。改めて全体を振り返って、やはりライブアレンジの効いた音源の力が今回のライブの質を圧倒的に引き上げていたと思います。特に4Uなんかは完全にバンド演奏そのものでしたし、ライブ全体を支え続けたパワフルな音楽がなれければあの熱狂も成り立たなかったと感じています。

 

ライブ終盤、4U→AXiSでバチクソ大暴れさせられてからの777☆Sの集大成たる超重要楽曲3連発の流れは落差がエグすぎませんか?その他の各ユニットをひとつずつ振り返っても、本当にこれ以上の正解がないと思うほど全てが勝ちに行く意志を感じた選曲でした。ナナシスを追いかけるのはもうここで終わってもいいとすら思う人が現れるのも思わず納得してしまいそうなほど完成されたセトリでした。こんなのもう実質ファイナル級のセトリじゃないすか

 

しかし、私としてはこれでまたナナシスから離れられなくなったことを確信しました。だってこれほどまでにライブの内容が濃くて、ものすごく楽しかったのですから、次もまた期待せざるを得ません。新曲リリースと単独ライブ開催が決まったLe☆S☆Ca、そしてStella MiNE含む2053世代の今後の展開にも楽しみしかありません。

 

長期に渡ってコンテンツを展開してきたナナシスもいつの間にか8年目。(2014年が8年前ってマジ?うん、マジだったわ......)確かに雰囲気ややり方が変わってきたと感じる部分もあるのは事実ですがそれ以上に大切な核心部は何も変わっていないことを今回のライブから感じられました。

 

アイドルや物語に向き合う姿勢、良い音楽を作ることへのこだわり、作品を通してどんなメッセージを伝えようとしてるのか。言葉にするのは難しい部分が多々ありますが、このように他所ではなかなか感じることのできないナナシスらしさが私は大好きです。自分の中から湧いてくるそんな気持ちをひしひしと実感できるライブでした。

 

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一度はナナシスから距離を置いていくつかの別現場を見てきた立場からの感想ですが、コロナ禍に入ってからはどこのライブも軒並み動員を落としている状況で、今回も幕張で約5000人・横浜で約1万人の会場を埋めているというのはコロナ前のナナシスと比べても大きくは変わらない数字ですから(比較:武道館では約12000人)、これほど多くの支配人が現場に戻ってきている、あるいは離れてしまった人以外に最近になって新しく来た人もたくさんいるというのはナナシス粘り強い魅力の一端がここに表れている気がします。

 

もともとアクティブなファン数が見えづらい少々特殊な界隈ではありますが、ライブ現場に行くたびに毎回「こんなにたくさんのファンがいるんだ...!」と驚かされます。現場に足を運ぶほどのファンを増やすのは簡単なことではないというのは、それこそアニメ版のナナシス-僕らは青空になる-の劇中でもそうでした。

 

そして、実際にライブの内容や音楽の良さ、キャラクターやストーリーの面白さに触れてしまうともっともっと多くの人にナナシスを知ってもらいたいという熱い気持ちになります。今後しばらくの間に私と会う予定のある身内オタクの皆様、会う度に「ナナシスはいいぞ」とクソデカ声で言い続けるかもしれないのでどうかよろしくお願いいたします。

 

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6+7+8thのライブ。冷静に字面を眺めてもずいぶん強引に詰め込んだなと思いますね。

 

Tokyo 7th シスターズ7thアニバーサリー」という節目の数字をいつの間にか飛び越えてしまったことには少々の寂しさがありますが、むしろ8周年すら乗り越えてしまったことでいよいよ大台の10周年が射程圏内に入ってきたのではないかと私は思います。ことあるごとにサ終サ終と言われ続けて5周年を見届けたときにも感慨深い思いでしたが、ついにここまで見えてきましたか。今のナナシスの勢いなら充分に手が届くのでは?などと勝手な想像で語ってしまうのは無責任ですが、1年後・2年後のナナシスがどんな景色を見せてくれるのか私はとても楽しみです。

 

Along the wayという言葉には"道中"という意味が...まだまだ道半ばであり未来は続くという前向きな意味も込められていると語られました。私にとってはこのライブが2022年の現場納め・集大成でしたが、この先の来年に向けての希望の光が見えるライブにもなりました。今年最後にこの場所に辿り着くことができて良かったと思います。本当にありがとうございました。

 

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