オタクの備忘録

アニメとかライブとかの感想や考察を書いています Twitter垢→@yonepon_pp_idol

令和3年度オタク活動振り返り総括と近況報告

皆さんこんばんは。関東では桜が満開を迎える今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。(季節の挨拶)私は先ほど年度末の締めの仕事を終わらせましてこのブログを書きはじめました。4月から新生活を始める新社会人新成人新大学生新無職その他諸々の皆さんおめでとうございます。来年度も頑張ってオタクしていきましょう。

 

今回のブログは特にオチのない自分用のメモみたいなものですが、昨年4月からの1年間オタクとしてどんな生活を過ごしてきたかを振り返ってまとめてみようと思います。ライブやアニメの感想ブログなどをちょいちょい書いておりまして現場参戦の記録はイベンターノートなどにも残しているのですが、そういった記録に残らないスキマの部分なんかをここに残していけたらいいなと思っております。以下いろんなコンテンツの話がとっちらかった文章になるかと思いますのでその点ご了承ください。

 

 

全体的な振り返り

一昨年の4月から始まった令和2年度は、コロナ禍の到来によってあらゆるイベントが消滅して公私ともに多くの不自由を強いられた非常に苦しい1年間でした。コロナの影響は今でも残っておりますが以前に比べると今年度はいろいろな物事が前向きに進展した1年だったんじゃないかと思います。こういった環境下での戦い方もなんとなく掴めてきました。

 

現状オタクとして私自身の軸のひとつになっているのがRun Girls,Run!。アニメプリチャンの完結からプリフェス~プリチャン単独ライブ~ランガ4周年ライブに至る一連の出来事が大きな流れになって、今の私を形づくってきたように思います。そしてラブライブスーパースター/Liella!との出会いがもうひとつの新しい軸を生みました。今年最大どころかここ数年で最も突出していると言ってもいいくらい衝撃の出会いでした。アニメ1期放送から1stツアー2ndツアー、そのほか各種媒体が凄まじい速度で展開されてきている脅威のコンテンツです。ランガとリエラのオタク。この二つが今年度の私を振り返る上で欠かせないものになりました。Liellaを通じてラブライブシリーズとの向き合い方も変わってきましたが、ドリコン~6thツアーで完全復活したAqoursも以前から引き続き注目しています。

 

相変わらず平成の亡霊だの化石だの言われそうな遊び方も続いておりまして、WUGスロやらまいにちミルキィやらも日々楽しんでおりますが過去をネガティブに引きずるわけではなく「それはそれ、これはこれ」と割り切っていく向き合い方がこの1年間で身についたような気もしています。逆にプリパラやナナシス辺りはある時期を境に少し距離を置いちゃってるんですが、そんなところも1年間で変わってきた部分かなあと振り返っております。

 

4月~6月期

主な参加イベント

・5/23 プリティーシリーズ10周年フェス

・5/29 ぐーもる荘イベント「新緑のマッスルモンスターチャレンジ」

・6/23 ドリーミング☆チャンネル!(ランガ)リリイベ

 

先述のコロナの影響、第4波と呼ばれるものが直撃していた時期でした。この時期は世間的にも大規模イベントの開催が難しく、また私個人としてもかなりの自粛を強いていました。在宅でアプリゲームのブルーアーカイブウマ娘プリティーダービー(どちらも2月リリース)を往復する日々。5月に予定されていたAqoursの野外ライブinつま恋も開催中止になり精神的にも大打撃を受けてしまいました。つま恋に関しては前後で他のイベントがちゃんと開催されていたのが余計にキツかったです。そのあとパチスロWUGの稼働が始まったのもこの時期でした。

 

5月25日に配信されたドリフェス!スタッフトークショーLIVE配信にKUROFUNEの2人が襲来したというのも忘れずに覚えておきたい出来事です。物凄い勢いで流れるドリフェス!たちのコメントと、大量に発表されたグッズ・イベント等の新展開に驚愕しました。サイコー超えてました。なんだかんだでドリフェス!というコンテンツとの付き合いも現在まで続いております。

 

プリチャンプリフェスについては当時のブログにも書き残してあります。会場は慣れ親しんだ幕張でしたがこの時はいろんな事にかなり気を付けながら参加したような記憶があります。このあと年内に再び3回も幕張に行くことになるとは思いませんでした。(後述)

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

プリフェス翌週に参加したぐーもる荘徳井青空さん公式ファンクラブ)のファンクラブ限定イベントについては書きそびれていましたが、1年を振り返った中でもかなり秀逸な神イベだったと記憶しています。さがみ湖プレジャーフォレストというレジャー施設内にある巨大アスレチックマッスルモンスターに参加者みんなで挑戦して遊びながら、その様子をかなり近い距離で徳井さんに応援されるという面白イベント。

 

マッスルモンスター2 | さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト

 

公式アプリによる投稿機能を使った写真コンテストも開催されて園内散策を楽しみ、最後は対面で1対1トークしながらの生サイン会と2ショットチェキも付いてくる素晴らしいイベントでした。前年に参加したマザー牧場芋掘り大会と同様にFCイベントらしい濃密な時間を過ごすことができました。その他ぐーもる荘ではzoomを使ったオンライントークイベント「ミート徳」にも参加できましたし、その第二弾となる「ミーグリ屋台」も来月に予定されていて楽しみです。

 

zoomによるトークイベントと言えば、6月にはシングル購入の特典でランガの方でもはやまるとの1on1に参加することができました。声優さんと対話するいわゆる接近系イベントからは長いこと距離を取っていたのですが、オンラインとはいえついにここで経験してしまいました。店舗でのリリースイベントにもようやく参加できましたし、今までのオタク活動とは少しスタイルが変わってきたような気がしています。

 

2021年春クールのアニメで印象深かったのはゾンビランドサガの2期とやくならマグカップの1期。やくもの方は2期でハマり、のちに聖地多治見も訪れることができました。それから劇場版 少女歌劇レヴュースタァライトという超名作にも出会えました。これはもう一言では語りつくせない凄まじいバケモン作品ですね。公開から1年近く経ってまだ上映している映画館があるというのが驚きです。

 

7月~9月期

主な参加イベント

Tokyo 7th シスターズ ナナスタライブinぴあアリーナMM

・プリチャン単独ライブ Welcom to プリ☆チャンランド!

・プリパラ フレンドシップオータムライブ

 

友人に「チケットあるよ」と誘われて行ったナナスタライブナナシスでは5thライブ以来の現場で、それまでとは多少雰囲気の違う部分もありましたが普通に楽しかったです。その直後に予定されていた、ランガの4周年ライブが延期するというニュースが飛び込んできたのも7月に入ってからでした。延期の直接の原因はメンバーの負傷でしたが、ちょうどコロナの第5波が近づいていたため延期がなくても参加できていたかどうかは難しい時期でした。そんなこんなで世間は東京五輪の開幕へ。

 

この時期に放送が始まったラブライブ!スーパースター!!は何週かの放送休止を挟みつつ10月まで続きましたが、この作品との出会いが現在までの私に大きな影響を与えました。毎週しっかりリアタイでアニメ観た上で感想ブログまで書き残したの久しぶりかもしれません。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

同じラブライブ界隈では8月に、横浜で開催されていたAqours5周年展示会にも行くことができました。かなり大きい規模の展示会で、衣装やキービジュアル等各種展示物のほか映像や音楽にも相当なこだわりが感じられて素晴らしいものでした。この頃はAqoursの現場がほとんど無かったり聖地沼津へ足を運ぶことが難しい時期だったりしたので、Aqoursのファンが自分以外にも来ている場所というだけで特別だったような気がします。

 

 

 

五輪も終わって8月の半ば、ランガ延期の悲しみを払拭するような思いで中野サンプラザへ向かったプリチャンランド。それはもうとてもとても素晴らしいライブでした。当時の感想はどうやらツイッターに転がっている様子なのですが、感情がバキバキに破壊されてしまって綺麗にまとめることができませんでした。直近の現場が幕張・ぴあアリーナと来て中野サンプラザホール、やっぱりこの規模のホール会場が私は大好きなんですね。真夏の太陽が照りつける暑い1日でしたが物販や開場を待った会場前の空気感も忘れられない想い出のひとつになりました。翌月のプリパラオータムライブもそう。愛ドルを取り戻せ!/ UCCHARI BIG-BANGSをようやく回収できたので勝ち。

 

 

 

10月~12月期

主な参加イベント

・CYaRon! 2nd LoveLive!~大革命☆Wake Up Kingdom~

i☆Ris 9th Anniversary Live ~Queen's Message~

Run Girls, Run!4th Anniversary LIVE Run 4 You!!! 宮城公演&東京公演

・プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2021

・Liella! 1st LoveLive! Tour ~Starlines~ 愛知公演

 

10月から3ヶ月連続で幕張に行ってるという忙しい季節がやってきました。CYaRon2ndAqours系現場で久しぶりの現地参戦。JUDY AND MARYのギタリストTAKUYA氏率いるCYaRoTOMO'Sによる生バンド付きライブであることに惹かれて行ったライブでした。ちょうど同じ幕張の隣のホールでフランシュシュがライブやっててそっちのオタクと会えたのも良い想い出。翌月のi☆Ris9周年ライブはチケットが流れてたのを軽い気持ちで拾って行ってみたライブでしたが、今現在のi☆Ris5人の圧倒的なライブパフォーマンスと上向きな意識の強さを知れて良いライブでした。ちょうどスタンド後列で真後ろが壁・両隣が空席だったので思いきり飛んで振りコピし放題だったのも良かったところ。

 

ちょっと変わり種のイベントで、11月13日の東京雪祭2021に出展されたカルミナブースのWUGスロ展示を見に行きました。会場が原宿・代々木公園だったのでLiellaのオタク的にも熱いという不思議な交差を感じたイベント。野生のワグナーにも会えて面白かったです。パチスロWUG界隈は2022年に入っても一部ファンの間で熱狂が続いており、パチスロには縁のなかった私としても見逃せないコンテンツのひとつになっています。気付いたら新規のアクスタとかブロマイドとかもお迎えできてて草。

 

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11月末からはランガ仙台→プリ幕張→Liella名古屋→ランガ東京と続く4週連続のライブラッシュ。昔を思い出すかのような怒涛の年末はとにかく最高でした。今年度の私のハイライトは間違いなくここでしたね。特に久しぶりの仙台は感無量でした。Liellaの名古屋遠征では久しぶりの友人に会えた事と、その友人の案内で「やくも」聖地の多治見に行けたのが良かったです。ひつまぶしが去年食べた物の中で1,2を争うくらいスゲー美味かった。なお、ライブの感想はブログにもまとめてあります。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

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このあと年末にはAqoursのエクストラライブDREAMY CONCERTとラブライブ3校合同カウントダウンライブが開催されましたが年跨ぎの仕事のため不参加。年明けに配信アーカイブで追いかけました。

 

1月~3月期

主な参加イベント

Run Girls, Run!バレンタインイベント!!! ~sweet Devil♡

Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>

・Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~<横浜公演>

Run Girls, Run!ホワイトデーイベント!!! ~sweet Angel♡~

 

12月にだいぶ無茶をしたため1月から2月下旬までは充電期間に入っておりました。ただ、2月13日に参加予定だったドリフェス!オーケストラコンサートが延期になってしまったのは正直キツいです。いつか必ず開催されますように。イケるっしょ!!!

 

ランガバレンタイン→Aqours6th埼玉→Liella2nd横浜→ランガホワイトデーは再び連戦になりました。無事に駆け抜けられたことが何よりありがたいです。この辺りも下記ブログにまとめてあるので割愛。

 

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そして先週末のAnime Japanは在宅で配信を追っかけたりしていまして現在に至ります。近況報告としては、あの伝説の神アニメ探偵オペラミルキィホームズが毎日1話ずつ無料配信される#まいにちミルキィが始まっているので皆さん観ましょう。

 

これからの話とこれまでの話

今後の予定としては4月6日にランガのミニアルバムGet set, Go!が発売、そのリリースイベント9日に参加予定です。Liellaの方は6月の大阪公演に参戦希望ですがチケットが取れるかどうか・・・Aqoursの東京ドームも同様です。

 

こうして1年間を振り返ってみると本当にいろんな事があったなあという気持ちが溢れてきます。なんで長々とブログ書いたのかっていうと、こうして書き残しておかないと忘れちゃうことがたくさんあるからなんですけれども。逆に言えば過去のことを忘れられるくらい今がすごく楽しいっていう証明でもありますね。ひとまず区切りを付けられて良かったです。

 

各地で新しく知り合った方も昔からの馴染みの方も、皆さんのおかげで1人でいるよりも楽しくオタクやれてますという感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。来年以降も楽しく元気にオタクやっていこうと思います。これからもよろしくお願いします。

 

 

Run Girls,Run!ホワイトデーイベント2022感想

皆さんこんばんわ。こんもちわここんにちわごきげんよう。約2週間の連続ライブ参戦期間を乗り越えてから数日、副反応やら停電やらで疲労困憊な上にまだ各種ライブの余韻を引きずっているオタクです。最近になって割とブログ連投が続いておりますが、今回は2022年3月13日(日)に開催された

Run Girls, Run!ホワイトデーイベント!!! ~sweet Angel♡~」

の昼夜公演に参加してきた感想文を書こうと思います。また、2月27日(日)に開催されたバレンタインイベント!!! ~sweet Devil♡~にも昼夜参加してますのでそちらの話題にも少しだけ触れるかもしれません。よろしくお願いします。

 

そしてこちらは最近行った別件のライブ感想。ヒマな人はどうぞ。↓↓

Aqours 6th LoveLive!埼玉セカンドホーム帰省を終えて - オタクの備忘録

Liella! 2nd LoveLive! 横浜公演Day1感想 - オタクの備忘録

 

✄------キリトリ------✄

 

林鼓子森嶋優花厚木那奈美による3人組声優ユニットRun Girls,Run!」(ランガールズラン、通称ランガちゃん)。昨年11月12月に開催された4周年記念ライブが大成功で終わり、クラウドファンディングによって製作されたユニット初の写真集がついに発売、期待の新曲6曲が収録される1stミニアルバム「Get set, Go!」の発売を4月に控えているなど今だいぶアツいユニットでございます。

 

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

↑↑参考までに4周年ライブの感想も貼っておきます。ライブ本編とメイキング映像がミニアルバムのLIVE盤ブルーレイに付いてくるのでそちらの内容にも期待したいところ。

 

 

youtu.be

↑↑疾走感あるロックサウンドが特徴の新曲「RADIANT」はフルコーラスMVが公開されています。楽曲もMVもバチクソかっこいい。

 

そんなランガちゃん、過去には2020年2月のバレンタインイベントと、(翌月のホワイトデーイベントはコロナの影響で中止、)2021年3月に再びのホワイトデーイベントを開催しておりました。この季節にイベントが開催されるようになって3年目にして、ようやく2月3月両方のイベントが無事に開催できました。まだまだ予断を許さない状況ではありますがそんな中で今年のイベントはどうだったのか、簡単に振り返りながら書ける範囲で感想を残してみようと思います。

 

 

イベント全体の話

バレンタイン&ホワイトデー両イベントは単純に楽曲を披露するライブだけでなく、トーク系コーナーを含むバラエティパートと5曲程度のミニライブパートという二刀流のイベントとして開催されてきました。今年はそこにオリジナルの朗読劇パートが加わって三段構えでした。主な流れは以下の通り。

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1. ランガちゃん登場・開演挨拶

2. バラエティパート:RGRクイズのコーナー

3. 朗読劇パート

4. 物販グッズ紹介と告知パート(並行して衣装替え)

5. ライブパート、終演

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通常のライブのみのイベントと比べると既存のファン向け感謝祭的な色合いが強いイベントですが、過去2年と比較して最近のランガちゃんはトークとバラエティパートがめちゃくちゃ面白いです。そして3人ともファンサービスが手厚い。まずはこの感想に尽きます。そして新たに加わった朗読劇パート。本来の意味での声優としてマイク前に立つ姿をかなり近い距離で見られるというのが貴重ですし、今回は内容も今のランガちゃんに寄り添った物語でグッと染みるものがありました。そしてライブパートは説明不要、パワフルな生歌ダンスパフォーマンス神曲ラッシュの神セトリで一瞬にして優勝できました。とにかく最高、来て良かった。そんな感想です。これだけではアレなので以下もう少し詳しく感想書いてみます。

 

会場について

まずは今回とこれまでの各会場を振り返ってみましょう。

2020年バレンタインイベント:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

2021年ホワイトデーイベント:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

2022年バレンタインイベント:神田明神ホール

2022年ホワイトデーイベント:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 

渋谷PP好きすぎません?いや良い会場なんですよ。大都会渋谷の駅近でアクセス良好、1階席2階席合わせて300席ちょっとという程よい広さでステージも高さがあり、どの席からでも近く見えるコンサートホールです。キャパ不足が懸念される欠点を除けば私としてはだいぶ好きなホールだったりします。単純に繰り返し同じ場所を訪れているので思い入れもありますし。あとプリチャン/プリティーシリーズ的に渋谷のお隣の原宿が聖地だったりします。余談ですが今回はその原宿に寄り道して別件(Liella)目当ての方でゲマズに立ち寄ったりして、そこからひと駅分走って歩いて渋谷に向かいました。

 

 

大都会のド真ん中という立地ゆえに周辺は飲食店なども多いのですが、陽の者たちで人通りも激しいためオタクの開場待機に向いてる場所が少ないのも欠点でしょうか。とは言え勝手知ったるホーム現場なので会場前ではいつもの知ってる顔のオタクたちとすぐ会うことができました。お世話になってる皆さんいつもありがとうございます。

 

座席は昼公演が単番で2階席1列目、夜公演は知人の連番に入れていただき1階席2列目という昼夜どちらもすごく良い席で参加させていただきました。(誤解なきように言っておくと私は席の良し悪しで一喜一憂するタイプのオタクではございません。本当に良いライブはどこから観ても神席なので。)どちらの席もだいぶ見やすい位置で最高でした。1階席の近さはもちろんのこと2階席もステージ全体のフォーメーションと客席の様子が見られるので好きなんですよね。

 

昨年の4周年ライブの時点では半キャパで1席ずつ空けての席配置でしたが、バレンタインの神田明神ホールからはようやく全席埋めでいけるようになりましたね。以前の方が席を広く使えて良かったというのもちょっとある反面、やはり前後左右のオタクの熱量を感じながらのライブには独特の良さがあります。神田明神ホールには今回のバレンタインで初めて入ったんですけれども、横方向に広いホールで天井が高くて音響もバッチリの良いホールだなあと思いました。

 

開演、バラエティパート

入場すると会場内ではランガちゃんの楽曲が順番に流れていました。もうそれだけでテンション上がってきます。予め客席には赤・水色・オレンジ色・白の4色を表示できる1枚の紙が置かれていまして、これがクイズコーナーで使用されました。ステージはホワイトデーおよび「sweet Angel♡」というイベントタイトルを意識した明るい装飾がされており、バルーンで作られた天使も置かれていました。この天使の顔を双眼鏡で覗いたらなかなかジワる表情してました。可愛らしい椅子とクッションもステージに置かれてましたが、座ったら後ろの方が見えないんじゃないかとのことでほぼ立ちっぱなしで進行してました。

 

バレンタイン・ホワイトデー共に、開演時の衣装はGo!Up!スターダム!のMVで使用されている、ピンクのリボンが特徴的なJK制服衣装でした。1stツアーのパンフ写真とブロマイドもコレだった気がする。ライブやイベントでは使用される機会の少ないレアな衣装でした。

Run Girls, Run! / Go! Up! スターダム! - YouTube

 

 

3人の挨拶が終わったあと、「RGRクイズ」のコーナーが始まりました。観客全員が立ち上がった状態からスタートして、スクリーンに表示される4択のクイズに合わせて先述の色のついた紙を掲げる。解答を間違えた人から座っていき、最後まで残っていた人に向けてメンバー3人からのプレゼントという形でテーマに沿った胸キュン系の告白セリフを贈るというルールでした。

 

タイトル通りランガおよびメンバー3名にまつわるクイズだったのですが、最初はランナーならだいたい分かる初級問題で

Q. 4月に発売されるミニアルバムのタイトルは? → A. Get set, Go!

Q. ランガちゃんが最初にお披露目されたイベントはいつ? → A. 2017年7月

みたいな比較的簡単なものから始まり、だんだん難しくなっていきました。

 

??「これ分かんねーヤツいる?いねえよなあ!!?」で笑いました。

(※実際にはランガ初見の方もちらほらいらっしゃってました。来てくれてありがとう。)

 

Q. もっちーが最近よく食べてるパンは?→A. りんごパン

Q. あっちゃんが今欲しがっている家電は?→A. ヘアアイロン

Q. あっちゃんが今欲しがっている資格は?→A. ドローン操縦士

みたいな感じの難問も出てきて面白かったです。いやこの辺りヒントあっても分からないです。ほぼ勘。

 

(イベント中は大きい声出せないんで黙ってましたが「パンと言えばメルパンしかねえだろ・・・」って思ってました)

 

Q. はやまるの視力はいくつでしょう?

という問題のときには、ヒントとして「普段はコンタクトか眼鏡を着けている」「裸眼の時はかなり近づかないと人の顔が分からない」という話とともにあっちゃんに顔を近付け、それを受けてあっちゃんが照れるという嬉しい場面もありました。オタクこういうの大好き。ありがとう。

 

クイズ勝者へのご褒美セリフ、1番手もっちーが全力で可愛いセリフを放ち、それに匹敵する可愛さを出そうとした2番手はやまるが恥ずかしくなって逃げ出そうとしたところが好きでした。でも実は締めのあっちゃんが最強なんですよね。オタクを殺すのが上手すぎる。クイズコーナー全体を通して、らんがちゃんねるやラジオ等で見られる3人のわちゃわちゃ感がそのまま溢れていてとても楽しかったです。

 

(※クイズコーナーの辺り、記憶がだいぶ飛んでるので思い出したところあったら後で追記します)

 

朗読劇パート

クイズコーナーの次は朗読劇。マイクスタンドと台本が用意されて朗読劇パートが始まりました。声優さんによる生朗読系のイベントは各種開催されていますが、ランガの単独イベントでこれを見られるというのが新鮮な感じがしました。

 

【今回の朗読劇あらすじ】

ここはRun Girls,Run!が存在しない世界。だがランガやプリチャンの楽曲は存在しており「誰かが歌っていて世間で流行っている曲」とされている。はやまる・もっちー・あっちゃんの3人は普通の女子高生で同じ学校に通う友達同士。クラスも部活も違う3人だが放課後によく集まってYouTubeTikTokなどにアップする動画製作を趣味として楽しんでいる。バレンタイン編では「文芸部の読書くん」と呼ばれる男子に3人それぞれがチョコを渡して好意を伝えるも、今は訳あって3人とも付き合うことはできないと言われ断られてしまう。続くホワイトデー編では「読書くん」が抱えている悩みを聞き出そうとするが・・・

 

ざっくりとしたあらすじはこんな感じ。私が受けた印象としては「WUG新章世界プリチャン世界リアル世界の中間にあってそれぞれの影響を受けたパラレルワールド」みたいな雰囲気です。制服衣装はこの世界観に合わせたモノだったんですね。3人はそれぞれ本人をモデルにしたオリジナルキャラクターの役でしたが、以下のようなキャラ付けがされていました。

 

もっちー:陸上部に所属するスポーツ少女。1日数十キロとか余裕で走る体力お化け。小柄ながら消費カロリーがすごいのかスイーツでも肉でもめっちゃ食う。カロリークイーン。もちもちしている(?)

あっちゃん:料理部に所属する。3人のまとめ役でいろんな物事を考えてくれる知将。何かを思いつくとシャキーンというSEが鳴って決めポーズを取る。ダンスと振り付け作りが得意らしい。

はやまる:オタク。アニメやゲームに詳しくて推しのセリフを引用したりする。ソシャゲ重課金勢。たまに気持ち悪いほどの早口・クソデカ声・独り言を喋るが、リアルの男子と喋るのはちょっと苦手。テニスの少年漫画や金髪碧眼の美少年が好き。イメージカラーが緑色のロックでボーイッシュな女の子アイドルを推しているらしい。

(※上記のキャラ設定はフィクションであり実在の人物とは異なります。)

 

劇中世界の3人は声優でもなければアイドルでもない一般人少女なのですが、華やかなステージに立って歌って踊っている夢を見たというところから今回の劇が始まりました。「もしもランガの3人がユニットではなく普通の友達同士だったら・・・」という想像が広がるとともに、「あちら側の3人の夢見ている姿が、リアル世界でライブを行うランガちゃんなのかもしれない」という考え方ができて興味深かったです。

 

前回のあらすじを語ったのち、それぞれの形で「読書くん」にアプローチをかけ悩みを聞き出そうとする3人。とにかく走って身体を動かせば元気になれるというもっちー。料理部に呼び出して手作りスイーツの試食をさせるあっちゃん。アイドルのライブ現場に連れていき推しの素晴らしさを語りまくるはやまる。(布教か?)

 

 

こうして読書くんが語った悩み。それは「世界中に広がる病気や災害、遠い国で起きている悲しい出来事、先行きの見えない暗い社会の中で進路に悩み、将来の夢を見ることができなくなった」というもの。想像してたより重い悩みだった。なんとも悲しいことです。そんな彼を元気づけるために、3人は"歌"で気持ちを届けることにしました。劇中では「インターネットで見つけた作者不明の楽曲」と語られた名曲「カケル×カケル」です。

 

カケル×カケルのアカペラ歌唱、素晴らしいものでした。ここで披露されるのは正直かなり予想外でした。この曲を「夢を追いかける者のための歌」と解釈してくれたのも良かったです。古参ジジイぶった感想を言うと、アカペラでもこんなに深く聴かせられる歌を歌えるようになったランガちゃんにとてつもない成長を感じました。2017年のショーケースイベントがサァ(以下略)

 

歌のおかげで前向きになった読書くん、3人にバレンタインのお返しということでチョコを渡しました、中身は3人とも全く同じホワイトチョコ。真面目すぎる・・・箱推しかよ・・・でも「夢に向かって走り続ける3人の姿が好き」という読書くんの答えは解釈一致でした。そんなこんなで3人の関係は変わることなく、これからも仲良く過ごしていきました。おわり。

 

そして、劇のエンディング曲として披露された楽曲が「Brand New Girls」でした。プリチャンのEDとしてみらい・りんか・めるの3名で歌われているものですが、これを生身のRun Girls,Run!として歌ったためセルフカバーと言えばいいでしょうか。ライブでの披露機会が多くないこの曲をフルコーラスで聴くことができました。朗読劇の内容・テーマにも合っていて良かったです。

 

劇中の「多くの災害や苦難に見舞われる中で夢を見られなくなった」というエピソードが現代社会に生きる私たちにも刺さるような気がしました。劇中のオタクまるが言っていた「元気になるといえばライブしかないかな」というセリフもまさに俺らそのもの。改めて推しという存在の尊さ、ライブ現場に足を運ぶ意味、歌と音楽の持つエネルギー、そういったものを考えさせられました。良い朗読劇でした。

 

物販紹介と告知パート

朗読劇パートが終わると物販紹介へ。ホワイトデー昼公演ははやまるが物販担当でした。

 

ホワイトデーイベントから新たに追加されたグッズの中で、特に注目を集めたフォトTシャツ。メンバー1人ずつの顔面顔写真がプリントされたインパクト抜群のザ・オタクグッズでした。私は当初これを購入するかどうか迷っていたのですが、はやまるが激推ししてくれたため夜公演前に購入。その結果、夜公演では顔面Tシャツ勢10連番の中の1人に並ぶことができました。ありがとうはやまる。

 

 

夜公演の物販紹介は3人全員でおこなっていましたが、そのタイミングで誕生日の近いもっちーを祝うケーキが運ばれてきました。本人にはサプライズだった様子。今年は生誕イベントも配信で実施されたとはいえ、現場で祝えるのも嬉しいものです。

 

メンバーが舞台裏に捌けて衣装替えの間に告知映像の時間に。既にMVがアップされてるRADIANTを除いて、ミニアルバムに収録される残り5曲の試聴映像が昼公演で初解禁されました。

 

蒼穹のBlue Grandia / Run Girls, Run! - YouTube

感情にダッシュ! / 森嶋優花 - YouTube

拝啓ディアナイト / 厚木那奈美 - YouTube

点とミライ / 林 鼓子 - YouTube

Believer Switch / Run Girls, Run! - YouTube

 

一気に5曲も解禁される大盤振る舞いに驚きました。それぞれYouTubeに同じ動画がアップされましたが、ソロ曲についてはメンバーの解説も付いてて現地はだいぶ盛り上がりました。初解禁のはずの感情にダッシュ!で既にクラップが完璧に揃ってたのビビりましたね...拝啓ディアナイト𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬......アルバムの発売、ライブでの披露が待ち遠しくなりました。

 

ライブパート

イベントのメインディッシュとなるライブパートの話。まずはセトリと衣装から。

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【昼公演】:アニマックス2019CF衣装

1. サクラジェラート

2. キラリスト・ジュエリスト

3. My Best Shine!!

4. プリマ☆ドンナ?メモリアル!

5. 無限大ランナー

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【夜公演】:キラッとスタート衣装

1. サクラジェラート

2. イルミナージュ・ランド

3. My Best Shine!!

4. プリマ☆ドンナ?メモリアル! 

5. ランガリング・シンガソング

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衣装について予想外だったのは夜公演のキラッとスタート衣装ですね。これ着て出てきた瞬間に横転。2018年の春から夏頃にかけて頻繁に使用されていたランガ初期の衣装でしたが最近はほとんど見ることがありませんでした。メンバーいわく身体がスマートになったせいで今はかなりぶかぶかになっているとのこと。ステージ上での立ち振る舞いも含めて確かにあの頃とは見え方が違っていました。当時の想い出として、真夏の野外フェスに出ていた時はステージが鉄板のように熱くなっていて焼き土下座状態だったと語られました。私もあの頃の想い出といえばアニサマ2018のけやきひろばが(以下略)

 

今回の1曲目は春らしい楽曲ということでサクラジェラート。朗読劇からの流れを考えてもピッタリの選曲だと思います。しかし昼公演でアクシデント、1番サビ直前の「サクラジェラート」の歌詞が無音に。音響トラブルか何かかと思ったら担当のもっちーが普通にミスったようで、サビ中も踊りながらずっと謝るポーズとすごい顔してて笑いました。本人いわく「(サビ前の)みんなのクラップが凄すぎて気を取られてしまった」とのこと。確かにクラップの揃い方は凄かったなと思いました。当の本人は相当悔しかったでしょうが、こういうのもライブらしい生ならではの魅力があってオタク的にはたまらないですね。夜公演でのリベンジが無事に成功して良かったです。

 

2曲目昼公演はキラリスト・ジュエリスト。フル尺での披露が久しぶりでした。かゆいところに手が届く選曲がありがたいです。これが夜公演はイルミナージュ・ランドに。もっちー誕生日を祝った直後に「今日も誰かの誕生日だよね」が良いですね。いろんな意味で今日の主役は間違いなくもっちーでした。話は変わりますが16日の生誕イベント配信もとても良かったです。

 

3曲目「My Best Shine!!」思い返せば1年前、今回と同じ渋谷プレジャープレジャーで歌われたのがこの曲のライブ初披露でした。ランガ単独名義の現地イベントとしてはコロナショック後の初現場だったホワイトデー2021。ランガちゃんからランナーへの想いを伝えるような歌詞と振り付けに死ぬほど大号泣したのが昨日のことのように思い出せます。あれから1年の間にいくつもの現場を重ね、振りコピもペンラの色替えも無意識に覚えてしまった自分自身の歩みにも気づきました。2021から2022年、1年間のランガちゃんの活躍や苦労も思い返しつつこの曲を聴くことができました。これからまたもっともっとランガちゃんを追いかけていきたいという決意を新たにしました。

 

プリマ☆ドンナ?メモリアル!これはもう一言で言って最高でしょう。振りコピがめちゃくちゃ楽しい1曲。昼公演はイントロで勝ちを確信して特大ガッツポーズをキメてしまいました。一方夜公演はキラスタ衣装で披露されたのが良かった。メンバー自身も語っていましたが劇場版プリパラ&プリチャンのテーマ曲として歌われた頃からの想い出がたくさんあるんですよ。劇場版が公開されてすぐの時期にランガちゃんはグリフェスに出ていたりとか、あの頃はめるめるがまだ登場していなかったりとか、プリマドンナの初披露オータムライブ2018大阪公演の当日のアニメプリチャンでめるめるが初登場したりとか。そういうのを全部ひっくるめて、またプリチャンが完結してプリマジにバトンが渡った今だからこそ、この曲の歌詞や振り付けに込められた物語の数々が刺さるものがありました。

 

(でもキラスタ衣装でキラスタやらなかったのなんでだ・・・?まあ楽しかったしいいか・・・)

 

昼公演ラストは無限大ランナー。4周年ライブで披露されて以降すっかり今のランガの定番曲になりました。とにかく熱くて前向きで楽しい、全力疾走するような最高の1曲です。ライブだともはやステージVS客席のバトルみたいな雰囲気があって汗だくになります。そして夜公演もこれが来るかと思いきやランガリング・シンガソングに替えてきて横転しました。は?神じゃん。感情が終わりました。リリース当初はコロナ直撃でなかなか現場披露の機会がなかった曲、これを現場で聴けるというだけでも未だに込み上げるものがあります。どこまでもひたむきに走り続けていくランガちゃんの意志を歌うような歌詞が大好きです。

 

ミニライブは昼夜5曲ずつ、とは思えないほど濃密なライブに大満足しました。やっぱりランガちゃんのライブは一瞬の爆発力が桁違いだと思います。会場の間合い的にステージが近いというのもあるんですが、これほどの迫力と表現力のあるハイレベルなライブパフォーマンスをこの距離で浴びられることに感謝したいです。

 

客席のランナーたちの雰囲気も良いんですよね。それぞれの向き合い方でライブを全力で楽しもうとしている気迫と、推しに向けて出来得る限りの手段で最大限の愛を届けようとする姿勢に私も心が熱くなります。あとはとにかく曲が良い、これに尽きます。つよつよ楽曲揃いのミニアルバム6曲が手札に加わってどうなるのか、今後のライブ展開にも大いに期待したいです。

 

まとめ

以上、イベント全体の流れを振り返りつつ私が印象深かったところの感想をほぼほぼ書き残すことができました。夜公演終わったあとには数名のランナーさんと軽く感想戦してから帰れたのも楽しかったです。都内でももっとちゃんとした打ち上げを堂々とできるようになってほしいですけどね。とはいえこういう現場がちゃんと開催されるだけでも今ではありがたいものです。あと夜でも寒くなくて良かった。春はすぐそこです。

 

今回のイベントを受けて、昨年のホワイトデーから現在までの1年間というのも振り返ってみました。アニメプリチャンが完結したのも、4周年ライブが発表→延期→開催されたのも、メンバー3人のTwitterが開設されたのも、ココシャベル/あっちゃんミクチャ/もっちーTikTokが始まったのも、写真集やミニアルバムの製作が発表されたのも全部1年以内の出来事なんですよね。ランナーとしてこれほど濃密な1年間を過ごせたことにも改めて感謝したい気持ちです。オタクとしては平和で、無事で、健康でここまで来られたことにも感謝を。私の周りの皆さんも心身ともに健康で生きていてください。

 

もうひとつ大きな感想としては、「今のランガちゃんはオタクの気持ちをとても良く分かってくれてるな」ということを強く実感しました。これはランガの魅力を語る上でひとつ大きなポイントになるかと思います。決してオタクに媚びてるわけではなく限りなく自然体に近いままで。もともとメンバーそれぞれが多少のオタク気質を抱えているのも含めて、最近になってそれが良い形に昇華されてきたんじゃないかと思います。たぶんTwitterとソロ配信の存在がデカい。だから居心地の良い現場になるんですよ。そんなことを感じた1日になりました。

 

長くなってしまいましたがここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。私は弱いオタクなので現場にも行ったり行かなかったりいろいろありますが、これからも可能な範囲でランガちゃんを追いかけていくランナーの1人であることは変わりませんので今後ともよろしくお願いします。それではまた次のどこかの現場でお会いしましょう。以上です。

 

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Liella! 2nd LoveLive! 横浜公演Day1感想

みなさんこんばんは。およそ2週間で5現場7公演というライブ集中期間を無事に乗り越えて疲労困憊のオタクです。短い間にあちこち行かせていただきましたが、今回のブログは2022年3月12日(土)開催の

「Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~<横浜公演> Day1」

に現地参戦してきた感想になります。

 

ラブライブシリーズ現行最新作「ラブライブ!スーパースター!!」発の5人組スクールアイドルユニットLiella!(リエラ)のライブでございます。昨年のアニメ1期放送と1stライブツアー開催から凄まじい勢いで売り出し中のユニットですね。私が現地参戦できたのは1stツアー名古屋公演以来の数ヶ月ぶりでしたが、ラブライブ系現場としては先週のAqours6th SUNNY STAGEから続く連戦でした。その辺りの感想文も残してありますのでよければどうぞ。これを踏まえつつ横浜当日の感想を振り返っていきます。

 

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ライブ全体的な感想

1stツアーに続く2ndということで、1stの良いところを引き継ぎつつ正統進化させたようなライブに感じました。もともと良かったライブが更に進化したわけですからそれはもうとてもとても良いライブでした。見事です。

 

Aqoursの例を出すと1stがアニメ準拠のライブ/2ndがアニメ外でユニットの魅力を前に出すライブという明確なコンセプト差があったと思うのですが、今回のLiellaはアニメ準拠だった1stの文脈からそのまま地続きで広がった世界観を2ndで表現しているように私は思いました。ライブタイトルにも引用されている最新の1stアルバム「What a Wonderful Dream!!」に収録された新曲群も注目でしたが、それらが従来の楽曲とうまく馴染んで今のLiellaの表現に加わっていました。

 

デビュー1年未満のメンバーを含むキャスト5名+2名のライブパフォーマンスレベルは1stツアーの頃から目を見張るものがありましたが、メンバーそれぞれが順当にレベルアップしていて安心して見ることができました。1stから積み重ねてきた時間の濃さと、それによるユニットとしてのまとまりがライブ中のMCなどにも強く出ていて、この成長をリアルタイムで追えることに感謝したいです。

 

会場まわりなどの話

今回の会場はぴあアリーナMM。2020年に開かれた比較的新しい会場ですね。(個人的には昨年夏のナナシスで初来訪。ラブライブ的には年末のAqoursドリコンやカウントダウンなど。)約1万人規模という広さと全体的な設備が綺麗なこと、最寄り駅から近いアクセスの良さなどが魅力だと思います。そして私の地元が横浜でございまして、自宅からも近いここにLiellaちゃん来てくれてありがとうという気持ちです。同じ首都圏とはいえ先週の埼玉所沢がだいぶ遠かったので。ヨコハマいちの名探偵を追っていた時代から大好きなホームタウンです。

 

物販の受け取りなどもあって早めに会場へ向かったのですが、以前の別現場から繋がりのあった遠方の知人が来られるというので久しぶりにお会いすることができました。私は前からAqoursのオタク、その方は主にラブライブ外の界隈でオタクやっていたという経歴でしたが、お互い新たにLiellaを追いかけるようになって数年ぶりに現場で再会することができました。アニメの内容や1stツアーの感想、お互いの好きな曲などを思いきり語り合えてすごく楽しかったです。知人いわく「こんなに若い娘(※ペイちゃん)を再び推すオタクになるとは思わなかった」と言っていたのが良かったです。クゥすみ好きですよ私も。

 

 

そんなわけで無事にグッズも受け取って入場。今回の座席は4階席中段でした。前回の1st名古屋も4階席だったのが笑いどころです。(誤解なきように言っておくと私は席の良し悪しで一喜一憂するタイプのオタクではございません。本当に良いライブはどこから観ても神席なので。)もちろんそこそこの距離はありますが眺めは良く、センターステージも客席の様子も含め全体的に見やすい席でした。開演前に流れていたCMで先週のAqoursを思い出しつつ、しっかり集中した状態で開演を迎えられました。

 

開幕セクション

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01. GOING UP

02. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!

MC

03. What a Wonderful Dream!!

04. 1.2.3!

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開演直前に流れた映像がアニメ本編のStarlight Prologueで、自然と客席が5色に分かれていったところから始まった今回のライブ。ステージ全体に上から幕がかかっていて、GOING UPの特殊イントロとともに幕が切られて5人が登場するという演出には非常に興奮しました。開幕を告げるギターとチャイムの音、そして伊達ちゃんのタイトルコールが最高です。1stではかのんソロ披露だった曲を5人全員で歌うというのも良いですね。ノータイムでDancing Heart La-Pa-Pa-Pa!に続くのも完璧なスタートダッシュでした。アップテンポでかなり運動量の大きいダンスに見えますが、これを笑顔で序盤にぶつけられる自信と体力がすごいと思います。コレで1年目のユニットがやる2ndライブっていうのは本当なんだろうか。

 

最初のMCでは5人の挨拶の後「What a Wonderful Dream!!」というタイトルとアニメ・1stツアーに触れつつ、「夢」というキーワードについて語られました。ここまでに叶えられてきた夢と、2ndライブを通じてこれから叶えていく夢。ライブのテーマが分かりやすく提示されていて良かったと思います。そして新曲What a Wonderful Dream!!。Liellaでは初めて実写のMVが製作された楽曲であり、アニメと並行してリアルで活動する声優ユニットとしてのLiellaのストーリーが込められているように感じます。良い曲です。4曲目の1.2.3!はかのん・すみれ・恋という1stとは違う組み合わせでの披露。歌唱メンバーが変わることでまたライブで受ける印象と楽曲の意味合いが変わってくるような気がしました。1.2.3で4曲目っていう数字には何か意味があるんですかね?一歩先まで踏み出す的な。

 

序盤から中盤へ

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05. 水色のSunday

06. Flyer's High

07. だから僕らは鳴らすんだ!

MC

08. HOT PASSION

09. 常夏☆サンシャイン

10. Till Sunrise

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アルバム収録のソロ曲初披露が来ました。クゥクゥちゃんソロの水色のSunday、衣装良すぎ&傘を使った振り付けが良かったです。その傘にカメラを仕込んでガチ恋距離の映像を流すという徹底したオタク殺しに圧倒されました。続くFlyer's Highも千砂都のキャラクター性がよく表現された曲で、軽快なダンスに惹かれるものがありました。複雑なステップの足さばきが凄かったです。

 

だから僕らは鳴らすんだ!のクラップバトルもすっかり定番になりましたね。コールができない現環境では貴重なコミュニケーションのひとつだと思いますし、公演ごとに変化させやすい便利なパートだと思います。それから、この曲で5人がセンターステージに出てきましたね。1stツアーの会場では設置されてなかったセンターステージと花道の使い方がライブ全体を通して特徴的に見えました。センステ専用に組まれた新しいフォーメーションを難なくこなしていたことにもLiellaの凄さを感じました。

 

MCを挟んで登場したサニーパッションさん、HOT PASSION曲も衣装もめちゃくちゃアイ○ツっぽいなあ・・・ってずっと思ってた。生で見るのは初めてのお2人でしたがパフォーマンスには安定感がありましたね。元気が出る曲で好きです。黄色い方のパァ!の人(聖澤悠奈役の吉武千颯さん)が終始笑顔で踊ってたのが印象的でした。続けて常夏☆サンシャインというのも納得の繋ぎ。とにかく楽しい。先週のサンシャインと違って寒くない。今回は専用衣装ではない新衣装でしたがこれはこれで印象が変わって良かったです。岬なこさんがダンスも歌もキレキレで良かったです。サニパの2曲目Till Sunrise、想像以上にライブ映えする楽曲でアリーナにもバチバチにキマってました。センステでの披露お見事でした。コンビの対称性、シンメ感が気持ちいいです。

 

ライブ中盤

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11. 青空を待ってる

12. 微熱のワルツ

13. Tiny Stars

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澁谷かのんソロ曲「青空を待ってる」。スタンドマイクから手持ちマイクへ、目いっぱいの感情を込めて歌を聴かせることに特化した構成に心打たれました。今回最初に泣いたのたぶんここ。花道を一歩ずつ確実に進んでいく伊達さゆりさんにかのんの姿が重なってエモの塊でした。葉月恋のソロ微熱のワルツは曲名通りのワルツで、青山さんのしなやかなバレエダンスが映える1曲でした。

 

ここで予想外の曲、Tiny Starsが突然流れて驚きました。「駆け抜けるシューーーーティングスターーーーーーー」で横転。心臓破裂するかと思った。しかもちゃんと専用衣装に着替えているのが熱いところ。後からよくよく考えてみたら伊達ちゃんの衣装替え相当忙しかったんじゃないすか??正直今回は聴けないと思ってたので予想外の収穫でした。

 

後半戦へ

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14. みてろ!

ダンスバトルパート

15. ノンフィクション!!

16. Day1

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ここからが今回の山場、スーパーペイちゃんタイムでした。ソロ曲ラッシュのラストがすみれのみてろ!だとは思ってませんでした。これもまためちゃめちゃライブ映えする1曲でかなりテンション上がりました。・・・え!?っていうかその衣装ノンフィクションじゃね!?ノンフィクション確定!?!?って、双眼鏡を覗きながら興奮してました。花火の特効まで使ってたの相当気合い入ってましたね。続けてノンフィクション、と思いきや急に千砂都VS恋のダンスバトルが始まって、マジでLiellaどこまでガチなん!?すごくね!?という感想になりました。ソロダンスをかっこよく見せるライブ、どちらかと言うと男性アイドル・男性声優系ライブの文化なイメージがある。

 

そして始まるノンフィクション!!、衣装まで揃った完全版の披露を待ち望んでいましたが期待以上でした。センター平安名すみれ/ペイトン尚未の威力がとどまる事を知らねえ・・・という感じです。そのままDay1、これはもう100点満点の繋ぎで優勝でしょう。ライブで聴くDay1は本当に良いんですよ歌詞も曲もダンスも。コールがなくてもブレードの振りだけで高まれる曲というのは強いですね。衣装とのベストマッチ具合も素晴らしかったです。今のところLiellaではDay1が1番好きな曲ですね。

 

クライマックス

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MC

幕間映像

17. 私のSymphony

18. 始まりは君の空

MC

19. Dream Rainbow

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MCを挟みつつライブは終盤へ。ノンフィクション!!の感想戦ではペイちゃんがセンター0番にいて背景照明がグリーンだという細かいところが嬉しかったです。で、ここにサニパの2人が加わると伊達ちゃんが0番に来るというのも良くできた並びでした。サニパ2人のMCも、キャラクターのイメージそのままリアルに出てきたような雰囲気でとても良かったです。柊摩央役の結木ゆなさん、ナイトセクシーかっこいい担当ではあるがスクールアイドルらしい年相応の可愛さも表現したいとおっしゃっていたのが解釈一致でした。

 

幕間映像はアニメ本編の振り返りダイジェスト。最初の白い羽が降りてくるところからもう泣きそうでした。メンバー1人1人の心情・それぞれの「夢」にスポットが当たっていくのが改めてグッとくるところ。直前にAqours6thを見ているからこそ刺さる部分もあって、「スクールアイドルは、お母さんの最高の想い出」でガチ泣きしました。そのまま私のSymphony、花道に並んだメンバーに1人ずつ順番にライトが当たっていって、5人全員で歌うという新しい演出によってこの曲の良さが更に深まりました。Liellaの物語が最も熱く詰まってるのはこの曲だと思います。さっきDay1が1番好きって言ったけど私のSymphonyが超えたかもしれん・・・もうコレがラストでいいじゃん。

 

でもライブは終わりません、始まりなんです。5人の物語が前進していることを力強く示した直後、Liellaの原点たる始まりは君の空が来るという・・・まさしく「私を叶える物語」とはこういうことだったのかと理解できました。ここまで来るともう、Liellaと出会って1年弱、今日を迎えるまで生きてきた自分自身の歩みとも重なってくるような気がしてくるんですよね。これが俺の物語なんじゃないかという。そんなことを考えていたら最後のMCでも再び「夢」に触れてくれました。「ついてきてくれますか?」ではなく「一緒に夢を探してくれますか?」であるという言葉が出てきたところにも、Aqoursとの対照性が見えて興味深いところでした。ライブ本編のラストはDream Rainbow、これも良い曲なんですよ。虹を架ける振り付け、虹と言えば先週のベルーナドーム、というところまで繋がってしまって感情グッチャグチャになりました。

 

アンコール

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幕間アニメ

20. START!! True dreams

21. Dreaming Energy

MC

22. ユニゾン

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なんだか感想もグチャグチャになってきました。アンコール中には幕間アニメで生首システム復活、これだけでちょっと興奮しました。特別ぶっ飛んだトンチキ展開ではありませんでしたが、逆にLiellaの日常感が溢れていて良かったです。しかも地元横浜のローカルネタに触れてくれて嬉しい。余談ですが私の横浜おすすめスポットは山下公園と揚州麺房さんですかね。ラブライブ関係者も縁ある場所です。餃子食え餃子。

 

幕間アニメは横浜から原宿へ、ラストには国立競技場を彷彿とさせる背景が。もっともっと大きなステージに立ちたい!という夢を語った直後に披露されるのがSTART!! True dreams。本当に素晴らしいですね。「本当の夢はとまらないんだね いま心が駆け出すんだ」歌い出しの1フレーズに今の自分がLiellaを追ってる理由全てが詰まってる気がします。やっぱ1番好きな曲コレにします。俺が死んだら葬式で流してください。続くDreaming Energyもライブのテーマである"夢"に寄り添っていてアンコールにぴったりな選曲でした。

 

最後の挨拶(※現実です)を挟んでオーラスは「ニゾン」。あまりにもライブの締めくくりにふさわしい、むしろここ以外に歌われることが考えづらい曲。曲と歌詞の良さは当然ですが、生で披露されることの良さを噛み締めることができました。円陣を組んでメンバー同士顔を見合わせるところが本当に良い。これは泣くやつです。このためのセンターステージだったんですね。そこからステージ全体に広がって歌が終わるフォーメーションも、まだまだ大きくなっていくLiellaの夢を象徴しているかのように見えました。

 

まとめ、その他感想

書ける範囲で駆け足(書き始めて2時間)でしたが、なんとかここまでの感想を書き残すことができました。ライブ全体を通しての話ですが、とにかく5人全員の歌もダンスも光る物があり、まだデビューから1年経ってないとは思えないくらいの凄まじい伸びを感じることができました。1stツアーと比べて会場が大きくなったのもあり、よりダイナミックなダンス、フォーメーションと演出を楽しむことができました。フォーメーションはスタンド4階席から見られたというのも良かったです。あとは花道とセンターステージを使った演出の全て、これに尽きますね。まさしくLiellaが進む「道」を示しているようで、これから先もっともっと長く大きくステージが広がっていくことを期待させてくれました。ちょうど1週間前にAqoursが立っていたドームのように。

 

Liellaの楽曲群とアリーナ級ライブでの音響の相性。これも抜群に良いと思います。生楽器系の音もシンセ系の音も5人の歌声によく合ってて良いんですよLiellaの音楽は。この日の客席は両隣や前後との間隔が少し狭く感じましたが、周囲のファンの雰囲気も良くて気持ちよくライブを楽しめました。(オタクお気持ち表明ばっかしてないで良いときは良いってしっかり褒めよう。)逆に苦労したのは開演前、会場周辺に待機できるスペースがなかったところですかね。これはまぁみなとみらいという土地が悪い。でも物販はスムーズで、Liellaウォーターも買えたりしたんで良かったです。

 

最後はライブ全体のテーマ性の話をしましょう。1人1人の「夢」に向き合うという構成がとても刺さりました。アニメにおけるラブライブ!スーパースター!!という物語が軸にあって、その世界観がリアルと繋がって更に拡大していくような感覚にワクワクさせられます。キャストとキャラクター、両方をバランス良く大事にしてくれる姿勢が嬉しいですね。この物語に寄り添ってLiellaを追いかけていけば、私も私自身の物語を叶えていくことができるんじゃないか。そんな期待に溢れるライブの1日でした。以上です。ありがとうございました。

 

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ちょっと思い出したところ書き足し

・ライブパンフの1ページ目、キャラクターたちのやり取りだけでだいぶエモくなるんですけど、そこから1枚めくった次のページがエモすぎて死んでしまいました。オタクは円陣に弱い。(ヒント:ナ○シス武道館のキービジュ)

 

・全体的なセトリ構成と衣装の組み合わせが絶妙でした。大事な曲は大事な衣装で披露するというこだわりが感じられて素晴らしいです。一方で複数回の衣装替えを挟む割に流れが切れる感じは少なく、そういった部分にもラブライブシリーズ特有のノウハウ蓄積を感じました。

 

・序盤から中盤にかけて、ライブの世界観にグッと引き込まれていく感覚が凄かったですね。アニメのストーリーを中心軸としながらも2次元に頼りすぎず、3次元側でも生身の物語を展開していくようなLiellaの戦い方が私は好きです。

 

・キャラとキャストの関係性がもうホント好き。これがいわゆる2.5次元系コンテンツの真骨頂でしょう。メンバー同士の関係性もそうですが、この辺りがグッと縮まってきた印象があります。特に今回は、すみれに対する憧れと今度は自分がすみれの背中を押したいという決意を語ったペイちゃんが良かったです。

 

・最後の挨拶伊達さゆりさん。「好きなことを追いかけて突き詰めて、好きであり続けることは難しい」という言葉に深く共感しました。他ならぬ彼女が言うからこそ意味がるんですよね。Liellaやラブライブに限った話でなく、今後の自分のオタク人生を進めていくための良い指針になるモノを受け取りました。

 

・メンバー全員の傾向として、一流のパフォーマンス力を持ってる割にやたら謙虚なところが印象に残りました。見ているとなんだか応援したくなってくるような気持ちは、こういうところから来るのかもしれません。

 

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Aqours 6th LoveLive!埼玉セカンドホーム帰省を終えて

2022年3月5日・6日の2日間。「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>」と題されたライブに参加してきました。Aqoursにとっての6番目のナンバリングライブで、2月の名古屋公演と3月の埼玉公演が開催されたうち埼玉の方。会場は今年3月から名称の変わった旧メットライフドームことベルーナドームで、私個人としてはAqoursのライブ2DAYSに両日現地参戦するのは今回が初めてでした。

 

こうして文字にすると簡単になってしまいますが、実際にはここに辿り着くまでいろいろありました。最も大きな出来事としては、本来の6thで開催予定だった2020年のドームツアーが完全消滅してしまったこと。最後に開催されたナンバリングライブである5th(2019年6月)から現在までに2年9ヶ月も経ってしまいました。

 

もちろんその間にAqoursの展開全てが止まっていたわけではないのですが、実際のところ私はAqoursから、特にライブ現場からは少し離れていた期間がありました。ユニットライブにはCYaRon2ndのみ現地参加、それ以外は昨年末の横浜なども不参加で配信を観たり観なかったりというところ。直近の名古屋公演には別件のイベ被りもあったり......結果その週の別件イベントもコロナ絡みの状況悪化で延期されており、先月の時点では名古屋まで遠征するというのもなかなか難しい時期でありました。去年だったらLiellaで名古屋行ってるんですけども。

 

前置きが長くなりました。そんなわけで5thライブからちょうど1000日ぶりAqours単独ライブ現地にようやく参加してきました。毎度のことながら2日間とも本当に素晴らしいライブで、来られて良かったと心から思います。感想らしい感想や人が読んで面白いライブレポートのようなものは書ける自信がありませんが、今回思ったこと感じたことを以下に書けるだけ書き残しておこうと思います。

 

 

会場と座席など

会場のベルーナドームに来るのも1000日ぶりでございまして、屋根が付いてるだけの実質野外ドーム、毎回暑かったり寒かったりが大変ですが今回はもう寒かったです。比較的暖かかった初日に比べガチで冷え込んだ2日目は本当に死ぬかと思いました。通常の現場ではライブTシャツにマフラータオル程度の軽装ですが、手持ちの防寒具を全て着込んだ上からみかん色ビブス(昨年末に発売された応援トップス)を装着したヤバいスタイルでライブに臨むのは今回限りにしたいところです。

 

座席は両日スタンド上段、初日は三塁側のほぼ外野席でステージ真横でした。距離も角度も正直厳しいところでしたが規制退場でだいぶ早めに順番が来るのは助かりました。2日目も三塁側でしたがだいぶバックネット寄りの奥に移動しまして、こちらはステージ正面で画面も見やすくなかなか良い席でした。

 

座席の話をもうひとつすると、初日は隣の席についた人と少し話ができました。その彼はなんと高校生で今回がAqoursのライブ初参戦だという男の子でした。Aqoursに興味を持ったのが2~3年ほど前の中学生の時で、AZALEAの単独にも行こうとしたが延期したりして今回が初めてになった・・・との話。埼玉や東京から多少距離のある近県から来たとのことで高校生にはなかなか大変なことだろうと思います。こんな若い子が新しいファンとしてAqoursに会いに来てくれたと知っておじさんは開演前からとても嬉しくなってしまいました。

 

初参戦の高校生くんは曜ちゃん推しとのことで、実際に曜ちゃん/斉藤朱夏さんがこちらのスタンドに近づいてきたときには全力で水色のブレードを振っていてとても良かったです。そんな姿を見ながら自分自身も初めてライブに参加した頃の気持ちなんかを思い出したりして、改めて真摯な気持ちでライブに向き合うことができました。終演後にもそんな話をしましたが「一緒にライブを楽しんでくれてありがとう」と伝えたい気持ちでした。

 

今回のライブは当日券も出てたとのことで少し心配していたのですが、空席はあまり見当たらず自分の周りはだいたい埋まってたように見えました。むしろ周りのオタクの皆さんの士気が高いというか、「全力で楽しんでやるぞ!Aqoursちゃん応援するぞ!」みたいな空気感が以前のライブよりも強く伝わってきて非常に良かったと思います。

 

私はAqours現場に来る知り合いがあまり多い方ではないのですが、ツイッターで繋がってる人たちと現地ではなかなかお会いできなかったのがちょっと反省点でした。いつも楽しくツイートを拝見してますので、もし会ってくれる方がいましたら次の現場ではぜひよろしくお願いしたいです。

 

印象に残った曲

ライブの内容について、セトリ全部振り返るのも難しいのでまずは印象に残った曲だけ挙げていきます。

 

まずはDREAMY COLORです。昨年リリースされた中でも特に好きな1曲をようやく生で聴くことができました。アニメと5thライブまでの物語に区切りを付けたあと、更に1枚殻を破った現在のAqoursを象徴する楽曲であると思います。注目したのはダンスとフォーメーションの質の高さです。刻々と形を変える水や海のようなイメージで優雅な表現と抜群にキレのある振りが交差して、9人ぴったり揃って寸分違わぬダンスと精密かつダイナミックなフォーメーションのあまりの美しさに呼吸すら忘れました。純粋なライブ技術の高さに殴られたという感覚です。特に2日目の席ではラスサビ辺りの前方ステージを斜め上方から抜群の眺めで見ることができて、本当に感動しました。

 

次にスリリング・ワンウェイです。直前のAqours Pirates DesireとDaydream Warriorから続くかっこいい曲セクションの締めですが、かつてのAqoursが必殺コンボとしていたデイドリ→スリワンがここで復活したのが激熱でした。さすがにこの曲ではだいぶ暴れました。周りの迷惑にならない範囲で。終始クソ寒だったドームの中でこの時だけは汗をかきました。ここの連続3曲は黒とピンクを基調とした新衣装のおかげで今のAqoursの持つ新たなかっこ良さが表現されてたと思います。APDの重心低めの力強い構えとかデイドリ間奏のダンスパートとかスゲー良かったです。バチバチのレーザーに光と影をうまく織り交ぜた照明演出も100点満点でした。

 

生身のAqoursで駆け抜けたようなこのパートの直後に来るHAPPY PARTY TRAINも印象深いところでした。この曲をテーマとしていた2ndツアーでここ西武ドームに初めて立ったという文脈もありますし、長い間Aqoursの代名詞とされてきたアニメーションMVとのシンクロ演出が歌もダンスもより洗練されて帰ってきたような印象を受けました。

 

最後に外せないところはWONDERFUL STORIESでした。ライブのクライマックスである涙×の後に、この曲が来た瞬間リアルに頭を抱えて崩れ落ちてしまいました。私がラブライブサンシャインに深くハマったのがアニメ2期、Aqours単独の現地初参戦が3rdツアーからというオタクなのでそれはそれはもう本当に印象深いターニングポイントにある楽曲なんです。アニメ2期までの集大成という位置づけの曲ですが、それ以降も形を変えて現在まで続いてきたAqours、アニメとリアル両方のストーリーと9人の今までの想いがこの曲に込められているような気がしました。このベルーナドームで聴けることが死ぬほど嬉しかったですし死ぬほど泣きました。顔面拭くことを諦めて((あとでマスク替えればいいか・・・))ってなりました。涙と鼻水を吸収してくれてありがとうびしょびしょのマスクくん。花粉症じゃないです。

 

ソロ曲について

上記のような楽曲以外に、今回のライブでは2日間の入れ替わりで9人分のソロ曲が披露されるセクションがありました。これも3rdツアーを彷彿とさせる構成でエモいんですよね。私の推しである千歌のNever giving up!を初日に回収できた時点で勝ちでした。全身から高海千歌の魂を放出しているかのように見えた伊波杏樹さんの圧倒的表現力が尊敬に値します。一流のプロフェッショナルと呼ばせてください。それと並ぶレベルで100%の渡辺曜を表現していた突然GIRL斉藤朱夏さんも凄かったです。やはり「ようちか」しか勝たん・・・本当に「アニメで見ていた彼女たちがそこにいる」というステージは何度見ても感動します。

 

そして2日目、今回のライブで最も期待され注目されたと言っても過言ではないコットンキャンディえいえいおー!の凄さは圧倒的でした。降幡さん、小宮さんの黒澤姉妹がベルーナドームのMVPと言ってもいいかもしれません。強烈な世界観のMVを120%表現していたステージパフォーマンスがあまりにも凄すぎて最後ちょっと泣きました。ライブ構成スタッフとメンバーの本気を感じました。逢田さんが号泣していた(?)というのも納得です。MVだけが話題になりがちですがシンプルに曲も歌詞も良いんですよ。何かと不穏な現代社会にいま最も必要とされてるメッセージがこの曲に詰まってるんじゃないですか?それを黒澤ルビィ/降幡愛さんが歌い上げているという事実が素晴らしいんですよ・・・最高でした。そんな神曲の直後にあこがれランラランが来るのはズルでしょう。理屈抜きで泣きますよそれは。国木田花丸というスクールアイドルに高槻かなこさんが寄り添っている本当の理由がようやく分かったかもしれません。

 

タテホコツバサもっとね!はトロッコでの披露でした。ちょうどトロッコに付いてるアクリル板に小林愛香さんの姿が反射して2人いるように見えて、善子の二面性が表現されてるみたいな感じになって良かったです。衣装もすごく良い。松浦果南/諏訪ななかさんの歌うもっとね!も歌詞が好きですね。声や雰囲気ともベストマッチしていて私はソロ曲の中ではこれが1番好きかもしれません。スタンドマイク付きで披露された小原鞠莉Shiny Racersも圧巻でしたね。衣装も"シャイニー"の具現化かと思うくらいギラギラしてて良かったです。ただ、これを力強く歌い上げたあとに小走りで捌けていく鈴木愛奈さんの動きがちょこちょこして可愛かったです。そんなギャップ萌えが許されていいんでしょうか。すこ。

 

アンコール

5th以来のAqours Rainbowが今回もベルーナドームに架かりましたね。私は初日の担当色がイエロー、2日目がサクラピンクで、推し色ではないもののどちらのメンバーにも少なからぬ思い入れがあるのでこの色を灯すことができて良かったです。以前も経験しましたが再びあの虹の一部になれたことが嬉しかったですし、今後もライブ初参加勢なんかもいると思うのでそういう人たちのためにも毎回の定番として残していってもいいんじゃないかと私は思います。

 

アンコール1曲目はnot ALONE not HITORI。ライブのクライマックスは楽しかった1日を振り返りながら泣くみたいな雰囲気がシンプルに良いんですよ。優しく染みるような曲調に「1人じゃない」というメッセージが令和の厳しい時代を生きてきた今の自分たちに刺さります。ライブに来られるようになって本当に良かった。。。

 

オーラスはSUKI for you, DREAM for you!、メンバーみんなと客席が全力で「楽しい!!」を発散したような空間が最高でした。花道を広く使って9人が散らばった結果、アンコールの虹とは違う形で再びドーム全体が9色に分かれたのがとても良かったと思います。これを上が眺められるのもスタンド席の強み。2日目はアドリブでコットンキャンディのモーションを混ぜてきたのもめっちゃ笑えました。そして泣きました。2日目の夜はこの時点でもう本当に凍えそうなくらいの寒さでしたが、それでもこのライブに来られてよかったと心の底から思いました。最高でした。

 

その他の感想と総括

駆け足で書いてきたのでなかなかうまく感想がまとまらないのですが、印象深いところはだいたい書けたかなと思います。青空Jumping Heartのラスサビ前、ブレイクでドーム全体が完全な無音状態になったところとかも今のライブだからこそだなあと思えてとても良かったです。青ジャンで思い出しましたが全体的に振りコピ勢も結構いたように見えまして、振りコピ大好きな私は楽しかったですね。今後も周囲に配慮しつつ楽しんでいきたいです。青ジャンの後のWake up, Challenger!!もめっちゃ聴きたかった曲のひとつでようやく現地回収できました。その後のStep! ZERO to ONEAqoursHEROESみたいな初期曲もなんだか久しぶりでしたか?こうして振り返った結果だいたい聴きたい曲しかねえってことに気付いて笑いました。

 

結論やっぱAqours大好きなんですよね。楽曲もメンバーも物語も。前線から離れたり足踏みしていた期間にもその裏で新しい物語がたくさん生まれていたりして、それらを積み重ねた数年間の集大成が今回のベルーナドームだったんじゃないかと私は思います。ここまでの航海を綺麗さっぱり清算した上で、次に向かうのはAqours7周年そして二度目の東京ドームでの追加公演であることが発表されました。もうAqoursが立ち止まることはないでしょう、もし壁にぶつかることがあっても絶対にそれを乗り越えてくれるはずだと確信しました。あらゆる限界をぶち破って、まだ誰も見たことのない景色を彼女たちが見せてくれることを期待しています。

 

本日は本当に!!ありがとうございました!!!!!

 

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Run Girls,Run!4周年記念ライブRun 4 You!!!を振り返って

皆さんここんにちは。書き出しの言葉に迷いながらこのブログを書き始めた現在は12月20日お昼前、その昨日12月19日(日)にはRun Girls,Run!4周年記念ライブ「Run 4 You!!!」東京公演に参加してきたところでございます。まずはとにかく良いライブだった、そしてランガちゃんを好きで良かったという感情に溢れております。ただ、それだけで済ませるにはあまりにも勿体ないライブだったのも事実。無い語彙力をなんとかひねり出して感想文らしき何かを書き残していかねばと思っております。以下そんな感じの感想文が続いていきますのでお時間ある方はお付き合いお願いいたします。

 

ちなみに今回の記事はRun Girls,Run!アドベントカレンダー2021にはエントリーしていませんが、3日目には「プリチャンとRun Girls,Run!振り返り年表つくってみた」という記事で参加させていただきました。こちらもぜひ合わせてよろしくお願いいたします。

adventar.org

 

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仙台公演遠征の話

東京公演を振り返る前に少しだけ仙台での話をさせてください。遡ること3週間ちょっと前の11月27日(土)にはRun 4 You!!!仙台公演がありました。ランガちゃんの始まりの地とも言える特別な場所仙台、私としても思い入れがたくさん詰まった街でございましてライブ前日の金曜から現地入りしていました。ランガ単独の有観客フルライブとしては2周年の京都以来、私個人としてもこれが約2年ぶりのライブ遠征でした。新幹線で出発の前にプリズムストーン東京駅店に立ち寄ってプリマドンナメモリアルを聴いたり、到着後すぐずんだシェイクと牛たん定食をキメてゲーマーズ仙台店を拝みに行ったり北四番丁から勾当台公園の辺りを歩いたり。ライブ前後には見知った顔のランナー仲間と再会したりして仙台遠征を満喫しました。久しぶりの仙台というのもあって、トータル3泊4日で5回くらい牛たん食べました。打ち上げで食べたせり鍋もおいしかった。

 

 

 

ちなみにライブ翌日からはリアル家族と合流しまして、ゆりあげ朝市・仙台城址・松島などを普通に観光しつつアニメWUG新章の聖地でもある秋保温泉秋保グランドホテルに初めて泊まることができました。普通に温泉が良いのと夕食バイキングがおいしかったです。仙台城址では伊達武将隊のメンバー(片倉小十郎景綱様)とお話しすることができて、「ランガちゃんのライブで仙台に来ました」と伝えられたのが良い想い出です。またみんなで行きたいですね、宮城・仙台。

 

 

 

あとはその翌週の幕張、プリパラ&プリチャン&プリマジウィンターライブ2021にも参加して本当に楽しくて素晴らしいライブだったりしたんですけどその話は非常に長くなるので今回は割愛させていただきます。ランガちゃんももちろん、初登場のプリマジ勢も良かった。そして京都に向かうかと思いきや別件でLiella!1stツアー愛知公演に行ってまして、名古屋のオタクに会ったりアニメ「やくならマグカップも」多治見の聖地巡礼に行きました。4週連続ライブ現場でぶっとび!ワッチャッチャ!してます。

Liella!1stライブツアー愛知公演Day1 -初現地感想- - オタクの備忘録

 

東京公演(前後)の話

そんなこんなでやってきました東京公演。前日にはランナーオフ会にも1軒目だけ参加させていただきまして、人数が多かったので全員とはお話しできなかったんですがランガの話ランガ以外の話で大変盛り上がり楽しく飲むことができました。迎えたライブ当日は会場へ向かう前に原宿に立ち寄りまして、プリズムストーンカフェ原宿店の外観だけ拝みつつラブライブ!スーパースター!!Liella!のコラボイベント開催中の竹下通りを軽く巡礼してきました。これは完全に余談。

 

そこから先はもうあっという間の1日でしたね。都内に住むオタクと合流して会場入りする頃にはランナーたちが集結してて、昼公演から夜公演までノンストップで駆け抜けるような最高に楽しくて最高に熱い時間でした。ライブ後には少人数でしたが打ち上げにお付き合いいただいた皆さんありがとうございました。

 

 

会場・客席の話

東京公演の会場は山野ホール。代々木駅から徒歩数分という好アクセスの場所でした。ホール内客席は前後方向に長く、後方の半分弱が傾斜付きの固定席・前半分が広く平らで可動席を設置してあるという珍しい構造でした。今回はキャパ制限で1席空けになっていて、フラット部分は設置してある椅子自体が互い違いに間引いてあったので前後方向にも左右にもかなり余裕がありました。視界も良好ですし前方向にもブレードを振れるのが良い。指差しも振りコピも楽しい。

 

私の席はと言うと昼公演がフラット部分の後ろ側、夜公演が前方ヒト桁列のド真ん中という激熱の席を引き当ててしまいました。昼公演では少しだけ距離を感じましたが、以前のライブと比べて(体感として)「ランナーさんがこんなにたくさん来てくれるようになったんだな・・・」と嬉しくなりました。何より昨年のリンクライブが無観客だったのでそれだけでもう。あと距離があることで左右壁面にうつる照明や影が綺麗に見えましたね。逆に夜公演では双眼鏡が全く要らないくらいの距離で、左右のスピーカーからのライブ音響も非常に綺麗かつパワフルに聴こえて、センターはやまるの指差しをもらいまくる神席でした。俺が座標軸だ......!!!٩( 'ω' )و

 

あと配信アーカイブ夜を確認したら開演前に俺の背中が映ってました

 

開幕3曲

01. ドリーミング☆チャンネル!

02. ルミナンスプリンセス

03. イルミナージュ・ランド

・最初のMC

 

いよいよライブ本編の話、まずは開演から3曲続けての披露。ライブ前半は昼公演がルミナンスMV衣装、夜公演がドリチャンMV衣装でした。どっちも好き。(語彙力消失)(むしろ好きじゃない衣装が無い)

 

現時点での最新曲ドリーミング☆チャンネル!を最初に持ってくるというセトリに強さしか感じないですね。「出会えた全部のいいねが 勇気をくれた」という歌詞がたまらなく好きです。以前の生配信で振り付け講座をしてくれたのもあって振りコピが楽しい曲です。会場全体がランガちゃんのライブに一気に引き込まれる感覚がありました。3人が本当に楽しそうな表情で歌うのが印象的です。

 

仙台ではイルミナージュ・ランドが2曲目に繰り上がって3曲目にShare the lightというセトリでした。人気の高いShare the lightを東京公演では外してきたというのは大胆な選曲に思います。(楽曲人気に頼らず生身のランガちゃんで勝負したかったのでは?説というのを後で他の人の感想で見かけました。これはありそうだなと思います。)

 

替わりに入ったルミナンスプリンセスはウィンターライブ幕張でも聴けましたが、ランガ単独で歌われるとまた違った雰囲気にも感じますね。ミラーボール照明のキラキラした感じがとても綺麗です。振り付けのしなやかさに目を引かれますね。「終わらない恋をしたんだ みんな」が本当に好きです。

 

イルミナージュ・ランドを聴くとプリチャンオンラインキャラクターショーを思い出しますね。見てるかめが姉ぇ&キラッCHU&萌黄・・・星形の照明が照らされてるのも細かいところ。ここまで3曲続けての披露ながら歌もダンスもブレを感じませんでした。体力が凄い。

 

ここで最初の挨拶。おなじみの定型挨拶を手拍子で再現するのもすっかりお決まりになりましたね。声が出せないライブでも拍手とブレードで楽しむというのにもだいぶ慣れてきました。仙台公演でのメンバーは冒頭にやや緊張してた印象がありましたが、東京公演ではとにかく楽しいという気持ちが前面に出ていたような気がします。

 

プリチャンメドレー

04. キラッとスタート

05. Go! Up! スターダム!

06. キラリスト・ジュエリスト

07. ダイヤモンドスマイル

08. never-ending!!

・MC(プリチャンメドレーについて)

 

仙台では四季曲→プリチャンメドレー、東京ではプリチャンメドレー→四季曲の順番でした。一部カットがありながらもプリチャン主題歌シリーズから5曲を連続で披露するという贅沢なセトリ。特に東京公演では前の3曲も含めて8曲続けてプリチャン尽くしというプリの大きいお友達にはたまらないセトリでした。なんならプリチャン単独やプリティーシリーズのライブより濃い。ここまでで「もうチケ代分の元取ったから帰ってもいいわ」と思っちゃうくらい。i☆Risがプリパラ9曲メドレーというのをやったライブがありまして・・・ってのは関係ない話。

 

初期曲のキラっとスタートが最近のルミナンス衣装やドリチャン衣装で披露される姿には、当時からのオタクとしても感慨深いものがあります。Go Up スターダムも1stツアーの頃が印象深い曲。小さい星だけどもスターダムを駆け上がっていきたいという強い意志を感じる歌詞が刺さります。飛び跳ねるように軽快なダンスのキラリストジュエリストも最高ですね。続くダイヤモンドスマイルはプリチャン2ndシーズンやランガ2周年の思い入れもあって私の1番好きなプリチャンOPです。いつだかのインタビューでダイスマは今までで最も「熱い曲」であるという言葉もありましたがその通りだと思います。やっぱり「超えてみせるから~~~~~~」が最高ですね。締めはnever-ending!!、これもプリチャンの曲としてだけではなくランガちゃんを追っているオタクにこそ刺さる曲じゃないかと私は思います。2021年に聴くネバエン、今回の私はここで泣きました。1番終わりからCメロに飛ぶ特殊カットも印象的です。森嶋さんの歌う「やってみなくちゃ分からないんだ」でオレンジのブレードを握りしめる手に力が入りました。この辺りの歌詞割りも大好きなんだよな~~~~~!!!

 

「メドレーが作れるぐらいにプリチャンの曲を歌ってきた」というメンバーのコメントが熱いです。主題歌アーティストとしてだけでなくキャストとしても関わってきた、それなんですよね。夜公演では「やってみなくちゃ分からない!分からなかったらやってみよう!」を言ってくれたのが嬉しいです。

「プリチャンとRun Girls,Run!」振り返り年表つくってみた - オタクの備忘録

 

四季曲セクション

(昼公演)

09. サクラジェラート

10. 水着とスイカ

(夜公演)

09. 秋いろツイード

10. スノウ・グライダー

・MC(四季曲について)

 

作詞:只野菜摘・作編曲:石濱翔MONACA)の神のコンビによる「ランガ四季曲」シリーズ。シングルのカップリング曲やアルバム曲として収録されたものですが名曲揃いです。セトリの中でこれらのイントロが来るとグッと雰囲気が切り替わる感じしますね。今回は昼夜合わせて春夏/秋冬を回収できたのもありがたいところ。ランガちゃんの生歌やダンス、表情や目線による表現力の高さが特に光る4曲だと思います。ストーリー性を感じさせる歌詞で、時系列的にはどういう並びなのか?という考察だけでも深く楽しめます。振り付けも本当に好き。初期からあるサクラジェラートなんかはライブで観るたびに進化してる印象がありますね。私は秋いろツイードが好きです。スノウ・グライダーはドリーミングチャンネル衣装の白とも相性抜群ですね。この曲の時に照明が雪の結晶の形になってるとかそういう細かいところも好きです。楽曲の世界観に引き込まれて、ブレードを振る手が止まってしまう時間が何度もありました。引き込まれすぎると心臓が苦しくなるのでよくない。(良い。)

 

ソロ曲

11. Darling Darling

12. 逆さまのガウディ

13. りんごの木

 

アルバム「Run Girls,World!」収録のソロ3曲。有観客のライブで聴く機会がほとんど無く、この4周年ライブが初めての人も多かったんじゃないでしょうか。アルバムの発売からは1年半ほど経ってしまいましたが、その間のメンバーの努力が歌唱表現に表れているような気もします。3人それぞれの個性がよく出ている3曲で好きです。当たり前の感想ですがとにかく「声が良い」の一言に尽きます。

 

衣装チェンジから

・幕間:クラップ練習のコーナー

14. Break the Blue!!

15. 無限大ランナー

・MC(新衣装、新曲について)

 

一度メンバーがはけて衣装替え、その間には収録音声によるクラップ練習のコーナーがありました。注目の新衣装は仙台公演で初披露されたもので、無限大ランナーをイメージした衣装であるとのことです。ロックな雰囲気でかっこよくて可愛い、すなわち最強。

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クラップ練習のラストから特殊イントロの繋ぎでBtB!!が始まるのもめちゃめちゃ熱かったです。(仙台の昼公演では「え!?なんだあの衣装は!?!?」って焦りましたけど。)青1色のブレードを構えるあの瞬間が好きなんです。アニメ「ガーリーエアフォース」の主題歌でもありますが、ランガとしても戦い続けるユニットであると宣言するかのような力強い歌詞が好きです。

 

そして今回注目の新曲、無限大ランナーは4周年ライブで初披露。CD音源で聴いていても良い曲ですがライブで聴くと圧倒的に強かったです。指差しや拳を上げる振りコピが激しいのもあって、この曲が終わったあとに最も汗だくになりました。物理的にダンスが熱いのもそうだし歌詞が精神的にも熱く、魂が震える感じがしました。そんな激しい振り付けながら3人とも満面の笑顔で踊っているのも素敵。(あとオタクから聞いたことを配信アーカイブで確認したのですが)小さな点が壁面を走るような照明で疾走感を表現してたのも良いですね。(仙台で初披露されたばっかりなのに東京で振りコピ完璧になってるオタク多すぎん?)

 

はやまるさん、新衣装の指抜きグローブ好きすぎませんか?俺も好きです。いよいよラストスパートです!という言葉に対してブレードでバツを掲げて拒否するやりとりも定着してきましたね。「今来たばっかり~ソレナー」は死語なので滅ぼそう

 

ライブ終盤

16. My Best Shine!!

17. ランガリング・シンガソング

 

来ました、My Best Shine!!。ホワイトデーイベントでの初披露の時からそうでしたがライブで聴くと本当に刺さる歌詞ですね。MBS!!号泣おじさんです。この辺りの曲を含めて、「ランガちゃんを深く追っているオタクほど泣ける曲」があまりにも多すぎるように感じます。これ以上俺を泣かさないでほしい。「しんどいときはみんなが支えてくれるからさ」とか、客席に向かって手を振るのとかもうね・・・あっ思い返すと今また泣きそう・・・ラストの「みんなに会いたかったよ~~!!」「4周年、みんなありがとう~~!!」で昼夜ともにダメでした。

 

アンコール前ラストはランガリング・シンガソング。今のRun Girls,Run!を象徴する1曲として存在が確立してきましたね。アルバムが発売された去年から今年にかけての苦しい2年間、そしてそれ以前のランガ駆け出し時代からの、全ての想い出が頭をよぎって泣き崩れました。MBS!!のカラフルな照明に対してランガリングはシンプルな白中心の照明だったことも、まだ色の付いていないこれからのランガちゃんの未来を象徴しているかのように見えて良かったです。

 

アンコール

18. プリマ☆ドンナ?メモリアル!

・写真撮影

・グッズ紹介と告知コーナー

・最後の挨拶

19. カケル×カケル

 

アンコール1発目プリマドンナメモリアル。ランガの曲の中でも特別中の特別な物語を持つ、この歌をセトリの中の大事なところに置いてくれるのが嬉しいです。今年5月のプリティーシリーズ10周年フェスも思い出します。あとグリフェスの時(※3年前)に幕張の映画館行って劇場版観たのも思い出しました。そして振りコピがめちゃめちゃ楽しい。夜公演なんかは視界に入るオタクの7割以上が全力で振りコピしてたように見えました。歴代プリティーシリーズ登場人物のポーズが振り付けに入っていたりキャラクターカラーが照明に使われていたりするのもエモいです・・・Run Girls,Run!、もはやプリズムの煌めきが人の形になった存在よ・・・

 

写真撮影とグッズ紹介のコーナー。3人でわちゃわちゃしながら楽しくグッズを紹介してくれるのが嬉しいですね。この辺りのMC・トーク全般に言えることですが、リアルのイベントが無かった間にも続けていたらんがちゃんねる等の配信で積み重ねた、トークスキルとより強くなった絆が3人の雰囲気に出ているような気がします。

 

そして告知コーナー。昼公演ではバレンタイン・ホワイトデー両イベントの開催が、夜公演ではミニアルバムの製作が発表されました。これには私も思わず立ち上がってしまいました。周りにもちょいちょい立ち上がってるオタクいて笑いましたねw一応すぐ座りましたけど。

 

最後の挨拶、昼公演では「もっと大きなステージに立ちたい」という言葉が聞けたのが本当に嬉しかったです。しかし、それ以上に夜公演の挨拶で泣きました。

 

あっちゃんの挨拶。足の怪我によってライブが延期・振替になってしまったという話には聞いてるこちらが申し訳なくなってしまいます。からの内くるぶし2つの話に飛んで和やかな空気にしてくれてありがとうございます。もっともっと先まで走っていきたいというコメントに未来への希望が感じられました。

 

はやまるの挨拶。昨年から今年にかけてのコロナ禍、3周年ライブが開催できずオンラインになったことなどから、進んでいるのか止まっているのか、もどかしい時間があったという話に。ユニットとしてだけでなく個人の仕事もあり、そんな中で何をすべきか何を目標とするか迷った時もあったとのこと。そこから前を向けたのはメンバー2人がいてくれたからこそであると。メンバーだけでなく、支えてくれるランナー、スタッフ、家族への感謝の言葉もありました。(俺ここで号泣。2年間で迷ったり悩んだりしたという話に自分自身のオタクとしてのこれまでも振り返って共感しました。)もっと大きいところでライブがしたいという昼公演の言葉を繰り返しつつ、もっともっとランガとしてランナーたちと一緒に大きくなっていきたいという力強い言葉で締めてくれました。5周年に向かうランガちゃん、期待しています。

 

もっちーの挨拶。今日のライブを振り返りつつ、自身のデビュー前の話まで出してくれました。高校生の時からずっと声優になりたくて、いろんなオーディションを受けてきて、それらを経てRun Girls,Run!になることができて、こうして4年目を迎えられていることがとても感慨深い・・・という言葉が出たところで涙が零れてしまいました・・・(俺も泣いてるんですけど・・・配信アーカイブ観ても泣ける・・・)デビューから4年経っても夢に向かって頑張りたい気持ちは消えることなく、もっと大きいステージに立ちたいという言葉も聞けました。みんなに支えられているだけでなくみんなを引っ張っていける存在になっていきたい、とのこと。感動的な挨拶と胸を打たれる姿を、ありがとうございました・・・「リーダーの涙には、これ以上ないライブの価値がある」というはやまるのコメントも、その通りです。ライブに"懸ける"想いの全てが伝わってきました。

 

ラスト、"カケル×カケル"。ランガの始まりの曲、と一言で言えるレベルを完全に超える今日1番の感動が生まれました。涙声が混じりながらしっかり聞こえてくる歌に号泣。ランガのユニット色ピンクに加えて赤、水色、オレンジ・・・カラフルに染まるようになった客席を見て嬉しくなって泣きました。思わず天を仰いで(WUGちゃん見てるか・・・後輩たちはこんなに立派になったぞ・・・)って心の中で唱えたのはここだけの秘密。ラスサビに向かう3人の表情が本当に良い顔してましたね。最後の一瞬に至るまで想いとエネルギーに満ち溢れる本当に素晴らしいステージでした。

 

終演後の話、その他雑感、まとめ

夜公演では最後の挨拶からカケルへの一連の流れで大号泣させられ(いや嘘、MBS!!からもうずっと泣いてた。)会場の外で出てオタク仲間と対面したあとも思わず泣いてしまいました。昼公演の後もそうだったんですが、まわりのオタクがみんな満足しきった幸せそうな表情してたのが印象的で、それを見て本当に良い現場なんだなあと改めて思いました。夜公演ではそこに感極まって泣き崩れてるオタクがちらほら混ざるわけですが。(どなたかは存じ上げないんですが特に森嶋推し装備で抱き合って男泣きしてる人たちが印象的でした。感動をありがとう。)

 

 

 

その他の話ですが、まず東京公演のチケットが完売したというのが本当に良かったと思います。(仙台も当日券まで完売したらしい?というウワサ。)どうしても都合で来れない人が他の人に譲ったりしたというのは多少あったみたいですが、現地でも軽く見回した限り空席は見当たりませんでした。そして東京公演の配信を実施してくれたこと、アーカイブが最長1週間あるということ、本当に素晴らしい施策だと思います。今もこのブログを書きながらアーカイブを視聴しています。しかも昼公演のダイジェスト映像をすぐに編集してアップしてくれるという前向きな姿勢に驚きました。最近の大人たちがが有能すぎる・・・マジで運営の中の人変わったんですか・・・?

 

 

ライブチケットだけでなく物販もアクスタが完売したそうで。等身大タペストリーとかも含め今回すごく良いラインナップだったと思います。ビブスも使い勝手が良いしブレードもデザインが好き。扇子も夏場になったら活躍しそうですね。それからブロマイドと、これから注文受付が始まるライブフォト。(←これめっちゃ好き。)あと何万円用意すればいいんだろうかと今からビビっております。

 

 

 

セットリストについて。4年目にしてようやく「カバー曲無しのオール持ち歌」のセトリが完成したわけですね。これについて今までの曲数が少なすぎたという見方もありますが、ひとつひとつの楽曲を大切に歌って育てて物語を積み重ねてきたからこそ、オタクたちに「神曲しかない」と言われる今のランガちゃんがあるのではないかと私は思います。特に東京公演では、ライブ序盤にプリチャン主題歌を全放出した上でそこから先を生身のRun Girls,Run!で走り抜けるというスタイルがあまりにもかっこいいなと思いました。さまざまな色を持つ楽曲たちを歌い分けながら、Run Girls,Run!としての軸が1本通して繋がったような見事なライブでした。

 

林鼓子さんについて。単推しです。ランガの最年少19歳、頼れるセンター。ライブ会場でもよく通る力強い歌声とパワフルなダンスはセンターにふさわしいハイパフォーマンスで、ライブ中もついつい目を引かれてしまう唯一無二のパワーがあります。以前から最年少とは思えないほどの真面目さとかっこよさが見られてそれはそれで良かったのですが、最近はMC中に年相応の若さと可愛さが漏れ出てる瞬間があるような気がして私はそれがとても好きです。ソロ曲りんごの木だとかライブ終盤の無限大ランナー辺りで見られた、グッと前に出るようなステップの足先に力強さを感じて良かったです。

 

厚木那奈美さんについて。生で見たときの全身のバランス・頭身がとても綺麗な方ですね。特に脚が良いってオタクが言ってました。私もそう思います。バレエダンス的な優雅な動きが誰よりも似合い、アップテンポな曲の激しいダンスでも指先や足運びのキレがすごいダンスのスペシャリストなんだと今回改めて思いました。透明感ある声が高音のロングトーンでもとても綺麗でした。客席のオタクが飛ばす指ハート等にいち早く気付いて撃ち返してたのも彼女だと思います。綺麗な顔して恐ろしいオタク殺しのスナイパー

 

森嶋優花さんについて。昼公演・夜公演とも最後の挨拶で発せられた言葉の重みに私の感情が破壊されてしまいました。配信番組などではポンコツ可愛いイメージが先行してますがやはりランガのリーダーなのだと感じます。最初から最後まで全体を通して華やかな笑顔が素晴らしかったですね。ステージ上にいること・ファンの前にいることがとにかく楽しいという表情に見えました。跳ねるように明るい歌声からも楽しいという気持ちが感じられましたね。身長147cmと小柄な割に手足のリーチが長い印象で、実際に長いのかダンスのダイナミックさでそう見えるのか、配信アーカイブで観たときの指先の綺麗さが目立ちました。あっちゃんを狙撃特化のスナイパーに例えるならば、もっちー範囲攻撃のようなレスでオタクを壊していく爆発アタッカー。ブルアカで言うとアカリ。(これが言いたかっただけ)

 

照明と音響について。まずステージ背景セットが仙台と東京で大きく違いましたね。仙台では大きなカーテン・垂れ幕が架かってる柔らかいイメージで、東京では幾何学的な模様と金属フレームが目立つ柱でパキッとした印象のステージでした。ミラーボール照明とか曲に合わせた色変えとか照明にはこだわりを感じられました。音響も良好で、とくにストレスなく聴くことができました。パワフルな楽器音と生の歌声を全身で浴びたときのバランスが良くて非常に心地よかったです。あと配信アーカイブのカメラアングルも全体的にかなり良かったんじゃないかと思っています。やはりメンバーの表情を楽しむならば生以上に配信映像も強いです。

 

仙台公演と東京公演。仙台公演の方には、やっぱり「聖地補正」が少なからず効いてくるわけじゃないですか。ランガの出自的にも自分自身の強い思い入れ的にも。単純に地方遠征って楽しいですし。そんな聖地補正とは関係のない東京公演で、仙台公演を確実に上回る楽しさと、感動と、満足感を味わえたことが本当に嬉しかったです。やっぱりランガちゃんは常に成長し続けているんだという事と、それを努力と実力で成し遂げているランガちゃんに今はただ感謝と尊敬しかありません。

 

 

ランナーとしての自分自身について。私がもともとWUGを追っていた縁でランガちゃんに出会ったというのは紛れもない事実なんですが、今回現場で出会った何人かのオタクに「古参」と呼ばれたことにはむず痒い感じや申し訳ない気持ちがありまして。(そもそもオタクに新参も古参も無いんですけども。)昔の様子はたまたま知っているだけでちゃんとランガちゃんを応援し始めたのが2周年ライブの頃からなので...というのが正直な気持ちですね。初期を振り返って当時をしっかり追い切れなかった後悔が全くないわけではありません。ただ、今回のライブ4公演を走り切ったことで「いつか堂々と古参を名乗れる日がくるかもしれない...?」みたいな気持ちもなんとなく芽生えてきました。というのは感想として残しておこうと思います。それから、プリチャンのオタクとしての気持ちも先日のブログなんかにいろいろ書いてるんですが、プリチャンのアニメ終了を越えて結成5周年に向かうランガちゃんもしっかり応援することができそうだな、という前向きな気持ちが確信に変わりつつあります。(プリマジもプリパラもそれはそれで普通に楽しみますけどね。)

 

これは以前から繰り返し言ってることですが「過去は過去、今は今」で別物です。「自分は自分、他人は他人」も別物。(これを改めて言うのすらもはや気恥ずかしいんですけれども。)出会いのきっかけやハマる過程にはWUG、i☆Ris、プリチャン、いろいろあれど、少なくとも今この瞬間の私は「ランガちゃんはランガちゃんだから今のランガちゃんが好きです」と胸を張ってハッキリ言うことができます。誰に何を言われようとも、これから先の自分がどれだけ迷う事があろうとも、これだけは紛れもない事実として、これから先も変わることはないとここに宣言させてください。

 

世間の情勢について。現場で声を出すことができない以外はだいぶいろんなライブイベントが帰ってきたような感じがしていますが、外に目を向けると不穏なニュースもあるようです。私自身もできる限りリスクを減らす対策をした上で無茶はしないよう現場に向かっているつもりですし、周囲のオタクも決められたルールを守るなどその辺りは気を付けているようで信頼しています。そんな中で特に今回実感したのは、当たり前のように開催されるライブが当たり前ではないという事と、加えてライブ配信が実施されてもそれを観てくれる人がいるのは当たり前ではないという想いが、メンバーのパフォーマンスを通じて伝わってきたことです。きっと今の時代だからこそ、そして我慢の2年間があったからこそのステージだったんじゃないかと私は思います。

 

 

はやまるの最後の挨拶にあった、「進んでるのか止まってるのか」もどかしい時間、迷いそうになる時間というのが私自身にもありました。ランガのオタクとして、あるいはそれ以外のいろんなものを見て生きているオタクとしてもそうですし、リアルでもこの2年の間に住む場所やら仕事やら生活が一変してようやく軌道に乗ってきて今現在の自分がいます。そういった状況の中で迎えた1年を締めくくる現場として、今回このRun 4 You!!!東京公演を選んだ(あるいは導かれたのか)のですが、それだけの価値がある素晴らしい現場に巡り合えたと心から思っております。現場で出会ったオタクの皆さん、会ったことはなくても私と同じようにランガちゃんを愛している皆さんにもありがとうと言わせてください。Run Girls,Run!を、あの3人を、プリチャンを、アニメとライブと音楽を、好きでいて良かったと大きな声で言いたいです。

 

ライブ現場でよく言う「来て良かった」を超えて「生きてて良かった」になりました。今回の感想は以上です。本当にありがとうございました。

 

ブログ第一稿アップ:12月20日18時

最終版更新:12月22日23時

 

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Liella!1stライブツアー愛知公演Day1 -初現地感想-

2021年12月11日。Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~愛知公演Day1に参加してきました。テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第1期の放送が終わって10月末から始まった全10都市20公演にもなるライブツアーの7箇所目、公演数にして13番目の公演で念願のチケットがようやく当選して現地参戦できました。

 

 

長きに渡ったコロナ禍を越えての久しぶりのライブ遠征、(というのはウソで2週間前に別件で仙台行ってきたばかりですが)今回1泊2日の旅程では名古屋在住の友人と久しぶりに会ったりテレビアニメ「やくならマグカップ」の聖地・岐阜県多治見市に遊びに行ったり超絶旨いひつまぶしを食べたりなど名古屋旅行を思いきり満喫することができました。その辺りの話は一旦置いといて後日書くかもしれませんが、今回はLiella!ライブについての感想のみを書ける限り書いていきます。セットリストとかもしっかり書いていきますので一応ネタバレにはご了承願います。

 

「ところでお前はどういうオタクなんだ?」という方がいらっしゃいましたら、アニメの感想なども過去のブログに書いてますのでよろしければどうぞ。↓

ラブライブ! カテゴリーの記事一覧 - オタクの備忘録

 

※なお今回の感想ブログ、勢いで書き上げたのでちゃんと読み直すことができていません。誤字脱字ほかおかしなところが多々あるかもしれませんがどうか温かく見守ってください。

 

 

まず始めに結論から

率直な感想として「来て良かった」、これに尽きる素晴らしいライブでした。それだけだといつもじゃないかと怒られるかもしれませんが、「もっともっと多くの人に見てもらいたい」「自分自身もこの先のライブをもっと見てみたい」と思うような希望溢れる力強いライブでした。だからこそこうして感想文のひとつでも残しておかねばと帰宅直後からパソコンを開いているところでございます。最初の群馬公演から始まって配信でもリアルタイムやアーカイブで何度も視聴してきたライブですが、初めて生で観たLiella!は本当に凄かったです。

 

結成1年目のユニットが作り上げる1stツアーとは思えないほど、という次元を2枚も3枚も上回る高い次元のライブパフォーマンスを浴びることができました。メンバー全員が明らかにCD音源を超えてくるほど表現力抜群の力強い歌声と、ステージを広く使ってキレの良さを見せつけるダンス。配信でも観てきた一瞬一瞬の表情から指先に至るまでのこだわりを感じられる、総合的なパフォーマンス技術の高さを生で観て改めて驚かされました。そしてアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」の世界観を丁寧になぞりつつその解釈をより大きく広げてくれるようなセットリストと演出が乗ってくるわけです。合間合間のMCなどから見られるメンバーの個性やユニットとしての雰囲気も非常に良かったです。

 

会場について

今回の会場は「日本特殊陶業市民会館フォレストホール」。名古屋市内、金山駅から徒歩5分というアクセスの良い会場でした。当日泊まったホテルも徒歩数分の近くを取れまして、近隣には飲食店やコンビニも多かったので便利で良かったです。ホール前は広場のようにひらけていて、物販待機勢も難なく並ぶことができていましたね。私は事前通販と会場受け取り予約のおかげで並ぶこともなくお目当てのグッズを入手。こういうシステムが導入される良い時代になりました。余談ですが、物販列や実際の客席の様子を眺めたときに、若いファンだけでなくオッサン私より歳上の人たちも割と多いように見えました。Liella!が幅広い層に受け入れられてるんだと思って嬉しくなりました。

 

 

ホール内の座席数は約2200席。天井が高く1階席から4階席まである構造が特徴的な会場です。そして今回の私はなんと4階席を引いてしまいました。位置は下手側、Starlight Prologueで言うとメロングリーン担当。入場したときの第一印象は「近い!!!天井が!!!!!!でもステージもそんなに遠くない!!!!!!」でした。(元々Aqoursでメラドのスタンド上段とか経験してるので距離については何も怖くないのですが。)そしてライブが始まると、この斜め上方から見下ろす視点が抜群に良かったです。5人のフォーメーションの移り変わりが手に取るように観られたのと、ステージ床に映る照明やメンバーの影をとても綺麗に観ることができました。1階席にいるファンたちが光らせるブレードの様子もよく見えたのが現地参戦の良いところですね。更にツアー初の4階席に対する爆レスを浴びられたので、ガチで神席でした。たぶん伊達さゆりさんと目が合いました。本当です。

 

このツアーは概ねここと同規模のホール会場ばかりであり、アリーナ級ドーム級のライブが多い最近のラブライブコンテンツの前例・人気を考えると小さすぎる会場に思えるのですが(事実、キャパ不足でチケ倍率が跳ね上がっている)、実際にライブに参加してみてホール会場でツアーが開催されたことの意味を実感しました。まず、ホール会場は音響面の条件がとても良いです。楽曲の良さと5人の生歌の力が存分に発揮されているのは音楽イベント・コンサートに特化したホールだからこそでしょう。それから、ステージと客席の近さも大きな強みです。今回のような4階席や最後列の席であっても遠すぎず、ダンスや目線による表現などがしっかり伝わります。また、観客側としても演者から見えている実感が強いためライブに対してより真剣に向き合えるという効果があると思います。会場全体の一体感を高める意味でホール会場はとても優れているんじゃないかと思いました。

 

開演直前の雰囲気と冒頭映像

会場内のBGMではDancing Heart La-Pa-Pa-Pa!のインストが流れていましたね。開演前から盛り上がるクラップの音に心打たれました。これ以降も要所要所で鳴る大きな拍手から、会場全体のファンの熱意を感じて素晴らしい現場だと思いました。ステージセットには左右5個ずつ合計10個の星型のライトが設置されてましたが、開演ムービー中に10個のうち7個が点灯していることに気付いて震えました。(過去の配信では気付けなかったが、愛知公演がツアー7箇所目の会場であるため。)ツアーが進むにつれて日本地図に星のマークが増えていくのもすごく良い映像ですね。私が愛知に来たのはたまたまここだけが当選したからですが、それすら私にとっては運命のように感じました。

 

(心の中では「北斗七星じゃん・・・確定演出かよ・・・」ってなってました。これの1個前にアップしたブログ参照。)

 

01. START!! True dreams

1曲目はアニメのOP主題歌から。メンバーが登場してからすぐ、先述した斜め上方からの視界が抜群に良いということに一瞬で気付いてめちゃめちゃテンション上がりました。アニメ本編の映像ととも歌われる主題歌というのがシンプルに良いんですよね。ここに至るまでの多くの想い、いろんな感情が湧きあがって1番サビに入る前にはもう泣いてたような気がします。ありがとうNHK Eテレ、ありがとうLiella・・・

 

最初に注目したのは暫定推し認定の澁谷かのん役・伊達さゆりさん。メンバーの中では最も小柄であることが知られていますが、生で見たら想像の2割くらいしかない大きさで本当に小柄でした。しかし、それを補って非常にパワフルなエネルギーに溢れていて、他のメンバーに劣らないダイナミックなダンスが見られて衝撃を受けました。歌唱力の高さが注目されがちな方ですが、ダンスも凄かった最高のセンターです。他のメンバーも含め、1曲目からとにかく圧倒されるステージでした。

 

02. だから僕らは鳴らすんだ!

イントロのクラップが特徴的な楽曲。綺麗に揃ったクラップ音が響き渡り、この時点で会場全体がひとつになっていました。運動量の大きい振り付けとフォーメーション変化もすごい曲ですね。一糸乱れぬ統率を見せながら、全員が本当に楽しそうな笑顔を見せているのが素晴らしいです。

 

間奏部分の煽りは唐可可役・Liyuuさんが担当。この後のクーカーでもそうですが、伊達ちゃんと並んだときの長身が映える方ですね。ライブ全体を通して歌もダンスも安定感が優れていると思いました。MCで見られる独特な感性や雰囲気もすごく良かったです、というかめちゃくちゃ面白かったです。中国出身の方なのに日本語の挨拶、心を打つような言葉選びが本当に素晴らしかったです。

 

最初のMC

まず冒頭2曲をこなした直後でもほとんど息を切らしていないのがすごいですね。メンバーの中で「名古屋に来たことはある?」という話題にはまさかのLiyuuさんのみが該当。そこからご当地グルメひつまぶしやみそカツなどの話題に。兵庫出身の岬なこさんは子供の頃に名古屋来たことがあるらしい?でも記憶にはないらしい。今回の来訪で先にみそカツを食べたメンバー・まだ食べてないメンバーの話、こういうワチャワチャした感じも大好きですね私は。それから、トークの合間に2~3人ずつがスッと舞台後方に下がって給水してるのも流れを切らない自然さがあって綺麗でしたね。配信では確認できませんでした。

 

この辺りから私は双眼鏡をフル活用し始めるのですが、とにかく全員顔が良い(語彙力低下)ですね。お決まりのメンバー自己紹介も初めて生で拝見。定型の挨拶ながらも既にこれを使いこなしてる様子で、細かいアレンジを加えてくるのがとても良いです。声が出せないライブだからこそという感じもしますね。ブレードのクゥクゥカラー=パステルブルーは一瞬で出せないとLiyuuさんに怒られるらしい。(1回目)(好き)

 

03. 未来予報ハレルヤ!

アニメ第1話から挿入歌。伊達ちゃんから始まる歌い出しに、ピンク色の照明で桜並木を表現していたのがすごく良かったですね。段差付きのステージを使って5人がバラバラの立ち位置に広がるのもアニメの再現として素晴らしいです。そしてまたアニメとの振り付けや表情のシンクロもお見事。「ラブライブ!スーパースター!!」のタイトルが出てくるのもライブ序盤の楽曲として完璧ですね。世界観にグッと引きこまれる感じがしました。

 

04. GOING UP!

伊達ちゃんのソロで披露された1曲。先述の歌声の力強さとステージを広く使ったダイナミックなダンスが映えました。歌唱に対する技術の高さだけでなく生まれ持った声質も良い、これぞアニメ声優のライブであるというところを強く感じられました。この曲を含めシングルのカップリング曲がいくつか出てきますが、アニメ本編には登場しないながらもライブのセトリに組み込まれることで物語の繋がりを感じるものになりました。

 

(アニメ第2話時点での感想、叶ったぞ・・・)

 

05. 1.2.3!

歌唱メンバーは伊達さゆり・Liyuu・岬なこの3名。配信ライブではサビの「1、2、3!」に合わせて切り替わるカメラアングルもキレがありましたが、今回はそこも含め全体を見ることができました。全体的に振り付けが大きくて、フォーメーションもかなり大きく動いている曲ですね。

 

ラブライブシリーズのアニメでよくある「急に歌いだすやつ」がミュージカル的な演出だとよく言われたりしますが、ここの2曲もミュージカル/舞台的な要素を感じるような、物語が乗ったステージに見えました。これすなわちラブライブ!という概念そのものなんですよね。

 

06. Tiny Stars

やっぱ第3話なんだよなあ・・・(号泣)幕間にアニメ本編映像+専用衣装に着替えて本編曲を再現披露。Aqours現場でも幾度となく殴られてきたオタク確殺パターンだ・・・

 

背景となるストーリーや歌詞がすごく好きなのもそうなんですが、生のライブでより心に突き刺さる1曲になりましたね。澁谷かのん&唐可可のクーカーコンビが伊達さゆり&Liyuuで良かった、心からそう思うステージです。劇中の「周りにいた人々がペンラを灯して応援してくれたこと」にも説得力が出たなと、現場の空気で実感しました。

 

07. バイバイしちゃえば!?

変わって千砂都・すみれコンビが登場。雰囲気を切り替えるのにふさわしい曲ですね。サビの振りコピが楽しかったです。

 

この曲と続く常夏サンシャイン、この辺りから嵐千砂都役・岬なこさんにも注目するようになってきたような気がします。なんと言ってもダンスのキレが圧倒的で、キャラ設定にも負けない超スペックの持ち主だと思います。伊達ちゃんと同等以上のダイナミックさに、それを上回る振り付けの精密さとキレが加わったような感じ。曲によっては男性アイドルのダンスのような力強さやカッコよさすら感じました。表情の豊かさと楽曲の表現力も素晴らしいですね。

 

08. 常夏☆サンシャイン

スーパー楽しい1曲。劇中の千砂都加入エピソードに沿ってかのん・千砂都を軸に据える構成も良いんですよね。全力の振りコピで汗だくになって完全に夏だった。岬なこさん、ソロダンスとラストの超ロングトーンを生で浴びて最強になりました。ここまでマリーゴールドを中心にブレード振ってた私がピーチピンクを振り上げた瞬間でした。

 

「リエラのうた」

ここで「リエラのうた」セクション。ライブ全体として緩急が付く良い構成に思います。今回は以下の3曲とメンバー。

09. Primary(澁谷かのん・葉月恋)

10. Ringing!(唐可可・嵐千砂都)

11. Dears(平安名すみれ・葉月恋)

歌に乗せられる表現力の高さ、個々のメンバーが持つダンスのしなやかさが味わえるセクションでした。白1色の衣装も可愛らしさと美しさがありますね。特にペイトン尚未と青山なぎさの2人が並んだ姿を見て「絵画だ・・・"芸術"じゃん・・・」って思いました。もう美術館に展示されてほしい。

 

前回の福岡公演から2人ずつで歌われるようになったとのことで、組み合わせによって表現パターンが広がった感じがしました。「リエラのうた」はアニメ本編とは異なる世界観ですが、本編では見られないキャラクターたちの内面が掘り下げられてるような気がします。

 

12. 瞬きの先へ

「葉月恋に送られるメッセージソング」と言えばいいでしょうか。青山なぎささんが葉月恋を演じている意味がここで分かったような気がします。ソロダンスの美しさと力強さに目を奪われるところです。高音域の伸びも綺麗でした。

 

13. Wish Song

やっぱりラブライブ!スーパースター!!第8話「結ばれる想い」なんですよ結ヶ丘高校の物語は結ヶ丘高校で結ばれるというのが、ラブライブラブライブでありスクールアイドルの物語であるところでしょう。

yonepon-wake-up.hatenablog.jp

 

Wish Song、CD音源で曲単体を聴くとそこまででもないように思っているんですけども、物語が乗った瞬間に凄まじい威力を発揮するのがこの曲の凄いところだと思います。5人の円陣、結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部が結成される場に立ち会うためにライブ会場まで来たと言っても過言ではありませんね。星型に手を繋ぐフォーメーション、4階席から見下ろす視点で綺麗に見られて本当に良かったです。

 

中盤のMC

Wish Songとリエラのうたの振り返り解説ですね。メンバー同士の褒め合いタイム大好きです。クゥちぃのRingingはカワイイ100%、私もそう思います。長すぎず短すぎずテンポの良いMCで次の曲へ行く流れがグッド。ライブはここから後半戦へ。

 

14. ノンフィクション!!

アニメ第10話から平安名すみれセンター曲。その平安名すみれ役・ペイトン尚未さんのギアが上がるのがはっきり見えました。Aメロ辺りの低めの音域がめちゃめちゃ良い声で好きです。1曲通しての表情の作り込みとカメラがアップになる時のキメ、完璧なウインク、キレのあるダンス、とても丁寧なステージングに感じました。ショービジネスの天才・すみれセンターのノンフィクションで地区予選を突破したというエピソードに深い説得力が出るものでした。

 

15. Day1

愛知公演Day1のDay1。「いつだって思い立ったらその日が始まりのDay1」という歌詞が、7箇所目でようやく現地に来ることができた自分に刺さります。スクールアイドルLiellaが可愛いだけじゃなくカッコいい面も持っていることを見せつけるような雰囲気の曲ですね。段差の上下を組み合わせた立体的なフォーメーション運びも見事。ペイちゃんの長髪を振り乱すような全力のダンスと落ちサビの力強さにも圧倒されました。振りコピも合わせてめちゃくちゃノレる曲、アニメ本編外の曲で言えば今のところこれが1番好きかも。

 

16. Dream Rainbow

歌詞が良い。それから5人の声の良さがとてもストレートに乗る曲だと思います。大きな虹を架けるようなサビの振り付けも良い。ライブ終盤、ここで伊達ちゃんがセンターポジションに戻ってくるのも良いですね。やっぱりこの娘がLiellaの中心なんだと改めて思いました。

 

17. 私のSymphony

第11話「もう一度、あの場所で」。かのん推しが死ぬやつ。満員のライブ会場でかのんソロを聴くというシチュエーションがもうダメ。ソロを見守る4人の心境にも重ねて見ちゃう。嗚咽を抑えてグスグスいわせながらなんとか見届けることができました。メンバー全員の想いがとても強く乗った、ライブならではの歌い方に聞こえました。

 

18. Starlight Prologue

アニメ第12話「Song for All」の映像を挟んで衣装替え。放送直後からセリフを暗唱できるほど何度も観返したエピソードですが、ライブ会場で観るのは雰囲気が異なりますね。学校から会場へ向かう光の道のシーンを、会場一体となってブレードの光で再現できたのが印象的でした。そして客席はアニメを再現した5色の色分けでスタンバイ。私も自分の持ち場となるメロングリーンを灯しました。

 

披露された楽曲にはもう何も言うことはない(何も言えない)のですが、5人の表情がとても良かったのが印象的です。心理的な意味で、アニメの5人とキャストが重なったような感じがしました。

 

終盤のMC

まずはブレード色分け芸についてのコメントですね。4階席まである会場ということでまた違った景色が届けられたんでしょうか。また、岬なこさんのコメントでDay1やノンフィクションの振り返りまでしてくれたのが嬉しいですね。あのセクションがめちゃくちゃ楽しいというのは本当にその通りだと思います。「なんかもう...来て良かった」という言葉も聞けて、心の中で「俺も!!!!!!」って叫びました。ブレードを使った無言のレスポンスも、今この時代のライブだからこそ見られる景色だなあ、って思います。

 

19. 未来は風のように

ほぼ毎週のペースで感動させられてきた、アニメ12話分の想いがここで溢れて号泣してしまいました。ED映像の動作に合わせたような自然な振り付けが曲に合っててまたいいんですよね。

 

ライブ遠征終わって帰る新幹線の中でもこの曲聴いてガチで泣いてしまった・・・CD音源でもイントロでクラップが聞こえる身体になってしまった・・・

 

アンコール・幕間映像

ユニットとプロジェクト全体のこれまでの歩みを振り返るような映像。こういうのほんと泣いちゃうからやめてほしいわ(やめないで)。BGMで流れてる劇伴も良すぎた。1stシングル始まりは君の空、そしてアニメに繋がる流れ。改めて考えても本当に凄いプロジェクトなんですねえ・・・

メンバーからのメッセージ映像、最後にはなぎちゃんが「愛チーズ!」(愛知で写真を撮るときのオリジナルポーズ)を披露する小ボケにも笑わされました。それをすぐ回収する他メンバーの瞬発力もお見事。

 

20. 始まりは君の空

アンコール1曲目。無観客配信のリリイベで観た、Liella!の始まりの曲に私もようやく生で対面することができました。アニメPVとシンクロした振り付けがシンプルに良いですね。改めてじっくり観てみると、最初の1曲とは思えないほど複雑なフォーメーションの動きをしていることに驚きました。また、専用衣装のパーカーを2番サビ前に脱ぎ捨てる演出も特徴的ですね。私も首にかけていたマフラータオルを衣装パージのタイミングに合わせて座席に投げ捨ててみました。エモかったです。

 

21. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!

畳みかけるように続く元気な楽曲。アップテンポで激しく動くダンスを、ライブ終盤でも安定して踊れているスタミナに感動しました。余裕すら感じる軽快なダンスで、5人で揃えるところもピッタリ揃っているのがすごいです。カメラアピールの表情まで完璧。

 

最後の挨拶

ペイトン尚未さんの挨拶。本当に楽しいライブで時間があっという間だという感想、私もそう思います。幕間映像で流れた「愛チーズ!」のくだりについて言及。「これでザ・チャラ、デス」とLiyuuちゃんの真似をする場面も。Liellaの5人はご覧の通りの仲良しだが「ファンの皆さんとももっと仲良しになりたい」「みんなでひとつの物語を作れる仲間になりたい」との言葉、とても良かったです。

 

Liyuuさんの挨拶。客席のブレードの色に「早く変わってください」との相変わらずの厳しいお言葉で笑いました。ブレードの波を起こそうとしたが、右側の2人に先を越されてご立腹の様子めっちゃ可愛かったです。名古屋には以前にも来たことがあったが、今回はLiellaメンバーとファンの皆と一緒に来られて嬉しいとの感想。これからもみんなとずっと一緒に...一緒に...アァ~..アァ??という感じで急に日本語がうまく出てこなくなり、それでも懸命に絞り出そうとする言葉に心が温かくなりました。

 

伊達さゆりさんの挨拶。「どうやったら、もっと皆さんを感動させられる歌を届けることができるんだろうか、最近ずっと考えている」との話で、涙(心の汁)が零れてしまいました。本人の苦労がにじみ出ている姿で、私ももらい泣きしてしまいしました。もっともっと成長していきたいが時間がかかりそうです、とのこと。これから先ももっと熱く応援していたくなる挨拶でした。デビューから1年足らずの19歳とは思えないほどの頼もしさがありました。単推しです。

 

岬なこさんの挨拶。ツアーで初めての4階席の存在に言及してくれました。「私たちと出会ってくれてありがとう」という言葉に泣きました。メンバーとファンで共有した楽しい気持ちを、持って帰っていろんな人におすそ分けしてあげてくださいとのこと。「Liella、ええんやで」みたいな。最後の「おりゃー、おりゃー、えびふりゃー!」の可愛いかけ声に全部持っていかれました。挨拶全体を通して、とても優しくて素敵な笑顔だったのが印象的な方でした。好きです。

 

青山なぎささんの挨拶。ライブ前に4階席に行ってみたら本当に高いところで怖いくらいだったとの話。またしても4階席へのファンサありがとうございます。「ライブって良いですね」という率直な感想も。特にアンコールのときの盛り上がり、ブレードの振り方が嬉しいらしい。ツアーが続く中で「ライブのある週末2日間が毎週毎週楽しい」という言葉、頼もしいです。もしまた愛知に来る機会があれば「愛チーズ!」をまたやりたいらしい。美人が笑顔で面白いこと言うのほんと強いっすね。

 

22. この街でいまキミと

オーラスにふさわしいこの曲、ライブツアーで各地を回りながら歌われることに強いメッセージ性を感じる曲名と歌詞が印象的です。楽しかった1日を締めくくるような、優しくて少し切ない歌にこの日1番泣いてしまいました。最後の一瞬までブレのない歌声と指先まで美しいダンスに、このメンバーが積み重ねてきた濃密な努力を感じました。素晴らしいライブでした。

 

終演

2時間半以上におよぶ大満足のライブがこれで終わりました。冒頭にも結論を述べましたが、メンバー5名のパフォーマンスレベルの高さに終始驚かされる力強いライブでした。それから会場に集まったファンの雰囲気も良かったです。終演後に会場の外へ出たとき、周囲のファンたちがみんなマスク越しでも分かるくらいの笑顔で幸福感に溢れていたのもとても印象的でした。本当に良い現場だと思います。

 

ツアーはこの後12月17日18日に千葉公演、25日26日に福井公演、そして年明け1月8日9日に千秋楽の宮城公演が控えておりまして、どの公演でも有料生配信(アーカイブ有り)が実施されます。まだLiella観たことない方にも自信を持っておすすめしたい、ぜひ一度観てもらいたいライブです。(おすすめはラストの宮城公演。宮城に縁のあるオタクなら会場は知ってる人も多いかもしれない、仙台サンプラザホールです。)

lovelive-anime.jp

 

残念ながら現地のチケットは入手が絶望的なのでここから先は私も配信で追いかけるつもりですが、1stツアーの後はツアー追加公演と2ndライブの開催が既に予定されております。その他には大晦日にはラブライブシリーズ合同のカウントダウンライブも開催。そしてアニメ第2期の製作も決定しています。まだまだ大きく成長し飛躍することが期待される新星、Liella!の輝きをこれからも応援していきたいと思います。

 

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「パチスロWake Up, Girls!」が生み出した7つの輝き

皆様こんばんわぐ。Wake Up, Girls!アドベントカレンダー2021の10日目の記事です。今年も盛況の様子で皆さんの素晴らしい記事をたくさん読ませていただいております。いや今年のアドカレもだいぶ熱くないですか??本当にありがとうございます。

adventar.org

 

昨年に続き世間はオタクにとってまだまだ厳しい1年間だったと思いますが、ツイッターや各地の現場で見かける亡霊ワグナーあるいはメンバー7人やその他関係者、皆さんがいろんな場所で元気に過ごしている姿を今年もたくさん見ることができました。ですが、2021年のWake Up, Girls!を振り返るならば今年最大の出来事、注目するテーマはこれしかないと私は考えています。そう、パチスロWUG」についてです。

 

 

最初は「これ誰か書いてくれないかな~w」と考えてたのですが、しばらく経っても見当たらない様子なのでこりゃ自分で書くしかないなと決意しました。(と思ったらスロットの話題に触れてる方がちらほらいらっしゃいますね。ありがとうございます。)とはいえ私自身WUGスロ実機には少し触れた程度でその他のパチンコやスロットは未経験、パチスロ全般について専門知識はございません。女児向けアイドルゲーム筐体しか遊んだことないようなパチスロ素人のただのオタクですが、その視点だからこそ書けるものがあるのではと開き直って語れる範囲で語らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※パチンコ・パチスロは18歳になってから。パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

 

 

はじめに:パチスロWake Up, Girls!とは?

遊技機メーカー「カルミナ株式会社」によって製作されたWUG版権のスロット機、「パチスロWake Up, Girls! Seven Memories」。製作者による解説動画などで語られたところによると、開発はWUGのユニット解散が決まるよりも前だいぶ昔から進められていたらしいです。その後法律上の規格変更やWUGの解散そしてコロナ禍の影響などを受けつつ、現在の仕様で完成したスロットが今年5月10日から全国のパチスロ店に導入されました。本ブログのアップ日から数えてちょうど"7"ヶ月前のことでした。カレンダー10日にエントリーしたの偶然なんですけどこれエモくないっすか?

 

※参考動画↓

【パチスロWUG !】パチスロ Wake Up, Girls!製作者にワグナーが直撃インタビュー 前編(全3部作) - YouTube

 

導入前のパチスロ新台を、開発者直々に解説してもらった - YouTube

 

本機の製作は前々からウワサされていたようですが、その情報が実質的に広く出回ったのは2月22日のティザートレイラー公開からと記憶しています。この日から「#全遊技者大田化計画」が始動しました。

 

 

アニメ終了どころかファイナルライブから2年も経ったまさかのタイミングで、世間的にはあまり良くないイメージもあるパチスロ化で、ぶっちゃけ知名度やファンの数もすごく多いわけではないのになぜWUGなのか......などと界隈の内外から賛否両論さまざまな声が飛び交う中で現れたパチスロWUGでした。しかし、これの登場によって2021年のWUG/ワグナー界隈には多大なる恩恵がもたらされたと私は思っております。今回はその中から主要な7つの要素に注目して語っていきます。

 

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↑「7つ」と言えば、北斗七星が光るやつもカッコよくて好きです。

 

1. 発売記念特番によるメンバー再集結

まず最初の出来事と言えばこれ。今年3月19日26日に公開された記念特番にWUGメンバーから5名が出演しました。メンバーが公にWUGの名を背負った形で現れるのが約2年ぶり、それがまさかのパチスロ案件であるという事でワグナーたちにも衝撃が走りました。

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】ワグナー必見!久しぶりのWUG!トーク - YouTube

 

パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】WUG!キャスト大興奮!パチスロ初挑戦! - YouTube

 

スロットに初めて触れたメンバーの様子、ファイナル当時の想い出語り、そしてWUGスロの遊び方や演出などが観られる盛りだくさんな内容でした。動画が公開された時の反響を軽く掘り返してみるといろいろな感想が見られましたが、とにかく今この時代になってWUG公式供給の媒体で盛り上がるオタクたちを見られたという事実が面白かったなと3月頃を振り返って思います。

 

また、5月7日14日には吉岡さん&田中さん出演の初心者救済特番も公開されました。内容の面白さもありますが実際にパチスロ店へ行く際にも良い勉強になる動画でした。ライブ会場でもパチスロ店でもマナーは守りましょう。

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!講義編 - YouTube

 

パチスロ Wake Up,Gils!Seven Memories【導入記念番組】パチスロ、やらせてください!初心者救済特番!実践編 - YouTube

 

2. WUGの熱さと面白さが込められた究極のスロット機

先の体験動画などを観ればだいたい分かると思うのですが、実際のスロット機もただWUGの名前を冠しているだけではない、WUG愛が詰め込まれた凄まじい内容のスロットに仕上がっていました。「これ絶対ワグナーが作ってるでしょw」と多くのワグナーが思ったはずです。

 

主にアニメWUG本編の世界観が詰め込まれた通常時と、リアルのライブ映像が流れるボーナス時の「WUG!LIVE」モード。2次元と3次元の両方を行き来することで感じられるハイパーリンク要素が熱いというのは他にはないWUGスロならではの面白さだと思います。知らない人から見たら「なんでアニメのスロットに実写の映像が???」ってなるらしいですけど、これがWUGだからの一言に尽きるというのが私の持論です。おそらく他のコンテンツやユニットで同じようなスロットを作るのは難しいはず。

 

「これがWake Up, Girls!だ!!これがWake Up, Girls!のライブだあーーー!!」(4thライブツアー東京公演より、吉岡茉祐さん)

 

アニメパートでは各話のエピソードに沿って、WUGの7人だけでなくライバルのI-1Club、丹下社長とマネージャー松田に早坂さん白木さんなど大人組、なまはげーずに磯川のおばあちゃんなどだいぶ細かいところまで登場人物たちが出てきます。下側の画面にはメンバーのプロフィールも表示されて初心者にも優しい仕様。そしてワグナー代表大田邦良氏はおなじみのファミレス会議だけでなく、ボーナス継続アンコール時の「虹色に発光しながら大号泣するオタク」として彼の全集中の叫び(CV下野紘さん)と合わせてかなりの注目を集めました。

 

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↑WUGで最も有名な男の顔面もパチスロで超進化。何度見てもインパクト抜群。

 

「誰もが、アリーナ最前列。」というキャッチコピーの通り、ライブパートはとても臨場感あるものになっています。上下2枚の高画質大画面をフルに使ったライブ映像はさながら現地の視点。音質にこだわって多くのスピーカーが積まれたと言われる筐体からは迫力ある実際のライブ音源でWUGの名曲たちが流れ、客席にいたワグナーのコールまでそのまま収録されています。機械本体の振動やコールに合わせて吹き出す空圧でオタクの呼吸が感じられるなんてもう限界オタクの発想。ライブの進行・ワグナーのブレード色に合わせて筐体のフレームも7色や白色に発光、曲の中でソロパートが来るとそのメンバーの色に光るという徹底ぶりにも驚きました。

 

また、ファイナルライブSSAの映像はブルーレイに収録されてないパチスロ専用アングルも入っているとのウワサも。それ以前のツアー映像などでは初期のライブと終盤のファイナルツアーなどが同時に流れ、その間のメンバーたちの成長具合を比較しながら観られる超絶エモ仕様も搭載。

 

私はスロット界隈の方には詳しくないのですが、今年導入されたスロットの中では筐体の新しさや実際の遊び方・当たり方とかも含めてそこそこの注目を集めたらしいという話も流れてきました。一部では「誰もがハマるわけではないが刺さる人にはすごく刺さる」なんて評価も見られて、そんなところまで含めてめちゃくちゃWUGらしいなって思います。

 

 

人気投票の企画「パチスロ大賞2021」途中経過のニュースによるとWUGちゃんだいぶ頑張ってるみたいです。投票は12月21日(火)まで誰でも無料で受け付けているそうなので、よければ必ず投票してみてください。

www.pachimaga.com

 

【続報】

本当にキングオブパチスロ大賞2021人気投票第1位になったとの発表が12月27日にありました。ファンとしても率直に言って驚きの結果です。投票結果もですが、記事で紹介されている投稿コメントの内容が熱いですね。関係者の皆様おめでとうございます!

 

 

maga-free.com

 

【以上、続報おわり】

 

3. 令和のWUG公式グッズ発売

カルミナ社の提供によりいくつかのWUGグッズが新規製作されました。WUGスロ販促の一環ではあるのでしょうが、どんな理由であれ令和3年にもなって新たな公式グッズが出るのは驚きと喜びがあります。

 

アンケート回答によるプレゼント企画などで配られたマスクホルダーが個人的にお気に入りです。メンバーの2次元と3次元両方の姿が描かれて背景イラストがSSAのステージで客席側に草ブレードを持ったワグナーまでいるという、コンテンツ全体としてのWUGの世界観が極限まで詰め込まれた歴代最高クラスのWUG公式グッズではないかと個人的には思っています。

 

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↑普通の棒型ワグナーブレードに混じって右下あたりにW型の草ブレードが見える。

 

そしてワグナー待望のメンバー実写アクリルスタンド、それもポーズ別で2パターン。スロットの演出「WUG!タッチ」に用いられた姿をグッズ化したものですが、こちらもWUGの中では特別な意味を持つPolaris衣装であることが素晴らしいです。今になって初めてのアクスタが発売されたという希少性もあって7人セットで購入した人も多いような気がします。(オレモー)

 

 

更に我々の大好きなブロマイドまで新作が発売されました。11月23日・24日に開催された「東京雪祭2021」というイベントにカルミナ社が仮設ショールームを出展。WUGスロを含むパチスロ試遊台設置と7台連動アンベール映像の実演、そしてブロマイドセットの販売にアクスタの再販がありました。もはや令和のWUG現場ではないかとの声もあり、私も会場に向かいましてもちろんブロマイドも購入しましたがそれなりの数のワグナーが集まっててその賑わいを感じられただけでも行って良かったです。なおアクスタは開始すぐに枯れた模様。ワグナー元気すぎる。

 

 

4. カルミナ社がWUG愛を必要以上に大声で訴える公式ツイッター

製品のPRで活発に動いている様子のカルミナ社ですが、公式ツイッターではWUGに関するツイートがかなり熱くなっています。3月5日の菊間夏夜&奥野香耶さん誕生日から始まった各メンバーの誕生日祝いツイートに、ハッシュタグ#全遊技者大田化計画」「#愛WUGの祭典」の発信、そして新作グッズのプレゼント企画などさまざまな展開がありました。

 

 

メンバーの誕生日やその他の記念日にしっかり反応してるところは今となっては本来のWUG公式以上にWUG公式してるのではないかと思いますし、オリジナルのハッシュタグを作って盛り上がろうとするところがすごくワグナーらしいなと感じています。(#3月8日はSSA とか #ワグナー○○部 みたいな感じ。なんなら #WUG_ADVENT もそう。)

 

いいねやリツイートでWUGスロについての感想なども積極的に拾っているようで、いろんな人の感想が見られてとてもありがたいです。カルミナ公式様、本当にありがとうございます。

 

5. 舞台WUG青葉の軌跡、期間限定配信とグッズ再販

忘れてはならないのが「舞台Wake Up, Girls!青葉の軌跡」の展開についてです。2018年に上演されたこの舞台の運営チームとカルミナ社が連携していることは以前から知られていましたが、その繋がりによって舞台映像がYouTubeカルミナチャンネルで配信されました。期間限定とはいえまさかの無料公開という大盤振る舞いスーパービッグボーナス。

 

 

6月6日から19日の2週間の配信、3年前の実際の上演期間が6月7日~10日だったためそれに重ねたような形になります。最終日の19日には有志のワグナーにより「#青葉の軌跡同時再生」が企画され、非公式に開催された同時再生実況が盛り上がりました。ちなみに非公式のはずだったのにカルミナ公式の中の人も普通に混ざってたみたいです。映像配信に加えて当時の舞台会場で販売されていた公式グッズと、「#青葉の軌跡円盤化を諦めない」の声によって発売されたブルーレイの再販も実施されました。

 

当時を知るワグナーが再び舞台WUGを観るきっかけになったというのもそうですが、ファイナルツアー以降あるいはSSAよりも後の新しいワグナーがようやくこの舞台を観られたという声も聞こえてきました。(2018年舞台上演直後の6月15日にWUGの解散が発表されたというのも当時の忘れられない大きなポイント。)そういった意味でもこの配信には非常に大きな価値があったのではと思います。

 

6. パチスロ店に入ったことないオタクが人生初のスロット打ってみた

これは個人的な話になりますが、私自身も実際に近くの店舗に行ってパチスロWUGに触れてみました。これまでパチスロ店の入り方すら知らなかったオタクが、です。

 

収支負けてるじゃないかというツッコミはやめようね。WUGに会えただけで優勝だから

 

実機の演出や仕様についての細かい感想はほぼほぼ上の方に書いた通りなんですけども、店舗に足を運んでWUGの音楽に触れるという行為そのものがライブ現場を思い出しました。途中少しだけ困って店員さんに助けを求めたりもしたんですが、その前に予習しておいた初心者救済講座がとても参考になりました。

 

かつて自分がWUGのアニメやライブや舞台に初めて触れたときの気持ち・・・「これ本当に面白いのかな?」と思いながら半信半疑で触れてみたものが想像を遥かに超えて面白かったという経験に限りなく近い感覚をパチスロで再び味わうことができました。打ち終わったあとに「もう一度アニメとライブ全部観てえ・・・」って思ったのも印象的でした。"WUGの本当の力"を思い知った気分です。

 

 

パチスロWUGを打った感想というのは人それぞれですが、きっと私と同じように初めてスロットに触れて面白かったねって思ったワグナーさんも少なからずいたはずです。こうして新たにスロットという文化を知った人間を生んでくれたことも、パチスロWUGの恩恵だと思っています。

 

7. パチスロきっかけで新たなワグナーが誕生

最後に、これがパチスロWUGの最も大きな功績と言ってもいいでしょう。「パチスロからWUGを知って、WUGを好きになった」という新規のワグナーをYouTubeコメントやツイッターなどで想像以上に多く見かけるようになりました。楽曲を聴いたり関連動画を観たりだけでなくアニメ全部観たとかライブのブルーレイ買ったとか、だいぶ深く沼に落ちた人間もいるようです。ここまで来たらもう新規だのスロットだの関係なく普通にワグナーの仲間ですね。WUGに出会ってくれてありがとうと言いたいです。

 

また、パチスロライターと呼ばれるプロの中にもWUGにハマった方が何名かいるようで、めちゃくちゃ楽しそうにWUGスロ打ってる様子を彼らの配信動画で観ることができました。特にWUG!LIVE始まった瞬間のテンションの上がり方がほぼ完全にワグナーのそれになってて最高です。こうして見ず知らずのお兄さん方とWUGを通して同じ感情を共有することができたのも、パチスロのおかげです。

 

更に私が2週間ほど前に仙台へ行ったときに、パチスロYouTuberの方がWUG聖地でおなじみ餃子の天ぱりさんを最近訪れていたという書き込みもワグナー交流ノートで拝見しました。パチスロから広がるワグナーの輪が本当にあるんだと実感して嬉しくなりました。

 

まとめ

以上、私なりの視点で観測した「パチスロWUG」と、その影響で生まれた今年の出来事についてまとめてみました。WUG界隈には多種多様な広がりがあるのでこれが全てだとは言えないのですが、やはり2021年のWake Up, Girls!を語る上では避けて通れないほどパチスロの存在が大きかったのではと感じています。

 

私からのお願いなのですが、このブログを読んでくれた皆さんの中に「パチスロをきっかけにしてWUGが好きになった」という方がおられましたら、ブログでもツイッターでもなんでも構わないのでWUGに対する想いやいろんな感想など小さなことでもぜひ積極的に発信していただきたくお願いいたします。(このブログを読まれた感想でも嬉しいです。)それと、熱心にWUGの良さを広めようとしているワグナーが今も昔もたくさんいるのは事実ですが、それはいったいなぜなのか?という理由について少しでも考えたり想像したりして一歩踏み込んでもらえたらよりいっそう面白いんじゃないかと提案します。今からでも追いかけられるWUG媒体パチスロで登場するアニメやライブ映像の他にもたくさんあります。私も1人のワグナーとして、同志の皆さんのWUG推し活動(とスロット活動)を応援したいと思います。

 

約束の地SSAに辿り着いたあの日からおよそ2年半、こうしてまた新しい想い出や仲間を得られたことに感謝しまして、本日のブログを完走させていただきます。ありがとうございました。

 

 

 

~~~~~~~~~~

ちょっと追記:番外編

先週4日に開催された青山吉能さんソロライブ「よぴぴん家」は皆さん観ましたでしょうか?私は配信で視聴しまして、このライブ開催にもまさかのパチスロWUGから繋がる遠い縁が関係しているという話が出されて驚きました。

 

ライブの開催にあたって青山さんがその相談を持ちかけた相手であるバンドのギター担当おじさん木原良輔さん。(2018年にソロイベツアー青森公演にも出演された方、超凄いギタリスト。)この方が「WUGのパチスロが出た」というウワサをどこかから聞いて、その流れでツイッターでたまたま見つけた青山さんをフォローしたのが交流の始まりだったらしいです。つまりWUGスロがなければ青山吉能ソロライブもソロデビューも実現しなかったかもしれないという説もあるのです。衝撃の追加情報でした。

 

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